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依存
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依存の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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読んだのは出版された頃で、内容が全く思い出せず。読んだ時の扉が開いたような気持ちだけ、はっきり覚えています。 人生に影響を与えた本をあげるなら、これが入るのは間違いないです。 | ||||
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匠千焼シリーズにおいてサブキャラであるウサコによる三回生の夏の回想話。 と、これだけ聞くとつまらないと感じそうですが、結構中身が濃くて読み応えありました~。作中語られるお話に一切の無駄がなく、全てが根っこで繋がっている感じがたまりません。タイトルの「依存」がしっくりくる今作品。シリーズを読んできた人ならば間違いなく満足できます◎ | ||||
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デビュー作の解体諸因から続く西澤氏のSF設定なしの本格推理路線シリーズの作品で、シリーズ最高傑作と評されることも多い作品。 初期のシリーズ作の解体諸因や彼女が死んだ夜などと比べると本作前後辺りでほぼ作品の雰囲気は転換されており、本作も日常の謎的なミステリーの推理合戦(これはシリーズに共通の要素)とメインとして主人公と母親の過去に起因するサスペンス的な話が進行する。 殺人も密室も叙述もいわゆる本格ミステリー的なトリック要素は殆どなく、主人公たちの愛憎劇がメインになった青春小説的な側面の強い作品となっている。 あまり読者が西澤作品に期待するような趣向の作品ではないが、意欲的な異色作としてなかなか読みごたえはある作品である。 | ||||
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なんか、重たかったです。 そして悲しくて、かわいそうで、なんか、頑張れよ!って応援したくなりました。 | ||||
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タックシリーズが大好きで、既刊も読んでて、そのタイミングで新作発刊。「ぼくには母に殺された双子の兄がいたーーー」うわあ意味深なコピー、楽しみ楽しみー、って買って読んだら。 …いやあ今でも初読の時の膝の砕けるガッカリが思い出される。 要は話が「タックがタカチに話す話」と「仲間うちだけで不思議な話を持ち寄り推理合戦」の二本が並行して進んでおり、 今迄のシリーズみたいに中央に据えられる殺人や密室や謎は何も無く、おまけにほぼ登場人物達が「こういうことがあった」「それはこういうことだったのでは」と会話ばかりしており、 「い…いつになったら本編が始まるのよう」と読み進めて言ったら、そのまま終わった、と。 読み終えて本当に呆然としたもんだ。何?これからこのシリーズは美也子さんが頭脳の限りを使って密室殺人を犯し、タック達がその謎を解いていくわけ?(違 タックの過去もひたすらタックの語りだけで描写されるものだから、なんか勝手に落ち込んで勝手に立ち直ったぞこいつ、って印象で、物語に全く波が無い。何で折角の過去をこんな描写にした? …ただ、「こういう話なんだ」と知って読むと 「小さいけど多彩な謎が盛り沢山でお得」という印象も沸く。青春群像劇みたいで楽しいし、男女、親子についての考察も楽しいし(ただしあくまで最悪な親、最悪な男は主人公側以外ってのが弱い…正しく綺麗なのは自分達だけかあ)、やっぱり何度も再度してるし。 という事で星は五つ。 ああ西澤さんが好きすぎて言いたい事がありすぎる… | ||||
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今回の作品のすべては最後のクライマックスにある 途中だらだら感が強い。いきなり突拍子もなく意味のわからない推理合戦がはじまるのだが、そう、それはすべて最後の伏線である。 人間の本質、暗い部分を描くのがとてもうまい作者である。 そしてもう一人の語り部の少女ウサコ 今回は彼女の一人称で話が進むのだが、彼女もまた物語の最後に決断をする。 依存するということについて、驚愕の真実がこの本を読み終わったときあなたを襲う | ||||
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先行作では脇役だったウサコが語り手をつとめ、 タックの母親問題が描かれるシリーズ第五長編。 タックがタカチに痛ましい身の上話をしている所に、たまたまウサコが居合わせてしまう 「ホームカミング」というパート、そして、その場面に至るまでの経緯や本シリーズ特有 のディスカッションによる推理の試行錯誤が描かれる回想のパートが交互に展開されて いく、カットバックの構成が採られています。 ディスカッションのお題は、オートロックのマンションの出入り口に挟まれている 小石、ボアン先輩が小学生の頃に見た幽霊、隣家の敷地で飼い犬を放置する 未亡人、誘拐した子どもにぬいぐるみを与え、すぐに解放する誘拐犯……etc. どのお題も、最初は軽いノリで議論がスタートするのですが、次第に白熱し、結末では、 予想もしなかった結論が導き出されます。そして、それらがのちに伏線として機能して いくこととなるのです。 ところで、本作では、前作のタカチの父子関係に引き続き、タックの母子関係に 焦点が当てられるわけですが、それ以外にも同級生のストーカー事件が扱われ、 タイトル通り、人間関係における「依存」のあり様が、執拗に描かれていきます。 そうした、あまりに生臭いストーリー展開や、ウサコのいささか生硬で、 教条的なフェミニズム的視点に違和感を覚える向きもあることでしょう。 ただ個人的には、このようなミステリの枠にとどまらない大河物語的展開は非常に興味 深く、シリーズが完結する際にどのような着地を見せてくれるのか、今から楽しみですね。 | ||||
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所々にミステリらしき謎解きはあるが、メインの物語としては登場人物達の心情と自己欺瞞の告白。 このシリーズを読んでいる読者にはかなり大きな動きの有る作品だが、そうではない読者には少々冗長かもしれない。 心を守るため、無意識が真実を捻じ曲げて記憶するような暗黒の記憶が引きずり出される。 かなりヘビーな物語ではあるが、その後にきちんと救いがあるので、読了後は爽快感が残る。 | ||||
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こわかった・・・本当にこわいお話でした。読み終わって改めて題名の意味を心底理解し、ぞっとしました。 ありきたりで印象に残らない題名だと思ってたのですが、かえってその簡潔さが恐ろしくなった。 「性」の印象が前面に押し出されており、文章中にも「女とは〜」を強調するような表現がみられましたが、 男性の犯罪については一人称ウサコが一定の理解を示して「誰にも(私にも)あり得ること」とさせた反面、 女性については、犯罪の心情等を万人に理解の及ばぬところへ追いやったがために、 「女の恐ろしさ」みたいなものが強調されて、結果、結末がホラーっぽくなってしまったかな、という印象でした。 でも、「これ本筋に関係あるの?」ってエピソードが後半ぐいぐい生きてくる、 最後まで飽きさせないドラマチックな展開で、さすが西澤保彦、と思わずうなってしまう一冊でした。 特に時間軸!核心に迫って行くに従って、現在のウサコと過去のウサコという二つの時間軸にいる「ウサコ」の感情がうまく寄り添って行き、 また現在軸のストーリーを、パズルをはめるようにして、過去時点のストーリーが上手に補完していくのがとっても気持ちよかったです。 読み応えのある本でした。おすすめです。 | ||||
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中身がすごく重いです。ストーカー問題や、虐待の問題なども取り上げられています。今回は、主人公の一人タックの過去が赤裸々に書かれています。かなりダークなことを書いてますが一気に読めたのは何故でしょう? | ||||
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「依存」に関する様々なエピソードが登場人物それぞれから語られ、一つの大きな話を作っています。「あのエピソードがこんなところにつながってるんだ!」という発見はおもしろくて、西澤保彦らしい感じがしました。ただ、やっぱりテーマが重いせいで、やや読後感が悪い感じがするし、登場人物がリアルすぎて、身近な人をつい当てはめてしまうので妙に主人公に入れ込みながら読んでしまったり、妙にルルちゃん(登場人物の一人)を嫌ってしまったりして少し苦々しい気持ちにもなりました。 | ||||
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タックシリーズの中で、私はこの作品が一番好きです。ウサコの印象的なモノローグから始まる世界に一気に引き込まれます。このシリーズは、どれも親子関係の奥深いところを書いているので読んでいて辛くもなるのですが、ボアン先輩に癒されます。とにかく面白いのでぜひ読んでみて下さい。 | ||||
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匠千暁シリーズのお話です。筆者の作品は最近になって読み始めましたがどの作品を呼んでも面白いのですがこのシリーズの作品は特に面白いです。この作品ではいつものほほんと構えているタックの過去が明らかになっていくのが主体ですがそのサイドに織り込まれた謎解きや登場人物の心情の描かれ方が素直におもしろく引き込まれていく作品です。未読の方にはぜひお薦めしたい作品です。 | ||||
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基本構造は「毒入りチョコレート事件」(アントニー・バークリー)の系譜を引くディベート型本格探偵小説。しかし、著者の同形式の小説(麦酒の家の冒険)などと比べると、そのロジックを突き詰められた先に深い展開が待っている点で頭一つ抜け出している。 | ||||
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