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(短編集)
バースデイ
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バースデイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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映画版も今作も最期のところは「遠山さん | ||||
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数十年前に(え?そんなに経った?)、リングを読み映画は見たのだけど、今回始めて4部作を通読。 鈴木光司という人はリングで大ヒットを飛ばしてホラー作家として有名になった人なのだけど、本質はSF作家なのだろうと思った。 ホラーもSFもどちらも「人にあらざるもの・現象」を書くという点で共通点はあるのだけど、その違いは「説明するかしないか」だと思う。 お岩さんが井戸から出てきて皿を数えていたとしても、それが可能な理由に「お岩さんは実は宇宙人の血を引いていて、肉体が消滅すると粒子状の物質に変貌するのだった」となってしまうとSF。そんな原理の説明など関係なくただお岩さんが恐ろしい顔で恨みを述べるのがホラー。 まあ 個人的な見解なので同意を得られるかどうかはわからないが、理屈付をされると怖くない。幽霊が現れる科学的な説明など関係なく、自分にとって理解のできないものが身の回りにいるのが怖い。 そういった意味で、鈴木光司という人の本質はSF作家なのだろうと思う。 第1作リングはホラーだった。ビデオを見たら死ぬ。ビデオに怨念が込められている。ひょっとしたら自分もいつか見てしまうかもしれない。そう読者に思わせる恐怖があった。 残念ながらそれ以降はSF作家鈴木光司と、「リングの続編」を求められるホラー作家鈴木光司の対立であったのではないだろうか。 とくにループは他の方もレビューされているように、貞子の登場が必要だったのかと思うほど別の話になっている。「リングの続編を」と出版社から要望されて強引にリングの世界に関連付けた用に感じられる。 貞子の性格もすっかり変わってしまい、おそらくリングしか読んだことのない人に「貞子ってすげぇ美人で男を惑わすタイプなんだぜ」とか言っても信じてもらえないだろう。 個人的にはループの礼子と馨はとてもよく造形できていたし、どんどん文章はうまくなっていったと思っているだけに、強引にリングの世界に関連させたのが残念だったように思う。 とは言っても自分もリングシリーズでなければ読んでいたかどうかわからないが。 このバースデイまで読んでいる人にとっては言う必要もないだろうが、リングにあった「怖い」と思えるところはない。ホラーではない。それを良いと捉えるか、不満と捉えるか人によりけりだろうが、自分にとっては「ホラーが読みたい!」と思って読み始めたシリーズだったので不満は残る。 | ||||
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第4弾。今まで出てきた女性のサイドストーリー的な短編集だと思っていたのですが、構成的にもっと凝っていて、2つの話を受けて最後の話で締めるという、今までのリング、らせん、ループをギュッと凝縮したような、なかなか面白い構成でした。 それぞれの話も面白いし文章も読みやすいし構成もいいし、単に怖がらせるだけの目的で書かれているホラーでは全然ありません。 このシリーズを読めば読むほど、映画のイメージに引っ張られて今まで読んでこなかったことが勿体なかったなあ、と何度も後悔してしまいます。 | ||||
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文庫本で売ってたので、保存用に購入しました。 キレイな状態で届きました。 ありがとうございます。 | ||||
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出てくる女性が全て生欲が強い。 いらん性描写。 ヤンジャン読んでるみたい。 作者も思いのほか普通の人だった。 | ||||
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私はこのシリーズを映画から知ったのですが、その時はホラーという認識でした。 しかし小説を読むと必ずしもホラーではなく、SFであることがわかり、 その視点で読めば本作は一連の作品の解説だと思いました。 最初からこのような構想があったのかは定かではありませんが、なるほど面白い設定だなと思いました。 映画化のためのホラー演出の影響で、原作の世界観が意図的に隠されていたんだと感じました。 今度はSFとしての映画を観てみたいと思いますが、それだと興行的にはダメなんでしょうか? 単なるホラーとして認識されたままなのはもったいない気がするが、 一旦イメージができてしまってるので尚更むずかしい? いっそ端からハリウッドでふんだんに予算使って映画化してくれないかな? | ||||
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高野舞の死に際のお話、貞子の生前のお話、そして礼子のお話と3つで区切られた短編集です。 全くホラーではありませんが、リングの世界を違った視点から読むことができて楽しめました。 | ||||
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正直な話、この方の文体は小説じゃないですね。 読みにくいってわけじゃないけど、なんだかなw。 | ||||
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リングシリーズの外伝的な短・中編3編. 2編は「らせん」と関係しており,1編は「ループ」の後日談である. 高野舞,山村貞子,二見馨のそれぞれのキャラクターが掘り下げて描かれている. 作者としては,元々の構想には入っていて,本編では書かなかったけれど思い入れのある部分を, こういう形で発表したのかもしれないが,3部作は十分完成された作品であって, こういう種明かし的な付け足しはちょっと蛇足かなと思う. | ||||
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高野舞がどのような状況で山村貞子を産み落としたのか。 山村貞子とは,どのような人物だったのか。 一人残された杉浦礼子の「その後」はどうなったのか。 シリーズに登場した3人の女性の,それぞれの物語。「死」と「生」,そして「愛」がテーマとなっています。 どれも読んでいて何だか切なくなってしまうストーリー。 | ||||
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「リング」〜「ループ」に渡る叙事詩のサイドストーリーを収めた中篇集。 「らせん」までが大好きで、正直、「ループ」も少し蛇足に感じていた自分としては、 これはさらに蛇足でしかないと思う。 余程リングワールドにはまった人や、 ループのさらにその後を知りたい人にはいいかも知れないが…。 あと、映画の「リング0」の原作の中篇も入っているが、 中身はかなり別物です。 当時は相当リングバブルでメディアミックスも多岐に渡っていたものだなあと 現在から回顧してしまう作品でもあるかな。 | ||||
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リング、らせん、ループとつづく3部作につづく終楽章。本編の3作はいずれも属和音(G7)で緊張感を持続させたまま終るが、この番外編は、その本編の緊張感をほぐして主和音(C)で終る。 ときに息をつかせぬ本編のサスペンスから解きほぐされ、安心して読むことができた。 | ||||
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貞子誕生秘話を初めとする「リング」、「らせん」、「ループ」三部作のサイド・ストーリー。しかし、「ループ」がそもそも余計な作品だったのに、更にムダを重ねた無益な作品。 どうしてこんな次元の低いサイド・ストーリーを書く必要があったのか。私は映画「宇宙戦艦ヤマト」が続編の発表を繰り返すのに対し、次のような揶揄が世間で流行った事を思い出す。「この世には愛よりも友情よりも大切なものがある、それはお金だ」。私は作者が本作を書いた動機もそうとしか思えないのである。 | ||||
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「リング」「らせん」「ループ」の実質的最終回。 世界に蔓延し、生命絶滅の危機に瀕している世界を救うため、一人敢然と仮想空間「ループ」に旅立った「二見馨」のその後の活躍を描いた後日譚「ハッピーバースディ」が特にお勧め。 現実世界に置いて来た恋人「礼子」やお腹の子共を救うため、仮想空間で孤軍奮闘する「二見馨」の活躍をモニターを通して見守る「礼子」の姿が感動的。 「ループ」のエンディングで「二見馨」が言った言葉「大丈夫だ」の後を知りたい方には是非ご一読を! | ||||
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リングらせんに続いて購入してしまったがいまいちでしたよほどコアなファンでないとついて行けないと思われます。せっかく前作が良かったのに蛇足という言葉の見本になっているような気もします。 | ||||
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3部作とは異なり3部作に関わる一コマの描写、つまり事件の描写よりも登場人物の絡みが重点に置かれた外伝作な訳ですが・・・3部作もそうだったのだがこの人の作品はどれを読んでも人物描写にリアリティーが無い。世界設定だけが最前提にあってそれに忠実に従って人物が進むので人間味を感じる要素が全く存在しない。どの視点から読んでも「?」を感じる流れが特に3話目「ハッピー・バースデイ」には顕著に見える。余りにも不自然(古典的)な事故、不手際による無理矢理な展開に目を瞑っても思考がストーリーによってのみ動かされていて作品中の登場人物に生を感じない。筋道を追わされるるだけで感情が全く残らないのだ。完全に「リング」「らせん」「ループ」を読んだ人が対象の作品。設定の補足を楽しむ物であって単体では無理。 | ||||
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「リング」「らせん」「ループ」のボーナストラック的な中篇集といえば聞こえはいいが、作品の質的には首をひねってしまう作品ばかりだった。大ヒットしたリングシリーズでもう一儲けしよう!という意図があるのではないかと邪推したくなる。コアなリングファンなら喜ぶかもしれないが、一般層にはなじまないだろう。おまけと考えれば納得がいくが独立した作品として扱うのは無理がある。 | ||||
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「バースデイ」は、どのタイミングで読むかが難しいです。この作品は「リング」「らせん」の番外編の短編と「ループ」の完結編といえる短編から出来ています。そして「ループ」は「リング」「らせん」の”種明かし”作品です。「ループ」を読んでしまった後では「リング」「らせん」番外編に対してちょっと醒めてしまう恐れがあります。「結局、これって、ああいう世界なんだよなぁ・・・」って。でも、「リング」「らせん」を読んで「ループ」を読む前に「バースデイ」を読んでしまっては「ループ」の結論が先にわかってしまうので、「ループ」が描く世界の意外性を楽めなくなってしまいます。ちょっと面倒ですが、「リング」「らせん」を読んだら「バースデイ」の最終章以外を読んでそこでストップし、「ループ」を読み、それから「バースデイ」の残りを読む・・・それも煩わしいので、やはり順番に「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」と読むのがいいのでしょうね。いずれにしても、「リング」「らせん」「ループ」を読んだ人が、「もう少し『リング』ワールドを味わいたいなぁ・・・」と思った気持ちを満たすオマケのような作品です。 | ||||
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リングやらせんループと進んでいくうちに、どんどん現実世界と差が開いて、起こり得そうな恐怖感というのがなくなっていくので単にホラーを読みたい人には不向きかも。しかし、たくさんの人が死んでいき、山村貞子だけが産まれてくるこの世界で、唯一、新しい命が誕生する「バースデー」は、感動すら覚えるし、リング世界の最後の縁取りができたと言う感じがしました。いい意味での完結だったと思います。 | ||||
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一言で言うと、ひねりがなさすぎだ。貞子について書かれた話なのだが、たいした展開もないままダラダラと話が続き、非常に読むのが疲れる。オチらしいオチもなく、シリーズ当初の勢いが感じられない。「らせん」か、長くても「ループ」ぐらいでシリーズを終えるべきだと思った。 | ||||
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