ブルーアウト
- バディもの (79)
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125年前に串本沖で難破した実在のトルコ軍艦エルトゥールル号。その乗員であった二人の青年「アフメット」と「ムスタファ」が辿る過去の物語。 現在、串本住民である女性ダイビングインストラクター「水輝」と、トルコからある物を探しに来日した「ギュスカン」との物語。 この二つの局面が交互で展開されていく。筆者お得意の、一見無関係な小編を積重ねつつ、最終章で実は意外な部分で繋がっていた、という往年来の鈴木節が拝める。前作「樹海」では、各編毎で前章とは全く無関係な新局面が設定され、その度に新人物を増やし、結果、登場人物が多過ぎて読者は混乱してしまったが、今回は2パターンの局面に絞られており主要な登場人物も数人程度であることから状況が把握し易く大変読みやすかった。また、片方にスリリングな展開が起こると、章を切ってもう片方が平凡な身の上話で息抜きしたりと緩急を付けて話が進行していったので、適度な緊張感を持ちつつまた通読の疲れも感じること無く読破できた。 最終章まで読み進めてみると、アッと驚くような落ちではなかったが、「生きよう」という強い切望が道を切り開くこと、そして時空を超えた生命の繋がりと運命の大車輪みたいなものを感じる事が出来た。海やヨットの話が多い鈴木光司らしい纏め方。ファンなら読んで損はない1品。 | ||||
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和歌山県が舞台になっており、なじみがある場所が登場し、楽しく読むことができました。 | ||||
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圧倒的な筆力でぐいぐいと物語に引き込まれていきました。 自然描写、人物描写を通じて一流作家の力をまじまじと見せつけられます。 オススメ! | ||||
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昨年末公開された映画「海難1890」などで取り上げられ、日本とトルコとの国交の絆を結ぶきっかけとなったエルトゥールル号の難破。 この事故を史実に基づいて取り上げながら、現代の物語にリンクさせたフィクションであるが、これまでエルトゥールル号の海難について詳しい内容を知らなかったため、何故船は日本を目指し、何故難破に至ったかがよく分かりためになった。 物語も、ラストでの意外な種明かしなどの仕掛けが良くできていて、作品としては良くできていると思う。 しかし、エルトゥールル号の難破シーンや主人公たちの潜水事故のシーンは、この作品のクライマックスであるにもかかわらず、ぐいぐい引き込まれるような緊迫感を感じなかった。 この辺の感覚は、作者の筆力だけの問題ではなく読者側の想像力の問題もあると思うが、このような作品には、読書における興奮を期待してしまうので、私にとっては物足りなさを禁じ得なかった。 題材や発想は星5つクラスなのだが、読後の充実感の低さで星3つと言うところか? | ||||
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この小説の中には、 親が子供に伝えるべきことが、この一冊に 沢山沢山、詰まっていて、 僭越ながらですが。 私は、この小説を読んで 鈴木光司さんと、「生きていく上で、大切にしている哲学」が、 同じところにあるのだと、しみじみ感じました。 子どもを持つ方々には、特に読んで頂きたい小説です! | ||||
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