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リング
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リングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全122件 101~120 6/7ページ
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映画を観てから原作を読んだ方多いんじゃないかと思いますが、違う点がかなりあります。主人公は女性ではありません。終盤のあの有名な貞子が出てくる場面は原作にはありません。本作はホラーですが、その象徴である貞子はほとんど出てきません。呪いのビデオテープを調べていくうちに少しづつ山村貞子という人間が浮かび上がってくる。それだけなのになんでこんなに怖いんでしょう?読者を不安にさせるなにかがあります。 | ||||
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面白かったのはリングだけらせん以降はわけわからん、つまらん。みんな内心そう思っていながら、らせん以降もわかったふりをしていませんか?ホラーには理屈なんかいりません。まして父性愛だのなんだのはどうでもいい…面白くて怖いホラーが読みたい人は、リングだけ読んだ方が良いです。 | ||||
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見た人間の一週間後の死を予告する恐怖のビデオテープを見た浅川。テープの最後には死を回避するための方法が描かれていたはずなのだが、その部分は消されている。浅川は一週間という区切られた時間の中で、死を回避する方法を見つけることができるのか……。これだけでは単なるホラー小説として片付けられたかもしれない。しかし、本当の恐怖は物語の終盤に差し掛かるにつれて、増大していく。 どこまでも限りなく続く、逃れられない恐怖を描いたホラー小説である。四人の少年少女たちの謎の突然死に始まるこの作品で鈴木光司氏が見せてくれたのは、従来のオーソドックスなホラー小説にありがちな単なる戦慄・不安・緊張感・嫌悪といった感情だけではなく、斬新な概念の恐怖と、彼自身の才能の眩い輝きであったように思う。 | ||||
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正直言って、文章を読んでいるだけでこれほどの恐怖を味わった小説は初めてです。スティーブン・キング著の「シャイニング」では、子供の感じる恐怖が、心のひだの一筋一筋にまで染み込んでくるような筆致で描かれて秀逸でしたが、それでも読んでいる自分自身はあくまでも読者として冷静な立場で読めました。しかし、この小説は違います。得体の知れないものに対して人間が原初から持っている恐怖心をこれでもかと煽られ、読者は読者としての安全な部外者の立場を木っ端みじんに壊され、主人公と同じ恐怖に引き込まれてしまいます。私自身、一人では寝られないくらいの恐怖を味わいました。具現化した恐怖がまさに目に見える感覚です。 具体的な話の筋はあえて言いませんが、主人公がひたひたと迫る死の恐怖に駆り立てられながら、その闇を一つ一つ解き明かしていった最後にたどり着いた到達点は何か?はたして「呪い」は説かれたのか?本書は読者の心を鷲掴みにして恐怖の世界に引きずり込みます。恐怖の世界への旅立ちに対する心の準備の出来た人のみ読んで下さい。 本作は映画にもなったらしいですね。私はまだ観ていませんが是非観てみたいです。いや、必ず観ます。 最後に、所々に挿入されている挿絵のページを開いた際に思わず「ドキッ」としたのは私だけではないはずです。 | ||||
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怖いの嫌いでずっと避けてたんだけど、3作のつながりがすごく見事と聞いてしぶしぶ読み始めた。すでにブームは昔話。おもしろいし、記述がとても読みやすくて良い作品なのだけど、これってホラー?前半10ページくらいしか怖くないよ。 | ||||
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瀬名秀明氏の『パラサイト・イヴ』などと共に、和製ホラーブームの火付け役となった、とされる記念碑的作品。なのですが、実は先に評価されたのは続編『らせん』(吉川英治文学新人賞受賞)の方でして、『リング』は、つまり再評価という事になったのですね。いかにもシンプルで、派手さが少ないですからそうなったのも無理ないですかね。時代の空気というか、タイミング的なものもあるでしょうけど。でも一部では大変熱狂的なファンを生んでいたそうです。で。私は、『リング』の方が怖くて、好きです。私が何故そう感じるのか、その理由を少し考えてみました。尚、ここから先、ストーリー全般に触れやがるので未読の方ご注意を。先ず、貞子が出てこない。出てくるのは、貞子が残した「呪い」のみで、形あるものとしての彼女は出ません。あ、骨は出ますが。これが却って想像力を刺激してくれて面白い。『らせん』になると、貞子出ますね。それはそれで悪くないですが……。「怨念」みたいなものの存在感の方が、怪談めいていて私の日本人的土着感覚(?)には合ったのでしょう。因みに、映画版『リング』の、例の貞子が画面から這い出てくるシーンは原作にはありません。「呪いのビデオ」の設定が面白い。まあ云ってみれば「リアル不幸の手紙」なわけですが、ビデオテープ、という媒介に置き換えた時に、思った以上に新鮮なインパクトが出るものだなあ、と。そして、解決しない、という点。エンドレスな恐怖ですな。冒頭の、4人の少年少女の死から始まって、山村貞子の生涯を追う謎解きが展開されるわけですが、あっちこっちに出向いて漸く呪いを解いた、と思いきや実は何も解決されていなかったという、ハリウッド映画なんかだとなかなか無いであろうストーリー。結局無駄な労力だった、というほどではないにせよ、努力とは根本的に無関係な所に真相があった、という点は私気に入っております。今までの展開は何だったんだ、という。で、結局呪いに勝てないわけです。山村志津子の悲劇。ま、これは私が事前に元ネタとなった御船千鶴子のお話を聞いた事があったからで、それこそ個人的な感想です。あれがこういう使われ方をするのか、という。あと最後の、人間(人の親)のエゴが描かれる所もラストとしていい感じだと思いました。某書評で、『リング』はまるでTVドラマのノベライズのようでスラスラ読めるが、そこには何らの哲学もメッセージ性も無い、という風にこきおろされていましたが、面白ければエンタテイメントとしては基本的に何でもアリ、と考える私のような読者には気になりませんでした。一級のホラーであり、エンタテイメントである逸品だと思います。 | ||||
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映画版「リング」の貞子の印象が強かったが、原作での貞子はそれほど不気味な存在ではない。「リング」で本当に怖いのは貞子なんかではない。見たら一週間以内に死ぬという呪いのビデオ。実は呪いを回避する方法は簡単だったのである。しかし「自分さえよければ他人はどうでもいい」という人間のエゴが存在する限り、貞子の呪いは連鎖していく・・・本当に怖いのは人間の心に潜むエゴだというのを暗示してくれている。単なるホラーではなく深い小説である。永井豪の「デビルマン」以来の怖い内容だった。 | ||||
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出版されて、もう10年ぐらいになるんですねぇ。当時、この作品のおかげで、和風ホラーものが脚光浴びました。「リング」の良さは、そのアイデアに尽きるような気がします。現代的小道具である「ビデオテープ」で恐怖が連鎖されていくという設定は、本当に素晴らしい!このアイデアを借りて、映画に、TVドラマにと、かなり「映像化」されましたね。小説も映画もTVドラマも、私はみましたが、それぞれ別物と言えます。そこがまた興味深かった。そして、続編「らせん」「ループ」の雰囲気が、あまりにも「リング」のそれと異なっているのが面白い。だから、この三部作を読んだ人たちのレビューも賛否両論でしたね。まぁ、とにかく、いまだに「リング」を知らない人には、ぜひ読んで欲しい1冊とは思います。 | ||||
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映画の「リング」→「らせん」→文庫「リング」→「らせん」→単行本「ループ」という順番で読んで(見て)います。私の場合、映画を見ておもしろかったら原作をというパターンが結構あります。リングについて言うと映画≦原作といった感じを受けました。映画と原作は結構違っていて、そして、どちらもおもしろいですが、しいて言うと原作の方が面白く、かつ怖いと思います。既に映画(ビデオ)を見られた方、そうでない方、どちらにもお進めできます。 | ||||
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『リング』シリーズの第1作。この『リング』は、ただ純粋に怖いだけではなく、読者を引きつけるような怖さを放った小説だと思います。例えば、かなり怖いシーンを読んでいても、怖いなと思いつつも、目がはせない。そんな感覚になってくると思います。『ホラー小説は読まない!』と堅く心に決めている人に、是非読んでもらいたい本だと思います。 | ||||
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もし貴方が、「霊魂」の存在というものを多少なりとも信じているのなら、かなり怖い作品なのではないでしょうか。 常識を前提にして成り立つ日常生活、皮一枚の上に成り立っているそれを私たちは当然のこととして疑いもしない。 しかし、その下には永遠の恐怖、非条理、奈落が口をあけている…ひょんなことで足を踏み外して「下」の世界を垣間見てしまったら、うその日からは今までと同じではいられない。 でもいくら作者が恐怖を煽り立てて、「もしかしたら、貴方のすぐ下にもそんな奈落が口をあけているかもしれないのですよ」 といっても、「霊魂って…脳も神経もないのに精神だけ独立して存在するっていうあれ?」と何のリアリティも感じない人にはには「怖がれ」というほうが無理。 それどころか、「○○というものなのである」と作者の展開する理論武装に「それ、違うんじゃない?」と反論したくなっちゃうかも。 だから、貴方が「超常現象って基本的に信じないけど、本を読んでいるときだけは、現実世界の物理法則なんて無視して、世界における恐怖や美学を味わってみたい」と思っているなら、手を出さない方が無難。 日本人は約八割が霊魂の存在を信じているということなので、単純計算で星四つ。 | ||||
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人は、死に直面したときにその根源的な恐怖を知る。この小説は、余計な装飾の一切を排し、その執拗なまでの怨念に裏打ちされた真の恐怖を読者に与えるのだ。ここでは、映画のようないっそ派手な映像的恐怖演出もかっこいい主人公も存在しない。ただただ恐怖に震え、自らと家族を救いたいと願う中年男と、不遜に笑みながら壮絶な死を謎と共に遂げたその戦友の姿が実にシンプルに描かれている。そう、シンプルなのだ。始めはただ謎だらけに思えた事の全貌が読み進めるほどに滑稽なほど単純に、単調に明らかとなっていく。そのシンプルさが反って恐怖を招くのだ。深夜の雑電波、放送終了後の砂嵐。それは本当に意味のないものだろうか?その隙間に、もしかしたらとんでもない怨念が隠!されているかもしれない。 | ||||
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単品として読み、他のシリーズ作を読まなければ、それなりに面白い。しかし、続編の「らせん」や「ループ」を読むと駄目。順序を逆に読むともう最悪。続編と続々編を先に読み、「真相」を前もって知ってしまうと、本編を読んでも白けるだけになる。今となってはなぜ著者が続編を書くことにしたのか、と首を捻りたくなる。 | ||||
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いきなりこんなこと言うのも何だが、夜中の二時半に布団被りながら読めるホラーは駄目だよな。この『リング』がそうなんだけど、さ。そもそも、変な小理屈が多いし、呪いのビデオは「不幸の手紙」そのものだ。読んでいて「なんだよ、これは」と白けてしまった。ジャンルは違うけど綾辻行人の本格ミステリーの作品のほうがずっとホラーらしいと思うのだが。まあ、こんなことを言うのも何なんだけども、アイデアとしては活字より映像向きなのだろう。だから、映画版に期待したほうがいいと思う。ただし、映画版が面白いかどうかは保証いたしません。だって、俺も見ていないから(笑)。 | ||||
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一本のビデオテープを見た4人の少年・少女が、一週間後の同時刻に死亡してしまう。このビデオテープの謎を雑誌記者である浅川と、超心理学に造詣の深い大学の非常勤講師・高山が解明していく。この過程が非常におもしろい。高橋克典主演のテレビ版『リング』はともかく、映画版『リング』では視覚的恐怖に重点を置き、この謎解きの過程を疎かにしたので、『リング』本来の魅力が失せてしまったように思う。『らせん』、『ループ』と続く続編は、読まないことをお薦めします。 | ||||
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なんでビデオ見ると死んでしまうの。こんな念力があるなら別にビデオでなくてもいいし、空中の電波に潜り込んでそのままテレビの全視聴者に見せてしまえばいいんじゃないの。恐怖を演出するには、必然性が欠如している。不幸の手紙ならぬ、ビデオには斬新さは感じられない。唯一オリジナリーを感じさせるのは、怨念の連鎖を遺伝させると言うことくらい。なんか、読み終わってしらけてしまった作品でした。 | ||||
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レビュータイトル通りの名作です。さかんに映像化されているので既に内容は知れ渡っているが、やはりあの怖さは活字で読んでこそ最もよく伝わるものなので、とにかく読んでとしかいいようがない。アイデア、文章、人物、ストーリー、どれをとっても完璧な作品。あの突き放すような無気味なラストが素晴らしすぎるだけに、続編での展開は残念ですが・・・といってこの作品の価値が、何ら下がるものではない。 | ||||
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私は、ものすごく本を読むのが遅いです。「リング」ぐらいの厚さの本なら、だいたい、3ヶ月ぐらいないと読めません。でも、この本は、「リング」は、1日で私を前文読破させるにいたりました。当にもの凄いとしか云いようがありません。私はもっと早くこの本に出合えていたら、と思っています。とにかく1度読んでみて! | ||||
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カナリコワイです…。映画を先に見たのである程度の内容は理解できていましたが、それでも小説ならではの静かなコワさがありました。映画を先に見ていたこともあって、読んでいるとビジュアルが浮かんできます。そこがまたカナリコワイんです…。 | ||||
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