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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全986件 81~100 5/50ページ
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主要登場人物である青豆と天吾の名前を頭につけた章が交互にくる形で編まれている。 作者によって思い切った名前をつけられた青豆という女が、渋滞で動かなくなった首都高のタクシーから降りて、非常階段を使って246に降りるというところからこの物語が始まる。このときタクシーの運転手がかけている音楽がヤナーチェックの「シンフォニエッタ」。聞いてみるとなんとも統合失調気味の村上春樹が選びそうな曲である。 青豆は学生時代ソフトボールをやっていた。大学を出てからはスポーツ関係の会社に入り、ソフトボールを続けていたが、そこを辞めてフィットネスジムでマーシャルアーツのトレーナーをしているときに、一人の老婆にある。 一方の天吾は、塾で数学の教師をしながら小説家を目指している青年であり、年上の人妻のガールフレンドがいる。子供の頃、父はNHKの集金人であり、日曜日には天吾は彼の集金率を上げる小道具として、町中を一緒に回らされた。一匹狼の編集者、小野からある少女のかいたとてもユニークだが、稚拙な文章の小説「空気さなぎ」を、書き膨らまし書き削って立派な作品に仕上げることを依頼される。「空気さなぎ」に魅了された天吾はそれを受ける。 青豆の人に明かせないもう一つの仕事は、自分でつくったアイスピックのような凶器による殺人である。それは麻布に住む大富豪の、あの老婆の依頼であり、そのボディーガードのマッチョマン、タマルとともに秘密を共有し合う仲である。 天吾は「空気さなぎ」の「作者」である、ふかえり、こと深田えりと引き合わされる。ディスクレシアのふかえりは天吾を気に入り、ある人物に合えといって、東京郊外に連れて行く。面接である。そこで待っていたのは戎野という名前の博士であった。そこで天吾はふかえりの親でありかつての親友であった深田のことと、彼をリーダーとして山梨の山奥に居を構えた「さきがけ」と武闘派集団として分派し、警察と対峙し壊滅した「あけぼの」の話を聞く。さきがけは今は宗教法人となっているが、深田の行方がわからないという。自死するような男ではないと戎野は語る。 青豆は六本木での男漁りの夜にバーである女と知り合う。飲んでいたのはいつものトム・コリンズだった。あゆみという警官だ。二人は急速に仲良くなりその後も男漁りで共同行動を取るようになる。 青豆は子供の頃親が入信している宗教団体「証人会」の布教活動のために、休日は手を引かれて町中の友達の家を親と一緒に訪問させられた。輸血も拒否するこの証人会の信者の子としてクラスでいじめられる彼女をたった一人だけかばってくれた男の子がいた。大人になった青豆にはずっと変わらぬ理想の男性がいる。探すのではなく、どこかでまた出会うことを強く望んでいる。 天吾は「空気さなぎ」を書き上げる。17歳の少女が書いたという触れ込みのその小説は、小野の狙い通り空前の大ヒットとなる。それは戎野が望んだ事態でもあった。ふかえりは天吾のアパートで一晩眠った後、数週間して行方がわからなくなる。天才少女小説家の失踪ということで、週刊誌や写真週刊誌が大々的に騒ぐ。騒ぎになって彼らの調査の矛先が「さきがけ」とふかえりの父親になることこそ、戎野博士が望んだことだった。ふかえりからはそんななか、天吾に手紙ではなくテープに録音された音声による手紙が届く。戎野の娘アザミが天吾のポストにいれたらしい。ふかえりはどこかの森にいるらしい。そこでは”リトル・ピープル”からも安心だという。 青豆が麻布の老婆に呼ばれて自宅に赴くと、つばさという女の子がいる。10代にもならないつばさは、両親から、初潮を迎えていない少女を供物として差し出せとの命令従い、さきがけの教祖に捧げられ、犯され妊娠することが不可能な体にされたという。女性を陵辱したり暴力を加え自死に至らしめるような男の抹殺を正義とする老婆は、青豆に教祖の殺害を命ずる。老婆のテーマミュージックは、ジョン・ダウランドの「ラクイメ」だ。彼の素性と行動は誰にも知られてないために青豆はまずその把握に動こうとする。その夜つばとともに熟睡する老婆。つばさの口から、リトルピープルは出てくる。しばらくすると30センチくらいの大きさになり、ベッドの下から何人かで白い肉まんじゅうのようなものを引っ張り出してくる。そのころには60センチくらいになっていて、その肉まんじゅうをみんなで白い糸を出し合って編み出す。リトルピープルは大きさを変えられるのだ。 青豆が見上げる空にはいつ頃からか二つの月がかかるようになっていた。本物の月と偽物の月。そのほかにもinsaneなことがある。lunaticなものがある。そんな1984年のこの年のことを彼女は「1 Question Mark 84」、1Q84と呼ぶことにした。 天吾のアパートにいつものようにガールフレンドが来る。情事の後、彼の胸に頬をあてながら彼女は自分が日本女子大で英文学を専攻していたことを語る。テキストは「マーティン・チャズルウィット」、彼女は18歳でフリルのついたかわいいワンピースを着て、髪はポニーテイル、すごくまじめな生徒でそのときは処女だった。lunaticとinsaneの違いが大学に入って最初に身につけた知識だった、という。ディッケンズのロンドンを照らす月。そこを徘徊するインセインな人びととルナティックな人びと。どこで違いを見分ければいいのだろう。天吾にも自分がどの世界に所属しているのか自信がなくなった。 | ||||
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シンプルにおもしろいです。レビューを覗いてみると人によって好き嫌いが激しい作品みたいですね。そこまで小説を読まない私ですが、とても引き込まれ就寝しようと思っていた時間を気付いたら2時間過ぎてしまってました。それくらい引き込まれたということです。この作品以外は読んだことないのですが、素晴らしい作品だと思います。レビューは個人により差が激しいようなので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか? | ||||
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・・・というか、細部しか面白いところがなかったかな。 物語全体のモティーフは、はっきりいってまったく下らないとおもいましたので、いまさら何もいいません。 それでも文学的なよさが現れるていると思われた数少ない場面はあって、 それは天吾が房総の田舎の療養所で過ごすところです。 昏睡している父との無言の対話、田舎の看護婦達との交流、そして死んだ父をNHKの制服を着せて葬送することろ。 たぶんハルキ自身は天吾と一体化して、 父をあくまで邪悪な存在として位置づけており(昏睡中に霊はさまよってNHKの集金にまわることになる)、 さらには天吾の再出発の開放感を描くための必要から、 いい頃合いに都合よくストーリーから抹殺したつもりかもしれないが、 しかし死んでいくものが必然的にもってしまった超越性が、 作者の意図をこえて、これらの場面の美しさをつくりだしている。 あと勝手な憶測ですが、 天吾が父に内田百閒の『東京日記』を朗読するところ、なぜその作品なのかなと考えたのですが、 三島由紀夫が最後の評論で取り上げていたことをハルキは意識したのかなと。 天吾と言う名にも「天人五衰」が隠れている・・・というのは穿ち過ぎか。 しかし母親の不倫の記憶とか、父のわびしい葬式の場面は、「金閣寺」を思わせる描写があるし、 房総の場末の居酒屋での看護婦たちのの交流は、「獣の戯れ」の伊豆半島の小さい漁村での一場面を思い起こさせました。 実は三島にあってそれらの細部の描写は、超越性への悲劇的な期待をはらんだ場面として効果的に使われますが、 ハルキはそうした超越性を避けて、あえてそれをファンタジー(二つの月だのリトル・ピープルだのふかえりだの)に解消していこうとする。 それがポスト・モダンで今風な小説の書き方なのかもしれないが、私にはそこがまったくおもしろくなかったのでした。 | ||||
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「色彩を・・・」が文庫化されて買ってきたけど、1Q84がBOOK3の残り3章で読みっぱなしになっていることに気付いたので、今更読了。5年間、本棚の肥やしになってました。 結局、フシギちゃんと酒と音楽とセックスしか記憶に残らない春樹ワールド。 ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」をiTunesでダウンロードしたのも今は昔。 | ||||
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文章や構成は流石に上手い。ただ、カルト教団について以前インタビュー形式で本を出してたけど、なんか人の不幸の上に立って出来た作品の様な感じがしました。本の構成の中の一部にしている。好きなジャズを聴き、タバコを止めて、ジョギングですか? 作家ってのはもっと自分自身破滅的であってほしい。 | ||||
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読んでて感じたのは引き伸ばし感、同じ表現、あの手この手の比喩表現がなんだかお腹いっぱいに感じました。 その結果3巻だけは飛ばし飛ばし読んだのですが、私としてはそれで良かったと読み終わった後でも思っています。 他には、BOOK1,2にはなかった状況の説明文が数か所あったことや、話が詠めたり、 これまでとは別世界の1Q84でした。 BOOK2の途中、1Q84を出ようとしてなぜか入り口に行ったあたりからおかしいなという感じはあったのですが、 その答えがただのうっかりだったのにもびっくりでした。 BOOK3が出た当時(今でも?)BOOK4が出るという噂があったようですが、 私としてはその先も含めて2巻にまとめたほうがすっきりしそうです。 とにかくBOOK3には蛇足が多すぎます。 | ||||
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村上ファンにとってはベストかもしれないが、自分にとっては「ノルウェイの森」とか「海辺のカフカ」の方が好きです。 読んでそこそこ面白かったが、世間が絶賛するほどとも思わなかった。 | ||||
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筋は面白く、徐々に引き込まれて行きました。 アウトローな人物達の、心理描写や価値観には共感する所がありました。 ただ、情景等の比喩表現がくどくて長すぎて、読むのに疲れる割には、展開が遅すぎる。 登場人物の殆どが会話で難しい比喩表現を使ってましたが、頭の良い人達でも有り得ないと思います。 メリハリが無いです。 最後、青豆と大吾がセックスしますが、妊娠してるのに、大丈夫?と思いました。 | ||||
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書品説明通り大変きれいな状態でした。 梱包も丁寧で問題ありませんでした。 | ||||
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1をたまたま読んで引き込まれました。 2は当然購入しますが、単行本で読みたいのでアマゾンで買いました。 不確実な本屋さんで探すことが面倒だし、重いですからね。 登場人物が良く書き込んであり、想像することが楽しめます。 | ||||
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この作品を読まれて「性描写が過激」とレビューを書かれている方は本当に村上さんの作品を読んでおられないのだなあと苦笑しました。 普段通りの村上節でしたけどねぇ?メディアが騒いでるから読んだだけなんだろうなぁ。 | ||||
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1p84はどうしても、読む気が全然湧かなくて。 出版から大分経ってから、2年以上してから一気に楽しくエンターテイメントとして読まさせて頂きました。 理解不可能な所もたくさん。 でも青豆さんが力強くてすきでした。 久しぶりに読みたくなり、あらすじを思い出していたら、月が一つの世界から、月が二つの世界へ?みたいのってカルマを表してるのかなって思いました。 同じことを繰り返していたら、同じ場所にしか辿り着けない。 村上春樹さんの小説は集合意識に働きかける何かがあるように思います☆彡 | ||||
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NO1」の購入が終わり、シリーズなので購入しました。 品質は良いです。 | ||||
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村上春樹さんの作品はもっと物語がおもしろいといいのになあと思います。 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のような作品を期待しています。 未完成で続くはずだった純朴な青年が皇帝暗殺を企てる様なスペクタルを、ノーベル賞を受賞する前に書いて欲しいですね。 | ||||
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とくに最後の章、終わったはずなのに? "リング"の、最終日がまだあるー、のときみたいに ドーンという効果音が聴こえましたほんとに 心臓止まるかと思った | ||||
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北京語訳本が内山書店で手に入ったから買った。 しかしあくまでも中国語勉強の教材として、である。 まあ、お話の方だが、つまらない。 最後まで読ませる上手さは見事だが、読者を煙に巻いてないか。 カルト教団に入る者の心理、抑圧といったものを描いて欲しかった。 田口ランディの方が真摯に向き合っている。 この村上テイストはは大衆文学のものであり、純文学のソレではない。 もう力が無いね。 『ねじ巻き鳥』『カフカ』が頂点か? 熱狂的なハルキストってついていけないな。 これなら、谷崎潤一郎をお薦めする。 | ||||
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村も上春樹の、長編小説。 おもしろいです。 展開がよめず、先が楽しみ。 | ||||
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話題作なので最後まで読みましたが、謎が結局解けずじまいで 意味不明でした。 都会で一人暮らし出来る収入があって、人とかかわるのが苦手な男だけど 適当にセックスしてくれる女が都合よくいて というお決まりの展開でした。 心に残るものが何もなかった・・です。 駄作!!! | ||||
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