■スポンサードリンク
1Q84
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全986件 661~680 34/50ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
発売日に本書を買ったが多忙のため2ヶ月以上積読状態であった。しかしお陰で4ヶ月に渡って「楽しみが常にある状態」というのを味わえた。8月にBOOK1、9月にBOOK2を、少しずつ、一章ずつ読んでいった。村上作品は、デビュー作の『風の歌を聴け』からずっと発売日に購入し、その日から読み始めてあっという間に読了していたが、今回初めて彼の作品をゆっくり読むことの楽しさを味わった。 いろいろな感想が渦巻くが、一貫して感じていたのは「小説を読む楽しみ」だった。今回は読み始めてからも何度も中断することになったが、楽しみは持続し続けていた。この小説の多くの暗喩が、「小説を読む楽しさ」の神髄を教えてくれたような気がする。これを別の言葉で表現すれば、本書は「小説とは何か」を考え抜いて作られた作品だということである。作中小説の『空気さなぎ』の描写ではないが、「幻想的な物語のかたちをとっているものの、基本的には読みやすい小説である」。そして「(作者は)ゆっくりと、しかし適度な足取りで前に進み続ける。読者はその視線を借りて、歩みについていく。とても自然に。そしてふと気がつくと、彼らは別の世界に入っている」 さらに、「その文章は一見したところシンプルで無防備でありながら、細かく読んでいくと、かなり周到に計算され、整えられている」のであった。(BOOK2 第19章 p.396-7) しかし、本書をより的確に表現するには、最初に『空気さなぎ』について語られる、次の描写がふさわしいだろう。「そこには『特別な何か』がなくてはならない。少なくとも、何かしら俺には読み切れないものが含まれていなくてはならない」 (BOOK1 第2章 p.40) 作品は、馴染み深い村上作品特有のキーワードに、ACやDVなどの現代用語事典的キーワードが混ざり合っている。「またか、やれやれ」と思う一方、古巣に戻ってきたような懐かしさにほっとさせられる感覚に包まれる。しかし、30代の作者ならともかく、還暦を過ぎた作者の比喩かと思うと、つき合い切れない感も拭えないではない。しかしそれでも、読者を惹きつける圧倒的な筆力は素晴らしい。BOOK2の第20章を超えた辺りから、作者がBOOK3を書くつもりであることを確信した。これからも尚、「楽しみが常にある状態」が続くことになる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「たとえ何が待ち受けていようと、彼はこの月の二つある世界を生き延び、歩むべき道を見いだしていくだろう。この温もりさえ忘れさえしなければ、この心を失いさえしなければ」 この文章で終わるBOOK2の終盤に書かれている一文を読んで、この小説を買って良かったと思えた。僕にとって、村上春樹の作品で一番好きなのは『風の歌を聴け』だ。いまとなってはもう読むことのできない作風のデビュー作こそが、僕にとっての村上春樹のベストだ。だから『1Q84』という作品はナンバーワンではないし、『風の歌を聴け』のような作品が今後発表されるとは思えないから、この先、村上春樹が書く作品がデビュー作以上に好きになることはないと思う。けれど、それでもこの作品は好きだ。 月が二つあるような世界が現実にだってある、と僕は思っている。どうしてこんな目にはあわなくてならないのか、どうやったらこの現実を切り拓けるんだ。そんな風に悶え苦しむ瞬間が、僕には月がふたつあるような信じられない、逃げ出したくなる世界に思えてしまう。でも自分の生きている世界からは決して逃れられない。だったら、この世界で生きていく。自分が大切にするものが何か、それさえ見失わなければ生きていける。僕は冒頭に取り上げた文章を読んでそう思えたし、『1Q84』を読めてこの世界で生きる覚悟がもらえて幸せだった。 村上春樹の作品を嫌いな人は多いと思う。事実、僕のまわりにもいる。何を言っているのかわからない。中途半端に物語が完結する。そんな感想をよく聞く。でも自分にはその批判される特徴が魅力なわけである。何を言っているのかわからない、中途半端に物語が完結するところがすごく好きなのだ。僕はあいまいなものほど、魅力を感じてしまう。あいまいだからこそ、いろんな世界に見える。あいまいだからこそ、自分の一番美しい世界に捉えられる。村上春樹の作品にはそんな自由がある。 大切なのは村上春樹が何を言おうとしているのかを読み取ることではなく、村上春樹の書いた文章を自分がどう捉えるのか。そんなふうに読めば村上春樹の作品は楽しい。『1Q84』にはそんな文章がところどころに散らばっていて、非常に楽しい。 僕は夏目漱石と芥川龍之介が好きだ。漱石の人間の心をこれでもかと深く描写する力は天才だと思えるし、芥川の美しい文章は物語がつまらなくてもその美しい文章を読んでいるだけですごく楽しい。村上春樹には漱石ほどの深い心理描写があるわけではないし、芥川ほどの文章の魅力を感じるわけではない(ただし『風の歌を聴け』は別。あの文章は美しい。特に第一章)。けれど彼らの作品を愛する僕でも、村上春樹は次の作品が気になる数少ない小説家だ。 「言わなくてもわかる」 こんな発言をこれまで何度か聞いてきた。相手が何を考えているのか言わなくてもわかる。そんな意味として。でも僕はそれは嘘だと思っている。その人が、心の底で何を考えているのかなんてその人以外にはわかるわけがない。だから登場人物の心理が深く描写されてない小説があっても良い。 「わからないからこそ楽しいんだ。答えのないものほど、面白いことはない」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがに読ませます。でも、ひと括りにはできないことを承知の上で言えば、『ねじまき鳥』は超えてないかと。全体小説を目指すとか言っていながら、逆に話が安っぽくなってきているような気がするのは私だけ? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今現在ブック2まで刊行されているが、物語は完結せず途中で終わる。2010年の夏にブック3が発売予定らしいがそれでも完結するかはわからない。 大学卒業後に作家を目指し、予備校の講師として働く天吾と生きる価値のない悪人を暗殺するスポーツインストラクターの青豆の章が交互に描かれる。 ジャンル的には天吾と青豆の恋愛小説を主軸とし、1984年から1Q84年という世界に紛れ込んでしまうSF小説、良くないものや不安の象徴として現れるリトルピープルと関わってしまった主人公達を描くファンタジー小説といういろいろな要素が入った作品になっている。 ブック1と2を合わせて約1050ページの長編ではあるが、文章は非常に読みやすくテンポよく読める。 難点としては、不必要な性描写が多いことと、ブック1と2だけでは伏線が回収されず謎が多く残り、物語自体が完結しない点が挙げられる。 2冊合わせて200万部を超すベストセラーにはなったが、内容よりも作者名で売れた作品である為、普段本を読まない人が売れているからという点だけで読むのはお勧めできない。 正当な評価は物語が完結しなければ何とも言えないので、2冊読んだ時点では今後の期待も込めて星4つとした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
村上春樹の小説を初めて読みました。単純な正直な感想としては、平易なシンプルなとても読みやすい文書であるということです。 いろいろな方の感想がありますが、人それぞれによってとらえ方が異なり、それを許容、許してくれる作者の懐の深さを感じました。 大事なことは、「考えること」、「いろいろと試行錯誤すること」で、作者は今、世の中に背を向けず、反目することは良くないことを言っているような気がします。 露骨な表現や、本筋と関係ない事柄は、核心の、この小説の「コア」の部分の接着剤のようなもので、流れのなかで必要なのかもしれません。また、一部の性表現の 箇所は、実は作者の批判的精神が描かれているかもしれません。 なかなか、核心の部分が見えないで、最後の最後まで、気になって読み続けましたが、最終章で、「そう、話のポイントは月にあるのではない。彼自身にあるのだ。」 とい文書で、最後に納得、良く理解しました。この後、続編があるそうですが、私の勝手な想像では、本小説で失踪、もしくはいなくなる登場人物は、実は、本来実在 しない、最初から存在しないような気がします。なぜなら、「そう、話のポイントは月にあるのではない。彼自身にあるのだ。」からです。 彼自身の生い立ち、出生の秘密に苦悩していますが、そうではなくて、「彼自身」のとらえ方が重要だと言うことです。 最後に、この小説は、とてもミステリアスで、また、なにか道理を説くようでとても興味深いものです。次回の続編に期待してます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
肯定的レヴューが多いのが不思議です。 ほとんどの春樹を 複数回読みましたが、 この長編はワーストワンでしょう。 小説家にも旬があるのでしょうか。 人生と和解したあとに書くものって、 三行おきに読んでも同じ。 1984年頃の春樹がベストだったかな。 なんまいだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ノルウエーの森」以来と言っていいほど共感しながら、Book1・2をどっぷりとはまり込んで面白く読めた。 Book1はすでに百万部以上を売り上げている超ベストセラー小説だが、私の感じた限りでは、それほど多くの人たちが共感し、面白く読める小説ではないのではないかと思う。 主人公である青豆、天吾は共に、一般的な意味では幸せとは言えない子供時代を過ごし、必要に迫られながら選択していった孤独な人生を送っている。すでにこの時点で、普通の家庭生活の中で育ち、社会の中で適応しながら生活している人たちが真の意味で共感し、楽しめたり救いを得られるような小説ではなくなっていると思う。 子供時代に心に傷を負い、親の愛情に恵まれなかった二人の主人公に共感できるのは、多かれ少なかれそのような子供時代を送ってきた人間だけではないかと思う。必要に迫られて人生の選択をし、気が付いたら自分を投げ出してでも愛せるものなど何もなく、孤独な狭い世界の中で、充足しながら生きている主人公たち。 その主人公たちが巻き込まれる幻想的な出来事の中で、自己の存在意義や自分の過去の人生を捉え直していく。そんなことでもなければ、決してしようとはしなかったであろうことだ。そして、その中で感じた様々な思いは、同じような境遇に置かれた読者(私のような)には、強いシンパシーを感じさせるものだ。この本の一部を何度ノートに書き写したことか。 いつものように、村上春樹氏の文は、幻想的でエロティックで、時には温かく、時には冷酷で、卓抜な比喩に満ち溢れている。そういった心地よさが好きな読者も多いことだろう。しかし、失われた痛みを伴う体験を持つ、孤独な魂を持った人間にしか、この小説は本当には味わえないのではないか。Book3の刊行を一日千秋の思いで待っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的には、国際地球観測年(IGY 1958〜59)を振り返って 地球の来るべき理想の未来がこなかった事をコンセプトに盛り込んだ、 AORの名盤で、舞台の音響チェックのスタンダード、 ドナルド・フェイゲンの「Night Fly」(1982)を思い出した。 多分意味的には逆なんでしょうが。 なんと言っても青豆さんが魅力的な小説だと思う。 たしかに書き方や細かな表現は、 村上さんの上に立てる編集者がいないのだろうか、 文章表現のマンネリ化は否めない。 でもかなり完璧に近い小説だと感じた。 これはきっと外国人は衝撃を受けるだろうに。 自分をタフだと思い込もうとして苦しむ 女の悲しみをこれほど上手に描いている芸術作品を 私自身、映画にもドラマにも文芸作品にも読んだ事が無い。 月が二つになってからが特に好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無駄に長い説明 マニアックな描写 不必要な性描写うんざりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私にとって久しぶりに読んだ小説である。 Book1は、殺し屋の青豆、小説家志望の予備校講師の天吾という、全く互いに関係のない2人の男女の話が、ほとんど関係なく進行する。 いずれも、いかにも説明不足の感があり、かなり落ち着きの悪さを覚えた。作中の小説『空気さなぎ』については、物語の進行と極めて深い関連が暗示されながらその詳細な内容についての言及がないし、宗教的結社さきがけについてもその不気味さだけは分かるが、謎だけが深まり、極めて強い欲求不満に陥った。 しかし、Book1は背景世界が細密に描かれているだけに、この不満はBook2で解消される。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的なストーリーはこれがベストセラーかと思わせるくらい暗くししんどいです。 危険な世界に身を置く青豆に比べて天吾は比較的安全な世界に住んでいます。 大切なものを失わなければ求めているものが見えてこない。 露骨な性表現が嫌だという意見も有りますが、通過しなければそこに行けない儀式として書かれているのだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
気がつくと村上作品ばかり読んでいましたが、いつもうっそうとした森の中を絡み合いながら進んでいるような…そして明るい光を見ることがないまま本を閉じることになっていました。今回の作品は初めて…なぜか心の中に意外な優しい光と温かみを感じることが出来ました。ラストの青豆は心が揺れるものがあり、村上作品には今まで味わったことのない気持ちで本を閉じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一度しか読んでいないので、あいまいな感想です 終わりに従って、ああやはり村上春樹だった、という印象が強くなり そして、読後ノルウエイの森やダンスダンスダンスと似ていたなと感じました 私は小説家が追求するテーマが多様になるのは難しいのではないかと常々思っています 一つ書き上げればまた、何らかの書き足らなかったことが生まれ、キャラクターをかえ、設定を変えて 次の作品でまた追求していく。 それが小説家かなあと思っているので決して今回がっかりはしていません 自己発見と再生、出発。 本作品で読み取れたものはやはりこのテーマでした。 巧妙に仕掛けを作り、エンターテイメントとして成功していると思います カフカは好きですが観念的な感じが否めず読みながら苦しかったので この作品ではサクサクと読める感に助けられました。 長い丁寧な描写の合間合間でちらっと垣間見られる世界観が なるほどねえ、と自分の現実へのとらえ方を見直すきっかけになり、 現実と認識していることは頭の中で構築されていて 現実とは人の数だけあるのではないかなあと再認識しました 青豆と天吾は二つの月がある世界に生きて自分をとり返していった。 同じ世界を共有できる人はそうそういないわけで、 だからこそ二人にとっては1Q84は現実となりえたのでしょう。 真に欲する人を捜し求めることが人生の大いなる意味なのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「性交」と「射精」という単語を使わずに小説を書いてください。 これらはあまりにも直截的で情緒のかけらも見られませんので。 性が重要ならば言葉がもつイメージも大切にして欲しいのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私がこの本に抱いた印象を例えるならば、「9・11」が一番近い。 私はあの日、まだ小学生だった。 テレビに映るビルの映像を、意味もわからずに見ていたのだ。どのチャンネルでも同じだったから、見せられるままに見ていたという方が正しい。どうやらアメリカで何かが起こったらしいが、大人たちもよくわかっていないようだった。カメラでさえ映すものが見つけられなくて、仕方なくビルの周りをヘリコプターで飛び回っている感じだった。 そんな時に、一台の飛行機がビルに静かに突っ込んでいったのだ。 私も、母も、テレビのレポーターさえも、それがどういうことかわからなかった。 わかっていたのは、幼稚園児の弟だけだった。 弟はその映像を見ながら「今、飛行機がぶつかったね」と言った。 私は同じ画面を見ながら「そんなわけないよ」と答えた。 そんなことが、あるとは思えなかったのだ。 この本は、そういう感じがする。 青豆と天吾という二つの塔に、飛行機が突っ込む。その時、世界は私たちが知っていたはずの世界とは違うものになってしまったが、それをわかる大人はいない。どこか蠱惑的な美しさを持つ、とても恐ろしいことが起きているのに、誰もわからない。 この本は面白かった。 けれど、怖い。 誰を殺しても、たとえ物語が終わっても、この話が過去の話だったかもしれないのかもしれないけど。 私たちの生きている世界は、ある。 あるとは思えなくても、ある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
青豆と天吾の物語を交互に1章づつ描く形をとっているのだが、 説明なのが重複している箇所があり。なので「そこのところは もうさっきわかったよ」と省いても差し支えない場所が たくさんある。 ストーリーはなかなかおもしろい。しかし、飽きやすい気がする。 食べ物にたとえると、インスタントのカップラーメンみたいで たまにこのようなストーリーを読むと面白いが、読み終えると しばらくこの手のストーリーはもういいやと思うでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
村上春樹の作品は約20年前に読んだノルウェイの森以来です。今回の作品は、はらはらドキドキし読者の期待を裏切らない作品と思います。何度も何度も読み返したい本になりました。最近読んだ本の中では一番心に残る物です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり村上春樹だったかな・・・というのが率直な印象です。 発売前からのマスコミ報道が、私の期待感をものすごく煽ってくれたので楽しみに読んでみましたが、う〜ん・・・良くも悪くも村上ワールドだ!との結論に至りました。 それは前評判と実際とのギャップが私自身そう感じさせたのかもしれません。 でも、1Q84自体は純粋に楽しんで読めました。ごちそうさまでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1のほうは、なにかが始まる予感がして多少、わくわくしました。 この2のほうの前半も、そこそこわくわくしました。 しかし後半は、いまいちでした。 作者が駆け足で消化不良のまま書いた感があります。 この作品のジャンルではないのですが、通常ミステリの場合、謎はいつか解き明かされます。しかしこの作品では、最後まで解き明かされない謎が複数、あります。 そのため、このミスなどミステリが好きで読まれている方々は、読後感が悪いものになるでしょう。 文庫になってから買うことをお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編の村上作品は初体験だったものですから、終わり方には正直戸惑いました。 SFやミステリならちゃんと読者が納得いくように最後に辻褄合わせがあるところですが、これはこれでいいんでしょう。 以外にスラスラ読めたし、予想していたよりもずっと面白かったです。 アンダーライン引きたくなるような文章が沢山ありました。 欲を言えば最後に天吾と青豆を会わせるくらいのサービスはして欲しかったかな。 今後さかのぼって過去の村上作品も読みたくなりました。 (で、今はアフターダーク読んでます) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!