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1Q84



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【この小説が収録されている参考書籍】
1Q84 BOOK 1
1Q84 BOOK 2
1Q84 BOOK 3

1Q84の評価: 3.66/5点 レビュー 983件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.66pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全983件 661~680 34/50ページ
No.323:
(4pt)

読ませます。読ませますケド ...

さすがに読ませます。でも、ひと括りにはできないことを承知の上で言えば、『ねじまき鳥』は超えてないかと。全体小説を目指すとか言っていながら、逆に話が安っぽくなってきているような気がするのは私だけ?
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.322:
(4pt)

未完結の作品

今現在ブック2まで刊行されているが、物語は完結せず途中で終わる。2010年の夏にブック3が発売予定らしいがそれでも完結するかはわからない。
大学卒業後に作家を目指し、予備校の講師として働く天吾と生きる価値のない悪人を暗殺するスポーツインストラクターの青豆の章が交互に描かれる。
ジャンル的には天吾と青豆の恋愛小説を主軸とし、1984年から1Q84年という世界に紛れ込んでしまうSF小説、良くないものや不安の象徴として現れるリトルピープルと関わってしまった主人公達を描くファンタジー小説といういろいろな要素が入った作品になっている。
ブック1と2を合わせて約1050ページの長編ではあるが、文章は非常に読みやすくテンポよく読める。
難点としては、不必要な性描写が多いことと、ブック1と2だけでは伏線が回収されず謎が多く残り、物語自体が完結しない点が挙げられる。
2冊合わせて200万部を超すベストセラーにはなったが、内容よりも作者名で売れた作品である為、普段本を読まない人が売れているからという点だけで読むのはお勧めできない。
正当な評価は物語が完結しなければ何とも言えないので、2冊読んだ時点では今後の期待も込めて星4つとした。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.321:
(5pt)

いろいろな受け取り方のできる小説

 村上春樹の小説を初めて読みました。単純な正直な感想としては、平易なシンプルなとても読みやすい文書であるということです。
 いろいろな方の感想がありますが、人それぞれによってとらえ方が異なり、それを許容、許してくれる作者の懐の深さを感じました。
大事なことは、「考えること」、「いろいろと試行錯誤すること」で、作者は今、世の中に背を向けず、反目することは良くないことを言っているような気がします。
露骨な表現や、本筋と関係ない事柄は、核心の、この小説の「コア」の部分の接着剤のようなもので、流れのなかで必要なのかもしれません。また、一部の性表現の
箇所は、実は作者の批判的精神が描かれているかもしれません。
 なかなか、核心の部分が見えないで、最後の最後まで、気になって読み続けましたが、最終章で、「そう、話のポイントは月にあるのではない。彼自身にあるのだ。」
とい文書で、最後に納得、良く理解しました。この後、続編があるそうですが、私の勝手な想像では、本小説で失踪、もしくはいなくなる登場人物は、実は、本来実在
しない、最初から存在しないような気がします。なぜなら、「そう、話のポイントは月にあるのではない。彼自身にあるのだ。」からです。
 彼自身の生い立ち、出生の秘密に苦悩していますが、そうではなくて、「彼自身」のとらえ方が重要だと言うことです。
最後に、この小説は、とてもミステリアスで、また、なにか道理を説くようでとても興味深いものです。次回の続編に期待してます。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.320:
(1pt)

なんまいだ

肯定的レヴューが多いのが不思議です。
ほとんどの春樹を 複数回読みましたが、
この長編はワーストワンでしょう。
小説家にも旬があるのでしょうか。
人生と和解したあとに書くものって、
三行おきに読んでも同じ。
1984年頃の春樹がベストだったかな。
なんまいだ。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
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No.319:
(5pt)

失われた幸せな子供時代と孤独な魂

「ノルウエーの森」以来と言っていいほど共感しながら、Book1・2をどっぷりとはまり込んで面白く読めた。
 Book1はすでに百万部以上を売り上げている超ベストセラー小説だが、私の感じた限りでは、それほど多くの人たちが共感し、面白く読める小説ではないのではないかと思う。
 主人公である青豆、天吾は共に、一般的な意味では幸せとは言えない子供時代を過ごし、必要に迫られながら選択していった孤独な人生を送っている。すでにこの時点で、普通の家庭生活の中で育ち、社会の中で適応しながら生活している人たちが真の意味で共感し、楽しめたり救いを得られるような小説ではなくなっていると思う。
 子供時代に心に傷を負い、親の愛情に恵まれなかった二人の主人公に共感できるのは、多かれ少なかれそのような子供時代を送ってきた人間だけではないかと思う。必要に迫られて人生の選択をし、気が付いたら自分を投げ出してでも愛せるものなど何もなく、孤独な狭い世界の中で、充足しながら生きている主人公たち。
 その主人公たちが巻き込まれる幻想的な出来事の中で、自己の存在意義や自分の過去の人生を捉え直していく。そんなことでもなければ、決してしようとはしなかったであろうことだ。そして、その中で感じた様々な思いは、同じような境遇に置かれた読者(私のような)には、強いシンパシーを感じさせるものだ。この本の一部を何度ノートに書き写したことか。
 いつものように、村上春樹氏の文は、幻想的でエロティックで、時には温かく、時には冷酷で、卓抜な比喩に満ち溢れている。そういった心地よさが好きな読者も多いことだろう。しかし、失われた痛みを伴う体験を持つ、孤独な魂を持った人間にしか、この小説は本当には味わえないのではないか。Book3の刊行を一日千秋の思いで待っている。
 
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.318:
(5pt)

文字表現としてのマンネリは気にならなかった。

個人的には、国際地球観測年(IGY 1958〜59)を振り返って
地球の来るべき理想の未来がこなかった事をコンセプトに盛り込んだ、
AORの名盤で、舞台の音響チェックのスタンダード、
ドナルド・フェイゲンの「Night Fly」(1982)を思い出した。
多分意味的には逆なんでしょうが。
なんと言っても青豆さんが魅力的な小説だと思う。
たしかに書き方や細かな表現は、
村上さんの上に立てる編集者がいないのだろうか、
文章表現のマンネリ化は否めない。
でもかなり完璧に近い小説だと感じた。
これはきっと外国人は衝撃を受けるだろうに。
自分をタフだと思い込もうとして苦しむ
女の悲しみをこれほど上手に描いている芸術作品を
私自身、映画にもドラマにも文芸作品にも読んだ事が無い。
月が二つになってからが特に好きです。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.317:
(1pt)

つまらない

無駄に長い説明 マニアックな描写 不必要な性描写うんざりです。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.316:
(5pt)

計画された欲求不満

 私にとって久しぶりに読んだ小説である。
 Book1は、殺し屋の青豆、小説家志望の予備校講師の天吾という、全く互いに関係のない2人の男女の話が、ほとんど関係なく進行する。
 いずれも、いかにも説明不足の感があり、かなり落ち着きの悪さを覚えた。作中の小説『空気さなぎ』については、物語の進行と極めて深い関連が暗示されながらその詳細な内容についての言及がないし、宗教的結社さきがけについてもその不気味さだけは分かるが、謎だけが深まり、極めて強い欲求不満に陥った。
 しかし、Book1は背景世界が細密に描かれているだけに、この不満はBook2で解消される。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.315:
(4pt)

本当に大切なもの

 全体的なストーリーはこれがベストセラーかと思わせるくらい暗くししんどいです。
危険な世界に身を置く青豆に比べて天吾は比較的安全な世界に住んでいます。
大切なものを失わなければ求めているものが見えてこない。
露骨な性表現が嫌だという意見も有りますが、通過しなければそこに行けない儀式として書かれているのだと思います。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.314:
(5pt)

初めて…。

気がつくと村上作品ばかり読んでいましたが、いつもうっそうとした森の中を絡み合いながら進んでいるような…そして明るい光を見ることがないまま本を閉じることになっていました。今回の作品は初めて…なぜか心の中に意外な優しい光と温かみを感じることが出来ました。ラストの青豆は心が揺れるものがあり、村上作品には今まで味わったことのない気持ちで本を閉じました。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.313:
(4pt)

いつもどおり

一度しか読んでいないので、あいまいな感想です
終わりに従って、ああやはり村上春樹だった、という印象が強くなり
そして、読後ノルウエイの森やダンスダンスダンスと似ていたなと感じました
私は小説家が追求するテーマが多様になるのは難しいのではないかと常々思っています
一つ書き上げればまた、何らかの書き足らなかったことが生まれ、キャラクターをかえ、設定を変えて
次の作品でまた追求していく。
それが小説家かなあと思っているので決して今回がっかりはしていません
自己発見と再生、出発。
本作品で読み取れたものはやはりこのテーマでした。
巧妙に仕掛けを作り、エンターテイメントとして成功していると思います
カフカは好きですが観念的な感じが否めず読みながら苦しかったので
この作品ではサクサクと読める感に助けられました。
長い丁寧な描写の合間合間でちらっと垣間見られる世界観が
なるほどねえ、と自分の現実へのとらえ方を見直すきっかけになり、
現実と認識していることは頭の中で構築されていて
現実とは人の数だけあるのではないかなあと再認識しました
青豆と天吾は二つの月がある世界に生きて自分をとり返していった。
同じ世界を共有できる人はそうそういないわけで、
だからこそ二人にとっては1Q84は現実となりえたのでしょう。
真に欲する人を捜し求めることが人生の大いなる意味なのかもしれません。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.312:
(3pt)

村上さんにお願い

「性交」と「射精」という単語を使わずに小説を書いてください。
これらはあまりにも直截的で情緒のかけらも見られませんので。
性が重要ならば言葉がもつイメージも大切にして欲しいのです。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.311:
(3pt)

ぼんやりとしたままの世界にいて読むこと

私がこの本に抱いた印象を例えるならば、「9・11」が一番近い。
私はあの日、まだ小学生だった。
テレビに映るビルの映像を、意味もわからずに見ていたのだ。どのチャンネルでも同じだったから、見せられるままに見ていたという方が正しい。どうやらアメリカで何かが起こったらしいが、大人たちもよくわかっていないようだった。カメラでさえ映すものが見つけられなくて、仕方なくビルの周りをヘリコプターで飛び回っている感じだった。
そんな時に、一台の飛行機がビルに静かに突っ込んでいったのだ。
私も、母も、テレビのレポーターさえも、それがどういうことかわからなかった。
わかっていたのは、幼稚園児の弟だけだった。
弟はその映像を見ながら「今、飛行機がぶつかったね」と言った。
私は同じ画面を見ながら「そんなわけないよ」と答えた。
そんなことが、あるとは思えなかったのだ。
この本は、そういう感じがする。
青豆と天吾という二つの塔に、飛行機が突っ込む。その時、世界は私たちが知っていたはずの世界とは違うものになってしまったが、それをわかる大人はいない。どこか蠱惑的な美しさを持つ、とても恐ろしいことが起きているのに、誰もわからない。
この本は面白かった。
けれど、怖い。
誰を殺しても、たとえ物語が終わっても、この話が過去の話だったかもしれないのかもしれないけど。
私たちの生きている世界は、ある。
あるとは思えなくても、ある。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
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No.310:
(3pt)

もっとスマートに書いてくらたらな

青豆と天吾の物語を交互に1章づつ描く形をとっているのだが、
説明なのが重複している箇所があり。なので「そこのところは
もうさっきわかったよ」と省いても差し支えない場所が
たくさんある。
ストーリーはなかなかおもしろい。しかし、飽きやすい気がする。
食べ物にたとえると、インスタントのカップラーメンみたいで
たまにこのようなストーリーを読むと面白いが、読み終えると
しばらくこの手のストーリーはもういいやと思うでしょう。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.309:
(5pt)

とても良い

村上春樹の作品は約20年前に読んだノルウェイの森以来です。今回の作品は、はらはらドキドキし読者の期待を裏切らない作品と思います。何度も何度も読み返したい本になりました。最近読んだ本の中では一番心に残る物です。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.308:
(3pt)

う〜ん・・・

やっぱり村上春樹だったかな・・・というのが率直な印象です。
発売前からのマスコミ報道が、私の期待感をものすごく煽ってくれたので楽しみに読んでみましたが、う〜ん・・・良くも悪くも村上ワールドだ!との結論に至りました。
それは前評判と実際とのギャップが私自身そう感じさせたのかもしれません。
でも、1Q84自体は純粋に楽しんで読めました。ごちそうさまでした。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.307:
(2pt)

1のほうが。。。

1のほうは、なにかが始まる予感がして多少、わくわくしました。
この2のほうの前半も、そこそこわくわくしました。
しかし後半は、いまいちでした。
作者が駆け足で消化不良のまま書いた感があります。
この作品のジャンルではないのですが、通常ミステリの場合、謎はいつか解き明かされます。しかしこの作品では、最後まで解き明かされない謎が複数、あります。
そのため、このミスなどミステリが好きで読まれている方々は、読後感が悪いものになるでしょう。
文庫になってから買うことをお勧めします。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.306:
(5pt)

村上長編初体験・・こういうものなのかな

長編の村上作品は初体験だったものですから、終わり方には正直戸惑いました。
SFやミステリならちゃんと読者が納得いくように最後に辻褄合わせがあるところですが、これはこれでいいんでしょう。
以外にスラスラ読めたし、予想していたよりもずっと面白かったです。
アンダーライン引きたくなるような文章が沢山ありました。
欲を言えば最後に天吾と青豆を会わせるくらいのサービスはして欲しかったかな。
今後さかのぼって過去の村上作品も読みたくなりました。
(で、今はアフターダーク読んでます)
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.305:
(5pt)

確固たる村上作品でありながら心惹かれない

青豆と天吾の2つの物語が並行して進む構成は、私の大好きな『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を連想させるだけでなく、確固たる村上春樹の文体が存在しているので、前作『アフターダーク』のような失望感は生まれない。
これまでの村上作品の集大成とも言えるくらい、彼が影響を受けてきたことがらが全て反映されているし、納得がいくまで費やしたであろう時間が伺えるくらい全く無駄が無い文章で完成度に満ちている。
なのに、だ。作品に心惹かれないのはなぜか。
作品に費やしたであろう時間によって削られてしまった無駄な装飾のようなページの空白が、これまで村上作品を読み心酔してきた私を戸惑わせているように思えてならない。
私はまだ 『1Q84 BOOK 2』を読み終わってないので、この戸惑いが最後どう決着をつけるのか愉しみに『1Q84 BOOK 2』を読むつもりでいます。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.304:
(3pt)

売ったもん勝ち

この作品を簡単に説明すると、読者への「サービス精神」を徹底的に排除して、作者の暴走する妄想だけで書き上げられたような、空前絶後のマスターベーション小説です。登場人物に共感できるような魅力がなく、感情移入という行為がまったくできないし、物語自体も緻密かつ綿密に練り上げられものではなく、行き当たりばったり的な要素が強いし、最初から最後まで、不自然さと違和感がつきまとい、読み進むのが苦痛になってきます。未完成な失敗作に村上ブランドというシールを貼り付けて無理矢理商品化したような代物です。このような作品を大々的に取り上げて、さも素晴らしい作品であるかのように騒ぎ立てるメディアにも少々問題があるのではないかと思います。ベストセラーとはマスコミの操作によってでっち上げることができると知ることができました。読書に感動を求めている方には間違ってもおすすめできない本だと思います。以上、あくまでも個人的な感想です。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222

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