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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全986件 721~740 37/50ページ
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あらかじめ申しておきますが、「面白い」と思う方の感想を否定はしません。 ただ、常連読者以外の人が読んで、果たして面白いかどうか・・・。 読んでみると、意外と「常套句」が多いことに驚きました。 きっと、村上氏の魅力は、そういうところにあるのでは無いのでしょうね。 情交場面の描写にしても、陳腐な18禁ゲームのテキストのようにしか思えませんでした。 きっと、村上氏の力量は、そういうところにあるのでは無いのでしょうね。 僕が言えることはただひとつ。 ブームに乗じて読んだ方が、無理して「面白い」という必要はありません。 だから、僕自身もハッキリ言います。 まったく面白いと思えず、BOOK1でやめました。 | ||||
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BOOK1を読み終えた所です。物語はまだ本格的に動き出していないが、村上春樹にはよくある事です。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と書き方が似てますが、意味合いは全く違います。読めば分かります。きっとそうするべきだからでしょう。作中の世界は複雑です。その上謎だらけであり、面白くない人もいると思う。でも読めばいいと思う。村上春樹は流行作家であり、たくさん本が売れている。しかしそんな事はどうでもいい。全く関係ない。前の作品に比べ面白くない。それも関係ない。私が思うには、本を読む事は必ずしも音楽のように好き嫌いのみでは語れない。読むべき本がある。だから読めばいい。ただそれだけ。村上春樹はいつも大事な何かを伝えようとしている。彼の作品を読んだ後、いつもそう感じる。読者はただ彼の語る物語に耳を傾ければいい。安易に村上春樹を一般化しないで欲しい。彼の世界は限りなく広く、そして深い。読者はもう既にその事を知っている筈です。今更何を疑うのか。他の何とも比べようもなく、論じようもないのです。読めば分かります。 | ||||
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SF読みなら駄作だと分かるはず。 物語が破綻して許されるのは、ディックだけだ(笑)。 | ||||
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アフターダーク以降、村上春樹さんの本がなんだか変わったなあと思うのですが(そのようによく論じられているし)この本も、その延長上に書かれているように思いました。私はそれ以前の作品が好きなので、正直あんまり読み心地はよくなかったです。でも、村上さんはきっと、今回は特に、この時代にここで描かれているテーマを書かなければいけないという強い使命感をもって書いたんじゃないかと感じました。その気迫が前に出すぎて、私の好きな村上節が薄かったように思いますが、影響力があるご自分の立場を、ある意味利用して、主張の強い観念的な小説を書いたのかもとも思います。作中で天吾たちが「空気さなぎ」を書いたように。そして、彼らが書いたテーマのように、私たちそれぞれの心の中にあるそれぞれの「正しい偏見」に対して問題提起をしてるように感じました。 | ||||
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久しぶりに定価で本を購入。 出だしは快調だったが、2冊目に入ってからは飛ばしはじめる。 読後感は「つまらなかった、お金返してほしい」でした。 作者が何を言いたいのか,理解できなかった。 初めて読んだ村上春樹の本だったが、残念。 | ||||
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はずかしながら、村上春樹作品を読んだのは記憶の範囲ではこの「1Q84が」初めてだと思います。Book1と2をあわせると900ページを超え、読み応えがありましたが、全体として読みやすく、一気に読んでしまいました。青豆と天吾のまったくべつべつの物語がまるで、並行した染色体の繊維のように無関係そうに進むように始まるが、ストーリーが進むにつれ少しずつ近づいていく。 文壇の事情、新興宗教を巻き込み、天吾の、青豆の、そしてフカエリの運命はどうなっていくのか加速するように読み進めていける。カルトをもっと批判するような展開かと思ったが、その部分についてはあえて必要以上に切り込んでいない気がする。性をめぐる描写が適度なスパイスになっているのか、つい読み続けてします気がする。ただ、最後は結局どうなったのか結論がでず終わってしまった。やや不完全燃焼の感触が残る。楽しく読めたからまあ、よしでしょうか。 | ||||
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普段小説はあまり読まないのですが、プロモーションに興味を引かれて2冊同時に購入しました。 登場人物や背景の描写がとてもすばらしく、評判だけのことはあるすごい文章力だと感心しました。 book1の展開は非常に面白く、どのように広がりどのように終息していくのか、大きな期待をそそられます。 book2、これはまとめようがないのではないかと思わせるほど奇想天外な広がりを見せますが、なるほど、落ち着くところに落ち着いていくのだと納得の終焉を迎えます。 ストーリー性の少ないビジネス書にばかり馴染まれている諸兄も、ときにこのような小説に親しむことで、新たな人生観を吸収できるのではないかと思います。 素晴らしかったです。 | ||||
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村上さんの大ファンではありませんが、売れていると聞き「久しぶりに読んでみるか」と思い、購入。それなりに引き込まれ、Book1 を読みましたが、Book2 あたりから、「もういいよ」と思い始めました。タイトルがジョージ・オウエルを意識したようにも思わせますが、オウエルのように魂を揺さぶる内容ではありません。むしろ、和製シドニー・シェルダンと考えればいいのではないでしょうか。 追記。この本には続編があることが発表されていますが、買ってまで読む気はありません。 | ||||
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僕にとって、村上春樹は純文学なので、正直1Q84は「あれ?」っていう感じだった。 伊坂幸太郎じゃあるまいし、何か面映ゆいぎこちなさが漂っているような、テイストのざらつきを感じさせられた。 でも、このざらつきは、アフターダークのあたりから感じていたものなので、やはりオウムを経由したことが影響しているのでしょう。 どうやら1Q84にダメだしする人は、伊坂幸太郎とかぶってしまうのではないのかな。 ねじまき鳥と「1973年〜」の両方を読んで見れば、きっと「伊坂幸太郎ではないこと」もわかるし、必要なのは「ダメだし」ではなく「自分の文学的嗜好、あるいは指向と合っていないことを知ること」だとわかると思います。 少なくとも僕的には、確実に「ねじまき鳥」と「アフターダーク」を引き継いで、かつさらに先を目指した挑戦的な作品だと感じられました。 ただ一つ、難を言えば、マーケティング戦略のせいで、無駄に刷ることになってしまったことでしょうか。 | ||||
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言わずと知れた話題作。大好きな作家の新作なのに、なかなか 買えずにもんもんとする日々。やっと手に入れて読んでみたら ・・・感想を一言で言うと「もの足りない」。 前半は、いつもの通り淡々と進んで感じ。上巻の最後から後半 の1/3くらいまでは盛り上がってきてくれたのですが、その後が 尻すぼみでした。敵役(今回は宗教団体)にもっと大きな秘密 や怖さや悪さがあってくれれば良かった気がします。 上下巻読んでもまだまだ腹六分目の作品でした。 | ||||
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私は「50」を目前にした女であるが、何故、この本がベストセラーになるのか、正直、分からない。ハウツー本や、シンプルに泣ける小説や、お笑い芸人達の苦労話がヒット作となるこの日本の土壌の中で、何故「ムラカミ」がこんなに読まれるのであろう。作品が匂わせる「60年代末の政治運動」「連合赤軍の銃撃戦」「ある種のコミューン・イズム」は、当時、思春期に入ろうとしていた私にとって、一種の時代の「匂い」として(かろうじて)感じることは出来る。ただ、編集者の小松が経験したという60年安保の「樺美智子」は、現在、(立派な)中年の域に入る私にとっても既に「伝説」だ。第二世界大戦に至っては、もはや「歴史」に過ぎない。ただ、その連綿と続く「歴史自体」がオウムを彷彿させる「さきがけ」をも生んだのであろう。もう「逃げられない」という切羽詰まった著者の姿勢が作品によく現れている。 他の言語にも多く翻訳されているらしいので、多分、彼の文学には、個々の歴史を超えた普遍性があるのだろう。大きなテーマの一つである「ビッグ・ブラザー」や「善悪」が何なのか、私はよくつかめていない。基本にあるのが、キリスト教が根底にあるドストエフスキーなのか、ひょっとしたら、キリストを否定したニーチェなのか・・。私には、常に自分自身を監視し、刑罰を加える「超自我」のようにも思える。「ねばならない」と自己自身を追い詰める「脅迫観念」は、果たして、自己を腐敗させ崩壊へ導く危険な「汚水」なのか、あるいは、新しい自分を創造する「種」なのか・・。多分、両方なのであろう。 30年にわたる彼の作品との「腐れ縁」はこれからも続くであろうが、相変わらず、自分を愛してくれる女性を決して愛する事は出来ないという「いつもの主人公」の性癖はかなり食傷気味ではあるが、「善悪」の意味(あるいは無意味ともいえる)を問いかける青豆は新鮮だった。自分で結論を下し、行動し、自分で始末をする・・。想定内の「悲劇」とはいえ、納得した行動を作品の中で取らせた。続編という形で作品を出す事はないと思うが、多分、自分が投げかけた「問い」に、なんらかの形で、「答え」を返してくれることを村上氏に期待したい。 | ||||
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こうしてレビューを書く意義があるのか、疑問には思う。 すでに120以上もののレビューが掲載されている中で、自分のレビューが読まれる可能性は低いし、そもそもレビューがどうであろうと、読む人は読む。 でも、やはり言いたい。「リアリティが感じられないよ」と。 SFであろうと御伽話であろうと、どれだけ奇抜な舞台設定であろうと、よく出来た作品にはリアリティが感じられるものだろう。それに村上春樹は人一倍、リアリティにこだわってきた作家だと思う。 それが今回の作品ではリアリティが感じられなくて悲しかった(村上春樹は数少ない好きな作家なので、筆力が衰えたように感じられた)。とくに月の描写と、青豆が危険を省みず任務に傾倒していくあたりが決定的にリアリティ不足。どうリアリティ不足なのかは、ストーリーをさらすことになるので書けない。 前者は計算済みなのかも知れないが、後者はそのまま筆力不足なのだと思う。 と、なんだかんだいっても、あれだけ分厚い本を2冊、丸一日で読ませてしまうのだから、楽しませてもらったということで低い評価をすべきでないのかも知れないが、後半は惰性で読んだところもあるし、時間を無駄にしたような読後感が残る。 好意的に評価しても星3つというところ。 | ||||
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今回の新作「1Q84」は新聞で見た書評でオウム事件もテーマになっていると知り迷わず購入しました。 ちなみに村上作品はファンではないのですが、たまに手に取る程度ながら何時の間にかだいたいの作品を読んでいるという感じです。随筆や翻訳本も結構な数になりますが、中でもオウム事件を取材した「アンダーグラウンド」と「約束された場所で」は私自身強く興味を持って読んだ本です。村上氏についての印象もこのあたりから硬派なところもあるんだね、という感じで好感を持つようになりました。 さて問題の1Q84ですが「期待どおり面白かった」というのが第一印象です。しかし「期待どおりでしかなかった」というもの足りなさも感じるのです。やはりオウム事件が提起していることに作家・村上の投げ返してきた球がなんだかゆるい感じがしました。 村上氏の随筆では日課のランニングやマラソン体験とからめて日常の話題やはては作品論まで論じていて面白く読んだのですが、そのせいかどうか村上氏は作品においても走りきるイメージが最初から念頭にあるのではないでしょうか?。しかし作家たるもの松村邦洋のように途中で昏倒する覚悟も必要なのではないかとも思うのです。その点で93年に出版された中島らもの「ガダラの豚」は95年のオウム事件を予告とまではいかなくとも先取りした力作だと思います。そういえばガダラの豚と1Q84は、登場人物になんとなく似たところがなくもありませんね。 それから私は現在、南千葉に移住して「半農半X」な暮らしをしています。1Q84には同じく南千葉の千倉も舞台として出てきます。近年は団塊世代が移住してくるこることも多く、学生運動やコミューンのエピソードを読むと、そんな人近くにいるよ、と引き込まれたのも事実です。まあ私自身がその一人なのですが。その意味でも農的なコミューンが何故どのようにして宗教団体に変容していったのかもっと詳しく書き込んでもらいたかった。村上氏はキャベツの千切りは得意のようですが、農作業の体験はないのでしょう。 | ||||
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「物語」が読みやすく、惹きつけられました(太字や点などちょっとしたニュアンスを理解しやすかったかも)。読後は心の奥底をなでて貰ったような不思議な感じですかね。個人的には、100%のこたえを小説中に求めるなら物足りなさを感じるかも知れないのですが、読者の入り込む余地のある点でも中々面白かったと思います。 | ||||
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村上さんの新作、先ほど読了しました。が、「終わってないんじゃないの、これ?」というのが率直な感想です。 「小説中に提示された謎が、ほとんど未解決のまま終わる」というのは、ここ10年くらい顕著な村上さんの傾向だし、それが彼の小説をより謎めいて魅力的なものにしている側面もあるので、そのこと自体は別に構いません。でも、読了後に改めて考えてみると、今回の本は「上・下巻」ではなく、「BOOK 1、BOOK 2」に分かれているので、『ねじまき鳥クロニクル』の時みたいに、1年後くらいに突然BOOK 3が出ても不思議は無い印象を受けました。 いずれにしても、今回も(『海辺のカフカ』ほどではありませんが)十分堪能しながら読ませていただきましたが、BOOK 2の終わりのほう(特に最後の2章)は、正直、肩透かしでした。というか、やっぱり終わってないよ、これ。 | ||||
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二十年読み続けています。 期待しすぎたりがっかりしたり、そして改めて見直してみたりしながら 常に読み続けてきました。最近は実験作や翻訳が多いなと思いながら、 今回の新作もオチが微妙という評価を聞き、また実験作なのかなと思い 数ヶ月後にようやく本を手にしました。 これはとてつもない本でした。 ねじまき鳥と同じ匂いがしました。しかし手探りではなく、到達点の様な強さを持っていました。ですが、話は全て終わってはいません。 失踪した小松と、拳銃と、そして天吾の意志と。 全てはBOOK3がある事を示唆していました。それが発表されるかどうかはともかくとして、BOOK3は既に存在し、育ち続けている。 レビューに批判が多いのも、また読者を迷わせているのも、基本的にはその為でしょう。そしてそれは意図的になされている。 発売されるか、書かれるかはともかくとして、BOOK3は存在する。それは8−12月の話を描き、そしてそこで完結することでしょう。 この本はその時、「新しい村上春樹」の代表作になることでしょう。 | ||||
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久々に大好きな村上春樹の書き下ろし長編。 期待して読みました・・・が、 「ノルウェーの森」は作者名が村上春樹でなくても大ヒットしたと思いますが、この作品は村上春樹以外の名前ではヒットしなかったと思える出来でした。 村上春樹らしいけれど、無理して村上春樹を外れようとしている気がしました。 そして、心の一番やわらかい部分を、そっと弾いていくような優しさが感じられなかった作品でした。ひょっとしたら、読み手の私がオヤジになって一番やわらかい部分をなくしているだけかも知れませんが。 1Q84(上)(下)でないので、1Q84(3)(4)なんて続編も出るような気がします。それても19Q4とかね(笑) 沢山未解決の布石が置いてありますし、「羊をめぐる冒険」とか「ダンス・ダンス・ダンス」みたいな感じになるのでは? 続編(があれば)に期待。 | ||||
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読んでみてどうでしたか?っと聞かれたら・・・ 何回読んでも、新作を読んでも村上春樹ワールドでしたよ。 そう答えるかもしれません。 面白かったですか?っと聞かれたら・・・ 素直に「はい」っと私は答えます。 話の流れが抽象的で最後までハッキリしない場面が、歯がゆい気もしますけど。 毎回、作者から何らかのメッセージを受けている気がしています。 さて・・・今回はそれが何なのか? ヤナーチク:シンフォニエッタのCDが売れているらしいですね。 私も本を読みながら得られる知識が好きで、真似て更に本書の世界に溶け込みたいと考える性質です。 でも今回は、もう一人の主人公ふかえりの好きな音楽に私はどっぷり浸ってみました。 ふかえりはバッハの音楽が好き・・・特にお気に入りは「平均律クラヴィーア曲集」だと。 〜 BWV846からBWV893 〜 本書の中の彼女の気持ちと作者の伝えたい世界が少しでも理解できるのでは? っと私も聴いてみる事にしました。 音色が音域が、数学者にとっては「天上の音楽」だそうだ。 この曲に浸っているのは、人を思い続ける事・いろんな解釈の仕方で未来を変えられることを感じたからかもしれません。 | ||||
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「どうだった?」と聞かれるともちろん 「面白かったよ!」と断言できます。 しかし、 「読んでみて」と人に勧めるほど思い入れがある作品には 残念ながらなりませんでした。 発売前に情報が一切なかったので、とにかく買って読むしかない 状態ということもあり売れに売れていますが・・・ 村上春樹氏の作品であるからこそのことなのでしょう。 売り方とネームバリューのある方の作品であれば、 物の売れない時代でもこれだけの購買力があるのには驚きました。 さてさて内容は・・・ 読む前は一番気になるのは「1Q84とは何か?」ですよね。 【これは1984年ではなく、いくつかの変更を加えられた 1Q84年という世界】 読みながら1984年にも入り込めず、1Q84年にも入れずに ちょっともどかしくなりましたがこの時代背景をよくわかっている方なら 楽しめるかもしれません。 テレビを見てだらだら過ごすよりは、 夏休みの時間のあるときに読むのはお薦めです。 | ||||
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村上春樹のかなり熱心な読者だと思います。 自分の中に閉じこもり、ついには自分を殺してしまう「羊をめぐる冒険」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「ノルウェイの森」から、自分なりのやり方で他者との関わりを模索しようとする「ダンス・ダンス・ダンス」「ねじまき鳥クロニクル」に到る過程は、ついつい本の中に閉じこもりがちな自分を励まし続け、作者と同じ問題を自分の中に見出し、同時代に生きる幸せを感じてきました。 村上春樹がオウム事件に関わることも、他の作家が小説を書き続けて行くために社会性のある話題に飛びつくのとは違うように感じています。 が、それを他の作品と同じように自分の中の問題と重ね合わせることはなかなか難しい。 或いは、共感できないのは、作者が挑戦している三人称の小説への違和感か?二度三度再読してみます。 | ||||
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