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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全986件 821~840 42/50ページ
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他の方も仰っている様に、良くも悪くも村上春樹です。 私は村上春樹のファンですが、それは羊を巡る冒険以降の「浸らせてくれる」作風に起因しています。 それを求める人ならば、ハードカバーの価格でも一定以上の満足は得られるのではないでしょうか。このような作風、力量の作家はそういません。ま…社会現象に成る程でもないし、主人公の男は今まで以上にSEXしているだけなのですが… | ||||
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個人的に、村上春樹の作品がどうして好みかと問われれば、登場人物の味わいという答えになる。例えば、「海辺のカフカ」では、カフカの15歳には過ぎるほどのストイックさ。周囲に馴染めず、自らの世界感に価値を求めようとしながら、でもうまく信じきれない少年性。そういうところが味わい深く描写されていて、物語の突飛さに面食らわされても楽しく読めた。他のキャラクタも、特にナカタさんなんか、好作用していたと思う。そういう視点で今作のキャラクタ設定をみると、かろうじて立っていたのはタマルくらい。他はぼやけた味で満足できなかった。もっと濃口の人物がいてもよかったんじゃないだろうか。ミステリアスなタイトルに期待が大き過ぎたのか、なんだか物足りない。 | ||||
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他のウェブサイトなどで書いている人もいるが、「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」や「国境の南、太陽の西」に、モーツァルト「魔笛」+コンラッド「闇の奥」(コッポラ「地獄の黙示録」)+フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」、そして作中に言及のある「不思議の国のアリス」や「白雪姫」などのファンタジーの要素、わずかばかりの詩心を加えた作品といった趣である。結末などはそのままあの「ギャツビー」の美しい最後の文章の焼き直しだと言ってもいい。 ファンタジーにしては説明が過多であり、比喩やユーモアにも往年の冴えは見られないが、「海辺のカフカ」や「アフターダーク」に比べれば、全盛期の村上春樹の面影をわずかではあれ垣間見ることの出来る作品だと言える。しかし上記の作品を始め、村上春樹のこれまでの作品の断片をあちこちで見直しているような既視感を覚えることは否めず、その意味で良く言えば彼の作品の「集大成」であり、悪く言えばこれまでの作品の同工異曲の焼き直しだと言える。 作品としての出来は決して悪くないが、少くともこれを作者が意図しただろう、「カラマーゾフの兄弟」のような「総合小説」と呼ぶのは躊躇われるし(作品にそこまでの広がりや奥行きが欠如している)、村上春樹の最高傑作と言うのも難しいだろう。 続編を期待する声もあるようだが、謎が謎のまま放置されている部分があるにせよ、これはこれで作品として完結していると言えるし、「ギャツビー」へのオマージュとも言える最後の文章からも、続編が書かれることを求めていないように思える。 | ||||
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期待が大きかっただけに、残念です。2巻は文庫本を待ちます。 | ||||
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流行だからと読んでつまらないと言う人は言えばいい。 おもしろいと感じて村上春樹が好きになるならそれでいい。 発売から2週間経って購入し とりあえず忙しくて上巻読むのに2週間ほどかかってしまったが それなりに面白いと感じた。 15年ほど前に当時出版されていた作品を全て読み、それ以来 手にとっていいなと思った作品だけ読んでいるが今回の作品は 「ノルウェー」で受けた衝撃はなかったがそれなりの作品ではあった。 | ||||
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どちらとでも捉えることができる。 これすなわち村上春樹的物語だから。 おもしろいけど、文庫で十分かな。 ・酷評 結局言いたいことは、 自分の運命から逃げず、前を向いて歩いていけ、 ということだけ。 たったそれだけのことを言うために、 1055ページも使い、3780円もかけて、 音楽や文学のうんちくを聞かされ、 クールな現代人の生活スタイル話を延々読まされ、 人を煙に巻くような、 暗喩だかなんだか知らないけど、 わかったようでちっともわからない、 不思議な世界を延々語られ、 結局は今の世の中でありもしない、 純愛のために生きると、 遠回りしても自分自身に素直になれば、 最終的には結ばれるみたいな、 「そんなこと言わなくてもわかるよ!」 みたいな1点を聞かされるだけの、 ディレッタンティズム的うんちく物語。 ・絶賛評 現代社会に生きる彷徨える人たち、 とくにちょっとした心の病や、 何かしらのコンプレックスを持った人や、 消極的で行動に移せない人たちにとって、 行動しよう!運命に向かい合って生きていこう! 自分の運命から逃げてはいけない! みたいな、前向きなメッセージを、 巧妙で不可思議な物語世界を用いて教えてくれる、 現代人が今、最も必要とされる書。 | ||||
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最近の村上氏の作品は読んでいませんが、『風の歌を聴け』、『羊をめぐる冒険』、『ノルウェイの森』、数冊のエッセイ集などは読んでいます。『1Q84』は久し振りの長編小説とのことで、たまには読んでみようと思い手にとってみました。なんとなく不思議でミステリアスな村上春樹の世界を楽しみたい人には面白い作品かもと思いますが、私はそのような世界を求めていないので上記のような感想になってしまいました。 『1Q84』は村上春樹の名前がなければこんなに売れることはなかったと思います。それどころか、もし新人作家が書いたものであったならば出版にこぎつけることすら困難だったかもしれません。突っ込みたいことがたくさんあるのです。(以下、多少ネタばれあり) 1) 男主人公の歳上のガールフレンドは都合が良すぎる存在である(男主人公にとって。そして作者にとって)。 2) 女主人公が、なぜそこまで女性警察官に強い好意をもったのかわからない。 3) 思わせぶりで深みのない会話や描写が繰り返されている。 4) 頻回の性描写の必要性が感じられない。 5) 抑揚の少ないストーリーなのに、こんなに長い分量が必要なのか? 6) 男主人公、女主人公は10歳の時に手を握っただけの関係なのに、30歳になってもお互い恋い焦がれていることが可能なのか? きちんとした理由がないので納得できない。 個人的には、月が二つ出てきたところで気持ちが冷めてきました。そして「リトルピープル」が出てきたところで、「あ、この小説は自分には必要のないものなんだ」と感じました。「ふかえり」や教団の存在は少し面白いと思ったんですけどね。しかし、それらも今ひとつの印象は拭えません。 肝心の小説がこのような状態では、あの有名なエルサレムでのスピーチにも白けてしまいます。ノーベル文学賞を獲ろうとしている世界的大作家がこんな小説を書いているからこそ、エルサレムで紛争が起こっているんじゃないのか?という気がします。『1Q84』が私たちの世界を良い方向に導いてくれるとはとても思えません。 村上氏のファンの方、『1Q84』が面白いと思った方、すいません。でも、これが私の正直な感想です。 | ||||
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村上春樹を読む時間があるなら、チャンドラー、カフカ、ヴォネガット、ディック等を読めばいいじゃん。 村上春樹がやりたい事を格の違いで読ませて魅せてくれるから。 相変わらずの性癖にも吐き気がする。 小洒落たキモい比喩をしているのは登場人物なのか作者なのか。みんな物分かりよく会話は先読みしながらの説明的なそれでいてわからないわららないと饒舌にため息ついてる。きしょい。 海辺のカフカもそうだったけど、結局は世界はわからない。でもタフに生きようぜ。愛があるから。世界で売れてたらどうだってーの。 世界で売れなくても漱石やら谷崎でも読んでた方がより豊かな読書でしょ。 勃起、勃起うるさいねん! | ||||
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村上春樹は村上春樹でしかなかったということが、ノーベル賞を取れない理由になりそう。 羊をめぐる冒険や、世界の終わり〜のようにストーリーとしての面白かったのは良かったのですが・・・ 「喪失と再生」というテーマが、今回は目立ちすぎたような気がします。 | ||||
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かなり既にレビューが書かれているので、それを踏まえた上で、語ろうと思う。 この作品は、村上春樹ファンには、なんとも美味しい作品だと思う。 村上的世界をいとおしく思い、そして、村上さんが言いたいことを、感じることが出来ている人には向いている。 けれど、残念ながら、読み終わった後に、「何が言いたかったんだろう?」と思う人も多いと思う。 そういう人は、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読んでも、「羊をめぐる冒険」を読んでも、「神の子供たちはみな踊る」を読んでも (ちなみにこの3作がわたしのフェイバリットです)、この作品を読んでも、「作者は何をいいたかったんだろう?」と思うだろうと思う。 残念ながら、村上春樹ファンにとって、「何を言いたかったんだろう?」は愚問である。 この作品の読後に残る、心の中の余韻、心を揺さぶる風景、えもいえぬ「ぞっとする」ほどの酔い、 それらを感じなかったならば、しかたないと思う。 ようするに、凡庸な読者には、向かないのです。 村上春樹が、村上春樹のために書いた、村上春樹の本です。 たしかに、ストーリーは、わりと、とっつきやすいし、面白い。 誰でもついていける。 でも、その中に書かれていることは、村上春樹さん独自のものであって、文壇の人間でもない我々がああだこうだというのはまだ早いのだ。 Book2以降の発展に期待したい。 「ねじまき鳥クロニクル」や「海辺のカフカ」のように、前半に、あんなに面白かったのに、後半が説明力に欠ける結果にならないことを祈りたい。 ただし、今のところ、この作品のできばえは、今までの村上作品の中で、1番優れていることは間違いない。 | ||||
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私はハルキストではありませんが、彼の著書はほとんど持っています。読んでないものもありますが。 いろんな人がいろんな感想を寄せていて、なるほどと思うことも多々ありました。賛成できない意見ももちろんありました。 ただ、上下巻合わせて1000ページを超える長編を最後まで飽きずに読ませるという著者の力量はさすがと思います。読み終わったあと達成感のようなものを感じました。 比べるのは間違っているかもしれませんが、映画を2本見る値段で10時間以上(遅読なため)作品に没頭できたというのは娯楽としては安いと思います。もしつまらない映画2本を観ても、おそらく人は「あーあハズレだったな」くらいにしか思わずに終わってしまうでしょう。 しかし村上春樹に関しては、かなり否定的な意見を綿密に書かれてしまう。人気作家の宿命でしょうね。 純文学とエンターテイメントは相反するものではないと思います。 いろんなタイプの小説家がいます。村上春樹を読んでつまらないとしか思えないなら、自分に合った作家の作品を読めばいいだけのことではないでしょうか。 | ||||
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村上さんは、その最初期の作品の中で登場人物にこんなふうに言わせている。人は誰でも死ぬし誰かと寝るものだ。だからそのような場面を小説中で特に描写しなくてもよい。 それを読んで共感したのは、もう25年前のことだ。 さて最新作においては、多くの人々が殺される。また性描写は時にどぎつく、また頻繁に現われる。これをどう考えたらよいのか。身もふたもない言い方だが、村上さんも老けたということだろう。すなわち、そのような描写を入れないと、強い感情を喚起できないと感じてしまっているのだと思う。 では本作はつまらない小説か。いや。私は肯定的に評価する。千倉の施設に父を訪ねる場面が感動的で胸にしみるからである。淡々と書いているように見えるが、実は能力の限りを尽くした過不足のない表現である。 父は作家の実の父でもあり、世の中あるいは日本を意味するとも取れるだろう。村上氏はそのような対象に出来る限り礼儀正しく、偽りではない感謝の念を伝えようとしている。本作以降の作品は作者の一種の遺言として理解されるものとなるだろう。 | ||||
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久しぶりの長編ということで期待して買いましたが・・・なんだかね〜。 物語は二人の主人公の話が交互に入れ替わりながら進んでいきます、 男主人公のパートはいつもの村上ワールドですが女主人公のほうが村上さんどうしちゃったの?ってぐらい痛い内容です。 ついでに二人の主人公の接点とか少女と教祖の関係とか物語り上すごく重要なことがなんの前触れもなしにあっさり種明かしされます、ヲイヲイ早すぎるだろって読んでるほうが心配になってしまいます。 まぁ相変わらず文章は上手いので一気に読めますがマスコミで騒がれてバカ売れするような代物ではないと思います。村上未経験の人がこれから入るとアンチ村上になること請け合いです、お願いですから初期の作品から読んで下さい。 絶望先生が言ってたアレってコレのことだよね・・・ | ||||
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待ち望んだ新作。自分も含めた読者は,村上春樹がこれまで書いてきた名作の数々やエルサレムでの感動的なスピーチを念頭において大きな期待をよせてしまうため,読んだ後「あれ,こんなものなの?」という肩すかしを食らう気持ちもあるのだろう。しかしよく考えたら,村上春樹という名前がもはやブランド化していて,発売何週間かで百万部を売り上げてしまう状況においては,どんな作品であっても賛否両論は激しくなってしまうし,ハードルの高さゆえに非難の声も大きくなってしまう。仕方ないことだと言えばそれまでだし,そのプレッシャーに打ち勝つのが村上さんの作家としての役目だろうと言われればそうでもあるのだと思う。 しかし,そんなゴチャゴチャしたことを言わせないくらい,この小説は面白い。村上さんが以前から語ってきた「物語の力」を肌で実感することができる。あらすじやテーマをここで語るには長すぎて大きすぎるし,何よりムダである気がしてならない。そんなことはもっと有能な評論家に任せておけばいい。解釈なんて人それぞれがすればいい。ここで自分が独りよがりな説明をしたって,それこそこの小説で描かれている「恐怖」に過ぎないのではないか。小説でもモチーフにされているであろうカルト教団はなぜあのような道を歩むことになったのか。自分で考えて咀嚼して気づかなければいけないと思う。読んだ何万人かが何かしら考えれば日本は多少救われるかもしれない。そしてそれもまた「物語の力」であると感じる。 なんだかんだ言って語ってしまうんだよな。だって面白い小説だから。ブームに乗り遅れまいと読む人,長年ハルキストでありメタファーを解読しようと読む人,それぞれだと思うが,純粋に楽しめたら,それが一番ではないでしょうか。 ちなみに自分は続編が読みたいです。どう飛躍するのかな。 | ||||
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社会性を持ち,未来に開かれた作品。 すべての結末が読者に委ねられているが、読後に消化不良の感がない。 すばらしいの一言。 プロットの詳細に手が込んでいて、練り込まれている。 この意味で、再読に耐える。 登場人物を極限まで追い込み、読者を物語に同化させる。 その結果、架空と現実の世界の境界が消え、読者は尋常ではない世界での体験が可能になる。 この小説世界から、現実の世界に戻った時に、従来の世界観が変わる。 | ||||
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「1Q84」は、互いに絶対的な存在である男女の愛とそれを阻む性欲を描いた「スプートニクの恋人」、同様に絶対的な存在との愛とそれを引き裂くある種の人間が持つ歪んだ欲動を描いた「ねじまき鳥クロニクル」の流れを汲む、絶対的な存在の男女の愛の物語。 前2作との大きな違いは、その絶対的な存在が遥か昔に一瞬の時と手を重ねただけで、以来、接触がないことと男女に同等の重みが置かれている点。村上さんは本書に多くのこれまでの自作と尊敬する作家の生き様とその作品の重要なエッセンスを詰めに詰め込みました。恐らく、かつて無い程の総力戦で書き上げた作品だと思います。 ですが、結果として本2作は世界レベルの文学作品足りえず、自作も越えていません。栞紐の色を見れば分りますが、Book1(黄緑)、Book2(橙)を経た次作のBook3(青)が、世界的に価値観の変化を必要とされる2009年という時代を象徴する文学(芸術)であることを願います。 〜以下、過去各品との関連、読後にお読み下さい〜 1.「スプートニクの恋人」の「すみれ」は作家志望で比喩的に自分の血を流した後、漸く「僕」の愛に辿り尽いたかに見えますが、本書主人公「天吾」のように愛が届かなかった「僕」はその性欲を不倫で処理してきた 2.もう一方の主人公「青豆」の唯一無二の友人の自殺と「ノルウェイの森」の相似 3.本書の宗教団体やDVに苦しむ妻達と「ねじまき鳥クロニクル」の皮はぎボリスや妹(長女)を自殺に追いやり下の妹(主人公の妻)を性的・精神的な破綻に追いやる兄ワタヤノボルの狂気(歪んだ欲動・性欲)の相関 4.上述のワタヤノボルの使い走りの牛河が本書でも悪を代表する宗教組織の使い走りとして登場 5.村上さんが尊敬するドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」、最も深く関わった作家レイモンド・カーヴァーが行っていた小説の朗読(天吾のふかえりへの朗読)、カーヴァーが最も尊敬していた作家チェーホフの引用(多用) 6.地下鉄サリン事件のインタビュー集「アンダーグラウンド」からの手を握ることの深さの引用 | ||||
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私はムラカミ作品をこよなく愛するハルキストです。でも昨夜読み終えた1Q84はあまりしっくりきません。リトルピープルの存在や描写が受け入れられないし、老婦人の温室ではレイモンド・チャンドラーの作品が、「さきがけ」にはもちろんオウムの存在が・・・などあちこち気になって集中できませんでした。もちろん物語としては面白く引き込まれて読みました。でもムラカミさんの作品の中で、上位にはランキングしません。ここ数年に出された長編の中では好きですが、「ねじまき鳥」は超えていませんし、初期のシンプルな作品の方が好みです。羊男は大好きですが、リトルピープルはどうも・・・ダメでした。 善悪が表裏一体であることなどメッセージは理解できますが、読後感がすっきりしません。 | ||||
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いつも思うのですが、読む側に全面的に理解を委ねるような村上作品。 読後に何か得るものがあるのか・・・・、むむむん難しい。 ただ、単純に面白い世界にこの世界に引き込んでもらえることに極上の楽しみがあります。 | ||||
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BOOK1のほうなんですが、両方読んでからの感想なので こちらに書きます。 タマルさんはなんで、ほうれん草が好きな飼い犬を 縄でつないでいたんでしょうか? なぜ鎖にしなかったのでしょうか? リトルピープルなら、鎖だったとしても犬を消すことは 可能なんじゃないかと思う。 でもあえて、縄にした意味があったのか? 読み終わった後にそれがなぜか私の心にひっかかってます。 変ですね。 最後のほうは、とても哀しくなりました。 青豆さんは幸せなんだよね。 天吾はかならず青豆さんをみつけてくれる。 そう思います。 | ||||
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村上春樹以外に、村上春樹的な小説を書ける人がいない。これこそが、村上春樹人気の理由かなと。今作もかなり楽しく読ませていただきました。 タイトルの感じから、book3とbook4も出そうですので、今は続編の刊行を心より楽しみにしています。明快な結末がないと知りつつも、最後まで読まずにはいられない。ハルキワールド。 | ||||
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