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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全986件 701~720 36/50ページ
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村上さんのことが大好きです。なので、一晩で読了しました。私の人生に最大の影響と励ましを下さった唯一の作家さんです。ペンという武器でもって、社会悪と真っ向から向き合い続ける姿は正に日本の魯迅といえます。そしてそれは、「正しい人生とは?」という我らの問いかけに見事に答えてくれるものです。真に偉大な作家とは、真に偉大な人間のことを言うのだと(当たり前のことですが)気付かされます。 1つこの小説で(大いに)気になるところは、青豆の行為を如何に裁くのかというところ。彼女の行為が許されたりしたら、この世界は滅茶苦茶になってしまいます。ここのところがささくれ立って、心の中に取り残されたまま。さぁ、後半はどうなるのか???続編があると(私自身は)確信しつつ、見事な締めくくりに期待したいところです。 揺らぎつつ、時に倒れそうになりながら、ここまで闘い続けた村上さん〜日本の誇りです。 若い方は、どうか、作家デビューから今までの代表作を読まれて、この作家さんの人生に触れてみて欲しいと思います。私は、これを何度も繰り返しながら人間性を取り戻し、蘇生することができました。村上さんという壮大な宇宙に包まれて、人生を再び学んできたのです。 みんな頑張れ!そして、私もまた今日より明日へと頑張ろう。 | ||||
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常々映画のレビューだけを書くことにしている私が、この作品は心象表現が多いにも拘らず 映像として認識されたので敢て書かせて頂くことにする。誰か上手い人に撮って欲しいなぁ。 必要ない? また長いという意見も多いが、青豆の物語・天吾の物語というふたつの長編と空気さなぎ・ 猫の町というふたつの短編が入った、私にはお得感のあるカバーアルバムの様であった。 イイと思うけどなぁ。 特に「猫の町」は素晴らしい。ポール・デルボーの絵画をイメージ出来た。またふかえりは、 デルボーの絵に登場する白い肌の女の子のようだ。ふたつの月の心象表現はシャガールだ。 たぶん。 教室で手を握る10代の青豆と天吾、ホテルの密室で息詰まるやりとりのリーダーと青豆、 アパートのベッドのふかえりと天吾、海辺の施設における父と天吾、そしてクライマックス、 やっぱり見てみたい映像シーン満載だ。 たぶん、映画イイと思うけどなぁ。・・必要ない? | ||||
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おそらくBOOK3は出ないし、出てほしいと思えない。 この本がつまらないわけではなく、それはもう、 理屈ぬきに面白いと感覚的に感じた。 ただ、この本が出版された時と、実際に執筆された時期の違いと、 内容的にオウム、阪神大震災、以降の村上春樹の集約となっていること、 (読売新聞のインタビューでも明らかだが) を見れば、BOOK3を書く理由がない。 青豆はひきがねをひき、天吾は青豆を探す、それで終わりなのだ。 今後は、翻訳、短編、中編といういつもの流れを経て、 次に長編がでるのはいつなのだろうか。 おそらく、そこで私たちは村上春樹の中に「老い」というものを、 いい意味でも悪い意味でも感じる、そんなタイミングかもしれない。 | ||||
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流行っていたので、周ってきた。 もともと春樹作品はあまり相性がよくないのだが、今回は今までで一番ひどい。 わかりづらいことが文学の価値だ、という人は読めばいい。 読書に多少の感動や自分の心を満たすことを望む人なのであれば、これは適していないと思う。 呼んでいてさわやかさはまるでないし、私は男性から「あの本いいよね」といわれたなら、申し訳ないが好意的印象は持つことはない。女性からでも同様。 何しろ性的描写が多すぎ、軽薄であり、気持ちが悪い。 これを会社で「ああだった」「こうだった」と話す気にはなれないし、それは私にとってはアダルトビデオや、アイドルのグラビアの感想を人前で話しているくらい「自分の品を落とす」ことだとすら思う。 それくらい、性的描写が多すぎて、読んだということを後悔します。 | ||||
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ノルウエーの森で知名度をあげた村上春樹の小説は全て読んできたけど 続編を匂わせるラスト と言う手法を今回も使ってきた。あえて 言うなら ふかえり と言うキャラに新鮮味を感じた。でも正直言って クロロ二クルの様な絶望的なラストでもなく国境の南太陽の西の様なアダルトな雰囲気もない。やっぱり ふかえりが 1Q84の全て。 | ||||
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これまでの人生のどこかで時間や場所を共有した、 もう交わることはないかもしれない人たち。 そういう人たちのことを想ったり、考えたりすることを どこか非生産的で、後ろめたい作業のように考えていた私は 背中を押される思いがした。 一体何に遠慮していたのだろう。 気になる人のことは、好きなだけ考えればいいじゃないかと。 会ったり、話したりすることだけが 人と関わることのすべてではない。 “その人のことを忘れない”。 これもまた、関わり方のひとつのカタチなんじゃないだろうか。 そんな思いを巡らせる、上下2巻の旅でした。 | ||||
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遅まきながらBOOK2まで読了した。自分は村上文学の熱心な読者ではないし、創作に当たり強く意識したと言われるジョージ・オーウェルの「1984年」もずっと昔に一度読んだきりだ。過去の作品群との対比や裏目読み、解析などは他の方々にお任せして、以下は、200万部を突破した超話題作の感想として。 美しき殺し屋と作家志望の予備校講師。同世代と言う事以外一見何の関連性もないふたりの主人公の“日常”が交互に語られる。物語がどこで連環しダイナミックに動いていくのか、初めこそ気になったが、各々のパートが興味深く面白い為、いつしかふたりのドラマをひたすら追い続ける事になる。 文学者の原石とも言える天才少女、誰もが思い当たる社会的事件を引き起こしたカルト集団、何故か主人公が知らぬ間に世の中が変質している不可解さ。チェーホフ、ふたつの月、空気さなぎ、リトル・ピープル、そしてビッグ・ブラザー、、、。張り巡らされた数々の伏線にイメージが膨らみ、作者の刺激的な企みに眩惑されるが、根っこにあるのは、サスペンス、ハードボイルド、社会派、そしてもちろん「恋愛」の物語。 こちらの世界とあちらの世界、善と悪、光と闇のせめぎ合いと暗闘、そして、その彼方にある結末。無垢で艶やかな清新さ、孤独感と緊張感、混沌と黎明、そして、邂逅から死へ全てを包括し極北まで踏み込んでいく絶対的で至上な愛。 直載的でストイックな青豆のパートと、今までの村上ワールドの延長上にあるような天吾のパート。個人的には、その屹立した仕事ぶりと一夜限りの男の嗜好に、膨らみそこねたパン生地みたいな不均等で貧弱な胸への愛おしさ、そして、タマルとの関係に瞬時生まれる孤高のプロフェッショナル同士のある種の共鳴と接合まで、実に魅力的な青豆のキャラクターに心惹かれる。BOOK3に繋がっていく今後の展開に期待しつつも、スピンオフとして、是非もうひとりの彼女を主役にハードボイルドな作品も読んでみたい。 次に日本人としてノーベル賞を受賞すると期待のかかる文学者の手によるものとしては、意外なほどクールな中にパッショネートでエモーショナルな部分を感じる今作、当レビュー上では必ずしも絶賛とは言えないようだが、今年屈指のエンタメ小説である事には間違いない。 | ||||
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新品で購入しました。 これはエロ本であり、作者の願望が痛切に感じられます。 ハゲ頭の中年が好きで逆ナンする若い女性なんていません。 | ||||
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読み終わって数日経ちますがいまだに評価がつきかねる1冊です。 村上春樹の作品をほぼ同時代で読み続けてきた自分としては、納得できる部分と釈然としないが半々といった感じです。 今までの村上春樹作品が読者をひきつけてきたのは、良くも悪くもその距離感(突き放し感)だと思います。 全てを説明することなく、物語の中心に空白を据えることで読者の想像力、感受性を引き出す構成でした。 それに比べると今回の「1Q84」は物語の構成が以前の作品とは大きく違っています。 今まで以上に物語自体をどっしりと中心に据え、細部における謎もきっちりと書かれています。(それでも謎は謎として残っていますが) 以前からの村上春樹が好きな自分としては、この変化が違和感として残っている感じです。 ただデビュー以来20年を経て、2009年の同時代にあえてこの1冊を送り出した村上春樹の意図は、再読をした上でもう一度考えてみたいと思います。 噂されているBook3が出るのか非常に興味深いです。 | ||||
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購入したのは発売当初でしたが、本棚にある事に満足したままお預けに。 お盆休みでようやく腰を据え、一気に1、2と読破しました。 結論、お金と時間返して。不快感に対する慰謝料もって感じ。 でも村上作品って、解らない方が感性がないような気分にさせられますよね。昔はまだ響いてた気がするんですけど、私が老いたのか… そして購入者のどのくらいが最後まで読破したんだろう… | ||||
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今回の作品の底辺に流れるものはやはりとても良かったと思います。私にとってこの作品に表現される時代背景や登場人物はとても魅力的でもありまた懐かしく感じる部分もありました。遺伝子の事、善悪の概念より前から存在するものについて、私たちが現在の生活において真実を見出そうとすればするほど霧の中に迷い込むような中でも、この登場人物たちはあくまでも誠実な格好良さが感じ取られますのでいつも期待を裏切られません。きっと作者の描き出そうとする世界観のようなものは年月を追って形を変え、深みを増しているのでしょうが原型のようなものは変わらないのでしょう。 それを私はなんとなく昔から好きだったんだろうなあと思います。 これからの時代に向けての新しい概念のようなものを理解するために何度も読み返し、心に留めておく必要がありそうに思えます。 | ||||
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単純化することを恐れずに言えば、1Q84は偶数の物語である。青豆と天吾(2人の主人公)を交互に一章ずつ、12X2=24章に纏める構成。2つの月、世界。感応するパシバと、それを受け行動するレシバ。空気さなぎに寄って作られるdaughterと原型であるmother. 作品は著者によって完全に統御され、様々なエピソードを紡ぎながら、エンディングへと向かう。銃口を喉に入れ、引き金を引く青豆。24章で天吾の面前で空気さなぎから生まれる10才の青豆。 1Q84の世界は周到な構成を取りながら、決して作品自体を裏切り、物語そのものを「異なるもの」へと変幻することをしない。唯一、1Q84と言う表題で9をQとすることによって1+8+4=13と言う奇数、それも素数を紡ぐのみである。 小単位ではそれ相応に心を揺すぶるエピソードはあるが、究極に於いて、読者は作品を「読む」という行為に於いて、「異なるもの」、「生なる感覚」を感じ取ることが出来ない。 私は先に挙げたエピローグを正確に予想することが出来た。これは読者にとってとても不幸な事である。 | ||||
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出版されて直ちにベストセラーになったので、購入して読んでみたが正直「何これ?」っていう感じでした。著者が言いたいこともよく伝わらないし、内容もある一貫性がない展開で、私を当惑させてしまいました。最後まで読む価値があるのかと思い、途中でやめたのですが、いまだになぜ売れたか本当に理解できません。 | ||||
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ねじ巻き鳥から幾年月、かなりの待ち時間でした。村上春樹氏がノーベル賞にノミネートされているとの報道が流れたり、イスラエルに出掛けられ、受賞式でのスピーチが取り上げられていました。今作の村上春樹氏の世界は宗教団体に関するモノらしく、天吾くん、青豆さんのお話しを、かなり、のんびりと、読みました。世界の終わりに似ているような感じでした。自分勝手に、この人はあの人みたいに読み進めていました。映像化(イメージ)が出て来るのは東京という世界に長い時間過ごしているからなのでしょうか。おお、これから、何事が起きて行くんだ!で、BOOK 1は終わりました。いろんな意味で、疲弊しました。 | ||||
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食べるのも寝るのも忘れて(ちょっとは寝たけど)、一気に読破しました。 やっぱり彼の作品は読んだ後に、とんでもない気持ちになるわけですが、今回も大混乱中。 でも、「ノルウェイの森」みたいに救いのない絶望感みたいな感じではなくて、今回はもうちょっと前向きな感じです。 人によって、賛否は分かれるのだろうけど、同年代の皆様にはぜひ読んで欲しいです。 | ||||
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青豆とタマルの会話は鳥肌ものでした。 ダサくて。すごいセンスで驚いた(ウケた) | ||||
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みんなも書いているけど、終わってないでしょ。これ。 伏線 未回収で物語は終了しないし、落語も小説も 落ちやさげ が無いと 商品だと思いません。 素直に BooK3を待て! って 帯に書いてくれれば 5つ星だったのに。 | ||||
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発売当初の爆発的で驚異的な売れ行きから、しばらくはどこの本屋に行っても手に入らず、これはさぞかしおもしろい小説なんだろうとそれだけ期待もガンガン膨らんでいました。なんかタイトルも不思議な感じだし。 やっと手に入ったので、読み始めました。 2つの話が同時進行。最初は大きな期待が原動力となって読み進めていましたが、次第に『ん?え?あれ?何だこれ???』とにかく物語に全く引き込まれないのです。官能小説じゃないのに不必要な性的描写、それもイライラします。あと、平家物語の引用?全く意味が分かりません。 なんかただ単にふわ〜っとした不思議な雰囲気を無理矢理作り上げているようで、それが全く心に響いてこないのです。読みながら、『そんなはずはない、ベストセラーなんだから・・・』と自分に言い聞かせるように読んでいましたが、BOOK1の終盤にさしかかるにつれ、なんか説明のつかない憤りがメラメラと湧いてきました。ショックでした、おもしろくなさ過ぎて・・・。『これが、こんだけ世間を騒がせた小説かぁ?』当然、BOOK1で読むのやめました。 が、しかし、ひょっとしてひょっとするとBOOK2になってからがおもしろくなるのかも!?とか思って本屋でBOOK2を手に取り、適当なところをパラッと開いて読んでみると、天吾とふかえりのエッチシーン。一瞬、その描写に本を床に叩き付けたくなる衝動に駆られました、『エエかげんにせ〜よ!だからなんなんだよ!』って。やっぱりこの本はダメでしょう。 いや〜、そんなことないよ、すごくおもしろかったよって感想の方、じっくり話を聞きたいものです。 | ||||
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1、2とも読み終えました。 少し「ねじまき鳥クロニクル」に似てるかな、と思いました。 ただ、クロニクルははっきりした結論を書かず、 読者に想像させる余白を残していますが、 こちらの方は割ときちんと説明書きがなされているように感じました。 個人の好みにもよると思いますが、 手や脇に嫌な汗をかきながら、文章からイメージを沸かせて、 色々と想像を働かせて読んだクロニクルの方がパワーがあったかな、 という感じがしました。 あと、元々そういう文体と言われればそうかもしれないですが、 この1984は特に英語に翻訳されるのを前提として書かれたような、 なんというか、英語にすると映えるだろうな、という感じを受けました。 愛が全て、とか、 とうとう村上氏も口に出してしまったか、という感じがしました。 | ||||
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作者の大方の作品は読んでますが、一言で言うなら村上さんらしい作品です。 (とても一言では表現できませんが、強いて言うなら…) 飽きさせないストーリー展開。村上さんらしい表現。全体の雰囲気というか不思議な世界観。 村上さんにしか描けない小説ですね。 ただ、読み終わった後に何とも言えないモヤモヤ感が残ります。 意図されたものなのでしょうが、ちょっとスッキリしないというか、やられたなぁという感じ。 あとはご想像にお任せします的な… 物足りなさにも似たような感覚。 何かを言いたくて書かれたものではなく、「そこにある村上ワールドを小説にした」というか。 まさにこの作品のテーマとなる世界に引きずり込まれました。 読んで後悔はしない作品。 だけど何か足りない。もうちょっと続きが欲しい…かな。 | ||||
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