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アフターダーク



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【この小説が収録されている参考書籍】
アフターダーク
アフターダーク (講談社文庫)

アフターダークの評価: 3.47/5点 レビュー 470件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全470件 261~280 14/24ページ
No.210:
(4pt)

光が射す予兆。

所謂「村上春樹」ではない。だからこそこの時期、海辺のカフカが醒めやらぬこの時期にこそっと出してきたんだろう。ムリに読まなくともいいょって意味も少し含めての意図だろう。私は好きだ。この作品では『結局なにも解決しない』のだけれど、きっとこの先、世界に光は射すのだろう。静かな、しかし確かな予兆を感じることが出来た。もうそれだけでこの作品の意味はあるのだろうと思う。混沌とした世界の幕開けとなった21世紀に力を与えてくれる一作。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.209:
(2pt)

ちょっと退屈

少しテンションが落ちている。新しい村上春樹なのかも知れないが、ちょっと退屈であった。今後面白い小説を期待します。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.208:
(3pt)

これからの村上春樹

いままでの村上さんでありませんね。この作品は村上作品としては実験作にあたります。いままでの作品にはみられなかった視点を重視した文章が特徴ですね。作品的には成功しているとはいえませんが、新しい小説を書こうとする気持ちが伝わってきます。次回の作品には新しい村上春樹としてすばらしい作品を書いてもらいたいと思います。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.207:
(4pt)

超お薦めの村上ワールド

深夜から明け方にかけての男女4人のコラボレーション。まさにMURAKAMI WORLDですね。読みやすくて、奥が深いです。前回の「海辺のカフカ」から内容がさらに洗練されて新たな世界が展開されました。感無量です。村上春樹のファンは必読!村上春樹がはじめての方も納得の一冊です。深夜零時少し前、村上ワールドの幕が開く。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.206:
(3pt)

次に続く長編を予感させます。

街に闇が訪れてからのたった一夜のお話である。夜を迎えるということが、不安と期待の感情を呼び起こすものであったという幼い頃の感覚が蘇ってきた。当たり前のように感じていることが夜になるととても不自然なことに思われ、自分の立っているこの場所自体が不確かな居心地の悪いものにも感じる。それとは逆に、すべてが自由であらゆることが許される、見落とされているようにも感じる。 眠るとき、僕はそっとこの小説を思うようになった。朝まではまだ時間がある…。突然何が始まっても不思議じゃないのだ、夜という空間においては。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.205:
(4pt)

三日月が

どうしても気になってしまう。三日月である。終盤、夜明けの時間帯になって、読み進むのに何か違和感を感じた。よく読み直したら、三日月が登場しているのである。しかも西の空に。三日月は太陽のすぐあとに昇ったり沈んだりするから三日月の形をしているのであって、夜明けの西の空にあることはあり得ない。太陽が沈んだ後に昇ってくるはずの満月が、日が暮れてすぐに西の空にあることがあり得ないのと同じように。もちろん小説だから何があってもいいし、この物語でも非現実的なことは起きている。でもこのシーンは一番遠い視点から、客観的、俯瞰的に普通の世界を眺めているはずだ。それに西の空の三日月のイメージは(もちろんその時は空が暗いのだが)これから夜が深まっていく感覚を呼び起こし、夜が明けて新しい日が始まる再生感と生理的にそぐわない。著者はわざとそう書いているのだろうか。一番離れて見ても非現実的な世界を描いたのだと、示唆しているのだろうか。いやそれでは、読者は「私たち」の側に留まってしまい、向こうの見られている世界の住人のひとりになりえない。語られた物語を、自分の物語にすることができない。それでいいのだろうか。気になる。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.204:
(4pt)

解決の兆し

高校生のとき、「ねじまき鳥クロニクル」の1、2部を読み始めたら、止まらなくなり、風邪を引いたことにして、学校をサボってまで読んで以来、けっこう、村上春樹好き。でも、今回のは、「ねじまき鳥クロニクル」の2部があまりにも、「えっ!続きどうなるのさー!きになる~!」くらいに、放り出されてしまった感じ。現実的に、一晩夜が明けただけでは、解決できない問題はたくさんあり、一晩で解決できるような問題と言うのは、たいした問題ではないのかもしれない。徐々にではあるが解決の兆しを垣間見ることができたところで満足すべきなのだろうか?
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4062125366
No.203:
(3pt)

期待しすぎたから??

待望の新作でしたがあっという間に読み終えてしまいました。村上春樹さんの作品は私が今いるここではないどこか遠いところへ連れて行ってくれるはず・・・と期待していたのですが、何かが起こりそうな予感がした途端に終わってしまいました???これは続編を期待してもよいということでしょうか?こんなに謎が残されたままの状態では、私の心は収まりません。こんなにもレビュー数が多く、他のレビュアーさんたちの評価も厳しいということは、みなさんそれほど期待していたということでしょうね。「期待しすぎる」というのも考えものですね~。確かに大好きな村上さんの作品ですから、素敵な部分はたくさんあります。音楽や食べ物に関する描写の細かさは相変わらずだし。完全なる脇役かと思っていたコオロギさんは意外にかっこいい人生論をかたってくれます。高橋さんの人生のモットーは私の生き方にも共通するような納得のできる素敵な言葉。でも・・・・全編を通して残る「物足りなさ」はどうしようもありません。プリーズ!続編!期待しすぎない程度にまっています☆
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.202:
(4pt)

村上ワールドの進化

「風の歌を聴け」から何冊もの村上春樹の作品を読んできた。しかし、この作品は他の作品とは一味違ったものを感じた。それは、一貫して客観的、俯瞰的な視点からストーリーが展開されていかれること。また、文章が細かく句点で区切られていること。結末をぼかした様に読者に想像させるようにしていることだ。このような、変化を進化と読んでいいの分からないが、村上氏の意図的な新境地開拓のような気がしてならない。だが、村上氏の節操も随所に見られる。大都会の真夜中に動く登場人物、過去を背負って逃げる人、眠れない人などの孤独感、その孤独感の埋め合わせる描写、ミステリアスな展開、時間的または空間的な非現実な世界がそうだ。これからの村上ワールドも必読だと思う。
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No.201:
(4pt)

心の夜明け

夜の11時56分から、翌朝の6時50分過ぎまでの物語。19歳の女の子マリと、その姉エリと、それを取り巻く人々のそれぞれの「夜」が3人称のユニークな視点で語られる。物語りも終盤にさしかかり、やがて朝の光が街を静かに包む頃。読者は自らの中にある、やわらかな優しさと出会うはず。そして、自分を取り囲むすべてのものに感謝をしたくなる。静謐な光が心の中にスッーと舞い降りてくるような、そんなちょっといい話。
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4062125366
No.200:
(4pt)

やっと結びついた

やっと結びついた結びつくまで長かった厳しい評価の多いこの作品ですが私は好きです村上春樹の文章はこちらに細部まで想像させてくれますだから村上春樹が好きですでも。。最後まで読んじゃえば全てのことに一貫性みたいのも見えてくるけど、普通にはじめて読むとわけわかんないえ?なんでいきなりこんなシーンなの?ってかんじこれは繰り返し読んでゆっくりと理解してゆきたいと思いますでも、もしもこの続きがあるのなら読みたいんですエリはマリのぬくもりで起きたのかエリの心は癒されたのかマリと高橋の文通の内容北京から帰ったらどうなるのかすっきりとしない終わり方なんですでもやっぱ好きです
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.199:
(4pt)

深淵なる闇のなかで人は・・・

夜更けから暁にかけての短時間に、これだけ静謐でありながら躍動感を持った物語を書けるものかと嘆賞した。時間軸に沿って物語りは進み、それを見つめる第3者の目線も描かれるが、それは人物を冷静に客観視する。また、時折みせる人物の交差は、同一線上に存在しながらもそれぞれが孤立した「個」であることを逆説的に強調しているかのようだ。登場人物の色分けも技巧的で、時として会話に遊び心も垣間見えるし、印象にも残る強い魅力を持っている。物語後半にかけて主人公の独白にも似た告白を受けとめる女性には、すでに世界を達観したような強さを感じた。執筆活動25年で節目の年というが、今後の活動への期待を考えると、本書もただ一点の通過点に過ぎないだろう。カーヴァーやアーヴィング作品の翻訳、地下鉄サリン事件のルポタージュと活躍のフィールドを常に模索する村上氏への期待は、本書により一段と高まった。
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4062125366
No.198:
(3pt)

難しいです

すらすら読めるには読めました。でも作者の言いたいことはよく分かりません・・・
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.197:
(4pt)

ねむろう

大部分の人間は夜、眠る。記憶を再構成するために。この小説でエリ一人を除いて登場人物は皆、夜、眠らずに過ごしている。マリ、高橋、カオリ、コオロギ、彼らは自分たちの重々しい記憶を語る。その夜、二人は偶然出会ったにも拘らず、出会ったからこそ。コオロギが語る「思い出しなさい」というアドバイスに私は心を打たれた。動揺したと言っていいほどだ。まだ、読み終えてすぐということもあってか、この小説の色んなことが分からない。だから、ともかく今は眠ろう。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.196:
(3pt)

『坑夫』を思い出しました。

いま、読み終えたばかりで、その感想です。 文体が俯瞰的な所から始まって、なんか、神の目っていうか、傍観者的な書き出しが多くて、ちょっと驚きました。それと、「私たちは...と感じる」という言い回しも初めて目にしたので、驚きです。神の目みたいな書き出しは、総合小説を目指して、包括的な小説を目指しているのかなぁ、と思いましたが。 それと「私たち....」の言い回しは読者もコミットすることを求めているのかなぁ、と思いました。 情景描写が多いのは、新たな試みかもしれませんが、『短編小説案内』に出てた、庄野潤三の『静物』や、志賀直哉の『城の崎にて』に比べると、どうも徹底していなくて、なんか中途半端な気はします。ああいう俳句みたいなのは、19歳の主人公の話には、合わないかもしれませんね。 それと、夜の東京といっても、実際、夜の東京の情景描写はそれほど多くないので、あんまり、東京に関係する話ではなくて、どこの大都市が舞台でも構わない話かなって気はします。 読み終わって思ったのは、夏目漱石の『坑夫』(『海辺のカフカ』で引用された)みたいだな、ということです。『坑夫』は、なんでこんな終わり方なのか、疑問を抱く作品でしたけど、『アフターダーク』もそんな感じは持ちました。 読みやすいので、3時間ほどで読んでしまいましたから、それはそれなりに、まぁ、こんなもんかって感じです。 主人公が19歳の女の子でその主な会話相手も大学生で、村上春樹氏はこの年代を多分、よく知らないんじゃないかなって、気がします。もっと大人を相手にした話の方がうまく書けたんじゃないでしょうか。引用される洋楽ポップスに80年代の曲が多い点は、今の大学生が主人公の話では、どうも厳しいなぁって気がしました。その他、正体不明の人物やら意味不明の姉やら、ちょっと、読者に丸投げはないんじゃないかって気はします。 ただ、すらすら読めてしまう文を紡ぐのはさすがですね。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.195:
(5pt)

どうだっていいじゃないですか

ついつい口出ししたくなる。そんな、でしゃばりな女です。構成がどーたらとか、文体がどーのとか、どうでもよくないですか?みなさんは何のために小説を読むのでしょう?いっぱしの評論家気取りはやめて、純粋に文学を楽しみ、それをきっかけに内省してみてはどうですか?私はみなさんが一読者として感じたことを知りたかったな。私にとって「アフターダーク」は、内省を促し、これからを前向きに生きて行く決意をする、とてもいいきっかけになりました。それは、この物語に描かれている今の時代の悩める人々が発するメッセージの一つ一つが、現代の悩める一人類である私の心にしみわたり、そして自分の心に消化されたことで、得られたものがあったからです。つまり、村上さんが上手に話を書いてくださったから、その話が禅問答のように私に問いかけ、その意味をとことん考え抜いた私はそこから生きて行くための教訓を得られた、というわけなんです。えーん、私生い立ちゆえにあんまり日本語上手じゃないんで、あんまり言いたいことが伝わらなかったんですけど・・・とにかく、今暗闇を生きているような思いをしている人は特に、希望を見出せる一冊ですよ。ラストがいまいちだと思った人も、もう一回読んで、あとちょっぴり問いと答えを考えてみてくださいね。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.194:
(1pt)

あんな小粋なシス管は、夢物語さ!

東京の夜。都会の闇。 渋谷、デニーズ、セブンイレブン、ラブホテル。 たまたま居合わせたその夜の人々。 とってつけたような境遇と チープな悩み。 何かが始まるのかなぁ。と思ったら、物語は終わってしまう。 妻にあんな小粋なセリフを吐けるシステム管理者って、私の見た現実世界には皆無だったけど? なーんて、思い出すと、すべてがうそ臭く見えてしまう。 私には、村上 春樹さんの新境地にはついていけそうにない。 カメラワークの付いた、絵コンテのような描写が、折角の文章を殺していて、もったいないなぁ。と思ったりしました。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.193:
(3pt)

なんなのだ?

春樹さんはこの小説で何をやりたかったのだろう?「世界の中心で・・・」が売れたので、文字数が少なくて、文体も読みやすく、ちょっとおしゃれでミステリアスな小説でベストセラーを狙った?映画化(小説に書いてある通りのカメラワークとコマ撮りで簡単に映画化できそうです)を狙っている?新刊を出した勢いで、旧作の売り上げアップを狙っている?いろいろ勘ぐりたくなりますが、村上流の、食べ物&音楽&映画&哲学といった小道具と、サブリミナルに訴える象徴的な風景描写といった特徴は生きていますし、謎は謎のまま、物語に結論を持たせずに自由な解釈にゆだねる、という手法も、今そこで切り取ってきたような淡々とした(でもどこか特別な)場面の数々も、十分魅力的です。なんだかんだいってさらっと読めて楽しめました。でも、村上さんには、それ以上を期待している僕にとっては、本作は肩すかしでもありました。現実の上の方をふわふわ漂うような、村上ワールドのさらなる進化を期待して、星三つ。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.192:
(5pt)

なんともいえないけど・・・

今までの小説とはまた違った形の小説でした。ストーリーを説明しろといわれると、正直無理ですね。普通本の読みはじめで考える「この本はどんな話なんだろう」という思いが最後のページまで続きました。でも決しておもしろくないわけではなく、私は結構惹き込まれました。人物が魅力的なんです、ひとりひとりが。全体的に読みやすかったです。飽きてつまったりすることなくさらさらっと読めると思います。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.191:
(2pt)

……

はっきり言って、期待外れだった。今までの作品とは違う『新境地』を目指して書いたのだろうか、確かに今までの作品にはあまりない、語り手は第三者であるという所に最初は新鮮さを感じたが、読み進めていくうちに、ただの中途半端な『新鮮さ』しか感じなくなっていった。今までの作品とは違うものを目指したのなら、今回はまだその域には達していないと思う。今までの特徴と新鮮さが織り交じっていて、何となく中途半端な作品に仕上がっているような気がする。今回は未だ中途半端だったが、次の作品ではその中途半端さが消えて、より洗練された内容になっているであろうことを期待したい。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366

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