■スポンサードリンク


アフターダーク



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
アフターダーク
アフターダーク (講談社文庫)

アフターダークの評価: 3.47/5点 レビュー 470件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.47pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全470件 281~300 15/24ページ
No.190:
(1pt)

意味不明

ノルウェイの森以来のファンだったが、正直言ってかなりがっかりした。よく意味がわからないし、何を言いたいのか理解できない。ちっとも面白くないし、なにも残らない。。期待していただけに、はずされたショックだけが残りました。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.189:
(5pt)

解明されない謎、変化について

ストーリー重視の方は肩透かしを食らうかもしれません。でも私にとってはこれで完璧、と思えました。真夜中の東京の細かい小道具もいちいちワクワクしたし、バリエーションに富んだキャラもいいし、謎が謎のまま終わるところもとてもいい。正に、それぞ現実。作品が「変わった」と感じる方も多いようですが、文体を変えるのは今に始まったことではないし、何よりそれこそが村上春樹の真骨頂ではないでしょうか。もし彼の作品がいつも似た色調であれば私はここまで惹かれないと思います。今後もどんどん変わって驚くような作品を見せて欲しいと思います。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.188:
(4pt)

おかえりなさい。

この本の帯に書いてある「風の歌を聴け」から25年・・・というのをみて・・・ふむふむと思いました。たしかに「風の歌を聴け」に似ていると思いました。 「そんなつもりで書いたのではない」という意見あるでしょう(その帯を書いたどなたかが)。ふむふむ。そうだろうな・・・「全然文体も感じも違う」。ふむふむ。確かにそうですね。 でも確かにそう感じたのです。あの作品の持つ、いい意味での独りよがりな点、そしてそれがいやみじゃないスペースで作品のすみずみまで配置されていて・・・そしてあの作品は朝をえがいて終わっていました。 一時の悩める中年路線やストイックな論調・・(決してそれを批判しているわけではないのですが僕の不健康な性質にはあいませんでした)それを越えて戻ってきたように感じてしまったのです。 まだ続くかもしれない作品・・・けれども続かなくても余韻がよくて悪くない感じ。読後に、やっぱりこう思ってしまったのです。「おかえりなさい」
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.187:
(1pt)

僕は読んでよかったけれど。

村上龍っぽいと書いてた人がいたのでどのへんかな?と思って読み進めていたのですが、村上龍さんの面白くない系と確かに似てました(笑)。コンセプト優先の構成と「え、もしかして、このまま終わるの?」感がそっくり・・・。でも、村上春樹さんの村上龍さんとは違う「優しい」感じは随所で感じられたので読まなきゃよかったとは思いませんでした。僕は個人的に「なんとか踏みとどまろう、なんとかにこっと笑おう」という感覚を、とてもとても欲していたので(というか読んでいるうちにそのことに気づいたのですが)読んでよかったです。力をもらいました。僕と同じように、求めているかも知れない人、あるいはかつて村上春樹さんの作品に癒されたり、励まされたりした人は「今」購入したほうがいいと思います。なにしろ新刊ハードカバー書き下ろしですから。ただし過大な期待をせずに(ここ重要)。なので金銭的に切迫していて、且つ、より効果的な読書パフォーマンスを求める人には勧めません。残りページが少なくなったときに間違いなく「もしかしてこのまま終わっちゃうの??」最後のページで「ほんとに終わっちゃったよ・・・」。抜けません。しっかり抜きたい人は新刊ではなく過去の素晴らしい作品がこの世の中にはたくさんあるので探したほうがいいと思います…村上春樹さんの作品以外にも。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.186:
(4pt)

非言語化の試み

確かに変わった。村上春樹が好きなアメリカ小説みたいな感じ。こういう「ジャズ」もたまにはいい。ある視線による忠実な映像化による伝達は、まるでソクーロフやタルコフスキーの映画、もしくはアラーキーの写真集を見ている感覚に近い。逆説的な言い方をすると、言語を用いながら、非言語化の表現を試みたのではないか。エクリチュールがもたらす左脳から左脳への論理伝達ではなく、イマージュがもたらす右脳から右脳への抽象伝達。孤独と空虚、死を前にしてなお無力な現代人の苦しみ、か。解けないパズルみたいでワクワクする……そんな自分もまた逃れたい退屈をもてあます一個の空虚であることを知る。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.185:
(3pt)

つい読んでしまう村上ワールド

お気に入り作家の村上春樹氏の新作『アフターダーク』である。遠足の上野公園までの行き帰りで一気に読んでしまった。 小説ってこんなにはやく読めたっけ?と思うのだがー仕事関係の本はどうしても線を引いたりメモをとったり、関連する事を調べたりとするっと読めないー、するっとよめてしまった。 このお話、村上氏のお得意のストーリー展開手法で描かれている。 いくつかのストーリーが同時並行で進みながら、いつしか別々の場面出会ったはずがつながりをもってきて、そして一気に週末に向かってストーリーが展開していく。 深夜のファミレスで本を読む19才の少女マリと、その姉で昏睡したかのように眠り続けるエリ。トロンボーン吹きだが、この番で足を洗って法律家になろうとする高橋、ラブホテルの支配人のカオルとそこで働くコオロギ、コムギ、マリと同じ19才の中国人娼婦、謎の男白川が織りなす、深夜から明け方までのドラマだ。 いったいこのストーリーで村上は何を描きたかったのだろうか? 高橋のエピソードにあるように、犯罪を犯す凶悪犯と我々の境はそれほど確固としたものではないという事なのだろうか?また、眠り続ける姉と妹の心のつながりの問題なのだろうか? 村上氏のストーリーは暗示的であり、登場人物の会話は哲学的で、僕には何が結論なのかよく分からない事が多いのだけれど、いつもとても惹かれるストリーなのだ。 今回も、勝手になるほどとと思ったのは、どんなに距離が離れてしまったように思える2人も、どこかにはそうでない瞬間があったはずなのだという事だ。何かから逃げていて、名前を捨てている女性コオロギがマリにいう。「マリちゃんは、今のお姉さんとはあんまりしっくりいってないみたいやけどね、そうやない時もあったと思うんよ。・・・・今すぐには無理かもしれんけれど、努力したらきっと思い出せるはずや」(p.243)「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないかな」(p.244)このストーリーから僕は何を手に入れる(た?)のだろうか。もう少し時間をかけて(おいて)考えてみたい。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.184:
(4pt)

都会の片隅の…

新聞の見出しや、評論を読んだだけではイマイチよくわからなかったんですが、読んで見ると面白かったです。独特の寂しさや、不安な雰囲気が作品全体を包み、都会の片隅のおとぎ話を聞いているみたいでした。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.183:
(2pt)

これは前半ですか?

えー、こんなのってありかよ。村上春樹の新作!中身も見ずに学生には辛い金額を出したのに…!!ずっと、(よし、もうちょっと、もうちょっと我慢すればわかるはず。)と思い続けて、結局最後の頁まで行ってしまいました。本当に上下巻の上ではないのですか?寧ろ序章では?皆さん、購入希望なら近くの本屋で立ち読みしてからの方が良いですよ。最後まで読んでください。途中はいつも通り素敵にセクシャルでミュージカルです。騙されます。今までの村上春樹は私の中では全て『当たり』だったので、正直ショックです。高い評価をつける方の気持ちがわからない。とにかく、私は、こういう、中途半端な作品が、嫌いです。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.182:
(3pt)

バチは当る

「そんなことするとバチが当るよ。神様が見てるんだ。」と昔の人はいったかもしれない。いま世の中が、ちょっと前によく聞かれた「ユビキタス(コンピュータを世界中あまねく存在させた状態あるいは、どこでもコンピュータと接続可能な環境)」な世界に向かっているのであれば、ぼくらはいつでもコンピュータに捉えられることになる。そんな世界ではコンピュータが「神」になる?コンピュータに精通しているはずの「白川」は、原始的なコンピュータである防犯カメラに自分の姿を捉えられえる。バイクの中国人は追い続ける。白川は自分の生活をしている。自分の世界で生活しつづける。マリも自分が築き上げた世界で生活しようとする。しかし彼女は世界がひとつじゃない事も知っている。エリはもうひとつの世界に捕らえられている。世界はいくつもあって、何かのきっかけで別の世界がおとずれることもある、当たり前だけど。けれども、世界は繋がっています、当たり前だけど。比較的評価されていないように感じられるこの作品。なにか、今までの作品とは違った、別の理由、あるいは動機で書かれたような気がします。何点かのミスの指摘もあるように急いで書かれた感じもしなくはありません。それでも、村上さんはたしかに、新しい小説世界に向かっています。マリや高橋も自分の世界を広げようと、別の世界に繋がろうとしています。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.181:
(3pt)

暴力と希望

 著者の問題意識として暴力の問題がある。それはこの世の中に存在する不条理である。暴力は自分の外側のみならず、自らの内にも存在する。このような重い現実は現実として受け止めながら、ニヒリズムに陥らずに我々はいかに人生に希望を持ちうるのか。それがこの作品の中で著者が思索したことではないか。 著者の答えは不確かながらもあわい希望の方向性を指し示す。 
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.180:
(3pt)

なるほど、アフターダークか

何も知らずに読めば間違いなく村上春樹さんだとは思わないでしょうなんだか村上さんが現代の人々を描写するとすごく違和感が感じられるように思うなんというか人物に魅力がほとんど感じられなかった。ただ現代人が魅力的じゃないだけなのだろうか、村上さんはこれらの人物を描いていることに満足しているんだろうかそしてなんだかとても軽い。真夜中を描写しているのに全然緊迫した感じが伝わってこないこれが新しい世界に向かう村上春樹だ!と言われたら正直がっかりするほかない新しい世界に向かうにしてもゆっくり歩きましょうよ、たくさん水を飲みましょうよ次に期待。☆3つです
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.179:
(2pt)

読んだ後、暗くなる アフターダーク

 半分程読み終えてから、だんだん僕は不安になっていった。決して厚いとも言えない残りページで著者はどれだけの深さ、どれだけの意味をこの物語に持たせる事ができるのだろうか。ある種の「疑い」みたいなものを残りのページと著者に持ちかけながら読んでいました。芸術家にとって見る側、聞く側に空白を与える事はとても大事なことだと思うが、今回のそれは意味のない空白に思える。仮面の男の正体は?「ニゲキレナイ」の真意は?それが現代人の象徴なのですか?年金の催促ですか?春樹さん僕らはそこまで頭が良くないですよ。ヒントをもう少し下さい。 客観的に読めば「楽しい」小説だったのですが、いつもの著者の作品がそうであるように、主観的になれませんでした。僕は春樹さんにただの楽しい小説なんて期待していません。もっと深い深いところまで、遠い遠い所まで心の旅をしたいのです。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.178:
(3pt)

終わり方が好きじゃない

村上春樹さんファンの私は、本屋で新作を見てすぐに買いました。個人的に読破後の感想は期待ハズレです。『カフカ』のような読み進めていくにつれて2つのストーリーの関連性がしだいに明らかになっていく独自の書き方は好きです。私は村上さんの本は前半はワリと読むのが重く、中盤の展開がすごくすごく楽しく、終盤にスッキリするといった感じです。しかし、今回は中盤はもちろんわくわく惹きつけられましたが、最後の1Pを終えたとき、えっ!?終わり?としか言葉がでませんでした。人それぞれ続きを考えろということなのかも知れないけど、村上さんとしての答えが欲しかったです。議題がなければ討論できないように。それに謎のままのことが多すぎます。顔のない男は?、白川の追跡の行方は?、姉の覚醒は?、など。1冊で完結しているので短いとも思いましたもう少し読んでいたかった。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.177:
(2pt)

おもしろくない

~読み始めてから、いつになったらおもしろくなるのだろう、と我慢しながらよみました。半分もすぎて、ようやくおもしろくなったかなと思ったらおわってしまった。あたらしい作風(?)もいいけれど、わざわざこういうことをしないほうがいいんじゃないかなあ。結局、いつもの村上春樹風になってきたところだけ、おもしろいと感じたように思いま~~した。逆に言えば、一貫した書き方ができてない。中途半端な書き方をしたって、しょうがないのでは?~
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.176:
(3pt)

本当に・・・・

テーマがない。というかストーリーも・・・・。作者の真意もわからぬまま、ひたすら読めてしまう不思議な小説です。マリの描写のみが、村上春樹の小説人物のニュアンスを唯一留めているのみで、他は本当にビックリするほど、この作者らしからぬカンジがした。高橋は最初の登場が今時の若者なのかとも思ったが、会話の中で端々に「ぼく」のような比喩の多い会話をするので、ますます人物のイメージが混乱してきて、最後までこの人物の描写が曖昧だったような気がします。いままでの村上作品にある「ぼく」をとりまく魅力的な人物たちはすっかり影を潜めてしまった。残念です。でも3時間で読み終えることが出来ました。エッセイより軽い小説ってあるんだな・・・・。そんなカンジ。村上さんこれって実験小説なんでしょうか?次回の作品には是非、期待したいです。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.175:
(3pt)

初めて?の関西弁

彼の小説中で登場人物が関西弁でこれだけ語ったのは、おそらくコオロギが初めてでは?(違っていたらごめんなさい)。これまでの登場人物のセリフで一番体温(ぬくもり)を感じました。やはり作者が関西出身だからでしょうか?全体的には平坦すぎて少し落胆。皆さんおっしゃるように序章と考え次に期待するのか?
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.174:
(1pt)

裸の王様

私は43歳、学生時代からずっと村上春樹を読んできました。ここ数年数作、発表のたびにあの世界の終わりをもう一度と祈りながら、そして直子よ再びと念じながら、ページを開いてきました。しかし最後のページをかきむしりたい思いは回を重ねるごとに募り、今回にいたっては脱力感以外の何物も残りませんでした。先に書かれた書評の中で、星5つなんていうのを見るにつけ、もしかしたら自分の進化のなさがいけないのか、とか、私の感性が疑われるべきものなのか、とか、私ってバカ?とかって悩みましたが、いや、やはり今は亡き安原顕さんは正しかった。ブランドに引きずられてはいけない。裸の王様がいっぱいです。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.173:
(1pt)

わからない・・・

本当に村上春樹さんの本?と疑問になりました。どちらかというと、村上龍さんといった感じ。クリアな繊細さ、今までの登場人物の重みといったものが感じられない。はっきりいってがっかりし、あなたはこんな小説を書く人ではない!!と悲しくなりました。カフカも賛否両論激しかったですが、今回は賛否両論を繰り広げるまでもない。感じです。いったいどこに向かうの?本当に。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.172:
(3pt)

肩すかし、でも・・・!

思わせぶりでオチがないって感じ、何となく分かります。ラストは何だか、肩すかしを食らった気分。でも、つまらなくはない。それと、皆さんも言われているように、今回は一人称スタイル(「ぼく」、「私」スタイル)ではないです。「我々は純粋に観念的な視点になって・・・」、「観察者であるが介入できない・・・」などの表現からも、すごく自覚的というか、意図的にこのスタイルを使っています。新たな試みってのは、おそらく、この点と関係しているのではないでしょうか。そしておそらく、この点が、皆さんの評価を分けているのではないでしょうか(個人的には、一人称が好きだけどなあ)。今回の見どころ(読みどころ?)も、やはり、登場人物が自分の世界観を語る、その語らせ方。それも面白いと感じないならば、春樹さんの作品のどれを読んでも、きっと面白く感じないのではないでしょうか。私はいつも、登場人物の世界観を表現する際の、あの独特のメタファー使いに(今回は「たこ」に)惹かれています。でも、やっぱり、ちょっと物足りない感は残ります。特にラスト。「判断は読者に委ねる」というメッセージを読み取っている方もいるようですが、私は、軽く肩すかしを食らった感があります。委ねる前に、材料をくれ・・・!!
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366
No.171:
(4pt)

一種の都市論

『スプートニクの恋人』のような「あちら側の世界」がテーマになっている。我々が俯瞰して見ている出来事は「こちら側の世界」なのだけれど、あるいは「あちら側」なのでは?と思いたくなるような、不安定感や曖昧さが巧みに表現されている。ただ『海辺のカフカ』のような作品の後で、少し物足りなさが残るのは否めない。
アフターダークAmazon書評・レビュー:アフターダークより
4062125366

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!