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残虐記
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残虐記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 101~101 6/6ページ
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徹夜度 ★★★★★ 話題性 ★★★★★着想 ★★★★☆ 作品の重さ ★★★★★テンポ ★★★★★ 読みやすさ ★★★★☆謎解き ★★☆☆☆ 感動 ★☆☆☆☆読後感 すこしモヤモヤおすすめ度 ★★★★★本作品は、まさに桐野夏生にしか描けない世界。25年前の少女誘拐・監禁事件の被害者で、現在は作家となった「小海鳴海」こと生方景子。彼女の元に出所した犯人から手紙が届き、彼女は失踪。物語は、夫が出版社に彼女の手記を送付するところから始まる。夫の手紙→犯人の手紙→小海鳴海の手記→夫の手紙と、手紙と手記のいという珍しい構成の作品である。小海鳴海の手記のなかで、彼女が明かさなかった少女誘拐・監禁事件の真実が明らかにされる。わずか221ページであるが、内容はぎっしり。作者独特の「毒」がきっちり詰まっている。作品の「重さ」と「テンポ」は通常相反するのだが、本作品の場合、重苦しい内容ながら、ついついページをめくってしまい、私にとって、「幻夜」に続く2作目の徹夜本となった。「OUT」「ダーク」「グロテスク」の作品を楽しめた方には是非お勧めである。余談であるが、「OUT」の英語版が、日本の小説として初めてMWAが主催するエドガー賞最優秀長編賞にノミネートされた。ノミネートされただけで快挙といえよう | ||||
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