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玉蘭
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玉蘭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 61~66 4/4ページ
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『光源』同様、ミステリではなく一般小説の体裁である。現代に生きる有子と、70年前に船乗りとして生きていた大叔父、質(ただし)の物語が重層的に語られていくさまはスリリングで、特に戦前の上海の様子と、そこに生きていた男と女の描写は濃密だ。巧みな構成とあいまって、読後深い感銘を覚えずにはいられなかった。 | ||||
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『光源』同様、ミステリではなく一般小説の体裁である。現代に生きる有子と、70年前に船乗りとして生きていた大叔父、質(ただし)の物語が重層的に語られていくさまはスリリングで、特に戦前の上海の様子と、そこに生きていた男と女の描写は濃密だ。巧みな構成とあいまって、読後深い感銘を覚えずにはいられなかった。 | ||||
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『OUT』『柔らかな頬』『光源』いずれも好きだったのですが、今作はそれほどはまりませんでした。 桐野さんの作品は型破りなところにも魅力があると思うのですが、今作は上記3作に比べると、かなり平淡で、それでいて、構成がどうもぎくしゃくしていて、切り貼りをしたような印象で統一感があまり感じられませんでした。主役たちの存在感も希薄で、メインとなる性愛描写も、桐野さんらしくなく、作中で、登場人物の一人が、なんてありきたりなことをしているんだろう、と嘆く部分があったのですが、た、たしかに、とそこで相槌をうってしまったりして、その後、ある程度、ハジケる展開にはなったものの、やっぱり物足りないものがありました。 | ||||
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『OUT』『柔らかな頬』『光源』どれも好きで、それらに続いて読みました。 桐野さんの作品は、登場人物を含め型破りなところにも魅力があると思うのですが、今作はそのあたりは抑え気味の印象を受けました。登場人物の一人が、なんてありきたりなことをしているんだろう、と嘆く部分で、た、たしかに、とこちらも相槌をうってしまったりして、その後ある程度ハジケる展開にはなったもののやっぱり『OUT』『柔らかな頬』『光源』に続いたあとの作品としては、ちょっと物足りないものを感じました。 | ||||
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今まで桐野夏生さんの著書はほとんど読みましたが、今までの作品とは全く趣が異なっています。「OUT」などのハードボイルドでは結末に少し不満が残るところもありましたが、この作品は全くそんなことを感じさせませんでした。また現代と昭和初期の上海の描写も素敵で、まるで自分が上海にいるかのような錯覚に陥りました。各章ごとに登場人物がそれぞれの視点から物語を語っているので、男性の方でも読みやすい恋愛小説、時代小説のような気がします。最近私が読んだ中で一番引き付けられた小説です。 | ||||
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今まで桐野夏生さんの著書はほとんど読みましたが、今までの作品とは全く趣が異なっています。「OUT」などのハードボイルドでは結末に少し不満が残るところもありましたが、この作品は全くそんなことを感じさせませんでした。 また現代と昭和初期の上海の描写も素敵で、まるで自分が上海にいるかのような錯覚に陥りました。各章ごとに登場人物がそれぞれの視点から物語を語っているので、男性の方でも読みやすい恋愛小説、時代小説のような気がします。最近私が読んだ中で一番引き付けられた小説です。 | ||||
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