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この闇と光
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この闇と光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 21~40 2/3ページ
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いやあおもしろいなあ。 この感激(衝撃)は、学生時代に読んだエラリークイーンの「Yの悲劇」以来ですね。 この小説、少女漫画的な部分があるので女性に人気があるのがわかりますね。 レビューなので、あらすじとか、ここの部分がどうだとか書かないといけないのでしょうが 内容については何も書かない方がいいですよ。この小説は・・・ こんなに魅力的な小説が、長い間絶版状態で新書が手に入らなかったなんておかしいですよ。 「まぼろしの傑作」にしておくのがもったいない傑作です! | ||||
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※ネタバレ要素注意 そもそも何故タイトルがこれなのか、読み終えると改めて納得する作品だと思います。また光と闇の他にも、『美と醜』『愛と憎悪』『真実と虚構』等の対極を巧い具合いに反転して表現している所がミソなのかなと。この作品は難しい表現や回りくどい要素が無いので読みやすく、レイア姫と優しいお父様の美しくも残酷な、閉ざされた童話の世界に耽美のエッセンスを加えたようなこの物語を読み進める度に惹き込まれ、終わった後も暫く余韻に浸れたのも満足でした。読み終えた後、トリックを知った上でもう一度頭から目を通して、『この時この人は何を思ってこの話をしていたのだろう?』と言ったような語られていない心情や苦悩を想像しながら読むのも面白かったです。 ALI PROJECTさんの『地獄の季節』に“君を飾ろう檻の中”という歌詞がありますが、この本を参考にされてたらしいと知ってまた納得です。 自分は文庫本で購入しましたが、その解説で少女革命ウテナの話が取り上げられていたのも非常に興味深かったです。 星を1つ減らしているのは、失礼な言い方かもしれませんが、設定に無理を感じるという部分には自分も賛成で、ミステリイの要素は薄めだと感じたので。ただ純粋に作品の雰囲気を愉しむだけなら個人的には文句無しの星5です。 | ||||
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表紙に惹かれてなんとなく手に取った1冊。 とても読みやすく、世界観に引き込まれました。 最後のどんでん返し‼すごいです。はぁ〜 | ||||
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良かったです。状態も良かったです。また利用したいです。対応も速かった。 | ||||
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作品そのものは耽美なゴシックミステリであり、文章も読みやすくて美しい。ラストも歪んだ美しさがあってとても良い。 閉鎖的な愛情は耽美主義の絶対条件である。 問題は、裏表紙のあらすじにある「衝撃の結末」と言う言葉だ。 この文言のせいで、あれこれ余計な事を考えてしまい、私は途中まで読んだところで結末を予測してしまった。これでは、丹念に作り込まれた耽美な結末が台無しではないか。 重ねて言うが作品そのものは素晴らしかった。極上の耽美小説であった。これから作者の他の本も読んで見るつもりである。 予測可能なラストだと低評価しているレビュアーがいるが、それは作品の問題でなく「衝撃の結末」と言う無粋な文言のせいである。 「これから脅かしますよ」と言ってから脅かされて、驚く人が何処にいるであろうか。 映画の予告にも度々見られるが、こういう宣伝文句はもう止めて欲しいと切に願う。 | ||||
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美しい物語。 冒頭から盲目の王女の小さな世界の描写がずっと続くので心が苦しく切なくなり吐き気を感じて読むのを途中で止めようとしたんですが随所に散りばめられた違和感がどういった結末へとつながるのか気になってしかたがありませんでした。 中盤になると急展開。まさかの驚愕の事実に声がでました。そして最後は男性には少し納得のいかない結末となりましたが女性ならではの感性で表現された美しい?ミステリー小説でした。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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前半は、谷山浩子の「王国」ないし「鳥籠姫」を髣髴とさせるメルヘン調のおもむき。しかし、ただ甘いだけではなく、不安やら緊迫感も漂っています。 それが、帯にも書かれている「どんでん返し」を経て、思いがけない展開を見せます。後半部の緊密な文体は、どこかたどたどしい(語り手の年齢と、置かれた立場を考えれば当然ですが)前半の文体とあざやかな対象をなし、作者の手腕を証し立てています。 上質のミステリであることは間違いありません。ただ私は、それだけではない、と感じました。純文学とかファンタジーの名作が、さまざまな形で扱ってきたテーマを、この小説は見事に変奏しています。それは文学(および芸術)にとって根源的なテーマのひとつなのですが、はっきり書くとネタバレになりかねぬので、じつは困っています。アーサー・C・クラークのあの有名な作品のタイトル、ただし「2001年 宇宙の旅」じゃないほう、という言い方でよろしいでしょうか。ミステリのレビューなのだから、これくらいの謎かけはいいですよね。 私は皆川博子さん経由でたどりついたのですが、もっと早くこの作者を知っていればと悔やみました(多くの作品が品切れか絶版になっているようなので)。とりあえず入手可能なほかの作品を読んでみるつもりです。 | ||||
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たとえば谷山浩子の、「鳥籠姫」「王国」さらには「仇」といった歌に惹かれる方なら、きっと楽しめると思います。 前半部のゴシック・メルヘン調の世界観を、後半部でどう回収するか、という点がいちばんの見どころなのですが、そのやり方があまりにシンプルにして的確なので、かるく唸ってしまうわけですね。 しかもこれは、たんなるミステリー、ないし奇譚に留まらず、かなり普遍性をもったお話だとも思うのです。だれにとっても、大なり小なり、幼い日々とはどこかしら童話めいたものではないでしょうか? この作品を「入門編」といったら亡き作者に失礼ですけれど、これで服部まゆみさんに魅了されたら、『一八八八 切り裂きジャック』が、同じ角川文庫から新装版として出ています。ただしこちらは、面白いのは請け合いですが、分厚いうえに、ややグロテスク趣味が前面に出ていることもあり、『この闇と光』ほど読みやすいとはいえません。 | ||||
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ある書店でこの本が特集の中に組まれていたので、気になって購入しました。 率直な感想を申し上げますと、凡庸な言葉しか出てきませんが、これは本当に面白い作品でした。 私の好きな本の中で1、2位を争うほど大好きになりました。 惹きつけられる文章に舞台背景、そしてただただラストに向けては驚愕し、同時にこうなっていたのかと感服致しました。 本の耽美的な設定に本当に酔いしれました。 酔いに酔いしれて、読後の満足感もこの上ないほどでした。 気になる方は買って損は無いです。 むしろ得しかありません!!! そして、この本を読む機会を与えてくれた本屋に本当に感謝です。 | ||||
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ほとんど絶版なんですよね。 ぜひ全集を出していただきたいです。 | ||||
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耽美な世界とゴシックミステリーの融合は素晴らしい。 後半から色々などんでん返しがあり、登場人物たちの思いが綿密に組み込まれている。 耽美と一括りにするには言葉に尽くせないほど、この本では様々な音楽や絵画や物語などの甘美で優美な世界観を味わえる。 物語と現世が入り交じった、正に闇と光で出来た作品。 読み返しても、またいくつもの違った視点で耽読できます。 | ||||
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耽美な作品です あまり書くとストーリーの楽しみがなくなってしまうので、あまり書きませんがこの、近年でこんなにも耽美な作品に出会えるとは思いませんでした きっとミステリーとしては傑作だろうけど、フェイバリット作品だとは期待してなかったのですが嬉しい誤算でした 勿論ミステリーとしても、そして耽美を欲する女性にオススメします 少女のような気持ちに戻れました 本当に美しい物語です | ||||
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角フェス2014「もう一度読みたい1位」と知り購入。 まさしく何度でも読みたくなる珠玉のミステリ。 著者の耽美的世界を堪能しました。 惜しむらくは著者が早逝してしまっていること…。 だからこそこの作品が再版され出逢えたことに感謝! 「ネタバレ厳禁」「幻の傑作」とある帯の言葉に偽りなし! | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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この本に偶然巡り合えて本当に良かったです。 レイア姫の別荘での暮らしを、純粋な気持ちで読んでいた私は、物語の中盤で全く別世界に突如追いやられた感じでした。 これから読んでみようと思っている方は、ネタバレなどを見ないで、純粋な気持ちで読んでみてください。 | ||||
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最初の挿話?『レイア 1』に文学的な価値、香気を感じました。 「失脚した王とともに、小さな別荘に幽閉されている盲目の姫君・レイア。優しい父と侍女のダフネ、そして父が語り聞かせてくれる美しい物語…」 (カバーより引用)。 しかしその後の展開についていけない感覚もあり素直におすすめは出来ません。読後感も必ずしも良くないです。 | ||||
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絶版になって最も残念な作品のひとつ。 一度うっかり紛失してしまい、再度購入しようとしたら絶版になっていたので仕方なく中古で求めました。手に入らなかったらどうしようかと思った! 服部さんの本はいくつか読みましたが、最初に読んだのがこちらでした。 初めて読んだ時からお気に入りで、以来何度も読み返していますが何度読んでも初めて読んだときの面白さが色あせない。 主人公、レイアは盲目の王女。優しい父と誕生日に父が連れてきた犬のダークと離宮で暮らす。 目は見えないけれど父の朗読する物語を読んだり、中庭でピクニックをしたり、穏やかな時間を過ごす。 世界は幼いレイアの視点で描かれ、「おとうさま」や物語、音楽に触れて成長する様子が綴られる。 大好きな父と過ごす光輝く日々と、対照的に描かれるのが意地悪な召使のダフネ。 レイアが成長するに連れ、愛する父への愛情は深くなり、物語を読み知識を得る喜びが大きくなっていくにつれ、穏やかに完結していたレイアを取り巻く世界の殻が少しずつ剥がれていく様に軋み始める。 どんでん返し&耽美がお好きな方にはオススメ。 こんなに素晴らしい作家なのになぜ新刊が出ないんだろう・・・と思っていたら、2007年にお亡くなりになられたんですね。ここのレビューで知りました。悲しい・・・ | ||||
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