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この闇と光
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この闇と光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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すぐに届けていただいて感謝です | ||||
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主人公レイアに与えられた情報をもとに ぼくたち読者も読み進めていくわけだが…。 このことが実にミステリー的である。 ただそれがこの作品の全てではないということ。 注意しておきたいのは ミステリ要素のみを求めて読むと肩透かしになる可能性があるだろう そのことがレビューの賛否両論にも表れている | ||||
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内容が………好みだと思います…… | ||||
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お城の奧でひっそりと暮らす、盲目の王女レイア。父である王に可愛がられて過ごす日々。 作品前半は、ゴシック調で日々が淡々と語られています。 ちょうど中盤で急展開が起こり、王女レイアは無理やり城の外へ連れ出されます。そこで発生する、世界の大逆転! わたしは"こうなるんじゃないか"と前半部で予想していて、その半分は当たったものの、予想を上回る逆転を味わいました。 この世界観は、書けそうで書けない難しいものだと思います。あと、文章がとても美しいです。 その美しくて耽美な文章で埋もれてしまいますが、できれば「犯人の動機」を分かりやすくして欲しかったです。 | ||||
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完全に好みの問題だと思うが、そこまで文章に引き込まれなかった。 ただ、全体を通して非常に美しい世界観だった(話の内容はともあれ)。 前半は、なんだこの適当な設定は…と思いながら読んでいたものの、その誤解は後半で完全に解消される。 ただ、正直少し先が読めるというのが正直なところ。 | ||||
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「こういうトリックを書きたいがために、それに沿った話を書きました」という感じがする。なので、トリック以外の部分が全体的に物足りなかった。かといってトリック自体難しいものではなく、同系統の本を読み慣れている人であれば序盤を読むだけでおおよその真相が分かると思います。ですので最後に「やられた!」と思いたい、"騙されたい派"の方には不向きですが、「真相を完璧に見破ってやる!」という"騙されないぞ派"の方に向いているかもしれません。 | ||||
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(ややネタバレかもしれません) 文体がライトで描きこみが浅いため、ゴシックの重みを欠いている。 ミステリの部分は、メタを組み入れたり、思わせぶりな結末を用意したりと、趣向を凝らしているが、 それほど胸に響かなかった。 むしろ感心したのは、衒学・耽美趣味でもなく、主人公のセンシティヴな内面のえぐり出しである。 闇において幸福であり、光において不幸になる逆説的な精神の流れを大衆小説ふうに読むことができる。 強烈な闇のファザーコンプレクスを光の世界でも保ち続け、少々こどもっぽい手段で 古巣へ回帰しようとやっきになる。 | ||||
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ミステリーなのか?ホラーなのか?とよくわからないまま読み進めましたがこれがいわゆる耽美小説というものなのかな。 盲目の王女・レイア姫と父である王様、二人を軸にした話が中盤まで続き、主人公が盲目であるがゆえに語られる世界はとにかく狭く、正直に言うと中盤まではやや退屈でした。 しかし中盤からは今までの世界がひっくり返されるような事実が明かされ、嘘でしょ!?と驚かされます。うーん、この展開はさすがに予想していなかった。 ミステリー色が強いですがかといってトリックが精巧かというとそんなことはなくぶっちゃけ穴だらけなのでやはりこれは耽美小説なのでしょう。とにかく文章が綺麗です。耽美小説にありがちなごてごてした読みにくい文章でもなく、スッと入ってキラキラした世界の余韻を残す文章が魅力的でした。 ストックホルム症候群の一例を見たような気にさせるラストが印象的。綺麗な場所で育った生き物は綺麗な場所でしか生きられないんだなぁ。 | ||||
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『この闇と光』は、銅版画家としてフランスの賞を受賞したという異色の経歴を持つ小説家、服部 まゆみの小説だ。図書館で借りるとき、ジュニア小説の棚にあったので驚いたのだが、たしかに 本書の冒頭「レイア1」は、子供が胸踊るようなファンタジックでいて欧州趣味の漂う世界観だ。 何かの事情によって囚われての身になっている盲目の王妃の少女レイアは、身の回りの世話 をする「ダニフ」という女に命の危険を感じながら、「父」だけを頼りにして暮らしている。前半は、 この盲目の少女がなぜ囚われているのかという謎と、そしてこのけなげな娘と、彼女が一心に 信頼を寄せる父親との、健全のようでいてちょっとアブノーマルな雰囲気も漂っている親子関係 が、読者の興味をそそる。 詳しくはもちろん本書をあたってみてもらいたいが、中盤に急転直下で状況がガラリと反転し、 読者はあるどんでん返しをくらうことになる。ただ、この手のトリックはわりと「ありがち」なのであ る。それよりも、やはりこの小説のキモは、アブノーマルな関係性に集約される。 読みながら、「え!これって今流行ってる×の娘じゃん」と思ったが、それをここで書いたらほとんど 書いてしまっているようなものなので書けない。また、これは単純な疑問なのだけれど、盲目であ ろうと、あれが実はそれだったということを、本人は自認できないのだろうかとか、あぁ、これも書け ない。と、いろいろボカしながらレビューを書いていても埒が明かないので、ここらへんで閉じようと 思う。 | ||||
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