■スポンサードリンク
ネバーランド
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ネバーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 81~100 5/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冬休みに家に帰ることなく、寮に残った4人の少年の7日間の物語。「七日間、少年たちに何が起きたのか」とのフレーズに、ミステリーかと胸を膨らませて読み始めたのはよかったのですが、前半を過ぎたあたりからミステリーの要素が消えました。そして最後は無理やり完結させたかのような終わり方に、ただの青春学園ものになっている。作者が述べるような心理ドラマやもっと色濃いミステリーを期待していた私としましては、期待外れ、といっても過言ではありませんでした。しかし、4人が織り成す物語もほどほどに楽しむことができたので、総評として、星3つです。青春学園ものを読みたい方はどうぞ。恩田陸さんの、「蛇行する川のほとり」のようなものを期待する方は、期待外れなので、考え直すことをおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今、このレビューを見てくださっているあなた。この本をぜひ読んでみてください。この本の中に出てくる少年たちのつらい過去を知るにつれて、きっとこの少年たちに引き込まれていくはずです。本当にすばらしい一冊です。そこの夢見がちなあなた。恩田さんのすばらしい世界へ、ぜひ引き込まれていってくださいっっ!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私が読書に興味を持ったきっかけの本がこの本なのですが、比較的ページ数も手ごろで、読みやすいと思います。特に恩田陸さんの作品の中でも印象深い作品で、少しゾッとする部分もありましたが、青春という二文字の似合うさわやかな一冊だと思います。これから本を読もうと思っている方には、おすすめです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冬休みのそれぞれの理由をもって残った男子生徒4人の7日間の寮生活をする。ドラマ化されたこともあって恩田陸さんの作品とは知らなくても作品としては知っている方が多いと思われる作品です。恩田陸さんの学園ものというとミステリーホラーが多いですがネバーランドはその雰囲気は後ろに隠れておりはじめて恩田作品を読む人も他の作品を読んだことがある人もこんな学園小説があるんだと感じられます。そして、ドラマはみていないのですが読んでいてドラマになる作品だなぁ。と感じました。スピード感もあり凄く一日一日に色々なことが凝縮されていって7日間の話を書いているのにもっと長い間の話を書いたかのようです。また、主要な登場人物の4人の性格が違うのでその性格の違いも読んでいて面白いです。読み終わった後高校という限られた時にこの本のような体験をしたい!と、感じさせてくれました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田陸にしては珍しく、爽快な読後感を味わえる一冊です。舞台は伝統ある男子校(進学校)、そしてその敷地内にあり、もうすぐ県の文化財に指定されるかもしれないほどの歴史を持つ学生寮『松籟館』。冬休みにこの松籟館に居残った4人の少年が胸に抱える過去と現在の苦しみ、そしてその苦しみの告白、他の3人の助けでどのようにして苦しみから解放されるかにスポットを当てています。この居残り4人が、みんないい味出しています。進学校らしく、少しインテリっぽいところはありますが、みんな青春真っ只中って感じで、すごく共感できます。この本を読めば、今高校生の方は、青春を謳歌する彼らと自分とを比べることで、自分自身を見つめなおすことができるでしょう。すでに高校を卒業してしまった方は、懐かしい思い出に浸れることでしょう。そしてこれから高校生になる方は、未来の自分の姿を想像し、心躍らすことができるでしょう。こんな高校生たちと、まさしく彼らの『家』である学生寮は、きっとどこを探しても存在しないでしょう。でもだからこそ、この小説が輝いて見えるのだと思います。是非読んでみてください♪P.S この小説、「ここはグリーンウッド」という漫画と雰囲気がよく似ています。「ここはグリーンウッド」が好きな方はきっと気に入りますよ。(現に僕もその一人です) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有名私立高校に通う四人の少年の1週間。恩田陸さんの小説は読むと「懐かしくなる」そうだが、私のようなまだ過去を懐かしむほど生きていない人間にとっては「ほぅ」の連続。暗い過去を抱きながらも生き生きと生きている四人。場面が変わるごとに詳細に書かれる情景。内容の濃い1週間を過ごしていく彼らを見ていると、詰まらなく単調な日々を送っている私は何なのだろう、と考えさせられる。「ネバーランド」にはホラー・ミステリーの要素も入っており、ただただ少年達の青春を追っただけではないので読み応えがあった。恩田さんの小説は、エネルギーが漲り、暗い影が落ち、それでいて背景描写が美しいので、何回でも読めるし買って損はないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校男子にしてはちょっとスれてなさすぎるかなぁ(偏見…?)とは思ったものの、それはそれで瑞々しく、爽やかで良かったです。このあたりはさすが恩田陸。 最初は「クラスメイト」として適当な距離を保ち役割を分担して演じていた彼らが、ゲームをきっかけに自分を露呈していく。その過程、それからそのあとの彼らの立つ新しい場所はもう、役割なんていう囲いがなかったように思います。学園もので、そんなに真新しい展開でもない!と言われればそれまでかも知れませんが、読んだあとは不思議と前向きな気持ちになれる。そんな本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冬休み、男子寮に残ることになった男の子4人の物語。酒盛をして、トランプをして、負けた人は、「告白」ゲーム。そこで、語られる4人それぞれの事情、背負ってるもの。そこでつかれる嘘。どこまでが本当なのか?そして謎の事件、幽霊騒動。。謎解きとしては、「すごい」と思わせる内容では、ないですが、決して仲が良いわけではなかった4人が、大人の友情を身につけていく様子が眩しいです。前半は、ペースが悪い印象で、読むのにちょっとばかり苦労しましたが、途中からノリノリです。筆者自身も、喜んで書いている(たぶん)のが、伝わるような本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色々な評価がありますが、私としては、ぎこちない言葉も、足りない表現も、この作品に合っていると思います。恩田陸という作者自身の青さや若さという、それ自体が、『ネバーランド』という作品を彩っているのだと感じました。もうじき、『ネバーランド』から去らねばならない時期である自分の場所からは、とても鮮やかで、眩しい物語です。『青春モノ』として、青さを感じられれば、この作品はそれで良いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コレを読み終えて思ったのは、コレは本当に恩田陸が書いたのか?ということだった。恩田陸独特の作品を通したどこか冷たく暗い印象がまるでなく、むしろどこかほのぼのとした雰囲気さえ感じ取れる。ほのぼのが悪いというわけではないが、どうも恩田陸らしくない。作者もあとがきで述べているが、書いている途中に迷走していたのが見て取れる。序盤では光浩を中心に4人が心理戦を展開して、いかにも恩田陸らしい展開だったのに、どこからかだれてきて仲良しこよしのほのぼの空気になってしまっていた。また、美国は寛司が自分のことを嫌いだと思っていたのに、いつのまにかまるで長年連れ添った(?)無二の親友のようになってしまっていた。いくら「ネバーランド」でもちょっと飛躍しすぎに思う。最後にしても唐突に別れが迫って、自動的に「ネバーランド」が解散してしまう形になってしまった。どうせならもっとひとりひとり煮詰めてから終わらせて欲しかった。恩田陸本人がこの作品のまとまりのなさに嫌気が差して無理やり終わらせたのではないか、という考えさえ浮かんだ。総評。超微妙。オススメできない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田陸らしからぬ躊躇の見える小説でどうも好きになれない。理由は単に作者自身「トーマの心臓をやろうとした」と公言したことに他ならない。恩田の幻想にベクトルの異なる長野まゆみの幻想的エッセンスを加えようと試みた結果、やけにセクシャル臭の沸き立つ「トーマの心臓」が出来上がってしまった。「青い」と評している方もいるが、僕には充分現代臭を帯びたイヤな青年たちの姿が見えてくる。彼らの言葉は最早少年ではないし、彼らにトーマの心臓は演じられないと思う。ここにはトーマとは全く別物の学園小説が仕上がってしまっている。トーマの心臓は外国であるというほかにもどこか現実離れした幻想が広がる、しかし恩田の作品はもっと現実臭の漂う幻想なのだ。もっと恩田色を前面に出した作品に仕上げてほしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
4人全員に恋をしました。書き方が甘すぎる、という人もいるかもしれないけどやっぱり学園ものはこうでなくちゃ。青くて、とがってて、切なくて、自分は経験してないはずの寮生活がひどく懐かしく思えます。この「郷愁」、他ではちょっと味わえませんよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初読んだ時、一本の映画を観るかのようにあっと言う間に読み終わってしまった。そして本当に松籟館での4人の暮らし、出来事が鮮明に心に映り、題名の通り『ネバーランド』の様な気がした。4人の少年達は個々に心に秘めた想いがあり、どうにも素直になれないもどかしさがある高校生の心情がひとつひとつ伝わって来た。そしてその4人を包み込むかの様なイメージが松籟館にあった。『ネバーランド』まさにその名にぴったりなお気に入りの作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここに登場する少年たちは、まさに「蒼い」。青臭いとか青二才とかそういう意味ではなく、近寄りがたいのだがなんとなく気になってしまう、そんなかんじの少年たちである。きっと、どこの学校にも一人はいるであろう。きっと、誰しもこんな少年たちに一度は憧れたことがあるであろう。そんなちょっとビターな思い出に浸りたいときにはぴったりの本だと私は思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田さんの作品ははじめて読みましたが、なかなか素敵な本でした。なんとも表現しがたいのですが、街の描写や、登場人物の心理描写が独特ですんなり引き込まれていきました。読後感もさわやかで久々に出会ったおすすめの一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ãæ©ç"°é¸ãå¾-æã®å¦å'ãã®ããã ã-ãä»-ã®ä½å"ã®ããã«å£ç¯ã®ç§»ãå¤ãããããã»ã©é·æé-"ã«ããã"ã ããè¡-ä¸ã'èå°ã¨ãããã®ã¨ã¯ç°ãªããããã䏿-¥é-"ãï¼'ã¤ã®å»ºç©ã§ç©èªã¯å±é-ããããå 'æã¯æ¾ç±é¤¨ã¨å'¼ã°ãã妿 ¡ã®æ·å°å...ã«ç«ã¦ãããå¦ç"寮ã主ãªç»å '人ç©ã¯ã温åã§äººã¨ç«¶ãã"ã¨ã'å«ãç¾å½ãç¥çã§å¸¸ã«å®¢è¦³çã«ç©äºã'è¦ãå...浩ãã¢ãã¦ãã§ãã£ã'ããã"ã¨ã-ãå¯å¸ãè½ã¡çããç¡ãã齿°-ãªçµ±ãããããã«åæ§çã§ãããªãããã¯ã©ã¹ã«ä¸äººã¯ã"ã"ãªã¤ãããããªãã¨æãããï¼"人ãï¼"人ãå¬ä¼'ã¿ä¸ã®å¦ç"寮ã§å...±åç"æ'»ã'ã¯ãããã¨ã"ãããç©èªã¯ã¹ã¿ã¼ããããæ®æ®µã¯è¡¨ã«åºããªãããããã®é ãããæ§æ ¼ããããã«ãªããï¼"人ãäº'ãã®å½¹å²ã'èªèã-ã¯ãããããç·'ã®æã赤ãçªãé¦-ã¤ã人形ãå¦ç"æã®å¹½éã!é-ããã¾ã¾ã®ãã¢ã®å¥¥ã»ã»ã»éæã«ãã¹ããªã¤ã¹ãªã'ã¼ãã'ã¡ãã°ããªããççãã©ããå±é-ãããã"ã®ç©èªã¯ããã¾ã§ãé'æ¥å°èª¬ã§ãããSFããã¹ããªã¼ã§ã¯ãªãã®ã ããã·ã§ããã³ã°ãªåºæ¥äºãè¬ãæ©ç"°é¸ãã¡ã³ã'é...äºããã ãããã䏿-¥é-"ãéãããã¨ç»å '人ç©ã¯ãå½¼ããæ°-ä»ããªããã¡ã«å¤§ããªä¸æ©ã'è¸ã¿åºã-ã¦ãããèªã¿çµãã£ããã¨ã«ï¼'ï¼å¹'å¾ãï¼'ï¼å¹'å¾ã®å½¼ãã®å§¿ã'æ³åã-ã¦ã-ã¾ãã®ã¯ç§ã ã'ã ãããã»ã»ã» | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある冬休み寮に残ることにした美国。残ったメンバーは自分を含めて4人。今まで学校生活でしか垣間見なかった友の顔を見る事になる。それぞれが持つ隠された過去と秘密。告白しあいながら時に両方が傷つきそしてお互いに認め合う4人。高校時代ならではの大人でも子供でもない微妙な時期を爽やかに描いている本だなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2001年夏にジャニーズ主演でドラマをやっていましたね。小説での季節はクリスマスから翌年1日にかけて。冬休みに家に帰らず寮に残った少年4人の7日間の物語。ミステリー性を持ち合わせてはいるが、どちらかというと青春小説。あとがきで作者は萩尾望都のスタイリッシュな「トーマの心臓」をやりたかったと語っているけれど、彼女の書く高校生って爽やかで甘い感じがする。それぞれ4人の背負っているものの大きさが違い過ぎるのがどうも気になる。語り手である美国の話しがもう少し深ければ面白かったかもしれない。全体的に読みやすく、ドラマ化もしやすかっただろうなあと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
がらんとした冬休みの寮。4人の高校生が共に過ごす数日が、淡々と過ぎる。ただそれだけの話である。しかも、数日間の生活の中で4人の少年が語り、あるいは見せていくのは、各々の心にしまわれている恐怖や怒り、後悔といった負の感情だ。にもかかわらず、4人の少年の姿は確かに光に包まれて見える。遠い日そのものを手にしているような気がして、ページを繰るのが惜しくなる。よい本に会った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田陸って「閉鎖空間」を書ける人だと思うんですよ。一軒家だったり、学園だったり、地方都市だったり。その特異な空間で生まれる独特のルールや空気みたいなものをまず提示してしまうから、読者を物語に引っ張りこめるんじゃなかろうか。あらすじはこんな感じ。本日から高校は冬休み。続々帰省する学生達。しかし学生寮「松籟館」に残ることを選んだ者もいた。年末年始、無人の寮で共同生活をすることになった4人。共に冬を過ごすうちに、それぞれに抱えた事情が少しづつ口からこぼれていく。それは懺悔だったり、怪談だったり、告白だったり…。今回の「閉鎖空間」は年代ものの学生寮。木造建築、松林、雪景色といった雰囲気作りに、4人のキャラもそれぞれ強い。彼らの過去や懺悔を見守っているうちにページが減っていきます。読了後も同じ空気を共有したような、そんな遠い目になれます。ところが振り返ってみると、筋がはっきりしない。あとがきで作者本人も述べてるんだけど、最初と最後で目指すところが変わってきてるんです。あ、この話を軸に進むのかな、と思うと違う展開が出て来て、かと思うと違うイベントが…。とフラフラとつかみ所のない印象。箱庭だけをまず作って、そこに4人を放した感じでしょうか。一本通った話の筋なんかなく、ただ感情が溢れるばかり。なんだ、これって、十代の頃そんまんまか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!