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ネバーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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結論から言うと、これはBL混じりのラノベだと思いました。自分が恩田さん作品に期待するものではありませんでした。 あとがきで、「トーマの心臓」に影響を受けたこと、「最初は”スタイリッシュで硬質的な緊迫感あふれる心理ドラマ”を作りたいと思っていたのだが、登場人物の性格のせいか、書いているうちにだんだんほのぼの系になってしまった」と書いておられましたが、まさにそんな感じです。 舞台は地方の歴史ある進学校の男子寮で、その建物も木造の由緒あるもの。登場人物4人の生徒たちも個性的で美しいのですが、それでも日本になるとここまで泥臭くなってしまうのかと思いました。 男子高校生たちがスーパーに買出しに行ったり、カレーやキムチ鍋を食べたり焼肉したりという、描かれているのは日常生活なのでそうなるのかもしれません。書き始める前に「有名私立校で寮生活を送っていた男性に話を聞いて、あまりにも美しくない実態だったので参考にしないことにした」ということですが、それでもいかにも男子校の匂いがしてきそうで、なんだか恩田さんらしくありませんでした。こうして書いていて気がつきましたが、惹かれないのはあまりにも”現実”の話だからかもしれません。いつもの恩田さんのような”劇場”的な感じがないというか。 2000年の作品ですが、感覚的には恩田さんが10代だった頃の高校生を描いたという感じです。もちろんスマホもパソコンもインターネットも出てきません。今の10代が読んだら、昭和の人が明治・大正、昭和初期の学園小説を読んだのと同じような感じがするかもと思いました。なつかしくレトロだけど古い・・というか。 高校生なのにタバコを吸っているとか、毎晩ビールだ日本酒だウィスキーだと酒盛りをしているとかは、ほとんどタバコを吸わなくなった現在や、お酒を飲まなくなった今の若い人から見たらとても違和感があるでしょう。以前はこういう不良っぽい振る舞いがクールな感じがしたものです。「トーマの心臓」でオスカーがタバコを吸うシーンはなんともカッコよかったのです。 この作品が評価が高いのは、親しみやすく軽くわかりやすいからだと思います。が、逆に言えば恩田さん本来の魅力である不穏さや緊迫感、複雑さ、陰鬱さ、耽美性はまったくありません。同じ学園ものでも「三月」や「麦の海」などの理瀬シリーズ、「ユージニア」や「夏の終わりの薔薇」などが好きな方には物足りないと思います。恩田ファンには評価が分かれそうです。 | ||||
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4人の男子高校生の告白を基に話が進むと言うことですが、2日目の話が終わったところで力尽きました。 途中何度も「これ、大学生じゃなくて高校生の話だよね?」と気になってしまい・・・ 以下の点で、高校生ということになかなか共感できず。 ・高校生が冬休みの寮で、ウイスキーや日本酒を記憶が無くなる寸前まで浴びる程飲む ・キリスト教や支配欲、独占欲、何で子供をつくるのかを語ったり ・前半の登場人物は、4人の男子高生だけで代わる代わるセリフが出てくるので、登場人物の把握がなかなか追い付かず・・・ 進学校設定とはいえ、こんな高校生いないよな大学生なら分かるけど。というモヤモヤ感が拭いきれず、半分まで読んで閉じてしまいました。 | ||||
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まぁ小説と割り切れば良いんだろうけど、あまりに空想的すぎる。少女マンガに出て来そうなジェームズボンド的な万能理想男子を絵に描いたような稀有な男子高校生しか登場しません。数学の天才やらテニスの描写が大袈裟だったり賢い高校生集団なのにタバコ吸ったり酒飲みまくったり。まず冬休みの間を寮で学生だけで住める時点で不思議。 | ||||
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フィクションだから絶対にどこか「ありえない」という部分があってそれをいかに納得、無視できるかが小説のおもしろさに影響すると思うのだけども、テニスについての会話そしてそこから続くどうしてテニスを選んだのか、どうして陸上を選んだのかという部分(テニスについての会話がなかったのならそれほど気にならなかったかもしれない)ですごく興醒めさせられた。著者の理想とする高校生を描きたかったんだと思うけど、あまりにも完璧すぎて・・・ | ||||
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ライトノベルのような設定重視のストーリー 高校の男子寮といういかにもな設定で、登場人物たちにこれまたいかにもな過去があったりする 質の良い純文学は、主人公やその他の登場人物が非日常的な出来事にまきこまれたとしても、 そんな経験のあるはずのない読者がなぜだか共感できるように描かれているが、 この作品にはそれがない まったく共感するところがない 文学作品としての尊厳を感じられない ドラマ化されたことは読んだ後に知ったけれど、確かに読みながら「ドラマの脚本感」を覚えた 顔の良さで売っているタレントらでドラマ化されてなんぼの脚本 女性、特に腐女子と呼ばれる男性同士の絡み合いが好きなオタクくらいしか喰いつかない作品 | ||||
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これも個人的に評価の高さが理解できない作品のひとつ。 青春ミステリーとして期待して読み始めたが、謎の要素があったのは前半のみ(幼少期の母親の死の謎、人形を吊るした人物と目的、消えた「幽霊」の謎など)。後半で一応の謎解きはあるものの、ミステリーとしては何の工夫も意外性も無い真相で、前半でこんな意味ありげに出す必然性は皆無。 登場人物のキャラ描写の不自然さも気になった。高校生くらいの世代の「揺れ動く不安定な心情」を描写したかったのかも知れないが、どのキャラも性格がいまいち掴めない。気の合う仲間かと思いきや、突然、情緒不安定にキレたり、罵り合ったり、かと思えばケロっとして一緒に食事をしたりと、単に性格に一貫性がないだけにしか見えず、誰にも感情移入できなかった。また、高校生男子を女性の「腐女子」目線で見ているような部分もあり、必然性なく出てくる同性愛の要素には閉口。それが特にミステリーの謎としても機能していないから尚更。 他の人の指摘にもありますが、キャラ描写の一貫性の無さや謎解き要素に意味が無くなっていった事などから、明らかに作者が迷走しながら路線変更していったのが窺い知れます。前半の謎が必然性を持っていたら良かったんですが…。 | ||||
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はっきり言って 何も面白くなかったです。 何がテーマなのかさえ分からない。 | ||||
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前半部分はミステリアスな空気をビンビン感じる内容なのに、後半部分はそれが一切なくなり、青春学園ものに一気に傾きます。 これは酷い。正直がっかりしました。 著者のテンションが明らかに違います。恐らく書いてる途中で、アットホームな学園ものに意図的に路線変更しています。 特に、主役の仲間の統が劇的に変化してますね。前半は人殺しそうな危ない奴だったのに、後半はただのお調子者になっていました。 何でこういう事になったのか。 前半のような展開でいったらかなり面白くなったのに。 それと伏線を回収しきれてないのも、プロとしてどうかと思います。 | ||||
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悪くはないのだろうけれど、 少女漫画を読んでるような気分になりました、、 最後まで読んだのですが、、、出てくる高校生が全く共感をえられなかった。 | ||||
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最初は、みんなに、 どんな秘密があるのか気になって面白ろかった。 途中から、あるひとりに焦点が当たりすぎて、他の子がかすんでしまったと思う。 えっ、もう終わりなの? という感じで、 物足りなさが残った。 もっと、ひとりひとりの心の声を書いて欲しかった。 機会があれば、続編を お願いしたい。 | ||||
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恩田陸作品は大体読んでいるが、ネバーランドだけは何処が面白いかさっぱりわからない。 ミステリーだと名を打っているが、中盤以降ミステリー要素は消えてしまう。 とても現実にいるとは思えない女作者の願望を投影したかのような不自然な登場人物たちも違和感満載だ。 こんな高校生が現実にいるはずがない。 飲酒と喫煙を安易に持ち出しているが、何がしたいのだろう?不快なだけなのだが。 ストーリーもミステリー要素が消えた中盤からは何も山場がなくてつまらない。 恩田陸作品の中ではダントツで駄作である。 何故こんなに評価されているのか全く理解できない。 | ||||
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コレを読み終えて思ったのは、コレは本当に恩田陸が書いたのか?ということだった。恩田陸独特の作品を通したどこか冷たく暗い印象がまるでなく、むしろどこかほのぼのとした雰囲気さえ感じ取れる。ほのぼのが悪いというわけではないが、どうも恩田陸らしくない。作者もあとがきで述べているが、書いている途中に迷走していたのが見て取れる。序盤では光浩を中心に4人が心理戦を展開して、いかにも恩田陸らしい展開だったのに、どこからかだれてきて仲良しこよしのほのぼの空気になってしまっていた。また、美国は寛司が自分のことを嫌いだと思っていたのに、いつのまにかまるで長年連れ添った(?)無二の親友のようになってしまっていた。いくら「ネバーランド」でもちょっと飛躍しすぎに思う。最後にしても唐突に別れが迫って、自動的に「ネバーランド」が解散してしまう形になってしまった。どうせならもっとひとりひとり煮詰めてから終わらせて欲しかった。恩田陸本人がこの作品のまとまりのなさに嫌気が差して無理やり終わらせたのではないか、という考えさえ浮かんだ。総評。超微妙。オススメできない。 | ||||
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恩田陸らしからぬ躊躇の見える小説でどうも好きになれない。理由は単に作者自身「トーマの心臓をやろうとした」と公言したことに他ならない。恩田の幻想にベクトルの異なる長野まゆみの幻想的エッセンスを加えようと試みた結果、やけにセクシャル臭の沸き立つ「トーマの心臓」が出来上がってしまった。「青い」と評している方もいるが、僕には充分現代臭を帯びたイヤな青年たちの姿が見えてくる。彼らの言葉は最早少年ではないし、彼らにトーマの心臓は演じられないと思う。ここにはトーマとは全く別物の学園小説が仕上がってしまっている。トーマの心臓は外国であるというほかにもどこか現実離れした幻想が広がる、しかし恩田の作品はもっと現実臭の漂う幻想なのだ。もっと恩田色を前面に出した作品に仕上げてほしかった。 | ||||
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