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ネバーランド
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ネバーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 41~60 3/6ページ
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4人の少年の心にあるものが説き明かされつつ、寮でのとある事件を解決に向けていく話。 少年達の闇は晴れるのか。 登場人物の性格がばらばらなのに寮という小さな世界で共存が出来ている事が凄かった。 そして、明るく振る舞っていても心の中というものはわからないもので…皆それぞれ、闇を抱えている。人は1人で生きていないからね、やっぱり会話しないと伝わらないよね。ま、青春という奴ですな。 | ||||
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とにかく美しかった。一気に読んだ。凄く幻想的な物語で,終始夢の中にいるみたいだった。4人の少年の物語というより,4人の少年と「松頼館」の心温まる物語だった。 | ||||
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冬休み、それぞれの事情から学校の寮松籟館に残ることになった美国(よしくに)、光浩、 寛司。そして、松籟館に出入りする通学組の統(おさむ)。たった4人で過ごす松籟館での できごとを、あざやかに、そして瑞々しく描いた作品。 読んでいて萩尾望都さんの漫画を思い出してしまった。あとがきの中で作者が、萩尾望都さんの 作品「トーマの心臓」を意識していたことを知り納得♪ 置かれている立場や抱えている事情、そして性格もまったく違う4人。そんな4人の、誰もいない 寮での生活が生き生きと描かれていて、読んでいて楽しく、そしてワクワクさせられた。統の話は、 どこまでが真実でどこまでが嘘か?美国が見たものの正体は?読みながら真剣に考えてしまった。 また、光浩の悲惨な生い立ちには驚かされた。ここまで重い過去を背負わせなくてもよかったの では・・・。ともあれ、4人の寮での生活は、それぞれに素晴らしい思い出を残した。こんなに ステキな思い出を持っている4人がうらやましい。読後、さわやかな印象を残す作品だった。 | ||||
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友人に薦められて読みました。しかし私には合わなかったようです。 まず、登場人物が全員あまりにも不自然です。それぞれが特別な家庭事情があり、揃いも揃って性格が大人です。その不自然さを自然に感じさせるのが小説家であるのに、この作品は作者(女性)の理想とする男子高校生像が前面に押し出され、読んでいる私は置いてけぼりにされてしまいました。 そして、ミステリー(?)要素ですが、一つ出してはすぐ解決。そしてまた出してくるという手法で最後まで読みたいと思わせるものがありません。そのミステリー要素も中盤でほぼ消失し、最後はヒューマンになだれ込んで終わります。 また、主人公に対して仲間の一人が好きだと度々言っていますが、この同性愛発言が本音かどうなのか全く判断が付きません。作品の中に考えさせるヒントが全くないのです。すべては作者の頭の中にあり、私たちがそれに触れることはできないのです。 なんだか余りにも「作られた」小説で流し読んでしまいました。 | ||||
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高校の寮で年末を過ごす事を選択した4人の男子高校生の7日間を描いた学園モノの青春小説。 男子校出身者としては、 「男だけの生活で食事なんてインスタント食品か弁当ばっかだよー」 「こんな当たり前のようにみんなが酒やタバコはやらないよ」 「エロ本とアダルトビデオが無いのはおかしい」 と思うし、全員が美形・金持ち・頭が良い(舞台は進学校)、けれど心に傷を持っている・・・という設定に少なからずケチをつけたくなる。 それにこんなにも自分の弱みを吐き出して仲間で絆を深めていく、という密なコミュニケーションなんてみんな嫌がるよ、とも思う。 だけど、だからこそ、こんなにも清々しい学園生活に憧れるのだろう。 現実では考えにくいからこそこういった環境を羨ましく思うのだ。 | ||||
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年を重ねると主人公が高校生の学園物は非常に恥ずかしく、なかなか手に取ることができない。 ネバーランドも、そんな1冊だった。 まさしく高校生の話であったため全く買う気はなかったのだが、 著者のあとがきの中で『今の私にはもう書けない、とてもほろ苦い小説』と記されているのを拝見し、一気に興味が湧いた。 恩田陸が、『今はもう書けないと思う小説とはどんなものなんだろう』。 それを知りたくてこの本を手にした。 読んでみて、まだ青くてかたい果物のような感じだった。 主軸の大人でも子供でもない発展途上中の4人の男子高校生たちからも、 それを書く著者の文章からも、そんな感じがうかがわれた。 4人の男子高校生は、それぞれ誰にも言えない秘密をもっている。 彼らは長い間そのことに縛られ続けていたが、 その秘密を告白しあい共有しあい受け入れあう中で、 彼らの心が自由になる希望がかすかに見えるラストが好きだ。 若者には、やっぱり輝かしい未来がなくっちゃね。 | ||||
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最初は、みんなに、 どんな秘密があるのか気になって面白ろかった。 途中から、あるひとりに焦点が当たりすぎて、他の子がかすんでしまったと思う。 えっ、もう終わりなの? という感じで、 物足りなさが残った。 もっと、ひとりひとりの心の声を書いて欲しかった。 機会があれば、続編を お願いしたい。 | ||||
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評判を聞いて読んでみましたが、先が気になってすごい勢いで読んでしまいました!読んだ後、まだこの四人を見てたいと思っちゃいました。読みやすいさっぱりとした文体で、よかったです。冬休み誰もいない学校でたった四人の少年の共同生活。影と謎を秘めたクールな少年達。とてもツボでした。手放せない一冊になりました。 | ||||
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最近恩田さんの小説にハマって色々と読んでいるところですが 今まで読んだ中では一番「?」な作品です。 ボーイズラブとかが好きな人には堪らないかもしれないけど、 私にはイマイチ入り込めない世界でした。 4人の登場人物に愛着が沸きすぎて、誰も不幸にも悪者にもできなかった。 そんなかんじがしました。 読後は爽やかになれるところが唯一よかった点でした。 | ||||
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恩田陸作品は大体読んでいるが、ネバーランドだけは何処が面白いかさっぱりわからない。 ミステリーだと名を打っているが、中盤以降ミステリー要素は消えてしまう。 とても現実にいるとは思えない女作者の願望を投影したかのような不自然な登場人物たちも違和感満載だ。 こんな高校生が現実にいるはずがない。 飲酒と喫煙を安易に持ち出しているが、何がしたいのだろう?不快なだけなのだが。 ストーリーもミステリー要素が消えた中盤からは何も山場がなくてつまらない。 恩田陸作品の中ではダントツで駄作である。 何故こんなに評価されているのか全く理解できない。 | ||||
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登場人物は4人で、全て男子高校生。 恩田さんの作品には学園物が多いですが、その中でも異彩を放つ作品だと思います。 少々さわやか過ぎる感はありますが、登場する男の子たちはその年代にありがちな 微妙な心理を写し出していると思います。 女性でありながら、男性の本質を突き「ドキリ」とさせられる文章を書く作家さん なので、これからも学園物を書き続けて欲しいと思います。 | ||||
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4人の複雑な過去と思いが交差して、新たな未来に歩き出す成長物語。高校生という微妙で不安定な時期だからこそ、周りを必要とすると共に邪険に扱ってしまう。現実味は欠けて、恩田陸ならではのミステリー小説だけど、共感できる部分は確かにある。自分という存在を覚えてて貰いたいから中にあるものを吐き出す。自分が自分でいられる、安心できる空間―ネバーランド―はそんな友情の中に存在するから。今高校生の人にも、大人の人にも、おすすめの一冊。 重苦しい人間関係の中での仮面を外してみませんか? | ||||
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なぜか文庫版しか出ないんですな。これから購入をお考えの方、もし可能ならハードカバーを探してみてね。ご本人もとても気にいっておられるご様子だから。 さて、中身はもう語り尽くされているようだが、テレビドラマを先に見ちゃった方、あれは全然、別物である。大体、季節は冬でなければならないのだ。女の子も、それはちょろっと登場はするが、基本的には男の友情のお話だ。こういうものを読んだとき「少年」という生き物に嫉妬する。女の子ではどうやっても無理な関係だもんね。 | ||||
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男子校で寮暮らしをしていた……そんな学生生活を送っていなかったとしても、なぜかこの『ネバーランド』を読むと、自分自身の学生生活を思い出してしまいます。同じ著者の『夜のピクニック』と同様に、そんなエッセンスが満載です。 このレビューを書いているのは12月23日。物語もちょうど冬休みに入って、実家に帰ることなく寮で年越しをすることを決めた3人の同級生と1人乱入する同級生。料理をしたり馬鹿話をしたり……それぞれが抱える不安と過去と、そして見えない未来を共有して…… 体験しなくても感じることができる……そんな大事にしたいストーリーです。 | ||||
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学校が舞台のとても奥の深い話。 気づくとページをめくる手が止まらない。。。 読み終わると、なぜだか温かい気持ちになれるこの本が大好きです。 驚きの事実も、静かな雰囲気で流れていきます。 なかなか考えさせられる本でした。 | ||||
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やっぱりこういった友情を感じられる作品はつくづく良いなぁと思ってしまう。 すこし不満な点もあるがここでそれを描くのはまだ読んでない人に対して作品の価値を下げてしまいそうな主観が入るのであえて書かないが、 手にとってみて少しでも惹かれたのあれば読んでみて損はしないと思う。 | ||||
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初めて読んだ恩田さんの作品がこの「ネバーランド」でした。 そして、初めて読んだのがこれでよかったなと思います。 有名私立男子高校の寮に残ったタイプの違う4人の物語。 それぞれ背負ったものを打ち明けていくうちに4人に共犯意識が生まれていく。 読み進めていくうちにいつのまにか、自分自身も5人目としてこの共犯ゲームに参加していました。 作品にぐいぐいひきこまれるってこういうことなのかな。 少しの間だけど4人と時間を共にして、切なくなったり嬉しくなったり貴重な体験(と言いたい)ができました。 4人のベタベタしすぎない距離感が好きです。この距離感もこの年齢ならでは。 読み終えて「ネバーランド」の意味がわかった時、あぁ、いい作品に出会えたなぁと暖かい気持ちになりました。 これからもずっと自分の心に残る大切な作品です。 5人目としてゲームに参加してみては?? ドラマでは夏が舞台でしたが・・・うーん、やっぱりこの雰囲気は冬じゃなきゃ! 原作ファンとしては、ドラマ特有のプラスαの設定に毎回「それはないでしょう・・・」となってしまってなじめませんでした。残念。 それぐらい、原作の雰囲気が心地よくて大切にしたいという思い入れがあります。 | ||||
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表現が悪いかも知れないが所謂「少女マンガ」っぽいキャラ設定だな、という印象。4人の高校生の主人公がそれぞれ背負っているものがあって、まあ都合良すぎる感じではあるのだが、年末年始の4人だけの男子寮を舞台に彼ら1人1人の「荷物」が明らかになる。そのあたりの語り口はとても上手で飽きずに読ませる話だ。 4人とも個性はバラバラだが「利発でいい奴」に描かれている。リアルかどうかはともかく共感が持てる。 | ||||
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日本でも有数の歴史ある進学名門高校とその寮。人里離れた松籟の音が絶えない田舎にあり、築30年以上経った木造2階建ての寮、松籟館を舞台に、クリスマスと正月を挟んだ2週間の冬休みに家に帰らず寮に居残った高校2年17歳の3人の寮生と、一人住まい故毎日3人のところに遊びに来る1人の同級通学生の4人の少年たちの7日間だけの物語。 4人皆が過去か現在に何らかの重大なトラウマを抱え、ある者は現在その渦中に居る。彼らはこの7日間の短い間に互いの友情と摩擦、真情のぶつけ合いを通じて急速に成長し、それぞれに、トラウマを乗り越えさらに先へと進んで行ける力と自信を身に着ける。 教育小説というか成長小説というか人生について考えさせ、自分の青春時代を振り返り、それ以降の自分の生きざまを辿り、自分の生をどう収束させるかまでも考えさせる小説。 すぐれた作品である。面白いけれど、決して興味本位の作品ではない。 この作品で恩田陸さんに出会えたことを幸せに思う。私たちに生の真実の片鱗を示現し、人生の向上に役立てる、それを面白く読ませれば、それこそが優れた文学であるに違いない。 | ||||
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読み始めてすぐに、次は?と引き付けられる謎が出てきて、ページをめくる手は進むけど、なんか・・・ 小説は現実ではもちろんないけど、でもこんな高校生って? ありえなさ過ぎだし、共感できてそうで実はまったくできていない気がした。 なんかどんどん取り残されていく感じがした。 でも、なんだかんだ言って最後まで読んでしまったので、読ませる何かはあると思うけど・・・ | ||||
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