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ネバーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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さらっと読むにはいい本でした。 時間をおいてまた読んだら違う感想になるかも・・・ということで本棚にしまいました。 | ||||
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冬休みを迎えた男子校の寮「松籟館」。美国、光浩、寛司は、帰省せずに、ここで過ごすことを決めた。順調な滑り出しの3人の共同生活だったが、自宅通学生の統が乱入してきたことで変化がおとずれる。酔った勢いの4人の告白ゲーム。統は母親の自殺の真相を語り始めるのだった。幼い頃に統が手を下したのだと ・・・ 男子高校生たちのひと冬、7日間のものがたり。親との縁が薄い彼らの集う「松籟館」がネバーランドだ。親とはぐれた永遠の子供たち。 性格の良い美国、美形で洞察力の鋭い光浩、快活で包容力のある寛司、天才肌の統。それぞれ4人を配置すると、それぞれの対局にある人物が見つかる。一見して交わらない彼ら。4人の統合した人格が著者の理想の高校生像なのかな。 日を追う毎に、4人それぞれの苦悩が明らかになっていくのだけれど、僕は多少抵抗を感じてしまう。普通の高校生よりも上等に分類されるだろう彼らの陰の部分が、取って付けたよう見えるからだ。もちろん光浩の過去はショッキングである。他の3人の苦悩など吹き飛ばしてしまうぐらいの高低差。ただ、これも彼ら4人が成長するためのお膳立てのような気がしてしまうのだ。 4人が自分をさらけ出し、分かち合い、分かり合える場所がネバーランド。大人の境界へすらまだまだ先ではあるものの、7日間の経験を通して、4人は当面の方向性を見出したようだ。これを感動と呼ぶべきなのか。素直に感動できない私の感性を嘆くべきなのか。 | ||||
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学生寮に住む美国、寛司、光浩に通学組みの統の4人で展開する青春小説でしょうね。ミステリー要素もあるにはあるが、そんなに目立つことでもなく、4人のトラウマというか告白したいことを暴露する暴露大会という感じかな。お互い仲がいいのであるが、何か探り探りのようなよそよそしさが見られたのであるが、4人の暴露が終わってから4人が心を通わせることになる。読後感はいいものになっている。 悪くはないのであるが、そんなに共感できなかったなあ。若者の友情が共感できないほど私も年をとったのかな。ミステリーっぽいものを多少期待しましたが、そういう感じでもなくて残念だった。 | ||||
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年末の無人の独身寮で過ごす4人の高校生の1週間の物語。大した事件も無く淡々と過ぎる日々。少し背伸びして酒を飲みタバコを吸い告白をするが、明るい学生生活の裏の哀しい人生があった。高校時代って家と学校とクラブ活動だけが全世界だった。そんな日々を思い出させる。彼らの生い立ちも歳を重ねれば大したことはないとわかるのだが、あの年代だととても重大だった。20年後には笑って話せることもあの時代は重い事実だった。とても静かで哀しい青春小説だ。氏の作品のなかでも特種な分野だが「夜のピクニック」に近い。ウジウジとしたあの年代を思い出した。 | ||||
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冬休み、それぞれの事情から学校の寮松籟館に残ることになった美国(よしくに)、光浩、 寛司。そして、松籟館に出入りする通学組の統(おさむ)。たった4人で過ごす松籟館での できごとを、あざやかに、そして瑞々しく描いた作品。 読んでいて萩尾望都さんの漫画を思い出してしまった。あとがきの中で作者が、萩尾望都さんの 作品「トーマの心臓」を意識していたことを知り納得♪ 置かれている立場や抱えている事情、そして性格もまったく違う4人。そんな4人の、誰もいない 寮での生活が生き生きと描かれていて、読んでいて楽しく、そしてワクワクさせられた。統の話は、 どこまでが真実でどこまでが嘘か?美国が見たものの正体は?読みながら真剣に考えてしまった。 また、光浩の悲惨な生い立ちには驚かされた。ここまで重い過去を背負わせなくてもよかったの では・・・。ともあれ、4人の寮での生活は、それぞれに素晴らしい思い出を残した。こんなに ステキな思い出を持っている4人がうらやましい。読後、さわやかな印象を残す作品だった。 | ||||
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友人に薦められて読みました。しかし私には合わなかったようです。 まず、登場人物が全員あまりにも不自然です。それぞれが特別な家庭事情があり、揃いも揃って性格が大人です。その不自然さを自然に感じさせるのが小説家であるのに、この作品は作者(女性)の理想とする男子高校生像が前面に押し出され、読んでいる私は置いてけぼりにされてしまいました。 そして、ミステリー(?)要素ですが、一つ出してはすぐ解決。そしてまた出してくるという手法で最後まで読みたいと思わせるものがありません。そのミステリー要素も中盤でほぼ消失し、最後はヒューマンになだれ込んで終わります。 また、主人公に対して仲間の一人が好きだと度々言っていますが、この同性愛発言が本音かどうなのか全く判断が付きません。作品の中に考えさせるヒントが全くないのです。すべては作者の頭の中にあり、私たちがそれに触れることはできないのです。 なんだか余りにも「作られた」小説で流し読んでしまいました。 | ||||
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年を重ねると主人公が高校生の学園物は非常に恥ずかしく、なかなか手に取ることができない。 ネバーランドも、そんな1冊だった。 まさしく高校生の話であったため全く買う気はなかったのだが、 著者のあとがきの中で『今の私にはもう書けない、とてもほろ苦い小説』と記されているのを拝見し、一気に興味が湧いた。 恩田陸が、『今はもう書けないと思う小説とはどんなものなんだろう』。 それを知りたくてこの本を手にした。 読んでみて、まだ青くてかたい果物のような感じだった。 主軸の大人でも子供でもない発展途上中の4人の男子高校生たちからも、 それを書く著者の文章からも、そんな感じがうかがわれた。 4人の男子高校生は、それぞれ誰にも言えない秘密をもっている。 彼らは長い間そのことに縛られ続けていたが、 その秘密を告白しあい共有しあい受け入れあう中で、 彼らの心が自由になる希望がかすかに見えるラストが好きだ。 若者には、やっぱり輝かしい未来がなくっちゃね。 | ||||
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最近恩田さんの小説にハマって色々と読んでいるところですが 今まで読んだ中では一番「?」な作品です。 ボーイズラブとかが好きな人には堪らないかもしれないけど、 私にはイマイチ入り込めない世界でした。 4人の登場人物に愛着が沸きすぎて、誰も不幸にも悪者にもできなかった。 そんなかんじがしました。 読後は爽やかになれるところが唯一よかった点でした。 | ||||
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男子校で寮暮らしをしていた……そんな学生生活を送っていなかったとしても、なぜかこの『ネバーランド』を読むと、自分自身の学生生活を思い出してしまいます。同じ著者の『夜のピクニック』と同様に、そんなエッセンスが満載です。 このレビューを書いているのは12月23日。物語もちょうど冬休みに入って、実家に帰ることなく寮で年越しをすることを決めた3人の同級生と1人乱入する同級生。料理をしたり馬鹿話をしたり……それぞれが抱える不安と過去と、そして見えない未来を共有して…… 体験しなくても感じることができる……そんな大事にしたいストーリーです。 | ||||
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読み始めてすぐに、次は?と引き付けられる謎が出てきて、ページをめくる手は進むけど、なんか・・・ 小説は現実ではもちろんないけど、でもこんな高校生って? ありえなさ過ぎだし、共感できてそうで実はまったくできていない気がした。 なんかどんどん取り残されていく感じがした。 でも、なんだかんだ言って最後まで読んでしまったので、読ませる何かはあると思うけど・・・ | ||||
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いや〜おもしろかった。ただただ仲良しこよしの友情って理由じゃなく、汗涙のみの青春って理由でもなく、 4人の影がうまく構成されて重いんだけど明るさもある。人には大なり小なり影があってその影を乗り越えられる、糧に出来るのはきっとこういう友情、人との繋がりがあるからなのか?と考えさせられた。ラストは爽やか!おもしろいです。 | ||||
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一気に読み終えてしまいました。 恩田陸氏の著書は初めて読みましたが、リズム感のよい 流れで、読み応えがあると思います。 強いてあげれば、結末にやや急いで無理やり終了させたような 感が残るのと、本の主人公が誰なのかが、後半にやや ボケてしまっているところぐらいでしょうか。 | ||||
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作者は、青春小説(というか、青春期の人物を軸として展開する小説?)を書かせると非常に優れていると思う。自分がその時期に考えていたことやおかれた状況が鮮やかによみがえってきて、「切ない」気持ちにさせる。ただ、本作は、少し、現実離れしている面があり、その部分に少し疑問が残った。 | ||||
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別にリアルを追求しているわけではないが。小説とか読んでいてたまに、普通に生きていて絶対に起こらないっていう所の限度を越えてるじゃんとかって思い、げんなりする時がある。 でもこの小説はそれでも、げんなりせず。読めた。なぜ、ほかのダメな小説と違うのか今だもって謎だ。 | ||||
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クラスメイトや友だちとの距離感をうまく保ち、自分の位置を測りながら過ごす高校生活。 しかし、冬休みに帰省する寮生が多い中、男子寮「松籟館」に残ることを決めた美国、寛司、光浩の3人にお調子者の統を加えた4人は、少人数での共同生活を送る中で、徐々に自分をさらけ出していくことになる。 4人がそれぞれ抱える現実と秘密。そして、深まる絆。 抱える悩みが重いものなのに、さわやかで微笑ましいのは、4人のキャラクターが等身大で魅力的だからだろう。 恩田マジック! | ||||
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思っていたより若いというか、青臭い感じがする作品でした。 登場人物と言うより、作品全体を包む雰囲気の事ですが。 作者本人も言ってますが、10年前に読んでいたらもっとどっぷり 浸かったかもしれない。(若い読者の方向きですね) 光浩が背負っている痛さがこの年になるとキツい。 TVではさすがにそこまで描いてなかったと思うし、 あっても相手が高島令子ではあまり悲劇に感じられないかもしないけど。 寛司が美国の事をどう思っていたか、もっと具体的に描いてほしかった。 好きなのはわかるんだけど、ちょっと複雑そうなので。 | ||||
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前半は4人のほのぼのした、まさに青春と呼べるようなストーリーだし、女性も喜ぶような感じだったと思います。しかしそれぞれの持つ『秘密』の重さが違いすぎ、悩みが青春とは程遠いドロドロしたものなので、爽やか!青春!を望む人にはお勧めできないかもしれません。読みすすめるごとに深まるに緊張感と切なさの表現は凄いです。 | ||||
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冬休みに家に帰ることなく、寮に残った4人の少年の7日間の物語。「七日間、少年たちに何が起きたのか」とのフレーズに、ミステリーかと胸を膨らませて読み始めたのはよかったのですが、前半を過ぎたあたりからミステリーの要素が消えました。そして最後は無理やり完結させたかのような終わり方に、ただの青春学園ものになっている。作者が述べるような心理ドラマやもっと色濃いミステリーを期待していた私としましては、期待外れ、といっても過言ではありませんでした。しかし、4人が織り成す物語もほどほどに楽しむことができたので、総評として、星3つです。青春学園ものを読みたい方はどうぞ。恩田陸さんの、「蛇行する川のほとり」のようなものを期待する方は、期待外れなので、考え直すことをおすすめします。 | ||||
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