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ダークネス
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ダークネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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長年の桐野夏生ファンです。特に村野ミロシリーズは大好きで、『ダーク』では大きな衝撃を受けました。その待望の続編。20年以上経っての続編なので、読者としての私もミロと同様に年を重ねており、彼女と共に生きて、闘っているような錯覚に陥る。本作も、途中から山岸や久恵やトモさんが次々と登場し、ミロが過去から逃れられないことを思い知らされる。そこには息子のハルオも否応なく巻き込まれ・・・ミロの荒涼と自由でもって終わる今回の物語。茫然としてしまった。このシリーズ、終わりにしないで欲しい。桐野さんにはぜひまたミロのその後を描いて欲しい。大満足の読書体験でした。 | ||||
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とにかくページを繰るのが止まらず、あっという間に読破。桐野さんの作品は「柔らかな頬」で衝撃を受けて以来全て読んでいるが、今作がマイベストかもしれない。 元々人間の持つ悪意や暗部、醜悪さを描かせたらこの人の右に出る者はいないと思うが、今作も表題そのままに究極を行っている。私は特に前半からハルオのさりげない冷酷さに感銘を受けた。 ジャンルで言えばエンタメになるのだろうが、それでも最近の大どんでん返しとか後味良い読後感を意識した巷に溢れる作品とは明らかに一線を画すので読者を選ぶかもしれない。また前作「ダーク」を読んでいないと正直話の流れが分からないので(作中何度も説明がされるが)、先に読んでおくことをお勧めします。かく言う私もほとんど忘れていたのでこれから再読始める予定。 それにしても桐野さんは作品の質が下がらない。歳を重ねて文体の変化は多少あるが、グイグイと惹きつけるストーリー構成は相変わらず魅力的だし、登場人物はちょっとした機微の変化でも細部まで心境が描かれるのでキャラが濃く表現されて没入感が強い。 今作は読了後、絶句するしかない程の濃密さだった。 | ||||
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村野ミロシリーズ最終巻…!この物語を書くために死ねないと思った…と桐野先生はおっしゃるけど、いやいやまだまだ終わりませんね。あんなもんでミロを追う彼らが諦めると思えません。ミロとハルオの子離れ親離れの心情もこんなにあっさり済むはずもなく…また数年後の続編、待ち侘びます。おもしろかった!! | ||||
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