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ダークネス
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ダークネスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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過去の出来事も未来に取るであろう選択も関係なく、対峙した瞬間にリアルな感情が揺れ動く登場人物たちに振り回されながらいっきに読み終えた。スペースマウンテンみたいな爽快感。やっぱりどこまでもミロカッコいい。 | ||||
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ダークネスを読もうと思った。思いつきで刊行された頃に読んだミロシリーズを一度に全て読み直した。当初のクールなハードボイルドがどんどん激しいノワールに進化する闇の大河小説を堪能した。これで終わりじゃないのかもしれないのだが、見事なエンディングだと思った。桐野の闇を堪能した | ||||
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続編が出ると思っていなかったのでまさかの驚きで歓喜でした。ミロはほぼ同年代。パワーが素晴らしいです。 | ||||
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「過去回帰型心理系犯罪小説」だと思います。20年前の前作は読んでいませんが、膨大な過去の回想、因縁、恨みなどは本作を読み進めるうちにはっきりと輪郭を捉えることができました。 主人公の母親が背負った心理的な足枷せと敵の強さ、大きさを理解できない20歳の息子がとってしまう無茶な行動を理解できるか?が肝となります。「若気の至り」というにはあまりに突飛で危険な賭けに単身で乗り込んでゆく姿に共感できるか、それとも? 390ページぐらいまですべて心理戦で、そこからのアクションシーンは実は2場面のみですので「活劇」ではなくあくまで真綿で首を絞めつけあう「圧迫劇」です。完全決着とは言い難い終わりかたですので次作にも期待します。 | ||||
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最後になるほど面白くなり途中でやめることが出来なかった | ||||
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ミロという主人公のシリーズの完結編だそうです。前作を読んでいないと最初、人間関係が複雑でついて行けなそうに思いますが構わず読み続ければだんだん分かってくるので問題ありません。途中で明かされる壮絶な過去。さらに裏切りや心変わり、これでもかこれでもかといろんな目に遭う。自分だけでなく大切な息子も狙われる。それでも前に進んでいく。人はなんのために生きるのか?生きる目的を失った先に何があるのか。エンディングはちょっとだけ希望持てました | ||||
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長年の桐野夏生ファンです。特に村野ミロシリーズは大好きで、『ダーク』では大きな衝撃を受けました。その待望の続編。20年以上経っての続編なので、読者としての私もミロと同様に年を重ねており、彼女と共に生きて、闘っているような錯覚に陥る。本作も、途中から山岸や久恵やトモさんが次々と登場し、ミロが過去から逃れられないことを思い知らされる。そこには息子のハルオも否応なく巻き込まれ・・・ミロの荒涼と自由でもって終わる今回の物語。茫然としてしまった。このシリーズ、終わりにしないで欲しい。桐野さんにはぜひまたミロのその後を描いて欲しい。大満足の読書体験でした。 | ||||
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とにかくページを繰るのが止まらず、あっという間に読破。桐野さんの作品は「柔らかな頬」で衝撃を受けて以来全て読んでいるが、今作がマイベストかもしれない。 元々人間の持つ悪意や暗部、醜悪さを描かせたらこの人の右に出る者はいないと思うが、今作も表題そのままに究極を行っている。私は特に前半からハルオのさりげない冷酷さに感銘を受けた。 ジャンルで言えばエンタメになるのだろうが、それでも最近の大どんでん返しとか後味良い読後感を意識した巷に溢れる作品とは明らかに一線を画すので読者を選ぶかもしれない。また前作「ダーク」を読んでいないと正直話の流れが分からないので(作中何度も説明がされるが)、先に読んでおくことをお勧めします。かく言う私もほとんど忘れていたのでこれから再読始める予定。 それにしても桐野さんは作品の質が下がらない。歳を重ねて文体の変化は多少あるが、グイグイと惹きつけるストーリー構成は相変わらず魅力的だし、登場人物はちょっとした機微の変化でも細部まで心境が描かれるのでキャラが濃く表現されて没入感が強い。 今作は読了後、絶句するしかない程の濃密さだった。 | ||||
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村野ミロシリーズ最終巻…!この物語を書くために死ねないと思った…と桐野先生はおっしゃるけど、いやいやまだまだ終わりませんね。あんなもんでミロを追う彼らが諦めると思えません。ミロとハルオの子離れ親離れの心情もこんなにあっさり済むはずもなく…また数年後の続編、待ち侘びます。おもしろかった!! | ||||
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