■スポンサードリンク


ローウェル城の密室



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ローウェル城の密室
ローウェル城の密室 (ハルキ文庫)

ローウェル城の密室の評価: 3.40/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

納得はしない、でもアイデアは買いたい

史上最年少で江戸川乱歩賞の最終選考に残ったという。物語は、ライトノベルのように軽やかに進む。密室トリックなのだが、正直、笑った。納得もしていない。ただ、著者がまったく新しいものに果敢に挑戦し、それを描き切ったところに敬意を表したい。
 賛否があるのは、そもそも著者の狙いだろうし、そういう意味でも試みは成功と言っていいのだろう。これを、乱歩賞の最終選考に残した当時の担当者の度量に感謝である。
ローウェル城の密室Amazon書評・レビュー:ローウェル城の密室より
4882931052
No.5:
(5pt)

こ、これは!

トリックを知ったとき、鳥肌が立ちました。 こんな方法、この作者さんしか思いつかないでしょ。 べた褒めか発狂のどちらかでしょうね。 勿論、私は前者です。
ローウェル城の密室Amazon書評・レビュー:ローウェル城の密室より
4882931052
No.4:
(5pt)

ボブ・キング

第28回江戸川乱歩賞/候補作品
「高沢則子著」で応募して騒がれた作品なので良く覚えています。
早々に送って頂いたので今日はじっくり読みたいと思います。
「小森健太朗」とは、推理ですね!
「ありがとうございました。」
ローウェル城の密室Amazon書評・レビュー:ローウェル城の密室より
4882931052
No.3:
(4pt)

一読の価値はある作品

本作品は、著者が第28回江戸川乱歩賞(1982年)に史上最年少で最終候補となった作品です。
著者と同世代の私は、当時、乱歩賞の選評を読んで、自分と同じ高校生で最終候補とはすごい、是非どんな作品なのか読んでみたいという気持ちに駆られたのを憶えています。
しかし、本作品がすぐに出版されることはなく、最近になって「図説 密室ミステリの迷宮 (洋泉社MOOK)」を読んで、文庫化されていることを知ったのでした。

中学を卒業したばかりの笹岡保理と丹崎恵は、妖魔の森に迷い込み、そこで出会った老人によって、少女漫画「ローウェル城の密室」の世界に入っていく。
ホーリー・ローウェルとメグ・マーシャルという作中人物となった二人は、城の北塔の一室で、王子の花嫁候補エローラ・グフィンが惨殺されるという、「密室殺人事件」に遭遇することに…。

小説中の人物が、作品と同題名の漫画の登場人物になってしまう、という設定が、当時の乱歩賞の選者達にどのように受け止められたかは分かりませんが、この作品の「核」は何といっても「密室トリック」だと思いますので、その印象を述べます。

私は、このトリック、ある箇所で、何となく想像がついてしまいました。
確かに独創的なトリックです。
カーやクイーン、横溝や鮎川などの内外のミステリの巨匠たちが思いつきもしなかったであろうトリックであることは間違いありません。
でも、著者と同年代の私には、それほど突拍子もない発想とは言えなかったのも確か。
ある種の時代性と言いましょうか、昭和30年代以降に生まれた方なら、ましてや、現在20代から30代の方なら、「気づいてしまうのでは」という気がしました。

とは言っても、その独自性を10代でミステリ小説に仕立て上げた著者の力量は、並々ならぬものがあります。「密室ミステリ」好きならば、一読の価値はある作品だと思います。
ローウェル城の密室Amazon書評・レビュー:ローウェル城の密室より
4882931052
No.2:
(4pt)

意外性抜群。

とんでもない発想に完敗です。 推理小説を読みなれていない私でもさくさく読めました。 ただ、少しあらけずりです。そこがまたいいとは言えますが。本格推理小説、みたいなものを普段から読んでいる人には、どうなのかわかりません。
ローウェル城の密室Amazon書評・レビュー:ローウェル城の密室より
4882931052
No.1:
(4pt)

(多分)世界で唯一のトリック

 「密室」と銘打ってる訳で、つまりは密室殺人の謎がトリックとしてはメインである事に違いないのですが。然しそれを見抜ける読者など、まあ居たら心から敬意を表したい。本当。 乱歩賞の候補に挙げられたという作品。ですが肝心の密室の謎に挑むのは、物語が半ばをとっくに過ぎてからですな。それまでは、捩れ気味の冒険談が長い事繰り広げられます。この部分が長過ぎる、という理由で受賞は見送られたそうです。でも僕は好きですねえ。因みに結末が異なるバージョンも幾つか存在するとの事。
ローウェル城の密室 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:ローウェル城の密室 (ハルキ文庫)より
4894564041

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!