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ローウェル城の密室
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ローウェル城の密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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史上最年少で江戸川乱歩賞の最終選考に残ったという。物語は、ライトノベルのように軽やかに進む。密室トリックなのだが、正直、笑った。納得もしていない。ただ、著者がまったく新しいものに果敢に挑戦し、それを描き切ったところに敬意を表したい。 賛否があるのは、そもそも著者の狙いだろうし、そういう意味でも試みは成功と言っていいのだろう。これを、乱歩賞の最終選考に残した当時の担当者の度量に感謝である。 | ||||
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トリックを知ったとき、鳥肌が立ちました。 こんな方法、この作者さんしか思いつかないでしょ。 べた褒めか発狂のどちらかでしょうね。 勿論、私は前者です。 | ||||
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第28回江戸川乱歩賞/候補作品 「高沢則子著」で応募して騒がれた作品なので良く覚えています。 早々に送って頂いたので今日はじっくり読みたいと思います。 「小森健太朗」とは、推理ですね! 「ありがとうございました。」 | ||||
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16歳で最年少乱歩賞最終候補にまで残ったとして有名な本作。16歳で乱歩賞?さぞや早熟の天才作家ぶりを発揮しているのかと思うが、読んでみるとまさにいい意味でも悪い意味でも16歳だから書けた作品であると言える。 まじめに乱歩賞応募作ということで本格密室ものだと思って読んでいた人にはまさにとんでもない落ちが待っている。ミステリーのトリックとしては完全に反則なので、その点を踏まえて読んで頂きたい。まあ、ふざけるな!と思って本を壁に投げつける人がいても全くおかしくはない類にもの。 書かれた時期が1980年ということを意識して欲しい。おそらくこの時期としては他メディアの特徴をメタ的にストーリーに絡ませるという発想は非常に斬新だったのだ思われる(乱歩賞の選考委員と言った当時の文筆お偉い方には特に・)し、その点が拙い構成文章ながら高く評価されたのだと思うが、はっきり言って80年代のこち亀などのギャグ漫画を読みなれた人には意外性はないトリックである。私も何の予備知識もなかったが、数ページ読み進んだだけで、密室殺人のトリックはまさか○○じゃないだろうなと思ったのだがその通りだったので逆に驚いてしまった。漫画の世界が舞台、密室殺人にトンデモトリックと書かれたらもうこのオチしかない・・・・。 密室殺人のトリック証はラスト2ページくらいで簡単に終わり、総ページ300近くを延々と漫画の世界の中世でのアドベンチャーが展開するのだが、ここらへんのノリは現在のライトノベルの先駆けという感じがしないでもない。拙い展開と文章だが意外とすんなり入っていける。まあ、本格推理を求めている人にはいい加減にしてくれと思われるだろうが。 本書は16歳が書いたミステリーという謳い文句がこれほどピッタリハマるものはない。大人の本格推理を求める層にはお勧めでいないが、ネタとして読むならアリだろう。 | ||||
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本作品は、著者が第28回江戸川乱歩賞(1982年)に史上最年少で最終候補となった作品です。 著者と同世代の私は、当時、乱歩賞の選評を読んで、自分と同じ高校生で最終候補とはすごい、是非どんな作品なのか読んでみたいという気持ちに駆られたのを憶えています。 しかし、本作品がすぐに出版されることはなく、最近になって「図説 密室ミステリの迷宮 (洋泉社MOOK)」を読んで、文庫化されていることを知ったのでした。 中学を卒業したばかりの笹岡保理と丹崎恵は、妖魔の森に迷い込み、そこで出会った老人によって、少女漫画「ローウェル城の密室」の世界に入っていく。 ホーリー・ローウェルとメグ・マーシャルという作中人物となった二人は、城の北塔の一室で、王子の花嫁候補エローラ・グフィンが惨殺されるという、「密室殺人事件」に遭遇することに…。 小説中の人物が、作品と同題名の漫画の登場人物になってしまう、という設定が、当時の乱歩賞の選者達にどのように受け止められたかは分かりませんが、この作品の「核」は何といっても「密室トリック」だと思いますので、その印象を述べます。 私は、このトリック、ある箇所で、何となく想像がついてしまいました。 確かに独創的なトリックです。 カーやクイーン、横溝や鮎川などの内外のミステリの巨匠たちが思いつきもしなかったであろうトリックであることは間違いありません。 でも、著者と同年代の私には、それほど突拍子もない発想とは言えなかったのも確か。 ある種の時代性と言いましょうか、昭和30年代以降に生まれた方なら、ましてや、現在20代から30代の方なら、「気づいてしまうのでは」という気がしました。 とは言っても、その独自性を10代でミステリ小説に仕立て上げた著者の力量は、並々ならぬものがあります。「密室ミステリ」好きならば、一読の価値はある作品だと思います。 | ||||
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1995年に出版芸術社から出た単行本の文庫化。 著者が16歳のときに執筆され、江戸川乱歩賞の最終選考に残ったことで有名な作品。 江戸川乱歩賞応募原稿、コミケ出品原稿、出版芸術社/角川春樹事務所版と、実は結末が3種類あるらしい。 評価が難しいミステリだ。根幹となるトリックはくだらないと言ってしまえばそれまでだが、着想としては面白い。最初から、トリックはこのへんにありますよよというのが明示されているのだが、さすがにこれは予測できなかった。ある意味、びっくりした。でも、心の別の部分では納得させられた。 しかし、やっぱり駄目なトリックかも。読むには一種の覚悟が必要。 | ||||
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世界に一つのトリックという謳い文句に惹かれて本書を手に取った。なるほど、確かに世界で一つであろう、こんな下らないトリックは。 まるで、飛び出す絵本である。ちゃんと、本の帯に「幼稚園児向け」と書いておいて欲しい。思いっきり無駄な時間を使ってしまった。 | ||||
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「10代の著者による本書が当時乱歩賞最終候補に残った」との触れ込みに期待し購入しました。期待外れもいいところでした。・序盤: 少女漫画風の無意味な描写が延々と続く。冗長。・中盤: 無味乾燥な事情聴取が続く。冗長。・終盤: 「驚天動地のトリック」...即座に破り捨てた。特に序盤と中盤の作風がまるで異なるため、あたかも複数の著者による合作のように感じました。あまりに稚拙なトリックに怒りを覚えて破り捨ててしまいましたが、1回読んだだけだったのでアマゾンで売ればよかった、と今思います。不要な部分は次々と読み飛ばしたので読了まで要したのは1時間。それでも無駄な時間をつかってしまったと反省しきりです。「とにかく期待を裏切られたい」という方にはおすすめ。 | ||||
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とんでもない発想に完敗です。 推理小説を読みなれていない私でもさくさく読めました。 ただ、少しあらけずりです。そこがまたいいとは言えますが。本格推理小説、みたいなものを普段から読んでいる人には、どうなのかわかりません。 | ||||
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「密室」と銘打ってる訳で、つまりは密室殺人の謎がトリックとしてはメインである事に違いないのですが。然しそれを見抜ける読者など、まあ居たら心から敬意を表したい。本当。 乱歩賞の候補に挙げられたという作品。ですが肝心の密室の謎に挑むのは、物語が半ばをとっくに過ぎてからですな。それまでは、捩れ気味の冒険談が長い事繰り広げられます。この部分が長過ぎる、という理由で受賞は見送られたそうです。でも僕は好きですねえ。因みに結末が異なるバージョンも幾つか存在するとの事。 | ||||
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