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シャッター・アイランド



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シャッター・アイランドの評価: 3.69/5点 レビュー 32件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.69pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(5pt)

本書を読む前に

プロローグは1993年。物語は1954年のことが語られます。それはどういうことなのか。読み進めていく途中で、きっと前のページに戻ることになります。何かを見落としていたのだと。「そうはいかないよ」と思いながら戻るのですが、実はそういうことではないのです。
 本書を読む前に、自分が誰で、今日は何年何月何日何曜日かを確認出来るかどうか。そして、今日朝起きてから、今までの行動を思い出せるかどうか。さらには、先週の日曜日、何をしていたか、思い出せるのであれば、本書を読み始めていいと思います。
 それでは、お楽しみください。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.19:
(5pt)

映画から

まだ原作を読了していないのですが、映画から入ってきましたが、絡み合う伏線などよくできた映画だったと記憶しています。
もし面白かったら他の作品も買ってみようかと思います。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.18:
(5pt)

物語を読み解く楽しみ

中途半端に映画を所々見てしまったため、驚きが減りましたが、それでも作者の仕掛けに驚き、楽しんで読めました。
物語自体は救いがない暗い物語なので、好まない人もいるでしょうが、小説としては良く考えられた良作です。すべての出来事、理由を懇切丁寧に解説してくれるものではないので、訳が分からないという意見が出るかもしれませんが、物語を読み解く楽しみを求める方にお勧めできる作品だと思います。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.17:
(4pt)

面白いです

ルヘインならではの小説です。
映画より小説の方が面白いものの1つです。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.16:
(4pt)

個人的には「アリ」(ネタバレ含みます)

映画は未見のため原作のみの印象ですが,騙しの手法としては許されるのではないでしょうか(評価が分かれるのは,それだけでも作者として望むところのはず)。ただ叙述トリックの作品として類例が多数あるため,「ひょっとして」という気配が感じられてしまうのは事実。ミステリを読み慣れていない人なら驚くかもしれませんが(良くも悪くも),ある程度の読み手にはこの島で行われている治療法を聞いた段階で頭の中に「警報」が響きます。でも作品の雰囲気は悪くないし,謎の暗号やら人間消失という要素も程よくダークな味わいを深めています(その解明のレベルは問わないとして)。
ただこれは個人的なことなのですが,どうも自分とこの訳者さんとは相性が悪いようで,文章にスッと入り込めない(同じ作者の「ミスティック・リバーも読みづらくて仕方なかったし)。カーの「火刑法廷」のレビューでも評価が割れているように,あまり万人に読みやすい訳文ではないようです(けなしているのではありません,念のため)。
読者と訳者の相性というのは意外にあるものなのか,他にもマッチとミスマッチの例がありますが…。このへんはいろいろなレビューを読んでいても,多くの方がそれとなく書いていて興味深いところです(笑)。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.15:
(5pt)

まるでドグラ・マグラのような

実は、映画を見てから本書を読んだ。映画では今ひとつ理解しにくかったところを、確認しようと思ったのだ。

 どちらも面白かった。映画は映画、小説は小説である。映画で分かりにくかったところは、小説を読んでも分からなかった。だが、それでも良い。これは「ドグラ・マグラ」か?どちらが正しいのか?何か真実なのか?
 映画ではヴィジュアルな分、分かりやすくなっていた部分が多かった。しかし、小説だからこそ理解できる部分もある。だから、映画版を見たひとにこそ、本書は読んでほしい。合わせ技で、より一層本作が理解できる。実は、フィツェック「治療島」とも似ている。

 洋の東西を問わず、人の考えることは同じなんだということが良く分かる。だからこそ、「ドグラ・マグラ」があの時代に書かれたことは脅威である。

 本書単独でも、もちろん面白い。圧倒的なリーダビリティである。どうしても先が知りたくなる。そしてその先には、迷宮が待っているのである。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.14:
(5pt)

映画の勝ち

「読んでから観るか、観てから読むか」
 個人的には前者の方が圧倒的に多い。というより、読む前に観ることはなるべく避けるようにしている。映画が原作を凌げるとは思えないし、映画を先に見てしまうと原作を読む楽しみが半減する。登場人物のイメージが植え付けられてしまうのもよくない。原作あっての映画であり、作者に敬意を表する意味でも、映画による先入観は排除して読みたい。そう思いまた実践してきた。そして実際のところ読んだあとに観た場合、原作を凌ぐ出来栄えの映画というものにお目にかかったためしがほとんどない。むしろ映画の難点ばかりが目に付くことの方がはるかに多かった。
 しかし考えてみればそれは単なる順序の問題だったのかも知れない。いつも読んでから観るようにしていたから、映画よりも原作の方がよいと感じられていただけだったのかも知れない。通例に反して原作よりも先に映画を観てしまったこの作品を読んでそう感じた。少なくともこの作品に関しては映画の方が面白いと思う。
 保安官のテディ・ダニエルズは相棒のチャック・オールとともに、シャッター・アイランドと呼ばれている島で起こった事件の捜査に訪れる。その島にあるのは要塞のように巨大な精神病院のみであり、そこには凶悪な犯罪を犯した患者ばかりが収容されている。しかし実はテディにはもう一つ別の個人的な目的があった。愛妻ドロレスを殺害した放火魔、アンドルー・レディスを見つけることだ。
 映画の評判があまりよくないのが不思議でしょうがない。なるほど最後のどんでん返しは人によっては「反則」と思われるのかも知れない。しかしこの状況設定であれば充分許容範囲だろう。原作にはないテディの最後の台詞は、映画にはあった方がいいし、原作にはない方がいい。原作を読む前でも読んだ後でもいいから、ぜひ映画(DVD)で予習もしくは復習をしてほしい。読者にそうお願いしたくなる上質のミステリーである。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.13:
(4pt)

映画を観てから読む事をお勧めします

まず、どんなに優秀な方が翻訳しても英語から日本語になるという時点で魅力が半減してしまう作品だと思う。また、あまり読書慣れしていない方には難解でしょう。自分は英語は駄目だし、あまり本を読まないのですが、映画を観ていたお陰で理解が出来、映画だけでは謎だった部分も解けました。近々発売されるDVDとともにマストアイテムです。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.12:
(5pt)

「その男」が遭遇する幻惑と悪夢とパズルの世界

映画観ました。期待以上の出来栄えでした。
前作の「ミスティックリバー」も、映画観賞のあとに、原作を
読みましたが、今回も、映画を確認する意味で、観賞後に
原作を読みました。
これはよくできている。映画のほうが原作よりも映像と
イマジネーションのインパクトという点では、私個人的には
出来栄えは上手と思っています。
しかし、原作を読んで、はっきりと、物語の骨格がわかります。
複雑に見えた物語も、しっかりと計算された複線の数々と、
暗号にも見える、ある仕掛けによって、巨大な迷路の閉空間
で展開される、悪夢の物語を構築しました。
この骨太で異色な、幻惑の世界。
ある意味、シャッター島と精神病院兼刑務所は、大きな密室。
フェリーのみがボストンとの接触点であり、しかも、ハリケーン
という大道具や、戦争の傷跡など小道具も存分にちりばめて、
独自で独創的なサスペンス世界が繰り広げられます。
たぶん、映画を見てからでないと、登場人物の関係や
複雑な(というか、夢に夢を重ねたかのごとくの)プロットは
はっきりとはわからなかったと思います。
デニス・ルヘインの小説の中では異色の作品と言われているよう
ですが、私は、これで、完全にファンになったと言えます。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.11:
(5pt)

深い

映画をみた。モヤモヤしたので原作を読んだ。もう一度映画をみた。なんと三回とも発見があった。私は楽しませていただいた。この分だとDVDも買ってしまいそう。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.10:
(4pt)

最後のどんでん返しを納得できるか

孤島の収容所での四日間。
じわりじわりと不安をあおる冒頭の一日目。二日目に入ってからはどんどん物語が加速していき、驚きの結末が待ち受ける四日目に突入していく・・・
この最後のどんでん返しに気持ちよく「そうだったのか」と納得できるかどうかが評価の分かれるところかも。
ただ、冒頭から読み返してみると周到に伏線は張り巡らされており、作者の巧さで一気に読ませるところは非常に評価できるところだろう。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.9:
(4pt)

混沌の島への4日間

デニス・ルヘインは大好きな作家。インパクトのある本が多い。
本書は、凶悪な服役囚を収監しているボストン沖の『シャッター・アイランド』が舞台。そこに赴いた合衆国連邦保安官のテディととチャック。その島で過ごす4日間。おりしも襲い掛かるハリケーン、混沌の世界・・・。
多くの冒険小説、スパイ小説、推理小説を読んでいる一読者としてみると・・・本書は微妙な感じ。最後の1ページまでしっかり読ませるが、モヤモヤ感が付きまとう。
好き嫌いが分かれる。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151744029
No.8:
(4pt)

こんなにも深く。

「ああ、もしかしたら、いや、たぶんきっと!」
ひとりごとを言いながら読んでいたので、家人に白い目で見られた。
袋とじを開く前に大体の予想はついたが、
こんなにも深く傷ついた男の話だとは思ってもみなかった。
会話でストーリーを進めるという怠惰な書き方のミステリが多い中、
ルヘインは主人公の心理をこと細かに描くことで、読者を引きつける。
わたしたちは主人公になりきって、物語の海を泳ぐのだ。
ひとの心の孤独、哀しみというテーマのほかに、「愛とは」と考えさせられる。
『ビューティフル・マインド』を思い出した方もいらっしゃいましたが、
わたしは『べティ・ブルー』を思い出しました。
こんなにも深く誰かを愛することができるのか、と。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
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No.7:
(4pt)

文庫化しても、袋とじ?

男性にとっての袋とじ本と、女性にとっての袋とじ本って、やっぱり期待度や期待のベクトルが違うんだろうなあ・・・などと考えつつ、びりびりと破りました。本を破る、ってのは、女性の私にとっては、経験のないことで、本は大事に扱うのが当然と思ってきたので、すごく抵抗がありました。夫は、週刊××系の最近よく見る袋とじ雑誌をざくざくはさみで切ってまして、「いいなあ楽しみがあって」と羨ましく思っていた矢先でした。などと、「袋とじ本」に興味を持っていた私にとって、この本の袋とじはただ「大事な本を傷つけてしまった・・・・・」ということで終わってしまいました。その部分に関しては、残念。内容は、面白かったですよ。映画化されるそうですが、いかにもそんな感じがしますし、「ミスティック・リバー」を読んでいない私は、是非読まなくてはと強く思いました、映画も見なきゃ。ラッセル・クロウがアカデミー賞をとった、「ビューティフルマインド」に、とても近い気がしますが、気のせいでしょうか?
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152085339
No.6:
(4pt)

なるほどこう来たか

世評では大どんでん返しがあるからという話だったので、注意して注意して伏線に気をつけながら読み進めていたが、なんか、途中から話がおかしいなあと思い始める。そしてやはり話はおかしかったのだ。実はこの手のオチは良くあるオチで、類書は多いが最後までひっぱる作者の筆力は大したものだ。エンターテインメントとしては「あり」だと思う。「孤島の謎に挑む潜入者が孤独な戦いを続けていくうちに、自身の謎にはまりこむ」といったプロットは倉橋由美子の「スミヤキストQの冒険」を彷彿とさせて、懐かしい思いで読み終えた。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
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No.5:
(4pt)

なるほどこう来たか

世評では大どんでん返しがあるからという話だったので、注意して注意して伏線に気をつけながら読み進めていたが、なんか、途中から話がおかしいなあと思い始める。そしてやはり話はおかしかったのだ。実はこの手のオチは良くあるオチで、類書は多いが最後までひっぱる作者の筆力は大したものだ。エンターテインメントとしては「あり」だと思う。「孤島の謎に挑む潜入者が孤独な戦いを続けていくうちに、自身の謎にはまりこむ」といったプロットは倉橋由美子の「スミヤキストQの冒険」を彷彿とさせて、懐かしい思いで読み終えた。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
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No.4:
(4pt)

推理小説にあらず

 推理小説でもなく、医療小説でもない。 著者から読者に対する、「謎解き挑戦状」とも言うべき一冊だろう。 種明かし部分は帯で封がされ、猛スピードで展開していく物語に引き込まれてページをめくるたびに緊張感が高まっていく。 僕は結局、帯の封を切って種明かしを読むまで謎を解けなかった。 著者の大ファンは楽しめる本だと思うが、著者の作品を手にするのが初めての人、帯や表紙カバーの説明文を読んで関心を持った人の中には読後に脱力感を覚える人もいるのではないか。僕もそんな1人。 帯までつけるのは、ちょっとやりすぎかな、とも思った。 さりとて、読んでしまえばどんな種でもあっけないもの。何もすることがない休日に読むには十分楽しめる一冊だろう。  
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
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No.3:
(4pt)

なぜ結末を「袋とじ」に?

前作「ミスティック・リバー」とは大分趣向の異なる小説。しかし根底に流れるものは同様に思える。やはり暗く、哀しい物語であるが、読者はこの作者のそういった作風に惹かれるのだろう。わからないのは、なぜあえて結末部分を「袋とじ」にしたのかということ。確かに最終的に大きな物語の逆転があるが、それ自体は特別目新しいものとはいえないし、そもそも「本格」的な味わいをを楽しむ小説では無いように思える。どうも出版者側の販売戦略のように思えてしまうのはひねくれすぎか?いずれにしても、一気に読んでしまうほどの魅力を持っている小説であるのは間違いないと思う。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152085339
No.2:
(5pt)

暗く、切ない、ルへイン節。

人間の心の闇(暗部)を暗く、切なく描いている。ボストン沖の孤島に在る精神を病んだ犯罪者のための病院で、一人の女性が疾走する事件が発生。主人公である連邦保安官が、島に乗り込み事件にあたるが?当初は事件解決までを描いた本格物と思ったが、作品の途中から急展開し、最後には全く別の結末を読む者に提示する。その辺が、一癖も二癖も凝りに凝った作品に仕上がって、圧巻である。暗く、重く、人間の暗部を描くプロットがルへインの特色と思うが、本作も前作「ミスッテック・リバー」同様のより濃い内容である。多分、本作の結末を本当の意味での「驚嘆の結末」というのだろう。そしてこの作家の力量の確かさを、改めて実感させられた傑作だ。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152085339
No.1:
(5pt)

衝撃的

最初の100ページは、展開がゆるやかなのに、その後はすごい勢いで物語が展開。最後まで一気にひっぱられ、本を閉じることができなかった。そして、衝撃の結末!パト&アンジーとも、ミスティック・リバーとも異なる作品です。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152085339

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