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シャッター・アイランド
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シャッター・アイランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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プロローグは1993年。物語は1954年のことが語られます。それはどういうことなのか。読み進めていく途中で、きっと前のページに戻ることになります。何かを見落としていたのだと。「そうはいかないよ」と思いながら戻るのですが、実はそういうことではないのです。 本書を読む前に、自分が誰で、今日は何年何月何日何曜日かを確認出来るかどうか。そして、今日朝起きてから、今までの行動を思い出せるかどうか。さらには、先週の日曜日、何をしていたか、思い出せるのであれば、本書を読み始めていいと思います。 それでは、お楽しみください。 | ||||
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50年代、精神病棟のみの孤絶した島にやってきた保安官。忽然と姿を消した患者の捜査も名目に、主人公は自身の妻を焼死させこの島に収監されている男の殺害を目論んでいた…。 ハリケーン来襲の中、異様な閉鎖空間で繰り広げられる捜査行に、スリリングな展開を予想する作品。 院長や医師、スタッフの不審な挙動、そして信頼していたバディへの疑惑が持ち上がり、と終始、不穏な空気に包まれている。挿入される偏頭痛持ちの主人公の夢想が、サスペンス度を盛り上げてくれる。 主人公は、妻の仇をとることができるのか?ラスト(オチ)は好き嫌いが分かれそう。あっち系か…。 洒落たアメリカな会話は楽しめる。 | ||||
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まだ原作を読了していないのですが、映画から入ってきましたが、絡み合う伏線などよくできた映画だったと記憶しています。 もし面白かったら他の作品も買ってみようかと思います。 | ||||
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中途半端に映画を所々見てしまったため、驚きが減りましたが、それでも作者の仕掛けに驚き、楽しんで読めました。 物語自体は救いがない暗い物語なので、好まない人もいるでしょうが、小説としては良く考えられた良作です。すべての出来事、理由を懇切丁寧に解説してくれるものではないので、訳が分からないという意見が出るかもしれませんが、物語を読み解く楽しみを求める方にお勧めできる作品だと思います。 | ||||
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読後、特別な余韻を残す作品です。全てが茶番劇だと切り捨てるにはあまりにも巧妙に構成された彼の世界に、ページを戻っての確認を余儀なくされるが、悲しいことに彼を取り囲む世界は、彼の願い通りになることはない。テディ、彼にとって、いや読者である僕にとってもゆるぎない現実を蝕む悪夢のような体験談だと思っていたら、隠された現実の方が本当に悪夢だったんだね?「レスター?テディに花束をあげてください。」 | ||||
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ルヘインならではの小説です。 映画より小説の方が面白いものの1つです。 | ||||
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最初は純粋な謎解きミステリーとして読んでいたが、暫くしてから夢の話が多く非科学的になってきて、この話どこに向かっているのだろうといぶかりながら読んでいたが、結末を読んでやっぱりね的な感じでした。 周到に張り巡らされた伏線を辿っていくと、この結末は予想が可能で、その点では推理小説ということも可能ではあるが、純粋な推理物を期待すると肩すかしを喰らうし、この結末は賛否が分かれそうな。 ある映画は同じようなネタで大ヒットしたし、この原作もその点では映画向きなのかもしれない。 | ||||
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映画は未見のため原作のみの印象ですが,騙しの手法としては許されるのではないでしょうか(評価が分かれるのは,それだけでも作者として望むところのはず)。ただ叙述トリックの作品として類例が多数あるため,「ひょっとして」という気配が感じられてしまうのは事実。ミステリを読み慣れていない人なら驚くかもしれませんが(良くも悪くも),ある程度の読み手にはこの島で行われている治療法を聞いた段階で頭の中に「警報」が響きます。でも作品の雰囲気は悪くないし,謎の暗号やら人間消失という要素も程よくダークな味わいを深めています(その解明のレベルは問わないとして)。 ただこれは個人的なことなのですが,どうも自分とこの訳者さんとは相性が悪いようで,文章にスッと入り込めない(同じ作者の「ミスティック・リバーも読みづらくて仕方なかったし)。カーの「火刑法廷」のレビューでも評価が割れているように,あまり万人に読みやすい訳文ではないようです(けなしているのではありません,念のため)。 読者と訳者の相性というのは意外にあるものなのか,他にもマッチとミスマッチの例がありますが…。このへんはいろいろなレビューを読んでいても,多くの方がそれとなく書いていて興味深いところです(笑)。 | ||||
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実は、映画を見てから本書を読んだ。映画では今ひとつ理解しにくかったところを、確認しようと思ったのだ。 どちらも面白かった。映画は映画、小説は小説である。映画で分かりにくかったところは、小説を読んでも分からなかった。だが、それでも良い。これは「ドグラ・マグラ」か?どちらが正しいのか?何か真実なのか? 映画ではヴィジュアルな分、分かりやすくなっていた部分が多かった。しかし、小説だからこそ理解できる部分もある。だから、映画版を見たひとにこそ、本書は読んでほしい。合わせ技で、より一層本作が理解できる。実は、フィツェック「治療島」とも似ている。 洋の東西を問わず、人の考えることは同じなんだということが良く分かる。だからこそ、「ドグラ・マグラ」があの時代に書かれたことは脅威である。 本書単独でも、もちろん面白い。圧倒的なリーダビリティである。どうしても先が知りたくなる。そしてその先には、迷宮が待っているのである。 | ||||
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「読んでから観るか、観てから読むか」 個人的には前者の方が圧倒的に多い。というより、読む前に観ることはなるべく避けるようにしている。映画が原作を凌げるとは思えないし、映画を先に見てしまうと原作を読む楽しみが半減する。登場人物のイメージが植え付けられてしまうのもよくない。原作あっての映画であり、作者に敬意を表する意味でも、映画による先入観は排除して読みたい。そう思いまた実践してきた。そして実際のところ読んだあとに観た場合、原作を凌ぐ出来栄えの映画というものにお目にかかったためしがほとんどない。むしろ映画の難点ばかりが目に付くことの方がはるかに多かった。 しかし考えてみればそれは単なる順序の問題だったのかも知れない。いつも読んでから観るようにしていたから、映画よりも原作の方がよいと感じられていただけだったのかも知れない。通例に反して原作よりも先に映画を観てしまったこの作品を読んでそう感じた。少なくともこの作品に関しては映画の方が面白いと思う。 保安官のテディ・ダニエルズは相棒のチャック・オールとともに、シャッター・アイランドと呼ばれている島で起こった事件の捜査に訪れる。その島にあるのは要塞のように巨大な精神病院のみであり、そこには凶悪な犯罪を犯した患者ばかりが収容されている。しかし実はテディにはもう一つ別の個人的な目的があった。愛妻ドロレスを殺害した放火魔、アンドルー・レディスを見つけることだ。 映画の評判があまりよくないのが不思議でしょうがない。なるほど最後のどんでん返しは人によっては「反則」と思われるのかも知れない。しかしこの状況設定であれば充分許容範囲だろう。原作にはないテディの最後の台詞は、映画にはあった方がいいし、原作にはない方がいい。原作を読む前でも読んだ後でもいいから、ぜひ映画(DVD)で予習もしくは復習をしてほしい。読者にそうお願いしたくなる上質のミステリーである。 | ||||
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まず、どんなに優秀な方が翻訳しても英語から日本語になるという時点で魅力が半減してしまう作品だと思う。また、あまり読書慣れしていない方には難解でしょう。自分は英語は駄目だし、あまり本を読まないのですが、映画を観ていたお陰で理解が出来、映画だけでは謎だった部分も解けました。近々発売されるDVDとともにマストアイテムです。 | ||||
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映画のCMを見て面白そうだなと思い原作を読んでみました。私は小説の中で登場人物が夢を見る場面が嫌いなので、飛ばしてしまう傾向があり、本作も夢は流し読みしていました。しかし、本作は主人公の見る夢(見過ぎ)が重要だったようで最後まで読んでも何が何やら分かりませんでした。まだ読んでない方の為に何が分からないのか書けないので映画観てみようかな? | ||||
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映画観ました。期待以上の出来栄えでした。 前作の「ミスティックリバー」も、映画観賞のあとに、原作を 読みましたが、今回も、映画を確認する意味で、観賞後に 原作を読みました。 これはよくできている。映画のほうが原作よりも映像と イマジネーションのインパクトという点では、私個人的には 出来栄えは上手と思っています。 しかし、原作を読んで、はっきりと、物語の骨格がわかります。 複雑に見えた物語も、しっかりと計算された複線の数々と、 暗号にも見える、ある仕掛けによって、巨大な迷路の閉空間 で展開される、悪夢の物語を構築しました。 この骨太で異色な、幻惑の世界。 ある意味、シャッター島と精神病院兼刑務所は、大きな密室。 フェリーのみがボストンとの接触点であり、しかも、ハリケーン という大道具や、戦争の傷跡など小道具も存分にちりばめて、 独自で独創的なサスペンス世界が繰り広げられます。 たぶん、映画を見てからでないと、登場人物の関係や 複雑な(というか、夢に夢を重ねたかのごとくの)プロットは はっきりとはわからなかったと思います。 デニス・ルヘインの小説の中では異色の作品と言われているよう ですが、私は、これで、完全にファンになったと言えます。 | ||||
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映画の宣伝を見て、「これはややこしそう!先に原作を読んでから」と思い 購入したのですが。。。。 ハードボイルドっていうんですかね、なんか文章が読みにくいんです。 私の教養がないせいですが、「○○様式の建物」ぜんぜんイメージがわかない。 登場人物も沢山いて(しかも、フルネームで出てくる!ここも伏線か?)頭の中がごちゃごちゃします。 表紙の「主な登場人物」には「コーリー」が院長と書かれているのですが 本文では名前は出てこないもの、院長がいます。それで更に混乱させられます。 これはミスかな?それともわざと? 風が吹いて、雨が降って、陰うつな暗い雰囲気はとてもよく出ています。 ただ、「衝撃のどんでん返し!」は言いすぎ。 英語の暗号は、やはり日本語で読んだら難しいね。 ダブルミーニングなど言葉遊びがたくさんありそうですが、原本にチャレンジする根性はないです。 この文章は、私にはつらすぎる。 | ||||
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映画をみた。モヤモヤしたので原作を読んだ。もう一度映画をみた。なんと三回とも発見があった。私は楽しませていただいた。この分だとDVDも買ってしまいそう。 | ||||
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大体の落ちや犯人予想が、読み始めて間もなくついてしまうので…orzその後読み続けるのが苦痛で眠気との戦いだった。作品自体のダークな雰囲気は楽しめると思います。謎解きは、読んでるだけでは結構分からなかったので、良かったのではないでしょうか。本気出して紙とペンを用意したら楽しめるかな。予想がつかなければ楽しめる作品だと思います。(ついちゃいますが)映画『セッション9』みたいです。パトリック&アンジーシリーズミスティックリバーも読んで下さい映画は今日観に行きます(笑) | ||||
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映画化されたのを機に手に取りましたが 久し振りに読書を苦痛と感じました。 読解力がないと言われればそれまでですが 頭にイメージしにくい状況説明と やたらと「『○○○○○』と言った」という ワンパターンな表現力に飽き飽きしました。 内容は4日間に渡る孤島での出来事ですが 1日目は苦痛で苦痛で仕方なかった。 2日目からTVCMでも放送されている 消えた女性についての謎解きが始まり 「やっと面白くなってきた」と思われましたが、 最後のオチまでさほど盛り上がりもなく 「引っ張るだけ引っ張ってこれかい!」という 落胆と怒りが入り混じったフィナーレでした。 叙述系ではありませんが、カンの良い読者なら 登場人物の名前を見て謎を解明してしまうかもしれません。 私的にはオチが非常に嫌いなパターンの1つなので厳しい評価になりましたが こういうオチが好きな人もいるので評価が分かれる作品なのかもしれません。 | ||||
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読み終わって、頭がモニャモニャする感じ、途中からは、けっこう面白い、一気に読めました。でも、この落ちは無いだろ。受け入れられないです。どんでん返しという程かどうか?3分の1くらいで、もしかしたら、この展開はって思いました。結末はやっぱりね!ってかんじ。(なんで、こんなに評価されてるの?)それにしても、最後の章は、何かな?夢落ち?2日目の朝?2段ベッドで目覚めて、なんで、チャックがでてくるの?プロローグからは、そのようには読み取れないですよ。私には。(誰か、解説して下さい。)プロローグと最後の章があるおかけで、まあまあ、おもしろいけど、頭がモニャモニャしてます。それが狙いか? まあ、推理小説では無いと思います。まあまあ、おもしろいですから、暇な日にでも、肩の力を抜いて、読んでみて下さい。 私は、オイディプス王でも読んで、スッキリします。 | ||||
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孤島の収容所での四日間。 じわりじわりと不安をあおる冒頭の一日目。二日目に入ってからはどんどん物語が加速していき、驚きの結末が待ち受ける四日目に突入していく・・・ この最後のどんでん返しに気持ちよく「そうだったのか」と納得できるかどうかが評価の分かれるところかも。 ただ、冒頭から読み返してみると周到に伏線は張り巡らされており、作者の巧さで一気に読ませるところは非常に評価できるところだろう。 | ||||
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けっして推理小説をうたっているわけではない。 ミスティックリバーは快作だったがこれは違う。 ルヘインの方向性が読めない。 実際にすぐに展開が読めてしまい、ああやっぱり と感じてしまった。 | ||||
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