■スポンサードリンク
金三角
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
金三角の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
”ルパン”と表記したのは、ネタバレ回避目的です。偽名(変装)のルパンが登場しているのか?いないのか?は書けません。多分、これを最初に「ルパン物」として読んだなら、読破できなかったかもしれません(私は現在、大体ルブラン発表順に読んでいて、その蓄積を背景に読破出来ました)。第1次世界大戦の時期の物語になり、「「三十棺桶島」、「虎の牙」と共に「”偽名”3部作」と呼ばれているようです。次作の「三十棺桶島」には、本作の登場人物が、主ストーリーに関係しませんが登場します(まだ読んでいませんが、多分、「虎の牙」にも登場すると思われます;20241123追記;出てきませんでした。推測でで書いてしまいました。)。少なくとも、この3部作は、発表順に読む事を強くお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作『オルヌカン城の謎』では ルパンはほぼ登場しなかったが、 本作では後半からルパンが登場し活躍する。 物語の主役としてではなく 主人公を助け、謎を解き明かす 補佐役という設定ではあるが。 ルパンものの長編は 主人公にまつわる長い経緯が 国家の問題とも絡み 壮大に展開していくことが多い。 主人公は自力ではその謎を解決できないのだが ルパンの軽妙洒脱な言動によって さまざまなことが白日の元に晒される というのが、物語の基本的な路線だ。 ルパンは自身が酷い目にあって終わる物語もあるが、 本作は結構スカッとさせられる展開だと思う。 ただ、タイトルになっている「金三角」という言葉は 最後の最後になって それが何を意味しているのか明らかになるが 「813」や「水晶の栓」などのように 物語の冒頭からそれに取り組んでいくほどの 重要なキーワードではないと感じられる。 主人公とその愛する人物の 複雑な人生のほうが 物語の核になっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
王制が崩壊した後~ナポレオン時代末期のパリの風景・世情を味わえる冒険小説。無味乾燥な「歴史」としてではなく、「そのころのパリ、フランス」を体感できる。 大学入試のために「世界史」を勉強している受験生諸君、「あるセーヌ・ルパン」は、息抜きをしながら、「フランス史」を自らの血肉にできますよ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
I like this book comparatively. I want to recommend this book to other people. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当に有り難う御座いました!また何かありましたらよろしく御願致します!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルパン・シリーズのうち三部作を成すドン・ルイス・ペレンナものの第一作。主人公は第一次大戦に参加して片足を失ったベルバル大尉。大尉と仲間の七人の傷痍軍人たちが狙われた美人看護婦を助けて活躍するが、彼女と大尉の二人は眼に見えない糸で繋がれていた。しかし大尉自身、探偵としての能力に欠ける事を痛感、だが仲間の一人がアフリカでドン・ルイス・ペレンナと共に戦った事があり、ドン・ルイスから本名のアルセーヌ・ルパンを教えられる程に信頼されていた。そして助けを請われたドン・ルイスが出現。 主人公とヒロインの二人の繋がりは「オルヌカン城の謎」もそうだったが、日本の伝奇時代小説にも通じるものがある。 「813」で首相を務めていたバラングレー氏が大統領になっている。大統領と警視総監のデマリオンはドン・ルイスの正体に気付いたらしい。 金の隠し場所の意外さはポーの手紙の隠し方にも通じる。 本作は柴田練三郎が翻案ものに使用、ルパンは徳川を名乗り東京紳士の通り名を持っている設定だったが、後に氏のオリジナルのシリーズキャラクターになっている。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!