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(アンソロジー)
七人怪談
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七人怪談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「自分が最も怖いと思う怪談を書いてください」ってそれはかなりハードルの高い依頼ではないかと思ってしまいました。 ホラーを描く作家さん達からしたら「最高傑作を書いてください」と言われてるもほぼ同じではないでしょうか? ほぼ知らない作家さん達の作品集でしたがバラエティ豊かで面白かったです。 正直ピンとこない話もありましたが、普段読まない作家さん達に触れられて良い経験だったと思います。 最後の三津田先生の作品はとある男性の里帰りの一泊を描いたものですが、これはかなり特殊なものに感じました。 怪異的な事が何か起きてはいるんでしょうけどホラー的にはほぼ何も起こらないという淡々とした話です。 ただ、一般的なホラー作品というのは作者が恐怖を演出してくれているからこそ読者には分かりやすく怖いのであって、あえて装飾なく描くとこうなるものなのかもしれません。 そして、お題通り作者自身が心底怖いと感じる話というのは案外こういう感じなのかもしれません。 本作は最恐のホラー短編集というよりは各作家さんたちがこの特殊なお題に対してどう答えたかという様をしみじみと味わう側面の強いものに思いました。 | ||||
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編者が選んだ七人の作家に各々がお得意とされるジャンルでの怖い話を依頼したアンソロジー。澤村・創作が事実になり拡がって侵食してゆく怖さ!加門・フィクションと云う表現を借りた技巧か、実体験か?名梁・実話系の後では弱く感じられるが、迷い込んだ異界の恐怖感は良い。菊地・雰囲気は良いが説明過多な描写が残念に思える。霧島・正しく祀ることの難しさ、恐怖の遺産相続。福澤・作者の初期作で断片的に語られた実体験が時系列に語られる。三津田・事故物件と成り果てた嫌な実家への帰省…あとがきに曰く良作が集められたアンソロジーに仕上がっている。 | ||||
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