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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理
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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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おそらくはシリーズものの外伝的な作品。「おそらくは」というのはそのシリーズを未読であるからで、かつシリーズの中心人物は登場しないために「外伝的」と判断したのだが、したがってこの推測は誤っている可能性が大いにある。収録作は「歩く亡者」、「近寄る首無女」、「腹を裂く狐鬼と縮む蟇家」、「目貼りされる座敷婆」、「佇む口喰女」の5編。どれも、何らかの怪異が最終的には合理的な解決に至るという流れで、それゆえに怪談として読むと拍子抜けだし、一方で合理的な解決そのものもかなり中途半端なのでどうもすっきりした気分にはなれない。たとえば「近寄る首無女」では、「なぜわざわざそのような姿勢を取る必要があったのか」が不明だし、「腹を裂く狐鬼と縮む蟇家」では「なぜそんな家を建てねばならないのか」が不明である、という具合だ。それは「常にすべての謎を解き明かせるわけではない」との思いからなのだとしても、それを創作物で表現すると、上に述べたように中途半端なものとして受け取られかねない。そういう意味であちこちに遺漏が見られる一冊。 | ||||
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●オカルトな怪異事件を合理的な推論で解明し行く作風。その役割を担っているのが人一倍臆病な人 物で、証人も物的証拠も提示せず、つじつまを合わせようと四苦八苦。おまけに説明不能な状態(案 件)を極力避けようとしている姿が滑稽で微笑ましい。 本当にそれが真実かそれで全てか? ひょっとしたら・・・と疑惑が残ってしまう。このうやむやな 余韻も又計算されつくしたものなんでしょうね! 瞳星愛(とうしょうあい)、天弓馬人(てんきゅうまひと)頭類貴琉(かみなしたける)など凝り に凝った固有名詞や、ルビを振らないと読めない漢字が頻出し若干しんどかった。 | ||||
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三津田信三作品は好きでずっと読んでますが、今作は怪異も推理も中途半端かなと思いました。怪異単に無理矢理解釈を下せる話を作りました感が特に強く感じました。 ライトなノリの短編集なので、読みやすくはあると思います。 | ||||
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