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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理



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【この小説が収録されている参考書籍】
歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理の評価: 4.11/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

綺麗にまとまった中編集

個人的に表題作と{目張りされる座敷婆}が双璧かと。
随所で引き合いに出されるディクスン・カーをある程度知っていれば、より楽しめるんじゃないですかね。
カーの名作及びバカミスの数々が、本作品集でオマージュされてますからして。
惜しむらくは可愛らしい瞳星愛ちゃんが、またぞろ鬱陶しい関西女として女性読者から総スカンくらいそうで哀れだなあ(苦笑
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4041124123
No.8:
(5pt)

面白かった!

いつもの三津田先生らしい、知識と時代考察に溢れつつもゾッとするお話です。正直最近ちょっとマンネリ化してるかも?と思ってたのですが、本作品は形としては短編を集めたようになっていることもありスルスルと読めました。個人的にはホラーに男女関係描写はあまり必要ないと思っていて三津田先生の作品にもよく出てくることを残念に思っていたのですが、本作品ではどちらかと言うとラブコメのようなあっさりとした触れられ方だったのでそこまで気になりませんでした。本作品が他のシリーズに関連しているのも面白かったので、そちらも読んでみようかと思います。
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4041124123
No.7:
(3pt)

中途半端。

おそらくはシリーズものの外伝的な作品。「おそらくは」というのはそのシリーズを未読であるからで、かつシリーズの中心人物は登場しないために「外伝的」と判断したのだが、したがってこの推測は誤っている可能性が大いにある。収録作は「歩く亡者」、「近寄る首無女」、「腹を裂く狐鬼と縮む蟇家」、「目貼りされる座敷婆」、「佇む口喰女」の5編。どれも、何らかの怪異が最終的には合理的な解決に至るという流れで、それゆえに怪談として読むと拍子抜けだし、一方で合理的な解決そのものもかなり中途半端なのでどうもすっきりした気分にはなれない。たとえば「近寄る首無女」では、「なぜわざわざそのような姿勢を取る必要があったのか」が不明だし、「腹を裂く狐鬼と縮む蟇家」では「なぜそんな家を建てねばならないのか」が不明である、という具合だ。それは「常にすべての謎を解き明かせるわけではない」との思いからなのだとしても、それを創作物で表現すると、上に述べたように中途半端なものとして受け取られかねない。そういう意味であちこちに遺漏が見られる一冊。
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No.6:
(3pt)

怪異事件と臆病な探偵役の対比が面白い

●オカルトな怪異事件を合理的な推論で解明し行く作風。その役割を担っているのが人一倍臆病な人
物で、証人も物的証拠も提示せず、つじつまを合わせようと四苦八苦。おまけに説明不能な状態(案
件)を極力避けようとしている姿が滑稽で微笑ましい。
 本当にそれが真実かそれで全てか? ひょっとしたら・・・と疑惑が残ってしまう。このうやむやな
余韻も又計算されつくしたものなんでしょうね!

 瞳星愛(とうしょうあい)、天弓馬人(てんきゅうまひと)頭類貴琉(かみなしたける)など凝り
に凝った固有名詞や、ルビを振らないと読めない漢字が頻出し若干しんどかった。
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4041124123
No.5:
(5pt)

ファンサービスもある?

死相学探偵ファンには嬉しい一冊です。
ホラーも相変わらず怖くざわざわします
一番怖く感じたのは座敷婆の話でした。ラストの手紙が…
死相学探偵シリーズは既に完結してしまったので、こうして過去話でも公開して貰えるのは嬉しいです。
あと表紙の雑多な研究室の絵も気に入ってます。
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4041124123
No.4:
(3pt)

中途半端?

三津田信三作品は好きでずっと読んでますが、今作は怪異も推理も中途半端かなと思いました。怪異単に無理矢理解釈を下せる話を作りました感が特に強く感じました。
ライトなノリの短編集なので、読みやすくはあると思います。
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4041124123
No.3:
(4pt)

怪異を推理で解く…だがしかし不可解を残して終わる。

怪異を推理で解く…だがしかし不可解を残して終わる。作者の真骨頂とされる怪談とミステリーの融合ではあるのだが、残念なことに刀城言耶シリーズと違って怪談もミステリーも中途半端に感じてしまうのは怪異の消化不良と、謎解きの穿った解釈のせいだろうか?いやいや、怪を十分に語ろうとすると解が駆け足に成らざるを得ないこのような短編に無理やり押し込めたせいではないだろうか?とはいえファンとしてはこの作品の見処はそこではなく刀城言耶とあの“死相学探偵”を結び付けたサプライズにあり、乙女の愛婆ちゃんとの出逢いにあると云える。
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4041124123
No.2:
(5pt)

三津田作品の魅力が詰まった一冊

刀城言耶の助手で作家志望の青年「天弓馬人」のもとに女学生「瞳星愛」が怪異譚を持ち込み、その謎解きをさせるという短編集です。
刀城言耶という名探偵がいるのにその助手が新探偵なの?刀城言耶じゃダメなの?とファンとしては気になる所ではあるのですが、その辺の疑問にはちゃんとオチがあるので大丈夫です。

非常にベーシックな三津田作品だと思いました。
とにかく不可解で恐ろしい事件をロジカルに解説してみせるも結局怪異は残るというね。

新探偵「天弓馬人」は非常に怖がりという特徴があり、それを打ち消すために頑張って推理を試みるという、刀城言耶とはまた違ったアプローチが新鮮でした。

特に一作品だけ突出して「え、そんな真相で良いの?」と思わずにはいられない話があるのですが、その意外性がまた妙に面白かったですね。

これで終わりなのかこのスタイルで続くのか分かりませんが、素直に楽しめた一冊でした。
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4041124123
No.1:
(5pt)

びっくり‼️

五つの短編からなる今作。おすすめは第一話と第五話かな。

とにかく途中だれたとしても最後まで読んでみて欲しい。

第五話のトリックは他の作者では見たことはあるものの、三津田信三氏の作品で読むことになるとは思わなかったので、びっくりしました。

ちなみにいつもはAmazonで注文するんですが、近くの本屋さんに偶然に発売一日前に並んでいたので衝動買いしました。

あとは、やっぱり短編とは言えど殺人事件がちゃんと起こらないと、ミステリーの部分が弱くなるかな?ぐらい…

生霊の如き重るものや密室の如き籠るものなどの初期の短編集に近いレベルだと思うので星五つとする。
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4041124123

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