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骨灰
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骨灰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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男性の勝手な価値観と、犯罪の証拠隠滅…小説だから許されるが、コンプラNGじゃないのw 読みやすくて、最後まで一気に読みました。 | ||||
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この作品中での骨灰とは不特定多数の過去の火災や空襲等で亡くなった人達の亡霊という事で良いのでしょうか? 誰々の亡霊!というかたちで特定されている訳ではないので、霊も匿名的な感じになって、怖さが少々ぼやけている気がしました。 主人公の娘が小学生の設定ですが、セリフが幼稚園児のようでちょっと気になりました。 | ||||
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東京で暮らす人にとって身近なホラーという作品。ただ、冒頭のシーンが突然すぎて、イメージしにくい部分があった。また、ゲリラ豪雨という意味ありげな背景が、最後まであまり生かされなかった気がする。 水神と炎の呪いの二つが背景にあるらしいが、その二つが未分離で分かりにくく、呪いのメカニズムが未整理な感じがした。背景にある条理を整理するためには、神道なり陰陽道なり、実在の文献に当たって補強・整理する必要があったのではないか。ただ載せないだけかもしれないが、巻末に参考文献が何も挙げられていないところに、強引さを感じた。 | ||||
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前半から中盤までは得体のしれない気持ち悪さが伝わり先が楽しみな展開。 東京の火災との闘いであった歴史的な背景を上手くストーリーに落とし込み、設定は面白い。 それだけに後半に展開は急にその設定は生かされなくなり、またホラー要素も普通になってしまって台無しになる。 もったいないなー 東京の「火」と渋谷の「水」というのをもっと突き詰めない理由が分からない。 | ||||
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エンタメ小説として悪くはなかったけど普通。ホラーではないかな。全く怖くなかった。焼死した怨念の話なら、残穢の方が遥かに怖かった。調伏ものなら、ぼぎわんが、来る。精神的な恐怖なら、篠田節子の聖域。御伽話風ホラーなら風の古道。 まあ、ホラー初心者の冲方さんとホラー大家の先生方を比べるのは酷というものですかね。次回作に期待! | ||||
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いわゆる呪いや怨念にあたるものを土地に降り積もる骨灰というものとした点は面白く、骨灰に魅入られた主人公の主観視点での描写は秀逸。 明らかにおかしいのに、同時にそれが正しいことであると信じさせられ、異常な思考で異常な行動を取っている状況は「もっとのめりこめ、地獄のような破滅を見せてくれ」と応援してしまうほど。 黒幕の正体も良い。 ただ、終盤はいわば超展開と言えるような展開で、ここまで異常な状況を積み上げてきた割にはあっさり終わるというのがいまひとつ物足りない。 | ||||
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冲方丁読むのは「アクティべイター」(2021/1月)以来になります。「骨灰」(冲方丁 角川書店)を読み終えました。 渋谷駅。「東棟」の地下建設現場。シマオカ株式会社の財務企画局IR部に所属する社員、松永光弘が主人公。彼は上司に命ぜられ危機管理の先鋒としてSNS上で発信された不信情報を調査すべく「東棟」地下建設現場へと潜ります。施工ミス。いるだけで病気になる。有害なものが出ているに違いない。火が出たあとの壁。作業員全員入院。人骨が出た穴。不穏な「つぶやき」の数々。「モグラ初号機」という名の発信者から添付された画像によっていつ足を掬われるかわからないような事件に発展しかねない状況を探ることが目的でした。その探索行は或る種の不条理劇へと発展し、この国の都市の「現在」を切り取りながら、サクサクと進行し飽きさせません。特異なページターナーだとは思います。 しかしながら、物語がドメスティックな視点から語られるようになり、私の期待を裏切りながらスケール・ダウンしていって、あまり怖くないアーバン・ホラーとも言える体裁のまま結末を迎えます。よって、堆積した「骨灰」の上に成り立つ「東京」というテーマがかなり矮小化されたストーリー・テリングに堕ちていってしまったというのが私自身の印象になります。 あまりにも「迷路(ダンジョン)」過ぎて高齢者が二の足を踏む(笑)渋谷駅の「迷路(ダンジョン)」ぶりとその滑稽さにこの国のホラーがあると思いながら。 | ||||
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