■スポンサードリンク
地図と拳
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
地図と拳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1 無駄に長い。ほんのわずか登場する人についても、その生い立ちを長々と書いたり。もっと、メリハリをつけても良いのでは。 2 参考文献が膨大に書いてあるので、とても緻密なのかと思うと、こんなことあり得ないという展開が時々でてくる。他の人も書いているが、火のついた石炭が当たっただけで重油のドラム缶が倒れ、重油が大爆発を起こすとか。 3 日本・日本軍の強欲さ残虐さがこれでもかと書かれ、「5族協和」は日本が満州を奪うための方便としているが、まさに朝日新聞的自虐史観ではないのか。本田勝一のルポ(?)「中国の旅」には日本人が満州でやった非道な行為がたくさん書かれているが、当時満州にいた人たちから根拠を問われ、「自分は中国人から聞いたことを書いただけ、文句は彼らに言ってくれ」と逃げている。事実は治安が安定し、中国人を含む人たちが毎年100万人も流入していた。参考文献が多いので、フィクションといえど歴史観は客観的かと思ったら、吉田清治の小説版だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞受賞作が必ず面白いとは限らない。 ただただ苦行の600頁でした。 本に向かうのが苦痛でしかなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
苦しんで読破。こんなにつまらない本は初めて。 建築についても「あなた、東大で何学んだの?」 巻末文献に相田や隈なんて書くなよ! せめて白井やミースなら良かったのに。 文章も浅い稚拙。とにかく、つまらない本でした。 書評に騙された・・・なあ~かね、返せ!!!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
頑張って頑張って最後まで読んだ とにかく面白くない なんだこれ なんで評価高いのかわからん この数年で最悪の本 本書きのスター誕生かなんか 兎に角評判や賞は鵜呑みにできませんな | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞ということで手に取ったが、冒頭から面白くなく、しかも人物がコロコロ変わる。感情移入できなくて、第二章の途中で終了。初めての経験でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小川哲氏の「君のクイズ」が面白かったので、600ページもあるこの本を手に取ったのですが、読む途中で何度も挫折しそうになりました。毎回ページをめくるのがおっくうになりました。一つにはキャラクターに好感度の持てる人物が登場しない、という理由もあるでしょう。これは「君のクイズ」にもあてはまる事ですが、あちらは「クイズ」という興味深いトピックが根底にあるので、ページ・ターナーだったのでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小川哲『地図と拳』読了。 今年の直木賞受賞作である。 600ページ以上あって、2週間かかった。 舞台は満州、というか満州という地域とそこに建設された架空の都市「仙桃城」が、舞台というよりは主人公であるかのような小説である。 その意味では、バルセロナという都市を主人公にした、カルロス・ルイス・サフォン『風の影』シリーズと同系列の作品とも言える。 が、正直言って読み進めるのになかなか苦労した。 まず、登場人物が幾世代にもわたって何人も登場するのだが、その関係が理解しづらい。 新しい人物が登場して、その人を軸に話が進むのかと思っていると、その章の終わりにはあっさり死んでしまう。 誰が軸なのかが分かりにくいのである。 軸となる人物は設定されているのだが、それが曖昧だったりするのだ。 最終的には、広がった登場人物、広がったストーリーも収束して、それなりに骨太なのだが、終盤に至るまでそれが感じられない。 その辺りが、この作者の若さなのかもしれない。 小説には、ストーリー、人物造形と描写、文体が最重要な要素だと思うけれども、本作は重要な作中人物の人物描写がまるで欠けていたりする。 そもそも本作には女性は二人しか登場しないのだが、そのうちの一人については一体どんな女性なのかが全くといって描写されず、像を結んでこない。 しかも、いろんな矛盾がやたらと目に付く。 冒頭で参謀本部からスパイとしてハルビンに送り込まれる登場人物が、船が着岸する直前に、ロシアの検問に合うと危険だと通訳に助言されて、しぶしぶピストルを川に投げ込むシーンがある。 むき出しのピストルを投げ込んで、誰か見ていなかったとあたりを見回すのだが、それが心配だったら衣類かタオルにくるんで投げ込めばいいだけの話にもかかわらず。 さらに、短刀も鞄の中に隠していたが、これは軍人だった父の形見だとして捨てず、それが理由にロシア側に逮捕・連行される。 スパイの任務に就く者であれば、事前にそうした危険は想定済みだろうし、のほほんとピストルを持参するというのは考えられない。どうしても持ち込むのなら鞄に細工をするというのが考えられるが、そもそも想定などしていないのである。しかも、形見の短刀などは家に置いてくれば済む話である。 しかも、通訳の男が、「それは自分の短刀だ」と言って身代わりになってくれるのだが、連行先で自殺しようかと思っていると、別の部屋で取り調べを受けていたはずの通訳の男が短刀を取り返して現れ、「さあ行きましょう」と解放されることになる。 ロシアから解放された理由は何も書かれていない あるいは、抗日運動の部隊が仙桃城の炭鉱を襲おうとする。 そこで、襲撃舞台は火のついた石炭を選炭場の窓から投げ入れようとするが、それが跳ね返ってきて、重油を入れたドラム缶に当たってドラム缶が倒れ、大爆発が起こる。 いや、石炭がぶつかったくらいではドラム缶は倒れないし、重油は絶対に爆発しない。 灯油やディーゼルだってそれだけでは燃えない。 燃えるとしたらガソリンくらいである。 しかも、爆発ではない。 この襲撃の失敗によって、日本側に寝返った中国人が、日本の憲兵に抗日側の人物をおびき寄せるよう命じられる。 現れた連絡役は、炭鉱襲撃の首謀者の女性がどこに隠れているかを言い、そこにたどり着くための暗号まで教える。 しかし、憲兵の手先が隠れ家でその暗号を言ったとたんバレてしまう。 理由は、「逃げろ」という意味が込められた偽の暗号だからである。 でも、こんなおかしなことはない。 連絡役が偽の暗号を教えたということは、スパイになっておびき寄せた男を怪しいと疑ったからだが、怪しいと思ったのだったらそもそも隠れ家の場所を教えるのが矛盾している。 知らないと言えばいいだけだ。 あるいは、疑わしい呼び出しなのであれば(半年もシグナルをだしてやっと現れたという設定)、現れなければいいのである。 別のシーンでは、この抗日の女性が大量のダイナマイトを奪おうとする。 そこに現れた、彼女の不倶戴天のような義理の父。 彼女は、その父をダイナマイトで殺そうと1本手にして火をつける。 ところが、それは花火だった。 義理の父は、「その1本だけは花火だが後は全部ダイナマイトだ。好きなように使え」と言って去る。 この予定調和! どうして、彼女がダイナマイトを1本手にすることを見越して、花火を1本だけまぎれこませるという芸当が可能だったのか。 彼女が、別の1本を手にしたらということは度外視されてしまっている。 さらに、別の登場人物が仙桃城の子供たちにせがまれて写真を撮る。 そこに現れた憲兵が怪しんで、カメラを取り上げ、フィルムを抜く。 それから何年か後に、憲兵と再会した彼は、あのカメラには大事なものが写っているから返してくれと頼む。 だって、目の前フィルムを抜いたんじゃなかったの。 それ以外にも、そんなことは枚挙に暇がなくて、途中で読むのをやめようかと何度も思った。 終盤になってやっと話が面白く展開したからよかったものの、あのままいったら悲惨な読書体験に終わってしまうところだった。 あまりお勧めはできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
満州が舞台と言う事で長大深淵な歴史小説と思って読むと完全に肩透かしを食う。1986年生まれの著者が李家鎮なる架空の土地を舞台に描いたSF小説の様な感がある。満州の情景の描写が殆ど無ければ実在の人物も登場するのに人物描写が殆ど無い。例えば帝政ロシア末期の宰相ウィッテが出てくるがウィッテがどの様な風貌なのか?どんな表情だったのか?その場の取り巻きとのやり取りなど皆無。要するに社会経験が足りないので人間の書きようが無いのだ。何もかもが薄っぺらい。ところが分厚い小説に賛美の声が止まず遂に直木賞とか。大丈夫なのかこの国の文学評論は? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィクションなら何を書いても許されるものでしょうか。実在した人物がでてきたり、事実が織り交ざっていたり(証明されていないものも含め)するため、当時の軍人はこのような残虐非道な行いを実際に行っていたと受け取る読者もいるのではないでしょうか。この作品が日本を代表するともいえる直木賞を受賞するということに、大きな不安を感じます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本の先人達が歩んできた歴史を、 あまりにも一方的に、これでもかとばかりに、悪しざまに罵る。 とても日本人が書いた小説と思えない。 それが直木賞! 戦後レジームも極まれり。 この国の将来が心配です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
満州 奉天 新京という地名を聞くたびに頭の中で歴史絵巻がはじまる期待が大きく膨らんでしまう。満州帝国という稀有な歴史史実に空想の都市ストーリーを織り込んだこの作品が芥川賞と直木賞のダブル受賞ということで期待が大きすぎたかもしれない。 足りないのは空気の匂いや風景描写かなと思う。もう少し奉天や新京等の史実に沿った風景描写が有れば感情移入できたのではないかと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「蒼穹の昴」の本やドラマで意気投合したある人に勧められて手に取った本。しかし長大な文章と日露戦争前からWW2後までの大河スケールの話、、、と思いきや登場人物のやりたいことがちっとも伝わらず、舞台となる架空の町で何回か動乱が発生するがそれがクライマックスでもなんでもなく、盛り上がりに欠けることおびただしい。AMAZONレビューも高評価ですが何故何故??冗長かつ凡庸なダラダラ話にしか読めませんでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!