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地図と拳
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地図と拳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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戦争の足跡がよくわかる本です。 ただ高齢のため、文字が 小さく薄いのが残念です。拡大鏡を使って少しずつ読んでいます。 | ||||
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非常に頭のいい人が、精緻な設計図に基づいて組み立てた建築物のような小説です。描写は怜悧ですが、血肉がなく、ストーリーは予定調和でしかありません。大作ではありますが、感性に訴えるところが少なく、悩みましたが⭐️3にします。少し長過ぎます。 | ||||
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1899年から1955年にかけて、満州の空想都市「仙桃城」をメイン舞台として、複数の人物の視点で動乱の世の中を描く小説です。 満州を舞台に、建築や地図の知識を絡めて物語が展開されていくのはおもしろく、独創的な部分だなあと楽しく読みました。 疑問に思ったのは、キャラ設定です。 どうしてこんなに一様に似通ったキャラクターばかりなんでしょうか。頭がキレる優秀なキャラクターが多いのですが、そればかりという感じ。 頭の中で思い浮かべると、あの人物もこの人物も、得意分野が少しずつ違うというだけで、おんなじような印象しか受けませんでした。 優秀な人たちが集まったところで、「結局何がしたかったんだ?」という読後感が否めませんでした。 | ||||
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数多の人物が登場したので...一応主要だろうと思われる人物を把握し読み進みましたが、読み方がやや散漫?になってしまった。 巻末に沢山の資料・文献の記載。歴史を踏まえたフィクションとは言えお疲れ様でした。 | ||||
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長編で読みきるまでかなり時間がかかった。内容的には、経験のしたことがない戦争のなかでいろいろな立場で考え生きていたことが考えさせられました。 | ||||
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・・・と感じる分厚い長編小説です。 (本屋さんに行くとそんな本が多くて、あっけにとられる昨今です。) 小説の舞台は帝国主義の時代なので、大日本帝国やロシア帝国(ソ連になってからも社会主義的な勢力拡大に努めた)が満州で勢力圏を争い、中国人も抵抗しようとして、そうした地図上の地政学的な闘争に巻き込まれ、必死で策略をめぐらし戦う人々の物語。 しかし、それはもう歴史の書物で十二分に書かれていることなので、新味はない。それでも、作者は多くの文献を読破し、おそらくそれを逸脱しない範囲で、鮮烈な登場人物とシーンを次々と作り出して、読者を引き付けてくれます。 満州がもっとも現代につながる意味を持つのは、1945~46年の歴史です。大日本帝国の降伏が遅れたので、ソ連は対独戦終了後、満州に侵入する正当性とチャンスを見出し、満州・北朝鮮を占領し、社会主義派に基地と武器を提供した結果、中国では共産党軍が国民党軍を破り、今日の中華人民共和国が誕生しました。「日本が(満州占領だけで止めておいて)中国本土に侵略しないか、あるいは連合軍に早く降伏しソ連の侵入と支援がなければ、国民党が共産勢力を抑え込めた」と、北岡伸一教授など、最近の歴史学の研究は推測します。 それはともかく、本当は他に、批判的に調査し解明するべき現実の政治問題が、今の日本には山積みなのですが、多くの優秀な人々の才能とエネルギーが、「架空の世界の創造」に投入されるのは惜しいことです。でも、周到に計画実行される政治的な悪事(精緻で組織的なポピュリズム宣伝など)に向けてつぎ込まれるよりは、はるかに罪がないでしょう。 | ||||
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タイトルとラジオ番組での紹介に惹かれて購入しました。 超人的な能力を持つ人物が数人現れますが、そのことが物語上で有効に機能していません。 また、人間の心理と選択された行動に、齟齬を感じますし、変化についても合理的な説明が不足していると感じます。更に言えば、数人の人物が唐突な死を迎えますが、作家の都合で殺されているようにも思えます。これらは作家ご本人も重々承知の上でしょうし、人間より歴史に興味があっての作品だと存じます。 ともかくも、期待したような大長編小説ではなく、こまぎれの接ぎ合わせを読んでいる気分でした。しかし読んだ時間が無駄になったとは思いません。なぜ「すっごく面白い」と感じなかったか、その理由を考えることも含め有意義な読書体験でした。 | ||||
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ネットなどで、評判が良かったので購入して、読んで見ましたが、内容的にはイマイチかな。ちょっと残念でした。 | ||||
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この本により満州における、中国とロシアにさいなまれたどうにも払拭しきれない閉塞感を知らされると、引き起こされた第二次大戦など所詮始める前に命運は尽きていた。このことさえ知らしめられればもう良かったと思った。レンガより重い、こういう本を鈍器本というらしいが、笑、肩こりは尋常ではないし、この長さはなんだ。最後三割はいらないんじゃないかと思った。 | ||||
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今ひとつ面白くない。読んでいて、次がたのしみにならない。 | ||||
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参考文献の多さからも大変勉強された大作です。 かなりスケールの大きな物語。この時代を書くのは批判も覚悟と思いますが、文献の中に天皇陛下に関する資料がなかった事を残念に思う。戦闘とそれに伴う述懐が後世感否めず臨場感は無かったです。36歳、この時代を語るにはアマちゃんです。主人公が過去の公園を夢想するシーンはうるっときましたが、総じて文章のハッとするような美しさはなく、理論的な登場人物ばかりで感情移入に乏しく、ヒロインに女性的な魅力が無かったのは致命的でした。良くも悪くも、ただただ大作でした。 | ||||
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ご存じ、最新の直木賞受賞作です 同時に、山田風太郎賞も獲得しており、壮大で面白い作品なんだろうなあと思い、購入しました ただ、600pを超える超大作ということが話題になっていますが、150pを超えても、 ー誰が主人公なんだろう ーどういう結末を迎えるんだろう ということが不明で、読んでいる途中でストレスを感じたことも確か また、体裁も凝っているともいえるのでしょうか、章ごとに、「主人公(と思える人)や内容」ががらっと変わり、先に書いた感じが増しました ということで、結果的には150pを超えたあたりでギブアップしました あまり、他人のレビューを読まないので、「どういう結末かわかりません」が、これから買おうとされている方は、レビューくらいは読んで、自分に合うかどうかを確かめてから購入されてはいかがでしょうか | ||||
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難しい小説ではない。 厚さの割に登場人物が少ないから筋が追いやすい。 ぶっ飛んだ感じの展開はない。 戦争の描写がリアル(のように見える)。 1日半潰す価値は、(まあまあ)ある。 | ||||
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今、満州という話題を取り上げれば、本書のように中国人の視点(ただし共産八路軍は否定しつつ)と軍よりと反体制よりの日本人という3視点を登場させることになるのは当然だろう。だから、著者が何をしたかったのかがよくわからない。”孫悟空”の超人的肉体鍛錬のところや108人の子供のエピソードなどはSF的な名残だが(著者はSF出身)、本筋にはあまり絡まないし、ロシア人宣教師の意味もよくわからない。高木が死ぬ直前と転向者Kが死ぬ直前の描写は、もちろんそんな経験はないので迫真的であるなどと言えるわけはないのだが著者の想像力の才能を感じた。Readableでもあるので、一気読みはしてしまったのだが、どうもよくわからなかったというのが正直な読後感。 | ||||
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600ページ長の重量級小説。その長さに見合っていないとは言わないけど、それでもここまでの長さが必要だったのかな?との思いは否定できない。 幾人かの登場人物は確かに魅力的、地図や建築に関する学術的な記述も決してとってつけた感はなく物語の要素として確りと嵌っている。 仙桃城の50年の歴史と、日本の戦争の歴史を重ね合わせ、物語を語ることで多少の散漫さが生じることはきっと仕方ないことだとも思う。 青龍島の秘密にもちゃんと回答が用意されていて、読後感も悪くはない。 悪くはないのだけど、この長大さの中で面白い要素が繋がらず、溶けてしまっている。 共産党細胞の話をはじめ、面白い要素がかなりあるのに、ストーリー全体にあまり有機的にリンクしてないように感じられた。 特にSF要素である超人的な神拳会の能力と千里眼が小説全体の中で重要な役割を果たしておらず、尻切れ蜻蛉感が強い。この辺りをもう少し書き込んでもらえれば違った読後感になったと思う。 読んで損というわけではないが、やはり長すぎる。 | ||||
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