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ばくうどの悪夢



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【この小説が収録されている参考書籍】
ばくうどの悪夢

ばくうどの悪夢の評価: 4.00/5点 レビュー 52件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全52件 21~40 2/3ページ
No.32:
(5pt)

ピッタリ状況がハマると精神がえぐられる

この方の作品は全部そうですが、なんかありそうな嫌なシチュエーション、いそうな嫌な人、を書き出すのが抜群にうまいです。今回はそれに拍車をかけた嫌悪感を感じる内容がわんさか出てくるので人によってはかなりキツイかと思います。自分もいくつか似たようなシチュエーションや人、場面を思い出してしまい、かなり気分が下がりました。ちなみに今回の事件の元凶になった人物、こんな奴いるのかって思う方もいるかもですが、実際マジでこんな人と接したことがあるのでいます。それがまた恐怖。。
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4041098785
No.31:
(3pt)

映像化できない

ラストが衝撃!ではなく、また、やっちまったなー、な展開でした。
映像化できない。(グロいから、ではなく)

前半の話はなんだったんだろう?
夢にしては長すぎるし、誰の夢だかも分からない。

夢の話なので、映画化するならクリストファーノーラン監督でお願いしたい。
岡田健一と松たか子と小松菜奈は続投して欲しい。
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No.30:
(3pt)

うーん・・・

今までの比嘉姉妹シリーズは全作読んでいます。
映画化もされた「ぼぎわんが、来る」はなるほど「ボギワン」かあ、よく考えたなあ、とひたすら感心しました。
今作は似たテイストではあるのですが、ちょっと描写がグロテスクすぎて好みではなかったということと、詳しく書くとネタバレになってしまうので書きませんが、あれは禁じ手ではないかと思うのです。禁じ手が悪いと言っているのではありません。例えば「隻眼の少女」は賛否両論あるでしょうが、私はアリだと思っています。
しかし、この作品で使われた禁じ手は、後半をとても冗長なものにしてしまったと思うのです。
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No.29:
(5pt)

ぼぎわん超えのおもしろさ

澤村伊智作品はほとんど読んでいますがトップクラスのおもしろさでした。
暴力描写、小者の心理描写(大好き)、展開の疾走感、オカルト知識、混沌からのすっきり……からのさらに混沌。大満足です。
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4041098785
No.28:
(4pt)

相変わらず痛々しい人物の表現が上手すぎる

黒幕の痛々しさといい、ぼぎわんの時と同じくうっかり図星ついて事態を悪化させてしまう野崎夫婦といい、昨今のSNSの普及による無責任な誹謗中傷や差別の表現が見ていて嫌な気分になるのに見てしまう不思議な作品
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No.27:
(4pt)

比嘉姉妹っ!

本当に久しぶりの比嘉姉妹シリーズでワクワクして読みました。
確かに面白い。面白いけどもっ!
最初の方はグロい描写に読むのをやめようと思った事が何度もありましたが、メインストーリーに入るとページを捲る手が止められない…。一気に読んでしまいました。
夢の話なので地の文のどこまでが現実でどこからが夢なのか登場人物と一緒に翻弄されました。とにかく騙された。
ぜひ、続編を早めに読みたいです!
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No.26:
(2pt)

読みづらいです

比嘉姉妹のシリーズは好きなのですが、この作品は読みづらくてわかりにくく、今のところまだおもしろいと感じることができませんでした。
読み直すつもりですが、読後感もよくなかったので、ちょっと時間をおいてからになりそうです。
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No.25:
(4pt)

読みにくかったけど面白い

何か出来事がある→夢でした
の繰り返しでじゃっかんストレスがあるが後半にその意味があきらかになる。
ストーリーは救いが少なくいたたまれない読んでて苦しくなる。
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No.24:
(4pt)

第3章~第5章だけでも(ほぼ)成立する物語ではないかと思う

著者の比嘉姉妹シリーズは全て読んでいます。本作も期待して読み始めたのですが・・・。参考文献にはないけれど、本作の内容は、筒井康隆「パプリカ」、村上春樹「騎士団長殺し」の影響が濃厚で、それをホラー仕立てにしている小説だと思いました。でもまあ、それはそれでいいんです。

ただ、もう一つ、それは筒井康隆「ダンシング・バニティ」の影響です。「ダンシング・バニティ」は細かい描写が多少の変化を交えつつ4、5回ずつ繰り返されながら、その形で物語が進行するモノスゴイ小説ですが、終盤で繰り返しの理由が明らかになり、納得します。でもまあ当然、辛い読書にはなりますね。

それで「ばくうどの悪夢」はというと、第1章と第2章で読んだはずの物語が、第3章からまた最初から語られ出します。やはり多少の変化があります。???になりました。

「ばくうどの悪夢」を最後まで読んで思ったことは、第3章以降で繰り返される第1章と第2章の存在の必要性を、作者が読者に対してきちんと説明(あるいは訴えかけ)しきれていないことに大きな欠落感を感じます。簡単に言うと、第1章と第2章は(ほとんど)不要だったんじゃないか、ということです。あるいは、別の表現方法があったのではないかと。

本作は実験作なのかもしれませんが、第3章~第5章だけでも(ほぼ)成立する物語ではないかと思うのです。
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No.23:
(5pt)

引き込まれる物語

とてもおもしろかったです!
他のレビューで現実と夢と行ったりきたりでややこしいと書いてる人がいましたが、私はそこが没入感に浸れてすごく引き込まれました。
構成力の高さがさすがです。
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No.22:
(4pt)

比嘉姉妹シリーズ初の展開

今回内容的に理不尽な展開が多々あり、最初読み進めている時は今回外れかなと思いましたが、終盤にかけて段々面白くなってきました。
今回で話が完結しないので次回どうなるかが気になるので続編待ちたいと思います。
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No.21:
(2pt)

構成が類似作品を超えられていない

当作品では夢と現実を行き来し、読み手も登場人物も混乱する・・・というのは古くからある手法を用いられる。
この手法はクラインの壺や完全なる首長竜の日・・・他も映画や漫画でも数えきれない。決して目新しいものではない。
一方で夢を扱うのは難しい(シナリオを書く上で、扱い方によっては禁じ手という扱いさえ受ける)。
「夢はなんでもあり」だからだ。「なんでもあり」な小説でさらに「なんでもあり」を持ち込むのは技術がいる。小説の中での現実を感じさせながら、夢を感じさせるというのはそれだけで、何重ものリアリティの階層がいる。
今回、作者はそこまでの技術に到達していなかったかなと思える。というのも、途中に挟まれる怪異に対しての推察は基本的に「独自に調べてきました」という会話を、まとめて(まるで定例会議のように)、話す。
「独自に調べてきました」でも良いのだけれども、作内の設定を口で話すよりも、物語内にちりばめられなかったのかな、と思う。
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No.20:
(5pt)

比嘉三姉妹復活、ありがとうございます。

比嘉姉妹シリーズが好きで、待望の本でした!!!三姉妹復活して下さり、ありがとうございます。
末永く比嘉シリーズを続けてください。私の心の支えになっています。著者の書かれた本はすべて読んでいます、比嘉シリーズが一番気に入っています。
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No.19:
(4pt)

地の文を信じて読み進められない夢のお話

タイトル通り夢が濃く関連している話なので良い展開があるたび「実は夢でした〜」が多く、読んでてちょっと疲れてしまうかも。

ただ続きが読みたいと思わせる筆力と展開は相変わらずお見事。
今作も一気読みさせてもらいました。

特にオタクが調子に乗って放った言葉で周りが「シーン」となってしまう場面など、
共感羞恥心が働き読んでいるこちらまで居た堪れなくなる始末。

伏線の張り方も秀逸で、三章を読み終わってから改めて序章から読み返さずにはいられませんでした。

ややネタバレになりますが惨劇に見舞われた被害者が皆、極楽を見ながら逝けたと思うと少し救われた気分にもなりました。

比嘉姉妹シリーズは短編含めて全て目を通しており、
単純にホラーとして見ると怖さ度合いはぼぎわん、ずうのめには劣るかもしれません。
が、面白さでは引けを取らない出来かと思います。

短編で出てきた真琴の最期の写真が赤髪ウルフカットだったと記憶しているので、
読了直後から既にちょっとハラハラしつつ
比嘉姉妹シリーズの続編、楽しみにしています。
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No.18:
(5pt)

構成が良い

澤村伊智の、自分の立場を明確にするところが好きだ。グロ描写は初めて見たが専売特許にしている作家に劣らず凄まじかったように思う。逆に苦手な人は注意。
あとはとにかく構成の妙で一気に押し切られた。読み返すのもまた楽しい本。
Twitterで言及していた土俗ホラー関連の本も書いて欲しい。
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No.17:
(5pt)

あなたにとっての悪夢は

野崎の無自覚な自尊心クラッシャーぶりが作中屈指の悪夢なのは間違いないとして、序盤から派手な白昼夢をかましてくるあたりエンタメ色強い比嘉姉妹シリーズらしい入りだなと思う。
夢を舞台にしてるだけに、東京に出て一旗上げたい方にこそ見て欲しい珠玉の一冊。
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No.16:
(5pt)

面白かったです。

読み終えないままだと怖すぎて寝られないので、この方の作品は一日で読むことになります。
シリーズものだけどダレないです。
ネタバレしたくないので何も書けません‼︎
もちろん読み返しました。
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No.15:
(5pt)

ツイッターのオタクくんへのアンサーソング

とても面白かったです。
以下ネタバレです。
はじめは文体や馴染みのキャラクターの言動に違和感を覚えつつ読み進めていると、のちにされる種明かしに衝撃を受けます。

おそらく澤村先生は、「ツイッターに溢れるあるあるで小説を書いてる」という的外れな批判に晒されたことがあると思っています。

そこで彼は、オタクの書いた「ネットで拾ってきた要素と自分の願望を乗せて知識をひけらかす小説」と、プロ作家の書いた「人から金を取れる小説」の違いを見せつけてきたな。と感じました。

言い方が悪いですがオタクの夢小説とプロ作家の作品の違いがわからない人たちは、今作も「あの事件をおもちゃにしている」「挙げられる作品が有名すぎて、オタクを描くならもっとマイナー作品を挙げないと」と的外れな批評をするでしょう。
その姿はまさに自分のわからない野崎の話聞かずにスマホをいじり、粗探しと持論展開だけは一生懸命な片桐そのものです。
作品レビューまでが「ばくうどの悪夢」であり「ツイッター」なのです。

琴子ですが、そもそも彼女は自分がししりばの家に入らなければ家族は死ぬことがなかったという罪悪感を抱えて生きていたのに、そこに「唯一の生き残りを見捨てた」「見捨てた私を助けにきてくれた上に自分のせいで意識不明になった」という別種の罪悪感を一気に乗せさせるの澤村先生は鬼畜か?と大喜びしてしまいました。

ずうのめ人形が1番面白い!と感じていましたが、今作はそれを超えてきたかと思います。
比嘉姉妹シリーズを読み進めてきた上での「ばくうどの悪夢」は、面白さのレベルが高すぎて誰かと感想を語らいたくてうずうずしています。傑作です。
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No.14:
(3pt)

AKIRAかに無限列車?

この作家さんの作品が大好きで、特に比嘉姉妹シリーズは名作揃いだと思いますが、今回はちょっと好みに合わなかった。
冒頭の惨劇が痛々しくて、読んでて辛くなってきた。
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No.13:
(4pt)

衝撃的な中盤の展開

毎夜悪夢に悩まされる小学生の「僕」。
悪夢はやがて最悪な終わりを迎える。
その怪異に、比嘉兄弟が挑むが、今までとは次元の違う最凶の敵に比嘉兄弟は打ち勝てるのか、という話。

ボリュームも多いし、ストーリーも面白いです。
特に、展開という意味では、私は度肝を抜かれました。
今までの、しりりば等よりも面白かったかもしれません。

また、とにかくよく調べているな、という印象。
作者の努力と博学ぶりが紙面から伺えます。
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