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殺しへのライン
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殺しへのラインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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殺しへのライン ロケーション★★★★★♾️ 動機★★★★ 犯人★★ サブ謎★★★★★ ロジック★★ サスペンス★★ アンソニー不遇度★★★★ このシリーズは順番通りに読むべき! | ||||
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シリーズ3作目、またまた面白かった。アンソニー・ホロヴィッツが稀代のストーリーテラーであることはもちろん、山田蘭氏による翻訳も相変わらず素晴らしい。 本作ではなんと3分の1まで殺人が起きない。それでいて面白い。ということで思い出さずにいられないのが、クリスティーの『ナイルに死す』である。あれも3分の1まで殺人が起きないのに、人間関係が面白い、とよく似ている。 もう一つ、ミスディレクションの手際のよさからは、マープル物の名作『鏡は横にひび割れて』を彷彿とさせる。あまり書くとネタバレになりそうなのでやめておくけれど、ホロヴィッツは絶対意識しているはずだ。 この調子で1~2年に1作のペースで、全10作のシリーズなら、ホーソーンという探偵に関する小出しの謎も忘れないうちに楽しめそうだ。こういうのは間隔が開くと、前回までにどんな伏線があったか忘れてしまうので、この勢いで刊行してほしい。 | ||||
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作者の既出作品を読んできています。この作品も面白かったです。 | ||||
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今までの作品を読んでいたので期待していました。期待を裏切らないおもしろさで、やはり一気読みしてしまいました。 舞台がとてもよいです。チャンネル諸島のオルダニー島が舞台ですが、景色のすばらしさとナチスとの悲しい歴史で奥行きがあります。 島の住民たちの密接感が読んでいて苦しくなるときがありました。 犯行にまつわる小さな疑問点を、丁寧に回収していくので、ダレることはなかったです。 ホーソーンとホロヴィッツの距離感が絶妙でいいですね。 | ||||
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145ページまで、まったく事件が発生せずに、延々と普通の描写小説が続いて疲れた。背景説明のつもりかもしれないけど、作家さんの自己顕示にも思える。自分は普通の小説書いてもイケるんだ、という。概略、ヨーロッパの作家は修辞法の伝統があるせいか、やたらと持って回った表現や、クドイほどの情景描写が多いから、日本人には疲れる部分がある。タイの頭から尻尾までみたら、頭を忘れた、みたいな。アメリカの近代小説はそれに比べると単刀直入なところがあって、日本人の言語感覚に近いかも。まぁ、でも推理小説はイギリスだからね。頑張って読んでます。 | ||||
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この作家の作品はこれで4作目です。 カササギのあとこのホーソーンシリーズを読みました。 カササギはさっぱり面白さがわからず、ホーソーンシリーズの方が楽しく読めましたが、一番面白かったのは2作目かなと思います。 3作目は早い段階から「この人が犯人なんだろうな」というのは分かっていました。 本人もアガサ・クリスティの名前を出していましたがいかにもな犯人像だったからです。 殺人のトリックや謎解きについては、前作などでも感じましたがわりかし普通です。 「そうでしょうね」なパターンが連続します。 そういう意味ではもう一歩なのですが、語り口がとても面白いのと、登場人物の魅力で楽しく読めます。 どうしても、ただどうしても、殺人の動機や殺害方法が犯人像に合わないように感じました。 率直にそんなことで人殺しはしないと思いますし・・・良識のある犯人ならなおのこと意味わからんだろうと思います。何も解決しません。 そういう意味では後味が悪かったので4つです。厳密には3.6くらいかなと思いました。 | ||||
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取っつきやすい本格ミステリ。 息つく暇なく事件が起きるジェットコースタータイプのミステリに 疲れている人におすすめ。 | ||||
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ものすごく期待していたが、やはり、こっちのシリーズは好きになれん。 有栖川有栖のアレ、クリスティもの、そこいらへんの嘘臭さというか、バカミスっぽさ。大人が読んでいて恥ずかしくなるところ、それが本作には強く感じた。 あと、前作もそうだけど、俳句になっていないものを、俳句とするのは止めてほしいなあ。またかよ、と思った。 しかし、一気読みしちまった。 映像的なんだよね。TVドラマなら、しっかり見てしまう内容だよね。 そこは、さすがホロヴィッツ。 | ||||
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アンソニーホロビッツが好きで、たくさんの本を購入し読んでます。他と違う構成が面白いです | ||||
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お気に入りの作家の作品、面白かった。 | ||||
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警察顧問=私立探偵ホーソーンと作家でホーソーンの事件を小説化するため行動をともにするホロヴィッツのシリーズ3作目。 孤島の殺人という設定ですが、推理劇自体は、目次に犯人当てのヒントが書いてあるサービス付き。(登場人物が出揃ったらたぶん"あ、このひと?") まあ、ミスリードづくめの推理物よりこちらの方が好きなので。いつも通り話はさくさく読めて面白い。 ですが、今回はいつもなら同調できるホロヴィッツの独白が、なんだかウザい。児童買春に関わった人物、エセ霊媒師に対する部分からなんだかちょっと意見が清廉潔白というのか、正統派すぎて、小説家って設定なんだからもっと深い人間性への洞察とか理解はないのかーい!と、つっこんでしまった。 しかしー 今回はそんな事より、ホーソーン氏ですよ!出版社会議で、文芸フェスで、質問やらインタビューに、あのホーソーン氏がスマートに受け答えしている! え?ええ?そうだったの? と、ホロヴィッツ氏も(たぶん)読者も初耳。 そして、最後の最後で因縁の人物からのホーソーン氏の過去をとくキーワードが提示されるが…。 以下、続刊って事ですかね。 次巻、早くでますように。 | ||||
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いつもながら伏線の貼り方は効果的で絶妙。アガサ・クリスティ流フーダニットの最新アップデート版という趣。入り乱れる胡散臭い登場人物達の書き分けも見事で、リーダビリティも相変わらず高い。ただし犯行動機の薄弱さはいただけないので満点とはいかぬ。 | ||||
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ホロヴィッツは大好きな作家なので邦訳は全部読んでいる。 唯一気に入らないのは、本の題名。 と言ってもまあミステリーでこれぞと言う題名はなかなか浮かばないが。 | ||||
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前の2作の方がよかったというコメントが散見されるが、懐古的な気分になりすぎではないだろうか。私は1作目<2作目<3作目の順に面白かった。 | ||||
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いつも完璧な展開を見せるこのシリーズも、キャラクターの個性はそのままだが、ストーリーが物足りない。はじめは冗長であり、最後の結末はふ~んそうなのかといった感じ。期待が大きすぎるのだが、もしかしてこれからだんだんつまらなくなるかもしれない。 | ||||
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オルダニー島で開かれる文芸フェスに参加する作家たち。日本では聞かないが、欧米ではよくあることなのだろうか?主人公のホーソーンとホロヴィッツの他は、ジャンクで高カロリーな料理本を出しているマーク、その若い助手のキャサリン、盲目の霊能者エリザベスとその夫のシド、絵本作家のアン、詩人のマイーサ。島に着いたその晩、スポンサーで大金持ちだが、傲慢で、嫌味たらしくていけすかないチャールズに出会う。死亡フラグ立っている。そして島には送電線を通す計画があり、賛成派と反対派に分かれていた…小さな違和感の伏線が見事に回収されていくのは心地よかった。次回作に向けてホーソーンの過去の秘密を小出しにしておくことも忘れない、サービス精神にあふれた作者である。1番驚いたのは、ホーソーンの年齢が39歳だったこと。50代くらいを想像していたので、若かったんだと。 | ||||
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2度読み返すと誰かはわかるが、How and why done itはわからなかった。後書きにあるように、情報提供が巧み。小さな謎解きが大きな謎解きにつながる復層構造をなしていて、チャレンジしがいがある。ゲームのようだ。面白かった。 | ||||
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分かってみれば何という事もないオチの様な気がしますが、構成が自然な流れで最後まで一気に読んでしまう魅力がある作品ですね。あまり謎ときは考えず展開を楽しむ読み方で読みましたが、最後は納得でした。 そしてホーソーンの何とも言えない魅力。ホームズとワトスンの様な探偵と相棒の関係ではない不思議な距離感。たまにやきもきしますがすごく新鮮です。そろそろホーソーンの過去もちらほら見えてくるようになり、今後の展開がとても楽しみです! | ||||
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「メインテーマは殺人」、「その裁きは死」に続くホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ第三作「殺しへのライン "A Line to Kill"」(アンソニー・ホロヴィッツ 創元推理文庫)を一気に読み終えました。 舞台は、チャンネル諸島にあるオルダニー島。本を売るためのプロモーションとしてそこで新しく開催される文芸フェスティバルに参加する"わたし"(作者)とホーソーン。ナチスの占領地だったオルダニー島は、風光明媚な土地であり、その土地で或るパーティが開催された後、オンライン・カジノのCEO、ル・メジュラーが梱包用テープで椅子に縛り付けられ、右手だけは固定されずに自由なまま殺害され発見されます。誰が?何故? 文芸フェスの主催者夫婦、料理人とその助手、霊能者とその夫、オルダニー島在住の歴史家、児童文学作家、フランス人の朗読詩人とそれぞれ一癖ある人物たちが登場し、それぞれの行為が、会話が、目配せがすべて<大団円>に向かっての伏線として、あるいはミス・ディレクションとして機能するパズラーとしての「造形美」には相変わらずうっとりします。(また、離島ミステリーとしてクラシック作品との比較なども考えましたが、それはそれでこれから読む方々へのディレクションにもなりかねないと思い、省略させていただくことにしました) しかしながら、「メインテーマは殺人」、「その裁きは死」に加えて「ヨルガオ殺人事件」を経た後にこの作品を読むと、パズラーとしての魅力は充分ですが、ホロヴィッツへの期待は右肩上がりのまま推移していますので、今回は少し物足りないと感じました。 むしろ最後まで明かされないホーソーンの<過去>の方がミステリアスだと思います。次作を静かに待つことにいたします。 | ||||
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経歴から言っても、筆者が当代切っての書き手であることは間違いない。 フーダニットものとして今回も安定の超絶技巧で期待を裏切らないし、 犯人が早めにわかった人でもあっても、 痒いところまで手が届き尽くす仕掛けに満足しているはず。 (ただし「本格」ファンに限る?) それしても3作続けて読んでいると、 いつの間にか「わたし」と同じくホーソーンのことが気になって仕方がなくなる。 特に今作のラストは、「で、ホーソーンは一体どういう人物で、何がしたいのか」 というシリーズ通しての謎について、なんとも言えない余韻を残して結ばれる。 一作ずつ、謎が明かされる過程が楽しく、今、続編が最も待ち遠しいシリーズ。 | ||||
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