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汝、星のごとく
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汝、星のごとくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全292件 101~120 6/15ページ
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凪良ゆうさんの作品は初めて読みました。近年売れてる作家さんだと知っていましたが、読まず嫌いというか、自分の好みではないだろうと勝手に敬遠して… ところが、読み始めると止まらなくなりました。最近育児で読書まで気が回らず、長編なんてもってのほかだったのに、まだ自分は読書を楽しめるんだな、と再認識できて嬉しくもなりました。 内容は詳しく語りませんが、暁海と櫂の人生…他人の人生にこんなに没頭できるなんて。決して幸せとは言えない2人だけど、北原先生、瞳子さん、植木さん、二階堂さんという量より質の出会いが恵まれてると思いました(語彙力…)。 ただ、瞳子さんに対してどうしても「他人の家庭を壊しておいて、なんでそんな堂々としてられるの?」と思ってしまいます。古い考えかもしれませんが。 とにかく、オススメです!実写化するんじゃないかな…でも簡単にはしないでほしいな…複雑です。 | ||||
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ストーリーはありきたりだが、文章表現が秀逸で新しい。予備知識なく読んだのだが、このような表現は自分にはできない、男性がこんな文章を書くのかと思い調べたら女性だったのでさもありなん。昔の文豪とはまた違った、美しい表現に、つい一字一句読みしてしまいました。BLものは読まないと思うけど。 | ||||
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やりますねえ | ||||
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オーディオブックもおすすめの作品でした。 | ||||
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レビューに一気読みしました、 とありましたが、、、 そういうことね、、 一気読みです! 笑あり、涙あり、もう大変です! | ||||
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文章が胸に迫りページを捲るのが躊躇われる体験をしたのはいつ以来だろう。 凪良ゆう作品は一通り読んでいるが、本作は何か真髄を掴んだような凄まじい筆力に至っている。「流浪の月」に垣間見た片鱗が完全に花開き、ある種の美しささえ感じさせられた。 近年、恵まれない環境に生きる人間や社会課題への問いかけを含む作品は非常に多く、個人的には取って付けたような唐突さや、問題の説明・整理が強調され過ぎて物語として違和感を覚える作品も少なくない。 凪良ゆう作品も著者自身の生い立ちからだろう、同様のテーマを扱った作品が多いが、本作は人物設定、構成、ストーリー展開、心情描写、全てが極めて高い次元で調和されており、細部に至るまで非の打ち所がない。 奇をてらうのでなく、ただどこまでも深く人間を掘り下げることが、どれほど読み手に深い感動を与えるのかを改めて思い出させてくれる。 2人の男女の恋愛を軸にしながら、如何ともし難い境遇に翻弄される想い、現実を生きることへの覚悟、すれ違う心、幸せの形、そんな誰もが感じたことのあるだろう人生の機微をこれ以上なく丁寧仔細に書き切った、正に凪良ゆうの集大成と言える会心の一冊。 近年の本屋大賞作品の中でも頭ひとつ抜けている。 文句なしの星5つ。 | ||||
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米津玄師さんと菅田将暉さんの 『灰色と青』 を置いていきます 感情移入がすごいです | ||||
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フツー、本屋大賞二度も取れないっしょ。 小説IQ高すぎです。 作者は施設育ちとのことですが、 作者自身が小説を地で行くような人生ですね。山あり谷あり。 作品の内容ですが、 親ガチャでハズレを引いた男女の恋愛模様を美しく切なく描いています。 あらすじやテーマはどこにでもある感じでしたが、 この作者の手にかかると、 何とも言えない情感あるふれる作品に仕上がってしまうから不思議です。 作者自身の辛い体験や処世術が作品に反映されているからでしょう、たぶん。 | ||||
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相当売れているでしょうから、もう少ししたら、もっと出回るのだろうなと思いますが、本の状態も値段も問題ないです。 売れて当然。 | ||||
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親子、男女、恋人、家族といった関係性が時間の流れで入れ替わり移り変わっていく作品。 主人公2人がごく一般的では無い為、感情移入は人を選ぶかも知れない。 Audible特有の読み手補正もあるだろうが、全体に重苦しく、読了時に爽快感は期待しないほうがよい。 が、しっかりとした着地感はあり、居心地は悪くない。 酒、心と体の病気、引き摺りまくった初恋の話。 | ||||
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『汝、星のごとく』読みましたよ。がっつり泣きました。 特に 「名物のはっさく大福が評判ほどおいしくなくて笑ったこと。王道のレモネードがおいしかったこと、果実が丸ごと入っているので種が口にたくさん残ったこと。尾道ラーメンもおいしくて、またこようねと約束をしたこと。でも結局それきりになってしまったこと。」 ここ。 櫂も作中で言ってましたけど、物語を紡ぐには自分の身体から削り出す方法と、全く関係ないところで立ち上げる方法があると。ここのパンチラインが作者の経験から出ていないんだとしたら驚愕です。 現代の(それと昔からある)いろいろな社会の課題を取り上げて、さまざまな人間関係の形を提示しているのは強烈なメッセージでしたが、そんなに人を殺さなくてもいいじゃんと思いました。鬱やヤングケアラーやネットでの叩きなんて問題だなんて事はもう誰しも知っているわけで、尚人も櫂も生かしてやれよ、社会の課題に挫折した人の立ち直りみたいなものも見たかった気がします。 櫂が作中で言っている通り「良いことが一つあると悪いことが二つ起こる」みたいに、あ、尚人死ぬんだろうな、櫂死ぬんだろうなって分かってやめてーと思いました。 ただ痛みがないと感動もないことも事実だろうし…。 その時々で傷つき傷つけられて、その場の人間関係を構築していくことが現在を紡いでいる感じなどもよかったですね。 大人版『世界の中心で愛を叫ぶ』みたいな物語でした。 また読みたいと思います。 追記 暁海の母親のように多分真面目に生きていて突き落とされまくった人が、重荷や、バカのような扱いをされていることはかわいそうすぎるだろと思いました。 誰しもそのサイドに行く可能性もありますもんね。 | ||||
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すれ違って離れて別れて。でも、遠回りしてこその2人の最短の道だったのだと思います。 なりたい自分とやりい自分と理想の自分と現実の自分。いろいろな自分がいて、それに対し自分を押し殺して折り合いをつけ生活をしていると思う。一歩踏み出せば後は流れすすでとは思うがその一歩を踏み出すことにさまざまな葛藤があり障害がある。自分の進む道に正解や間違い、そして常識、非常識なんてない。 他の誰かと比較されることなく、自分にとっての幸せを見つければいい。 作者の表現は本当に美しい。 恋愛小説とは別の側面としてヤングケアラーやLGBTなどさまざまな問題も問いかけている。 | ||||
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恋愛、親とどう向き合うか、人生の選択をどうするか。現代にありそうな色々な悩みに立ち向かう主人公達の葛藤が心に沁みます。 | ||||
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瀬戸内の島で出会った男女のすれ違う恋。変わらぬ愛情と瀬戸内の景色を美しく描く。物語に抑揚があり一気に読める。 | ||||
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評価が高いので期待して読んだが、たしかに中盤はままならなくて胸が締め付けられるものの、最終的に面倒な大人達は何だかんだ子どもが若いうちに勝手に改心&退場してくれるご都合主義作品だった。どれだけそれっぽい格言を並べ立て正当化しようが既婚者と関係を持つのはダメだし未成年に手を出すのもダメだろう。「それもアリか」と思わせられるような描写があればいいんだが、最後まで無かった。 夫婦を「愛し合う2人」ではなく「足りない部分を補い合う同盟関係」のように割り切ったのは今風ですごくよかったのに、その関係の実像は全く描かれず、逆に普遍的な幸せを破壊された側の苦しみばかり生々しく、尺を使いすぎたのもバランスが悪かった。 きれいに化粧をした20代の若手役者に無理やり高校の制服を着せ、涙を流しながらCGの花火を見上げている予告映像が目に浮かぶ。 以下ネタバレと感想。 手近な女と不倫し、いつでも会いに行ける距離にいながらヤングケアラーとなった娘を一切助けない父親。もしかしたら彼も島や元嫁の典型的な家父長制度信仰の中で苦しんでいたのかもしれない。しかしその描写が一切ないので、ただの軽蔑すべきクズという印象しかない。そんなクズを「全て捨てて」愛した瞳子の評価も相対的に下がってしまうから致命的だった。何か想像させる余地でも入れるべきだったのでは。 北原先生は、途中まではすごくスケベでかっこよかった。医者でもないのに何故か授業外でもずっと白衣姿の化学教師、漫画アニメによくいますよね。描かれてないけど、たぶん眼鏡にくせっ毛で便所サンダルでイケボなんだと思う。 ただ、ラストで「本当に愛する人」とあっさり再会してインスタントにヨリを戻したところでがっかり。間違おうと思って間違ったと本人が言っている以上、おそらく相手は未成年だったんだろう。その罪として、親族とすべて縁を切る形でこんな辺鄙な地に赴任しながらも逞しく生きてる、それゆえの達観した物言いだと思っていたのに…。 公立高校の教師という薄給職でありながら、部屋が余っている持ち家、離れを建てられるくらいの土地を持っており、娘を1人暮らしで大学にやりながらもプロポーズで経済的に支援できると言えるくらいの謎の経済力への自信もある。 教え子と子どもを作ったという格好のゴシップネタでありながら島民からは信頼されている。つまり何も失っていないように見える。親が死んでいて家も土地も遺産もあるのかもしれないが、だとしたら都合がよすぎる人生で何を言っても説得力がない。 結局、好きになったら未成年だろうと不倫だろうと愛のもとに愛し合うのが信条の、元教え子と関係性を持つのが趣味な変態サイコパス教師に仕上がってしまった。もったいない。暁海との生活がもっと尺を使って描かれていたらまだ違ったかもしれないけど。 結はどう思ってるんだろう。自分を捨てて寂しい思いをさせておきながらヒョイと現れた母親、その母親と再会して喜々とセックスだけしに通う父親のことを(そう取れる書き方しかされていない)…あと彼女が公務員を安定職として目指す描写はあまりにも前時代的。最も若い彼女の未来に全く希望が見えない結末だったのがただただ残念だ。 | ||||
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包装なにもなし。表面傷だらけ凹みもあり。 古本と変わらないレベル。 | ||||
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凪良さんの作品はどれも引き込まれるようにどんどん続きが読みたくなる作品です。 | ||||
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人生、今の自分自身の在り方を考えさせられるような作品でした。普段小説は読まないのですがこの作品は2日で読み上げてしまうほど世界観に引き込まれてしまいました。色々あって人生投げやりでしたが、もう少し、ほんの少しだけ頑張ろうかなと思うキッカケをくれたこの作品に感謝。 | ||||
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それぞれの立場の目線で書いてあるので 母親についてはページを割き父親については少ない 暁海の父親の姿は朧げで 母と自分を捨てて行った男にはあまり執着していないようだ 北原先生についても都合の良い役回りがあてがわれ その娘との確執もないようでなぜ互助会などという言葉で 人間関係が作れるのか、まぁ家族なんて互助会みたいなもの、ということだとしても 釈然としないことが多かった 昔、昼にやってた連続メロドラマのような 後半からの展開で、強引に終わらせてしまった感じ | ||||
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個人的な話だが、読書の際に参考にする文学賞が4つある。 1.直木賞 日本で一番有名で権威のある大衆文学賞。今回の本屋大賞候補作で『爆弾』『光のとこにいてね』『汝、星のごとく』は直木賞も候補だった。 2.山本周五郎賞 直木賞以上に大衆性が高く受賞作は信用できる。 3.このミステリーがすごい ミステリーならこれだが、直近の受賞作では『爆弾』が1位だった。 4.本屋大賞 書店員の投票によって決められるので、面白本ならこれが一番。何しろ最も読者に近い読書通が投票して1位~10位はどれもその年の話題作、注目作で『爆弾』『 #真相をお話しします』も読んだが面白さという点では大賞に何ら引けを取らない。次の大賞発表までに全部読むというのも一興かと思う。 作者の凪良ゆうだが直木賞欲しかったろうな~。何たって直木賞作家と呼ばれるのとそうでないのは雲泥の差がある。受賞には結構運不運があるものの、例外はあるが最初の候補作で受賞させてくれる程甘い賞ではない。その時の受賞作は小川哲の『地図と拳』、千早茜の『しろがねの葉』と少々相手が悪かったか。何度か候補にならないと受賞できない賞だがこの筆力ならいずれ取るだろう。 それにしても同じ賞を二度受賞できる文学賞というのもユニークかと思う。本作も二度目になるが記憶によると他には恩田陸だけかな?二度目の受賞作の『蜜蜂と遠雷』は直木賞と本屋大賞ダブル受賞だから尚更凄いんだけど。 さて本作だが何も言わない(笑) 大賞受賞作である。悪かろうはずがない。大賞作恒例の映画化も間違いないだろう。 それでも一つだけ言っておく。 前回大賞作は『同志少女よ、敵を撃て』で直木賞候補だった。直木賞には選ばれなかったがしかし本屋大賞は受賞した。 本作も直木賞候補だったが選ばれず本屋大賞は受賞した。 これぞ本屋大賞の真骨頂であろう。 | ||||
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