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汝、星のごとく
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汝、星のごとくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全363件 281~300 15/19ページ
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ある女性の台詞が何度も出てきて、物語の核なのだろうけど、憧れの存在として描くには行動に違和感があり、人間としても女性としても魅力に欠けた。 それに、ちょっとテーマを詰めすぎてて、いまいち深さが物足りない。物語に対して、文章が綺麗すぎるせいなのか、複雑な心がキレイに整理されている印象を持った。 でも、後半は泣いた。 割りと普通の小説だと思う。 | ||||
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話の内容自体は、男女関係の話ですが、人と人の結びつきなどを含め、色々と考えさせられることが多い内容でした 少し現実離れした内容で書かれているようで、もしかしたら私も同じような境遇にあったかもしれないと思わされる箇所が多く、読書をしながら、生き方を問われているようで、非常に面白かったです | ||||
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二人の心理描写が、それだけで一つの詩のようなフレーズで何度もあって心に刺さりました。 特にラストの暁海の「求め続けたもののいくつかを手に入れて、いくつかを永遠に失った。後悔はしていない。全てが必要な遠回りだった」はすごかったです。波瀾万丈の人生を歩んできた人が人生最後に残すような言葉を、わずか30代の女性に言わしめても、丁寧に積み上げてきた描写の数々があるだけに深く刺さるのです。 | ||||
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ただの恋愛小説ではないです。周りの大人に翻弄されたり、助けられ自立して自分も大人になっていく。それをしみじみ感じる事ができました。 | ||||
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基本的に面白かったが、もどかしかった部分も多かった。 納得のいかない部分も多いけれど、人は一人で生きていかなければいけないが主題の作品だと思う。 そして、全員がある種の我儘を有している。 ただ、それぞれが支え合わなければいけないという現実もあるということを主題にしてるのかなと思った。 でも、もどかしい部分も多かったので、星4つにしたかったが、集中して読めたからなぁ。 | ||||
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流浪の月よりオススメ | ||||
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本屋大賞受賞と聞き、何の前情報もなく読みました。 時系列で語られる恋愛小説。 男側、女側でテンポよく進み、 1日で最後まで読めます。 途中、何度も涙が溢れました。 言葉の紡ぎ方が心地良い。 無駄な人物、情景は一切なく、爽やかな読後感で満たされます。 さすが本屋大賞と思いました。 著者の他の本も読んでみたいと思いました。 | ||||
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4月15日から読み始めたのですが、主人公二人の境遇に、自分の状況を重ねてしまい、とても苦しくなって、途中で読み進めるのが苦しくなりました。 でも、4月16日に放送された、NHKラジオ第一の「著者からの手紙」で、凪良ゆう先生も途中苦しい思いをしながら書き終えたことを知り、そんな思いで紡がれた物語だったのかと勇気をいただき、4月16日に最後まで読むことができました。 最後、私は安堵した気持ちになりました。 途中、精神的に読むのがつらくなった方も、たくさんいらっしゃると思います。 毒になる親(毒親)に苦しめられている方は、特に苦しいと思います。 私も、毒になる親(毒親)に苦しめられています。 そういった方にとって、望まれている結末かはわかりませんが、今の自分の状況を考える 良い機会になりました。 もちろん、物語もとても面白いです。 少しずつ、読み進めていただけたら、幸いです。 | ||||
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破天荒な純愛小説といった感じでしょうか。 小説の中にはいろんな伏線が張ってあって、「ここにつながるのかと」納得しつつ面白く読み終えました。 | ||||
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親ガチャという恨んでも変えることが出来ない幼少期の家庭環境と親の面倒を十字架として背負い続ける運命、田舎の窮屈さと都会の時間間隔を鈍らせるほどの焦燥感の対比、不倫やLGBTQの不安定さなどの描写がリアルでとても面白かったです。 | ||||
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言葉の言い回しや情景がわかりやすく個人的にには読みやすかったです。初めての作家さんでした。 ただ、読んでいる途中に湊かなえさんのNのためにが何故かチラついて集中できませんでした。最初のプロローグからのエピローグは、ハッとなって鳥肌が立ちました。あとは北原先生の最後あたりの立ち回りは涙が出そうでした。 | ||||
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愛の形を,成長と共に,切なく 素晴らしい 内容で書かれた作品である | ||||
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人間性とか、理想とか言い換えてもいいのかもしれません。 以前読んだ同氏の「滅びの前のシャングリラ」も、「何となくエラソーで実態のないものになら、いくら悪口や文句を言ったって良い。どうせ相手には届かないし、無力な自分達にはそうするしかないんだから」という雰囲気を感じたのですが、描いているもののテーマ性を思えばやむなしと感じる部分もまだありました。 しかし残念ながら今回もそんな感じで、具体的には刺繍作家の女性の言動が全部どうにも駄目で、一読者としてどうしてもこの作家さんに「嫌味」を感じざるを得ない所があるようです。真っ当に生活している真っ当な人が、自分はまっとうでございとばかりに言葉を繰る様が、何となく嫌でたまりませんでした。 人間、自分が思う範囲でこうするしかない、という事柄に対して「こうでなければならない」という主張に似た正当性を託すものなのかもしれませんが、出来ればそのどうしようもない部分に対しても反対意見を申し述べられるキャラクターは常にいて欲しいと思ってしまいます。 人間はしょうがない生き物で、もっと言えばクソ野郎で、お互い様で、正しい人間がいないというならば、なおのことです。 | ||||
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アラフィフのおっさんには読むのがしんどかったが、なんとか読破。どんなにつまらなくても最後まで読むのが信条。こういうのが好きな人にはうけそう。 | ||||
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凪良さんはBL作品で馴染みがあって、作品によっては泣けて泣けて目を腫らしながら読むくらい揺さぶってくるものが多い印象です。 一般作品でもさすが達者な表現力で続きが気になってあっという間に読了していました。 が、あまりにも複雑に絡み合う人間関係にちょっとついていけなかったかな… 感動するには至らずに読み終えてしまって少々肩透かしでした。 心の奥に本当に愛する人を抱えながら、別の相手と形だけの家族関係を続けていく。普通ならダブル不倫の仮面夫婦と切って捨てられるパターンなのにそうはならない安らぎがあるところが逆に辛い気がしました。 漫画家と編集者のパートは某漫画週刊誌のヒット作品を彷彿とさせ過ぎていて、読みながらそっちを思い出し勝ちだったのが邪魔でした。 | ||||
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ミステリーチックな冒頭で引き込まれ、美しいロケーションで傷を負った少年少女が身を寄せ合うように始める切ない恋愛に恋い焦がれ、醜いほどにリアルな中盤の心情描写に身悶えし、後半の怒涛の展開に涙し、ラストで全てがひっくり返され二周目に入る……文句なし、恋愛小説の大傑作でした。 個人的には、(BL時代も含めて)凪良ゆうの最高傑作かと。 あらすじだけを抜き出せばベタな恋愛小説だし、終盤は正直言ってメロドラマと言っても差し支えない。 ただ、とにかく人物造形がクソリアル。そして尋常じゃないくらいにフェアに紡がれる心情描写の凄まじさよ。 ある意味、王道恋愛小説(フィクション)としてはふさわしくないくらい、全ての登場人物が「キャラクター」ではなく、どうしようもないくらいに「人」として描かれている。だけどそれが本当に素晴らしい。 空々しい、いかにもフィクションめいた「正しい人」や「普通な人」は一人も出てこないし、中盤の醜いほどにリアルな心情描写は、娯楽というより「文学」と呼ぶのがふさわしい。 特に、男側のクソリアルな心理描写にはビビらされた。 元々BL小説のトップランナーなのだから、そりゃあ男の目線を書くのには慣れているだろうけど…ぶっちゃけ(ジャンルものとしての)BLの男キャラの思考は女性のそれだからね。BLは男同士の少女漫画なのよ。 しかし今作では、醜いほどにリアルな男性心理が描かれている。いったいどうやって…? 読んでいる最中は、心情描写が徹底的に排除された恋愛映画『花束みたいな恋をした』に、徹底的に心情描写を書き加えたような印象を覚えたのだが…インタビューを読むと、やはり意識されていたようで、納得。 (ただ北原先生だけはちょっとBL小説に出てきそうなキャラで…他がクソリアルなぶん、少しだけ二次元感・非現実感があった気がしないでもない) そんなわけで恋愛小説としても、文学としても素晴らしい出来栄えだったのだが… いくつかのトリックが仕込まれた構成やタイトリングは、よくできたミステリー小説のようで。 そういえば、凪良ゆうの一般文芸一作目は連作ミステリだったなと思いだしたり。 そして最近の凪良ゆう作品といえば、やはり「疑似家族」である。 考え方によってはBLだって疑似家族の一形態ともとれるわけで……そういう意味では、本作は文句なしの凪良ゆうの集大成にして、最高傑作とも言えるのではなかろうか? 今売れている恋愛小説(というより娯楽の物語全般)といえば、あらすじの時点で強烈なフックがあったり、あるいはファンタジー要素が入っていたり、もしくはすぐに「商品」になるようなキャラが重要視されているものばかりだけど…… 「恋愛小説で読みたいものって、本来そうじゃないよな!?恋愛小説なんだから、恋愛の心理描写一本で勝負しろよ!こっちはそれが読みたいんだよ!」と、ここ数年たまっていたフラストレーションを吹き飛ばしてくれるような、クラシックな、しかし一周回って新しい、傑作恋愛小説でした。 瀬戸内海舞台の恋愛ドラママニアとしては、ぜひ実写化してほしいと思うし、あらすじだけ見たらいかにも映像映えしそう…なんだけど、本作の最大の魅力はやはり、小説・文学ならでは要素にあると思う。 だから、映像化はできないか…あるいは、やっても別物になるだろうなぁと思ってしまうね | ||||
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瞳子さんの言葉が重く、生き方を考えさせられた。 きみのそれは優しさじゃない、弱さ。 いざって時は誰に罵られようが切り捨てる、もしくは誰に恨まれようが手に入れる、そういう覚悟が無いと、人生はどんどん複雑になっていく この言葉が酷く刺さった。周囲からどう思われるか、周囲がどう考えるかを優先し、自分がどうしたいのかをどこに置いてきたのか。 本当に複雑になってしまった自分の生き方を顧みて、これからは少しでも複雑さから解放されたいと願える良い本だった。 | ||||
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家庭環境に問題を抱えながら、自分がどうあるべきか、どうなりたいかを模索していく、 でも親の問題もあって、自分だけでは決められない、、 共感するところもありつつ、 なんでもっと自分で決めて行動しないんだろうと思うところもありつつ、、 いろいろ考えながら、読了しました。 若干暗い話ですが、最後まで飽きずに読むことができました。 (近年本屋大賞にノミネートされるなど話題になる本は、少し暗い話が多い気がします。。) | ||||
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正直、最初はどういう心持ちでみんなが読んでいるか図りかねた。 どういう作品としてみんなが捉えているんだろう?どういう意図で作品を書いたんだろう?と読んでる最中からずっとインターネットの大海原にある沢山の人の感想や価値観を巡っていった。 あーこれなのかな、とたくさんの逡巡を経てたどり着いて北原先生のp.306からの言葉。この言葉がなかったら、多分自分のこの本への印象はもっと薄かったと思う。 沢山の人の沢山の生き方が星のように明滅しては消え、または光を強めてたくさんの星と距離を保ちながらなおも存在している。その中での先生の言葉。 正しくない人間達の正しいけれど間違っている言葉、正しくないけれど寄り添ってくれる言葉。間違っている人間とは、正しい人間とは。清廉潔白な生き方とは、憧れられる生き方とは。他人のあり方とは、自分のあり方とは。変わらない他人と変わりゆく自分。 選ぶためには選べる自分にならなければならない。 | ||||
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瀬戸内海の美しい田舎を舞台に、家族や地域のつながりに翻弄されながらも、精いっぱい生き抜く2人の男女の姿を描いた感動作。 主人公たちは、どうしても見捨てられない親の「お荷物」さに悩まされつつも、彼らなりの人生を見つけていく。 櫂と暁海が経験を重ねた末に、自らの人生を肯定できるようになることが、何よりも価値のあることだと感じさせる。 瞳子さんの魅力的な姿勢や言葉は、物語の一つの見所であるが、彼女が不倫に手を染めている事実に鑑みると、複雑な心境に陥る。 それでも、彼女の生きざまが本作品の魅力を引き立てていることは間違いない。 また、北原先生の素晴らしい存在感も、この物語の大きな魅力である。 それにしても、現実ではなかなかお目にかかれないような先生だと思う。。 | ||||
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