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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全504件 181~200 10/26ページ
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大昔に単行本を買いましたが、また読みたくなり今回はキンドル本を購入。 SF物の名作です。 衝撃的なシーンから始まる書き出しは、引き付けられます。 月は?地球は?どうして出来たのか? ミネルバとは? ガニメデとは? 誰も真実が分からないだけに、この物語には推理性が満載です。 続編も有りますので、一気に読んで下さい | ||||
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月面で見つけた一人の男性の死体。 彼が着ていたのは、何処の国の宇宙服でもない。 それどころか、調べてみると五万年前に死んでいる。 いったいこの男は何処から来た何者なのか。 そして五万年前に月面で何があったのか。 これだけでも興味深々ですが、これ、まだ導入部です。 このナゾを解くために提示される仮説。 死体や遺留品の調査から分かってくる新事実による仮説の否定と、調査結果を踏まえた新たな仮説の展開。 物語はミステリーの様相を呈してきます。 最後は大団円で終わりますが、 文字通りSF史上に残る名作の一つかと。 追伸。 ちなみにこれは続編があるのですが、 巻を追うごとにつまらなくなって行くので、 これだけ読めば良いです。 また、ホーガンで面白いのもこれだけなので、 よほど暇でもない限り、他の作品を読む必要も無いかと思います。 | ||||
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出版の年代を感じさせない出来です。 読んでよかった。 あまり本を読まない自分にとっては 言い回しなんかは少し難しい気でしたが、 問題無しです。 是非読んでほしいです。 | ||||
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初めて読んだのは30年ぐらい前ですが、再度読みたくなり、Kindle版で購入しました。 いつ読んでも、ベストSFです。 これに続くシリーズも購入しようと思っています。 | ||||
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ずいぶん海外SFには失望させられてきたがこれは面白い。進化論がからんでいるし科学的説明もそれらしくて細かくていいし謎ときでもある。なんだなんだ、こんなのがあるならもっと早く教えてくれたら良かったのに。(結論でちょっと疑問は残ったけど) | ||||
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くどくどと、SF的生物の説明やら、SF的技術の話などは飛ばして読みました。だって、古い作品ですからね、スマホが「SF小説のネタになる」時代ですからね。あと翻訳ものなので、文章をじっくり読むものではありませんが、話の展開はなかなかです。そしてちょっぴり哲学的エッセンスも感じられるところで☆4つ。 | ||||
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もうこれ、事実として人に話してもいいレベルじゃないかな。 私もずっと思っていた。昆虫はエイリアンだ。 人類以外に知的生命体がいるのかどうか、その謎も解けた。 話に何度も出てきた、会議で何もコミットされない状態。 いわゆる赤字会社の人出不足。お互いを批判するだけで何も進まない。 本書が1977年なのも驚き。私の会社は40年前から進歩してないんだな。 | ||||
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人類の起源の大胆な仮説を、まさにサイエンス・フィクションを交え、事細かに検証し、著者が用意した解へと導いてくれます。 読んでいて気持ちがいいのが、かなり掘り下げた科学や物理の知識を駆使して、徐々に浮き彫りになっていく痕跡から次々と仮説を展開し、揺ぎない小説上の事実へと推し進めていく論理思考アプローチによる進行が見所です。 感情などのドラマ性を押さえ、終始事実の展開と検証に費やされています。翻訳も見事で流れるような日本語で、登場人物による検証考察の論述もスイスイ頭に入りイメージできます。 一般的な娯楽映画、娯楽小説だったら万人に納得させるために万能な未来技術を登場させた映像表現で説得してしまったり、抽象的表現や、ご都合主義による簡略化などで端折ってしまう演出がなされてしまいそうですが、本小説は大筋からディティールまでお茶を濁すことはありません。あくまで検証においては現代水準の技術知識で謎を解きほぐして行きます。 その流れもサスペンスを交えたスリリングな展開で、前半はありえない事象の把握で目が離せず、中盤以降は更に新事実の発見が度重なり息をもつかぬ展開が加速していきます。 こういったハードSFのジャンルの作品も、身構えないで是非とも一度は読んで欲しいと思える一冊! | ||||
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私は文系であるが、SFには昔から興味があった。だから「冷たい方程式」などは、短編だったせいか、興味深く読めた。ただ、やはりSF独特の理系を中心とする小難しい長編は馴染まない。それなら、自分の好きな推理小説を読む。 しかしここに、誰もが認めるSFでありながら文系の私でも読めて、誰もが認める本格推理小説でありながら類型的でない本が有るのだ。それが、本書である。 月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見する。どう見ても地球人である。が、調査の結果、死体が5万年以上も前のものである事が判明した。と、すると、人類は5万年前に現在と同等の科学文明を誇っていた事になる。しかし、地球上にその形跡がまるで発見されないのは何故か? ネアンデルタール人は5万年前から4万年までの間に忽然と掻き消すように滅亡してしまった。その後、ホモ・サピエンスが地球上に現れたが、それ以前の類人類とを結ぶ連環がないのは何故か? さらには人間が地球上の他の動物と何故、こうも違うのか? それらの疑問に、論理的に回答してくれる本書は、文字通り、傑作中の傑作である。 | ||||
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生まれながらの天文好きで、SF作品も映画、アニメ、小説と、悪食よろしく楽しんできたのですが、なぜかホーガン氏の作品は30代に突入するまで手を付けずに生きてきました。 決して選り好みをしていた訳ではないので、もう運命に導かれてそうなったのだと思うしかありません。 ぽっかり仕事が空いた日に、久しぶりにSF小説でも読もうと思ってネットサーチを始めたところ、Amazonのこのページに行き当たりました。 「星を継ぐもの」 このタイトルと著者の名前だけは知っていたので、今更心惹かれるとは思わなかったのですが、レビューの数を見て驚きました。 そして、読者の皆さんが如何にこの作品を愛し、感銘を受けたかを熱っぽくレビューされているのを読み、今までこの作品を読まずにSF好きを自称してきた自分が少し恥ずかしく感じられたのでした。 もう、Kindle版でタブレットに入れて、こっそり読んでしまおう。 そして、さも小学生の頃には読破していたような顔をして過ごそう、何て邪な気持ちで購入しました。 しかしながら、と云うには前置きが長すぎですが、ここからが私のレビューだとお考えください。 読み始めて1ページ目から、まんまと引き込まれていきました。 どこかの星で何かが起こっていることが、詳しい説明も無いまま目紛しく展開していきます。 登場人物の苦しそうな呼吸と、眼前に広がる荒涼とした大地が、私の目にも映るのです。 読み進めていくうちに、その導入が、実はとんでもないプロローグだったことが分かります。 月面で起こった「人類」の存在が根底からひっくり返るような発見と、それに続く未知なるコンタクトが、怒涛のように私の心を揺さぶります。 自分が生まれる前に書かれた、ともすると表現が風化し易いSFと云う分野において、こうも色褪せない魅力と輝きを保ち続ける作品は多くありません。 壮大な3部作の1巻目と捉えることもできますが、その中でも屈指のストーリーだと思います。 現代の地球を見てみれば、あまりに小さな国家や宗教という枠組みに囚われすぎて、自分たちが「地球人」なのだという観点が軽視され嘲笑の対象にすらなっている気がします。 近い将来なのか、遠い未来なのかはわかりませんが、我々人類の子孫か、あるいは我々ではない他の誰かがこの星を継ぐ時まで、このかけがえのない青く美しい星を守っていきたいと思える作品です。 どうか、未読の方は読んでください。 読み手に老若男女の区別を設けることのない不朽の名作です。 | ||||
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はっきり言って最初は理解できませんでした笑 でも段々読んでいるうちにこの本の世界観について行けました、謎が解けるたびに新たな謎が生まれる…飽きなく読めました! | ||||
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もっと古いスタイルの…なんというか硬いSFを想像していたし、実際最初の数ページはそういう空気があった。 でも最初の謎が主人公と読者である自分に与えられてからはもう完全に別物で、どうしても答えが知りたくなり最後まで一気に読んでしまった。 ミステリ好き、SF好きな人へのオススメ度は凄まじく高いが、注意点としては冒頭の通り最初の数ページにもたつきがあるため、本屋などで試し読みする場合少なくとも主人公に謎が提起される部分までは読むのが良さそうなのと、謎の解明が娯楽の大きな部分を占めるためネタバレに弱く、あらすじやレビューなどを読まないほうが安心という点に注意されたし。 この文を読んでる時点で手遅れかも知れないが、何々が面白かったという感想だって該当部分に対する驚きの度合いを薄めたり、下手したら仕組みに勘付いてネタバレとなってしまう危険もある。急いでこんな危険な長文レビューから逃げ出し一気に読んできて頂きたい。 | ||||
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スピード感ある展開、魅力的なキャラクター、古臭いけど鉄板の設定、最後まで緊張が持続して、そして最後の謎解きでまとめて氷解する大団円まで、この一冊はSFにおける一つの美しい型を示すひとつの金字塔でしょう。 何回読んでも最後でスカッとするので、個人的にとても好きな一冊です。SFがそこまで好きでなくても大丈夫。 なお 2 作目以降は結構グダグダかもしれません。 | ||||
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『インターステラ―』を観て壮大なSF作品が読みたくなったので。既存の科学の常識を覆す超ド級の謎に、人類がまさに叡智を結集して挑む。与えられた手がかりから仮説を立てては崩し、別のアプローチを試しと、少しずつ真相に近づいてくワクワク感がたまらない。緻密な前半部からの後半部の飛躍にSF的な楽しさがぎっしり。コリエル!! 星はぼくたちがしっかりと受け継いだぞ!! | ||||
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ホーガンなんて名前は金髪のプロレスラーでしか知らなかったからね。 日本では根強い人気があるし、本作に始まる四部作全てが毎年版を重ねている。母国英国ではそこそこ読まれているかもしれないが、米国では名作でも古典でも人気作品でもないじゃない。まあ、英国ぽく小理屈が重ねられていると思わているのかもしれないね。 ところで、原題はインヘリット・ザ・スターズだから「もの」じゃなくて命令形なんだろうと。「星々を継げ」というのが直訳。これを日本で定着した当邦題にしたのは、故ホーガンの版権をほぼ独占した創元文庫と訳者の池央耿(ひろあき)さんに負う処。これもまあ、継げじゃなくて継ぐものとした方が感傷的で感慨深いものにはなっている。新装版も新訳もなしに日本ではこの装幀のままで読み継がれているのだから成功したと考えるべきだろうね。 内容はネタバレしても仕様がないのであれだけど、やっぱりハントはホームズだね。ダンチェッカーは差し詰めワトソンかレストレイドで。こんなんで実際ホントに宇宙人に対応するはずはないんだけれども、対照的な性格の学者に論説させて想像力を高め広めながら、あり得る真実を追究させているホーガンの力量というか意気込み、発散振り、発奮はさすが、ニュートンからホーキングまでを輩出した英国風だね。月面人(ルナリアン)、木星人(ガニメアン)、消失星人(ミネルヴァニアン)の関係の真実は第一作くらいではまだまだ判らないね。既に亡い著者も判らなかったんだろうね。書きながら考えてる。書きながら追及している。 でも、今現にやっている火星探査でだけでも全くこうした問題に直面するのは早晩そう遠くないことだろうね。 | ||||
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久しぶりに読み、堪能しました。 こういう、最後までじっくり楽しませてくれるSFが、 最近は少なくなったと思います。 | ||||
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色々な謎から推理する小説ですが、オチは途中ですぐにわかります。だからと言って面白くないわけではなく、タバコ吸ってラリった科学者の妄想を延々と聞かされて大笑いできます。 というわけで、物理的に不可能な話がオチになるので、ハードSFとは名ばかりの与太話です。 それでもなんとも言えない感動をするのがすごい。この小説の何が面白いのかを冷静に分析すればするほど謎ですが、面白い事だけは保証します。不思議な感動を味わえる小説です。 | ||||
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セールの際に無償だったため、なんとなくダウンロードしましたが、読んでみると非常に面白くはまってしまいました。 事実とフィクションが上手く組み合わされていて、本当にそうなんじゃないかと思わされてしまうことがあり、話しに引きこまれます。 一気に読んでしまい、続編も購入してしまいました。 | ||||
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ふだん、ライトジャズをかけながら読書していますが、無理でした。 神経を集中して読み込まないと何回も戻って読み直すことになりました。 それくらいぎっしり内容がつまった文章です。 翻訳物は苦手すが、「いいものを読んだわ」と達成感がわいてくる一冊でした。 つまらない一冊ということではありません。 目を見開いてしまう驚きを随所に孕んだ物語です。 この本に続く「優しい巨人」へ進むと、驚きは倍化されます。 3部作を一気に読むことをお勧めします。 | ||||
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まず、文章表現について、何名かの方が既に触れられている点についてです。最初読み始めた時は、とっつきにくいような、まどろっこしい表現が多く、それが帰って物語の情景の想像を邪魔しているように感じました。これは最後まで変わることがないのですが、これもやはり既に指摘があるように、翻訳に原因があると思いました。何というか直訳している時のような、やたらに形容詞句が長い文章が目立ちました。読点が少なく、意味を区切って読みにくかったです。あえてそうしているのかもしれませんが、日本語に訳した時に文章が長くなってしまうのであれば、英語1文を日本語2文にしても良いのでは、とまで思いました。結局私は、この点は物語の謎が深まるにつれて、物語の内容の方に気がいったので、最後まで読み切ることができました。ただ、やはり翻訳がもう少し良ければ、この本の評価は尚上がるに違いありません。 さて、内容についてはですが、ネタバレしますが簡単に説明と感想をまとめます。 どこかで宇宙人が出てくるのだろうか、と最初は思いましたが、さすがに本を読み進むにつれて、今出てきたら1冊でまとめるのは無理だろうというところまで出てこなかったです。この物語は言ってみれば、推理SF小説です。宇宙人に合うわけではなく、宇宙人と思われる高度な知的生命体のその体自体、あるいは彼らが作り用いたもののみから、彼らの正体を突き止めるというものです。科学者たちはわずかに発見された証拠を調査し、そこから推測をし、その推測を裏付ける新たな証拠がまた一つ現れるか、あるいは全く突き離すような証拠が出てきます。やがて証拠の中には人間との関係性をもって説明しなければ説明できないものが現れます。そして再び証拠の調査と推測と検証の繰り返しです。この間、物語の謎は益々深まっていきます。主人公と思われる科学者は、ある時、木星の惑星ガニメデから木星を眺めながら、誰も想像しなかったような着想を得ます。これで物語は謎解き終わりとなるかと思ったのですが、最後の最後に、主人公に打ち負かされたと思われた人物が更にとんでもないことを言い出すのです。 最後に2度驚かされましたが、終わり方が良かったです。最後の数ページは直前までの流れを知っている以上、ああ、そう来るのかと、やっぱりそういう結末なのかと先が待ち遠しかったです。そしてその想像を裏切ることなく、壮大な人間の想像力が実物をもって確かなものと証明されます。 最初は最後につながります。人によっては嫌いな文章の書き方ですが、もう少し読んで見てください。それなりに楽しめると思います。 | ||||
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