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塞王の楯
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塞王の楯の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 41~60 3/7ページ
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| 少年時代にトルストイの『戦争と平和」を読んだ。長編なので、最初は、登場人物や事件に馴染むまで時間がかかった。本作では、石垣造りのプロ集団穴太衆の石垣づくりの、いわば工学、建築学的な説明に私の知識不足からついていくのが大変だった。だが、主人公が、信長の朝倉攻めの際の攻撃で、母や妹と生き別れになり、斎王と呼ばれる穴太衆の棟梁に拾われるシーンから、心を掴まれた。領民の命を守れてこその領主という、難民の武士に対する非難は、現在のウクライナ戦争や日本の脆弱な軍備を連想させた。 後半の大津城の「掛る」(命がけの資源集中型の工事)を請け負ってからの主人公と彼の集団の、京極家の武士よりも強固な城を守り抜く意志の強さに感動した。フランス革命の時に、バスチーユの牢獄を最後まで守ろうとしたスイスの傭兵のプロ意識を連想した。 本作品では、準主役の京極高次と正室のお初(浅井長政とお市の方の間に生まれた三女)のキャラクター造形が好ましかった。戦争を題材に、石垣と鉄砲や大砲という、当時の近代兵器や防塁が全編の主題となっているので、この老子の「無為自然」を地でいく、大名夫妻の生き方、態度、言葉は魅力的だ。身分制度の厳しい戦国の世にあって、城を守ることを請け負った技術者の匡介に対して、互恵平等の態度で接する京極高次やお初の存在は、この作品においては重要な、能における狂言的な役割を果たしていて、読者をほっとさせて、読み続けさせる動機づけとして働いている。 主人公の飛田匡介、養父であり師匠の天才的な石垣作りの棟梁の飛田源斎、仲間の団蔵、玲次、好敵手の鉄砲の開発・製造者の国友彦九郎、工事の発注者の京極高次、お初、次女の夏帆、作事奉行の多賀孫左衛門、大津城を攻める側の司令官立花宗茂など、そろぞれの登場人物に対して、作者は偏りのない公平な人間観察に基づく人物造形に成功している。 本書において、緊張を増す東アジア情勢の下で、日本は、どうやって、国と国民を守るのかという課題を、日本の戦国時代の大津城攻略をめぐる小説の形で作者が問題提起しているように思えてならなかった。信長、光秀、三成などの武将が戦を始めて、滅びていく中で、一見、無定見で、臆病に思えた京極高次が最後に、大津城を守り抜き、生きながらえた史実は、示唆に富んでいる。 | ||||
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| 歴史小説かと思い読み始めたが、他の人の指摘もある様に現代語調では年寄りには頭に入って来ず、50頁程で断念した。 恐らく若い人向けに興行の台本にすることが念頭に有るのだろう。邦文文学の作品としては期待外れだった。 | ||||
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| 大津城を舞台として,矛盾を時代劇として描いた作品. 一方は石垣,もう一方は鉄砲. ぶつかるべくして,激突することとなった両者. 中盤以降は,手に汗握る展開であった. しかし,それだけではなく,人々の思いや強さも描いた良作である. | ||||
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| 城の石垣を作る飛田屋という穴太衆を主役にした戦国時代の直木賞受賞作品。城の石垣という守備の要と、鉄砲や大砲という攻撃の要のどちらが最強かという矛と盾に対比させたストーリーが興味深い。脅威あれば戦いをしても意味がないとお互いが思い、戦国時代の戦を終わらすことがビジョンだというのも興味深い。 | ||||
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| 滋賀県に多少縁ある者として、日本が世界に誇る当時の技術の例を国友の鉄砲技術や望遠鏡製作について、 書籍で紹介したことがある。穴太族の石垣積み技術も、叡山山麓で実際に目にした者には「美」さえ感じ、誇りを感じる。その両方を扱った小説というふれこみだった(某新聞の書評による)ので読んだ。 予想通りだった。読む甲斐は大いにあった。文章が現代文調なのに最初いささか違和感を感じたが、当時 の言葉が再現された(?)文体だったとしても、実際の音声を知らぬ現代人には同じく現実味はないだろう。その意味では読み進むにつれ気にはならなくなった。 日本のどこの地方・地域でもそれぞれ科学的・文化的誇りはあるだろう。それが実際多少なりとも縁のあ るところでのことならば、なおさら感慨がある。 狭い日本の国土の内で自他の多少の優劣を競ったり、自己関連を偏愛するのではなく、客観的・平静な気 分で楽しめばよいのだろうと思う。 国友のことは、今日の望遠鏡技術から見ても優秀だというふれこみで地元の博物館で展示されているそう だ。ぜひとも時間を見つけて出かけて実物を見てみたい。当時は写真でしか知らなかったから。 | ||||
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| 分厚いですが、中身も熱く飽きさせずに読ませます。 歴史物のハラハラエンタテイメントという感じ。 登場人物が少なく、人物描写もわかりやすい。 戦いの描写は巧みでページを繰る手が止まりません。 読後には爽快感があります。 が、生き方や思想を揺さぶるような深みを求めると肩透かしに合うかもしれません。 娯楽作品ということで、直木賞にふさわしいのでしょう。 | ||||
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| 城造りや戦のシーン、登場人物など、読み応えがあって面白いのですが、どうしても残念なのが外堀の水。 ポンプも使わずに永久に水を汲み上げる装置が、他の面白い部分を見事に興醒めさせてくれます。かなり高度な技術のようなので、作者の方に作り方を教えていただきたい。 それがちょっとくらいのエピソードとしてならまだよかったのですが、前半の見せ場として書かれているのでかなり気になります。 せめて、山に蓄えた水を地中を通して外堀に下から送り込むとかあったろうに。あ、それだとそのまま流し込んだらいいだけか。 | ||||
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| ●戦国時代を背景に描かれる城郭の縄張り。構成する堀や櫓、石垣の造形美のみならずプロの職人集 団の技や矜持、師弟愛が活写されている。特に広大な敷地に屹立する石垣の質感や重量感が、圧倒的 な圧力で迫ってくる。 楯も矛も共に戦をなくす手段なのだが、アプローチの仕方が異なる。核を見せつけるのか傘に入る のか?憲法第9条を遵奉するのか或いは敵を一掃するのか?その答えは21世紀の現在でも見つかって いない。 生命体に生存本能がある限り、答えは出ないのかも知れない。人間に知恵があろうとも本能には勝 てない・・・か? | ||||
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| 面白く読ませるための様々な理由から、主人公が師匠にタメ口で話す、友達感覚の設定にしたと思うが、それがいかにも少年ジャンプ的な設定だ。小説がマンガに寄りすぎるなら、小説で書かずとも、マンガで描けば良い。直木賞をとった小説はつまらないが定説で、この作者の他の小説はもっと面白いのかもしれないが、読むに堪えられなかった。 | ||||
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| kindleで読みやすい。 | ||||
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| 後半は一気に読めました。 | ||||
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| 戦国時代の大津城攻めにおける守勢側の石垣職人の話。 城の見取り図や地図、堀の水のカラクリの図解がなかったので、分かり辛かった。 話は面白い。また、作者の、現実と神秘主義のバランス、さり気ないまとめ方など、好感が持てた。 全体として、良き。 | ||||
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| 本作を読んだ事で、今村さんの本を読みたくなりました。 | ||||
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| じんかんから今村翔吾さんのファンになり、直木賞受賞されたこの作品も読まねば!!と買いました。 映画を見ているかのような情景描写というのは、まさに今村さんの作品のこと。本をよんでいて、こんなに要所要所で目の前に情景が浮かび上がる感覚は初めてでした。最初の一乗谷の場面も目の前でまさに落城が起きているような感覚でした。 そして何より人の描写も温かくて、登場人物一人一人への尊敬すら感じさせられました。今村さんが温かく良い人なんだろうなぁと思いました。サイン会でお会いした今村さんもホントに読者の言葉一つ一つに温かくお返事をいただけて、人柄の良さが滲み出ていました。 一人一人の登場人物を好ましく思うので、なおさら戦の悲しみがさらに際立つのです。 また今村さんの別の本も読みたくなりました。 | ||||
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| 確かにサイフォン効果でで外堀に水が入ったかにどうかは何とも言えませんが、石垣と大砲の根比べはしっかり読ませてもらいました。面白かったです。 | ||||
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| 石垣の作り手と石垣を壊して攻め入る鉄砲隊の過酷な戦いが描かれております。 石垣の作り手(穴太衆)の存在すら知らなかったのでとても勉強にもなった。 城巡りに行く際、石垣を眺めてしまう今日この頃。 | ||||
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| ラストシーンが爽やかで読後感スッキリです。荒唐無稽でつっこみ所も多いものの、攻め手の裏を掻いて驚異的な働きを見せる主人公達が、それでもギリギリまで追い込まれていくクライマックスは実にドラマチック。絵になるシーンも多く、映画やコミックに向いてそうだと感じました。「のぼうの城」などが好きな人は気に入るのではないかと思います。 | ||||
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| 職場に作者の今村先生が来所されるということでサインを書いてもらうため購入。したのはいいけど当日に本を持っていくのを忘れたためサインは貰えず····まだ読んでないけど面白そう。 | ||||
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| 親と子、弟子と頭、同僚、さまざまな人間模様を混ぜながら、 石垣の技術を伝えるとともに 歴史的要素もあり、魅力的すぎる。。 直木賞でも自分に合わない本が多かった中で、買って良かった逸品です。幸せな読書体験でした。 | ||||
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| 城を守るとは、城を攻めるとは、戦国の世を生きた人々の生き様を、石垣が今に伝えているなんて、歴史スペクタクルです。 | ||||
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