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ババヤガの夜
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ババヤガの夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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映画「ベイビーわるきゅーれ」のような「女性2人組+アクション」的な本を探して読む。暴力が趣味になっている新道依子と、彼女がボディガードをすることになった暴力団組長の娘内樹尚子の物語。陰惨な暴力シーンもあるけれど読後感はさわやか。「オッ」と思わせるトリックもある。 | ||||
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途中の叙述トリック的なの、意味あるのかなと思ってたけど途中で気づかされた。やっぱ思い込まされてるなー | ||||
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ぐいぐいと、引っぱられるようにして頁をめくっていった一冊です。 パワフルかつスピーディーな展開の面白さ。主人公・新道依子(しんどう よりこ)と相方とを結ぶ絆の、揺るぎない強さにぞくぞくしたこと。百合作品としても、これは魅力的な小説ですね。堪能させられました。 『本の雑誌 2021年1月号』(本の雑誌社)の中、「新刊めったくたガイド」にて北上次郎氏が、《なんだか愉しくなってくる。どんどこ血が脈打ってくる。》と快哉(かいさい)の声を挙げ、おすすめしていたのを見て購入。しばらく積みっぱなしにしていたのを今回読みまして、「これ、買っといて良かったなあ。読んで良かったわ。」思いました。 | ||||
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意外性もあるし女性同士の関係性の描き方も素敵です。 | ||||
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面白い。スピード感が半端ないが、平易と見せかけた文章が実に端正で、細部まで気を使って書かれていることが伝わってくる。 とにかく主人公が魅力的。後半の急いだ感じが少し残念だったがスピード感を維持するには仕方なかったのだろうか。主要人物たちのことがもっと知りたい。倍ぐらいの分量で読みたかった。 | ||||
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1、番犬を人質に取られ抵抗をやめる。ワンナウト。 2、詰めた指を腐ったままにして保管。ツーアウト。 3、それを見た若衆が親分の前で嘔吐する。本を閉じました。 最低限の現実感が無いと、フィクションでも読み進められない。 そういう好例です。 | ||||
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非常に面白くて、久しぶりに一気読みしてしまった。 新道と尚子をもっと観ていたかった。 一貫してジェットコースターみたいな激しい展開なんだけど、最後のシーンがなんとも言えずしみじみとしていて… | ||||
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ハードバイオレンスな傑作百合小説です!! このような百合作品が読めて嬉しいです。 百合と言うかシスターフッド。 このような恋愛関係を超えた女性同士の深い絆をロマンシスと言うようですね。 格闘の達人の逞しい女性、清楚で可憐な美少女との物語です。 可憐な美少女はヤクザの組長の娘。 二人の女性の気持ちが重なった時… かなり際どい暴力描写がありますので、注意が必要です。暴力描写が苦手な方はご注意くださいませ。 本当に強い女性同士の絆が描かれているのでお薦めです。 伏線のトリックに読者として気がつくか…真相が理解出来ると素晴らしい感動があります。 ミステリー構想も素晴らしいですね。 不快な暴力描写があるので減点しましたが、男性へのカウンターパンチとしてのハードな百合作品としてお薦めです! 作家さんを応援しています。 次回作品楽しみにしていますよ! | ||||
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感動と、訳の分からない熱さ、そしてあまりにも露骨でリアルな暴力の描写、執念の醜悪さに対する少しばかりの嫌悪感、主人公たちに感情移入してその行く末を祈らずにはいられない、今まで読んだことのない衝撃的な本でした。 2度目に読むとまた少し別な視点で、また新しいものを見つけました。3度目にはどんな感動を与えてくれるか楽しみです。 | ||||
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女性が作者というだけでは、表題のような物語にはならないと思うがこの作家は違う。私が女として感じてきたことをリアルに描いている。 社会からはみ出した女の生き様も描いている。お勧め。 | ||||
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中身はぺらぺらです。キャラクターを1人ずつ見ていくと魅力的ですが、ほとんど掘り下げていないので腑に落ちません。値段相応にページ数を増やして主人公以外の過去までみせてほしかった。結局表紙が7割というかんじ…電子書籍で購入したのでそれを眺めて楽しむことすらままなりませんが。 | ||||
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女性の強さ、生き方が良い。気持ちが前向きになる。文章もシンプルで、ハードボイルド純文学とでも呼びたいような物語性だった。 | ||||
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余計なディティールを省いたアップテンポなストーリー展開はもちろんのこと、作者の私情を挟まず、読み手を楽しませたいという情熱と工夫、美学こそがまさに爽快。創作とは、エンターテイメントとはかくあるべきと思わせてくれる作品でした。感情描写を最小限に留めることで逆説的に発生する情緒をよく理解されてらっしゃるのだと思います。ミニシアター的なノリで映像化してほしいですね。 | ||||
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純文学系の作家さんのようですが、ライトノベルのような息もつかせぬスピード感のある展開で、一気に読ませます。適確な描写力で、軽くはなく、リアリティがありながら、ぶっとんでいて、悲惨な描写まで娯楽性があります。何よりも読後の圧倒的な爽快感には、すごい快感を感じました。 わざとらしくない少しの仕掛けも見事に決まっていて、最後まで本当にどきどきしながら読めました。すごい作品です。 | ||||
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内容は、他の方同様、続きの展開が気になり、あっという間に読み終えられるリーダビリティはすばらしかったです(アクションシーンは想像以上に少なめでした)。ただ…このページ数で1,650円は「高すぎ」ではないでしょうか。作家さんに罪はないと思いますが、通常、1,500円を超える単行本は300~400ページはあります。この作品はその半分以下のページなのに価格が高めなので、ちょっとぼったくり感さえあります。河出書房ってそういう会社、と言われればそうかもしれないけれど、せめて書き下ろし短篇を追加するなど、出版社サイドにはもう少し企画を考えてもらいたかったです。 | ||||
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喧嘩が生き甲斐と言えるような女ファイターが、暴力団の娘のボディーガード兼運転手をやらされる。いきなり流れるように始まった物語はテンポ良く進み、すぐに主人公のキャラに惹きつけられた。 暴力しか知らない主人公と、窮屈に暮らす娘の心の解放のような話かと思ったら、少し予想と違う方向へ進んだ。 本編の合間に挿入されるサイドストーリー的なものが、どこで繋がるのかと思っていましたが、叙述的な仕掛けもあり、そうきたかと気持ちよく思わせてくれました。 | ||||
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血湧き肉躍る暴力が、軽快に描かれる。際どさと爽快さが同居して、たまらない面白さです。こうなると、それ以外の無駄なストーリーを描かないのは正解ですね。 | ||||
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暴力に魅了され類まれなる強さを誇る主人公・新道依子。 とある騒動がきっかけとなり新道は、暴力団組長の娘である内樹尚子の護衛を任せられることに。 本作の魅力は何といっても彼女たちの関係性であろう。 喧嘩をしている時にこそ生きる実感を得られるほど暴力に魅了された新道と、組長である父親から愛玩動物のように扱われ自由を奪われた尚子。 どちらも社会や世間一般が定義するような女性像とは程遠い。 それでも彼女たちは、自らの力で既存の価値観に抑圧されることに抗い続ける。 その姿の美しさやカッコ良さは、男女問わず胸に迫るものがあるはず。 彼女たちが築いた「友人」や「恋人」でもなく「夫婦」でもない、誰にもカテゴライズされない一蓮托生の関係性。 その関係性の根幹には、「友愛」でも「愛情」でも「性愛」でもないカテゴライズされない彼女たちだけの感情があるのだ。 本作では他にも、まるで映像が頭に浮かんでくるかのような格闘シーンや、彼女たち以外の登場人物のキャラクター造形も魅力に上げられる。 生々しくリアルでありながらも、どこか爽快感を覚える格闘シーンは是非映像化してほしいと願わずにはいられない。 個人的に最も魅力的だと感じたキャラクターである柳も、決して良い人ではない一方で、悪人と断定することもできない多面的な人物。 「有害な男性」としてではなく、あくまでも中立的でフラットな人物として描かれる柳のような人物こそ、もっと評価されるべきだろう。 小説では女性の登場人物は下の名前で表記されることが多い。 しかし本作では「新道」という苗字で書かれている。 そういった細かいこだわりからも著者が、女性像の崩壊そして再構築を願っていることが垣間見えた。 それと同時に、押し付けられた価値観に抑圧されることなく、自らの力で勝ち取ってやろうと血が沸騰するような力強さを与えてくれる作品だ。 | ||||
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「アクション・バイオレンス小説」だというが、それなら通俗小説の舞台で勝負すべきで、純文学雑誌に掲載されたのが間違いだろう。ヤクザが出てくる小説自体私は「セーラー服と機関銃」だろうが「わたしのグランパ」だろうが嫌いなので嫌っておくが、女が暴力を振るえばフェミニズムになるという考え方はやめるべきだろう。 | ||||
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王谷さんの描くカッコいい女の人たちが大好きです。 | ||||
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