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ババヤガの夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
ババヤガの夜
ババヤガの夜 (河出文庫 お 46-1)

ババヤガの夜の評価: 3.92/5点 レビュー 154件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全154件 101~120 6/8ページ
No.54:
(5pt)

ハイライトで埋め尽くされる

受賞のSNSを知ってから興味がわいて電子媒体で購入して2日、2回読んだ。2回しか読んでないけれど、ハイライトがどんどん増える。
自由を得る為に世間の型にハマる人々、得た自由は仮初めだけど、逃亡生活の中でそれでも二人は穏やかに暮らして共白髪となっている。
アウトロー達もまたアウトロー内の型にハマって生きていて、全く自由ではない。
その型から逃げる決意をした柳さんのその後が気になる。
長ドスのマサと姐さんも無事に生涯を全うできたと思いたい。
人は液体のように自分を色んな型にハメる事ができる。
器用な生き物だと思った。
型にハマっていれば異分子とならずに済み、縁側で爪を切ったり、散歩がてらに買い物に行けるささやかな自由を得られる。だけど二人にはまだ犬を飼える自由はない。
早くババヤガになってほしい!と願いながら読み進めた。

自分がガチガチの型にはまった固定観念バキバキの人間というのが思い知らされる作品で、思い込みを逆手に取った展開にただ「えー?!」と、文章の途中で呆然と立ち尽くしてしまった。本当に凄い作品で、ミステリーなの?犯罪小説なの?というジャンル分けは不粋な、文学作品だと思った。
2時間もあれば読了できる短い話なのに、こんなに衝撃を受けて、長ーい旅をした心地にさせてくれる話しはそうない。
そして何より、読後感が静かで切なくてなんだか穏やかな心地になっているのが、散りばめられたバイオレンスと対照的で、本当に癖になる。
また読みたくなるのです!

ここから内容に触れます。

私の読解力がなくてわからないことがあります。
尚子の読み仮名は「なおこ」だと初め思ったのです。イニシャルがNのネックレスをしていたから。なのに、「しょうこ」が読み仮名で、あれは父が母に送ったプレゼントだという。でも母親の名前もイニシャルが違う。Nの意味するところはなんなのでしょうか?
内樹に学がないとか?それとも買った者ではなく、誰かから奪った物とか?うーん、わからん…。
依子の尚子を呼ぶ呼び方が、順を追っているのが印象的で、いつも最後に尚子で終わるのが、そこに含まれる心情と二人の関係性が上手く表せなくてもどかしいです。
尚子は依子をなんて呼んでるんだろう。前は新道だったけど、共白髪になった今は?
読み落としてるかな?

魅力的すぎる登場人物達をもっともっと知りたい。
ババヤガ達は干渉されるのを物凄く嫌がるだろうけどなぁ。
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4309029191
No.53:
(5pt)

なぜだろう…

一度読むとまたリピート読みしてしまう。こんな本は初めて。190ページという手ごろさも素晴らしい。著者は長編を書きたいと言っていたが楽しみでならない。
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No.52:
(4pt)

昔よく読んだなあ、こういうの

面白い事は面白い。格闘や車の描写にやや疑問があったりはするけど。海外で賞を取ったけど、西村寿行や平井和正や夢枕獏を英訳したら人気出るんと違うかなあ。
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No.51:
(1pt)

シンプルに駄作と感じた

ダガー賞をとったとのことで面白いのかなと思った私が浅はかでした。好きな小説にはそういう安直なルートでは出会えないよね。
普通に面白くない。どのキャラも陳腐だし、龍が如くに女の要素入れて小説にしたみたいな安易な一品です。かぐや様は告らせたいを龍が如くにぶち込んで濃口醤油で煮詰めたうえで(文学としては当然クソ浅い)、最後はてきとーに発散させて、深みを足してみました(エンタメ小説としてもここで落第点に)。みたいな。まじで、これでよく出版したな。なんの後味もしねぇわ。
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No.50:
(5pt)

引っかかった

作者様の本は初めてですが、レビューに惹かれて購入。
わたしは騙されない、と意気込んで読み始めましたが、あっけなく・・・引っかかりました。
とてもコンパクトにまとめられていて、余韻があとを引きました。
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No.49:
(2pt)

面白いんだけど。

逃亡してからの展開が早すぎ。
もったいないなあ。
それまでは面白く一気に読めた。
とはいえチンピラ賛美は嫌いなので評価低め。
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No.48:
(5pt)

面白い

快挙ですね
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No.47:
(2pt)

いまいち

あんまり、面白くなかった
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No.46:
(4pt)

怒りとユーモア、そして血しぶきが織りなす極上の読書体験

SNSで「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ」という評判を見かけ、その刺激的な言葉に惹かれてこの作品を手に取りました。普段あまりバイオレンス系の小説は読まないのですが、レビューの熱量と、他者の意見として「女性同士の絆が描かれている」という点にも興味を惹かれ、読んでみることにしました。

まず読み始めてすぐに引き込まれたのが、主人公である新道依子の圧倒的な強さです。暴力団相手にも一歩も引かず、むしろ楽しんでいるかのような描写には、度肝を抜かれました。それでいて、犬には優しいというギャップもまた魅力的で、単なる暴力の描写に終わらない、人間味あふれるキャラクターに仕上がっています。依子と暴力団会長の娘である尚子の間に、友情とも愛情とも異なる、不思議な絆が育まれていく過程も丁寧に描かれていて、血生臭い世界の中に、確かな温かさを感じることができました。

一方で、物語の後半に差し掛かるにつれて、少し展開が駆け足になったように感じた部分も正直あります。それまでの緻密な描写に比べて、やや端折られているように思えて、もう少しじっくりと読みたい気持ちになりました。ただ、これはおそらく、作品全体のスピード感を維持するための意図的な構成なのだと解釈しています。

この作品は、既存の枠にとらわれない、新しいタイプのバイオレンスアクションを求めている方には、間違いなくおすすめできます。特に、女性同士の強い絆や、社会の抑圧に対する怒りといったテーマに共感できる方には、深く響くものがあるのではないでしょうか。日常に刺激とカタルシスを求めている方、そして「読む」という行為を通じて、非日常の世界に飛び込みたい方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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No.45:
(5pt)

それは予想してなかった

車に詳しい人なら感じる違和感、著者は車に疎いのかな?と思いつつ読み進めたら。
それ以上は控えます。
短いのでサクッと読めます。
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No.44:
(4pt)

一気読みした 血みどろなのに清涼な読後感

ダガー賞受賞のニュースを見て電子版をダウンロード、圧倒的なスピード感で、物語の先が気になり、1時間ほどで読み終えてしまった。あまりに一気に読んだので、単純な読者である私は途中からまんまと騙されました。

読了して再度読み直すと、細かいところに伏線が散りばめられていて、それを繋げていくのが楽しい。

暴力が趣味、と言う女主人公の人物像にも驚かされたが、容赦なく突き抜けた暴力シーンや、闇社会の男たちの目を覆いたくなるような下衆さの描写も手加減なく、このような作品が女性の作家から生み出されたということも含め、自分の狭い了見を華麗にハイジャンプで超えられたようなエンターテインメントだった。
初めてタランティーノ映画を見た時のような衝撃を思い出す。

作者後書を見ると、今後も暴力を描いていくとのことなので、またどのように既成概念が覆されるかと楽しみです。(別に暴力が好きなわけではないです)
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No.43:
(1pt)

期待外れ、同性愛逃避行の憧憬のために無理やり拵えられた設定、展開、リアリティー薄い

期待外れでした。
作者が憧れていると思われる同性愛逃避行、それも金持ちの美少女との、その憧憬のために無理やり拵えられた設定や展開が透けて見えてきてしまいました。ヤクザや裏社会、逃避行のリアリティーは薄かったです。
何より主人公や連れとなる美少女女子短大生の人物造形が無理やり感しか感じられませんでした。
終盤部分はかなり端折りながらの手抜き、やっつけ感がありました。
ノーベル文学賞にせよ、今回の賞にしても、文学賞にはよく裏切られます。
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No.42:
(3pt)

映像化したら

どう映像化されるのだろうとワクワクさせられる。そういえばババヤガの意味ってなんだったんだろう
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No.41:
(4pt)

強靭な女性像と突き刺さる暴力描写

王谷晶さんの『ババヤガの夜』を読み終えて、まず感じたのはその女性描写の圧倒的な力強さです。主人公の新道依子と、彼女がボディーガードを務める暴力団会長の娘・尚子。裏社会という極限の舞台で、二人の女性が互いの存在をぶつけ合い、依存とも友情とも異なる独特の関係性を築いてく様は、まさに圧巻でした。彼女たちは、既存のどんな枠にも収まらない、それぞれの形で「タフさ」を体現しており、その生き様には深く引き込まれました。現代社会に息苦しさを感じる読者にとって、彼女たちの持つある種の「自由」は、強く心に響くものがあるのではないでしょうか。
しかしながら、この小説は決して万人受けする作品ではありません。裏社会を描いているがゆえの、生々しい性的描写や暴力表現には、正直なところ「キツさ」を感じさせられました。物語の展開上、これらの描写は不可欠なのかもしれませんが、その過激さは読者を選ぶ要因になるでしょう。読む人によっては、かなりの精神的負荷を感じる可能性もあります。
それでも、この作品が放つ独特のエネルギーと、女性たちの間に生まれる歪で強靭な絆は、一度読んだら忘れられないほどの衝撃を与えます。単なる犯罪小説という枠を超え、現代社会における女性の在り方や、人間関係の根源的な部分を問いかけてくるような、深く考えさせられる一冊でした。「ババヤガ」というタイトルが象徴するように、既存の概念を打ち破り、自分自身の足で立つ「鬼婆」たちの物語は、間違いなく読む者の心に深く突き刺さります。
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No.40:
(5pt)

密度の濃いシスターフッド小説

ぎゅっと密度の濃い小説。そこまで長くないのにみっちりと中身が詰まっている。出版当初から気になっていたけどもっと早く読めばよかった。イギリスで有名な賞の候補になったそうで、嬉しいです。
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No.39:
(4pt)

スピード感。

映画「ベイビーわるきゅーれ」のような「女性2人組+アクション」的な本を探して読む。暴力が趣味になっている新道依子と、彼女がボディガードをすることになった暴力団組長の娘内樹尚子の物語。陰惨な暴力シーンもあるけれど読後感はさわやか。「オッ」と思わせるトリックもある。
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No.38:
(5pt)

面白かった

途中の叙述トリック的なの、意味あるのかなと思ってたけど途中で気づかされた。やっぱ思い込まされてるなー
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No.37:
(4pt)

ぐいぐいと、一気読みに走りました。面白かったわあ。

ぐいぐいと、引っぱられるようにして頁をめくっていった一冊です。

パワフルかつスピーディーな展開の面白さ。主人公・新道依子(しんどう よりこ)と相方とを結ぶ絆の、揺るぎない強さにぞくぞくしたこと。百合作品としても、これは魅力的な小説ですね。堪能させられました。

『本の雑誌 2021年1月号』(本の雑誌社)の中、「新刊めったくたガイド」にて北上次郎氏が、《なんだか愉しくなってくる。どんどこ血が脈打ってくる。》と快哉(かいさい)の声を挙げ、おすすめしていたのを見て購入。しばらく積みっぱなしにしていたのを今回読みまして、「これ、買っといて良かったなあ。読んで良かったわ。」思いました。
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No.36:
(5pt)

素晴らしいエンタメ小説です

意外性もあるし女性同士の関係性の描き方も素敵です。
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No.35:
(5pt)

スピード感と端正さ

面白い。スピード感が半端ないが、平易と見せかけた文章が実に端正で、細部まで気を使って書かれていることが伝わってくる。
とにかく主人公が魅力的。後半の急いだ感じが少し残念だったがスピード感を維持するには仕方なかったのだろうか。主要人物たちのことがもっと知りたい。倍ぐらいの分量で読みたかった。
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4309029191

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