■スポンサードリンク
ババヤガの夜
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ババヤガの夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容は、他の方同様、続きの展開が気になり、あっという間に読み終えられるリーダビリティはすばらしかったです(アクションシーンは想像以上に少なめでした)。ただ…このページ数で1,650円は「高すぎ」ではないでしょうか。作家さんに罪はないと思いますが、通常、1,500円を超える単行本は300~400ページはあります。この作品はその半分以下のページなのに価格が高めなので、ちょっとぼったくり感さえあります。河出書房ってそういう会社、と言われればそうかもしれないけれど、せめて書き下ろし短篇を追加するなど、出版社サイドにはもう少し企画を考えてもらいたかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暴力に魅了され類まれなる強さを誇る主人公・新道依子。 とある騒動がきっかけとなり新道は、暴力団組長の娘である内樹尚子の護衛を任せられることに。 本作の魅力は何といっても彼女たちの関係性であろう。 喧嘩をしている時にこそ生きる実感を得られるほど暴力に魅了された新道と、組長である父親から愛玩動物のように扱われ自由を奪われた尚子。 どちらも社会や世間一般が定義するような女性像とは程遠い。 それでも彼女たちは、自らの力で既存の価値観に抑圧されることに抗い続ける。 その姿の美しさやカッコ良さは、男女問わず胸に迫るものがあるはず。 彼女たちが築いた「友人」や「恋人」でもなく「夫婦」でもない、誰にもカテゴライズされない一蓮托生の関係性。 その関係性の根幹には、「友愛」でも「愛情」でも「性愛」でもないカテゴライズされない彼女たちだけの感情があるのだ。 本作では他にも、まるで映像が頭に浮かんでくるかのような格闘シーンや、彼女たち以外の登場人物のキャラクター造形も魅力に上げられる。 生々しくリアルでありながらも、どこか爽快感を覚える格闘シーンは是非映像化してほしいと願わずにはいられない。 個人的に最も魅力的だと感じたキャラクターである柳も、決して良い人ではない一方で、悪人と断定することもできない多面的な人物。 「有害な男性」としてではなく、あくまでも中立的でフラットな人物として描かれる柳のような人物こそ、もっと評価されるべきだろう。 小説では女性の登場人物は下の名前で表記されることが多い。 しかし本作では「新道」という苗字で書かれている。 そういった細かいこだわりからも著者が、女性像の崩壊そして再構築を願っていることが垣間見えた。 それと同時に、押し付けられた価値観に抑圧されることなく、自らの力で勝ち取ってやろうと血が沸騰するような力強さを与えてくれる作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
運転手、ボディーガード、用心棒に元・軍人や警察官を据えて、護衛対象者とのぎくしゃくとした関係から友情にも似た感情をお互いに抱くことになるが、ちょっとしたミスから対立組織に拉致されるものの見事救出に成功し、復讐をとげる、というストーリーは映画、冒険小説の「あるある」パターン。 用心棒役はごっつい男性であり、対象者は幼児というのが常道。しかし、本作は用心棒が無敵のストリートファイターである女性であり、対象者も女子大生という新機軸です。圧倒的暴力の応酬ではありながら、飛び道具は使わず素手でのファイトがメインというセオリーもきっちり守られています。 まだまだ主人公の生い立ち、無敵の肉体をビルドアップした過程などには(意識的に?)迫っていませんので、さらなる続編、シリーズ化に期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女子が主人公のバイオレンスものということで、期待して読みました。 分量が少なくサクサク読めます。格闘の場面やストーリー展開に若干 無理があると感じたのと、最後の方は時間軸を無理にまとめ過ぎていた 感じなので、あと50頁くらい増やしてディテールを詰めたら更に面白く なると思いました。といいつつも、文章のリズム感とか表現方法は好き なので、他の作品も買ってしまいました。 テーマの一部がちょっとかぶる(かもしれない)ファーストラブよりも ぜんぜん面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公のバックグラウンドの謎が明かされないまま終わってしまう。最後の1/3ほどは小説と考えてもリアリティーに乏しいかな。映像が頭の中に思い浮かばない。2時間半で読み終わってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後から3割分くらいの時間軸の使い方が意外でしたが、その他は惹かれるところがありませんでした。 暴力に魅せられた女性主人公や、組長宅の描写、逃避行とか格闘のいずれについても、まったくリアリティーを感じられず、敵が能無しすぎる。もうちょっと上手に読者をだましてほしかったという感想です。 高評価が多いのに興味を感じて、知らなかった作者の本を買ってみましたが、自分の好みではなく、これっきりになりそうです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!