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自由研究には向かない殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫)

自由研究には向かない殺人の評価: 3.97/5点 レビュー 75件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 41~54 3/3ページ
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No.14:
(4pt)

学生さん向けかな

ベストセラーと知り楽しみに読みましたが、期待値が高すぎたのか、それほどではありません。
こんなに長くする必要があったのか?とも思いますが、こんなに長いのに飽きずに読み切ったので、そういう意味では良くできているのだと思います。
高校生くらいの方が読むと面白いのではないでしょうか。
自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫)より
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No.13:
(5pt)

ピッパの努力に感服

最初は、ペッパが自由研究に取組む動機が弱いかなと思っていましたが、ポッドキャストの内容や、解明に近づく手答えを感じている様子から、徐々に納得していきました。全ての材料を読者に提供するタイプの本格ミステリーではありませんが、登場人物みんなが怪しく見えて、最後まで飽きませんでした。
久しぶりにミステリーに★5です。
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No.12:
(5pt)

父と娘の関係性が隠れたテーマになっていると感じました

主人公ピッパの母親の年代ですが、引き込まれて夢中で読みました。
ピッパをはじめ登場人物が魅力的でキャラが立っていて、文体も小気味よくミステリーとしての謎解きも面白く、グイグイ読ませるストーリーでした。
読後に心に残ったのは、主人公ピッパ、その親友カーラ、失踪したアンディの三組の父と娘の関係性でした。
アンディの父親が、いつも容姿や見た目についてのちょっとした嫌味を娘たちと妻に言い、自尊心を傷つけ、姉妹の競争心をあおっていたこと。
思い出したのは、あのグレース・ケリーの父親が元オリンピック選手で、体格と運動能力に価値があるとされる家庭で育ったグレースは、常に姉妹と比較され自己肯定感が低かったというエピソードです。
親の独特な価値観の下に育つ不幸と、対照的な主人公ピッパと父の自由さ、そしてカーラの家庭の事情。
読んでいるときは謎解きに夢中でしたが、読後は父と娘について考えさせられ、なんとも切なく何層にも深い小説だと感じました。
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No.11:
(5pt)

2021年に読んだミステリでベスト作

2021年末のミステリランキングでも上位にランキングされています。
恐らく今年読んだ国内外のミステリ中でベストの1冊ではないでしょうか。
キャラクター造詣も巧みで、ネタバレは避けますが、要所要所での主人公の迷いや決断する姿は、十分な説得力を持って読者に訴えかけると思います。
失踪した少女、という使い古されたプロットながら、ひねりを効かせた真相もミステリとしての醍醐味を感じさせます。
また、全編を通じて作者が提示するメッセージも、差別意識や同調圧力が強くなっている社会に対する警鐘として深く共感できました。
もともとはヤングアダルト向けの1冊として出版されたようですが、老若男女を問わず、広く読んでほしい1冊です。
2022年に翻訳版が出版されるという続巻が待ち遠しいと思います。
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No.10:
(5pt)

著者の次の作品も楽しみ

最近呼んだ中で1番のミステリだった
近代的で現実的でリアリティに溢れている物語
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No.9:
(5pt)

最後まで息をつかせない面白さ

オーソドックスなストーリーですが、主人公が17才のためか みずみずしく澱みがない爽やかな読み味のミステリーで、 陰惨なシーンや惨たらしい場面も殆どなく中高生以上なら誰にでもお勧めできそうです。
また、マルチメディアの多用も新世代ミステリーの味わいを醸していますし、訳も上手でネット関連が苦手でもスラスラ読めるのではないかと感じました。
 映像に展開しても良いものが出来そうですが、文体の方が緊迫感や時系列の醍醐味がよりテンポ良く楽しめる印象で、個人的には 今年一番のミステリー小説だと思いました。
 *第三部まであるらしいので続編の早い刊行を望みたい。
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No.8:
(4pt)

読みやすいミステリー

600ページ近い長編ですが、図や作業記録形式で面白い作りになっていることや、情景が浮かんでる文章のためスラスラ読めます。
犯人は予想しやすい一方で、その後も一捻りあったのは嬉しかったです。
主人公の行動力がありすぎること(危険を省みずにつっこみすぎ)や犯罪的行為も辞さないところが気になりましたが、相棒のラヴィはいいキャラで好きになりました。
カーネギー賞(児童文学の賞)の候補作ということで少し子供っぽいなと感じるところはあるので、そういう点が気になる方は注意した方がいいかもしれません。
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No.7:
(4pt)

読みやすかった

登場人物が多めだけど書き分けされていて読みやすかったです。犯人は意外性ありません
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No.6:
(5pt)

ピュアな心を忘れた人に

タイトルのセンスの良さに惹かれました。面白くてすぐに夢中。最近のミステリーにありがちな、猟奇的な殺人、ジェットコースターのような展開、追う者も追われる者も過去を背負い人生に疲れ精神的に限界、みたいな過激かつ陰鬱なイメージにどっぷり漬かっていた身には、一服の清涼剤のような作品でした。

事件のスケールは大きくない、派手な仕掛けもない。本筋は解決済み捜査の地道な洗い直し。それなのにハラハラドキドキ、いま時の17歳が駆使する日常的なスマホアプリやSNS、PC機能を武器に、真犯人に迫っていくスリルとサスペンスが半端ない!

欲も利益も評価も関係なく、ただ己の信じる心に従うピュアで真っすぐな主人公ピッパが瑞々しい!優等生タイプでもなく、どこにでもいる平凡な女の子。でも思いやりがあって、ちゃんと「ごめんなさい」が言える率直さに読者は必ず魅了されるはず。悩んだり傷ついたり、違法スレスレの向こう見ずなこともするけれど、信頼とユーモアで結ばれた相棒と家族に支えられ、真相へ一歩一歩近づいていく小さくて大きな勇気を応援せずにはいられない。身近な人物への疑心暗鬼が2転3転する過程も目が離せず、真犯人も意外で十分に展開を楽しめました。

これはミステリーであると同時に切ない友情を描いた青春譚でもありますが、事件解決と引き換えにもたらされる(よりはずっと穏やかな)友情の成り行きや人間関係の機微については、世の中こんなにピュアだっけ?と難癖をつけてしまう、年取ってピュアでなくなった自分が悲しかった。…と、年齢や世間のせいにしてる自分がさらに哀しかった…。ピュアでないことに慣れてしまい、どこかでそれを正当化していた自分が情けない。でも、そんな濁った心を主人公に洗われた気がします。ありがとう、ピッパ!

ピュアな心を忘れがちないい歳こいた大人にこそ、ぜひ読んでリフレッシュしていただきたい一冊です。またピッパに会いたい!続編が待ち遠しくてなりません!!!
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No.5:
(5pt)

読み易い素敵な青春ミステリ

他の方が素晴らしいレビューを書いて下さっているので多くは書きませんが、読み終えて胸の余韻も冷めやらぬ内にこれはもう来年を待てないと続編のペーパーバック版を勢いで購入し、翻訳アプリの助けを借りながら読了してしまいました。更に耐え切れず3巻にも手を出しています。続編の感想は流石に書けませんが、続編を楽しみにしている読者なら間違いなく引き込まれる内容、そして絶対に3巻も気になる筈…!
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No.4:
(5pt)

めっちゃ面白い

現代ガジェット(スマホ、pc)や身近なアプリ等を使っており、写真や図面なども本作には散りばめられているのでとても斬新で、楽しく読破しました。読み出すと止まらず、ラストもとても好きでした。おすすめの一冊です!
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No.3:
(5pt)

輝いてる

高校生のピップは、自由研究で5年前に起きた少女失踪事件を調べ始めます。それは犯人とされた少年が自殺したことで解決したとみられていた事件でしたが…。とにかく主人公のピップが素敵です。天真爛漫に見える中に、やさしさに満ちた強い信念があります。それにピップのあたたかな家族、気の置けない友人、そして一緒に事件の真相を探るラヴィと、みんな生き生きとした魅力を放っています。この作品はやさしさに溢れています。そのやさしさが、悲痛な事件の影をいっそう濃くし、やるせない真相へと向かっていきます。読みながら犯人に怒りを覚えるほど感情移入したのは久しぶりです。よく練られたストーリーもさることながら、魅力的な登場人物が作品に輝きを与えています。読んでよかったと心から思える作品でした。続編を心待ちにしています。
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No.2:
(5pt)

グラマースクールの自由研究としての、過去の事件の捜査。

〇面白い訳題だが、原題も面白い。A GOOD GIRL’S GUIDE TO MURDER。2019年刊行のロンドン在住作家ホリー・ジャクソンのデビュー作である。
〇カーネギー賞の候補になっていることからは、児童文学ミステリーとも考えられているようである。性的交際や禁止薬物使用の話も出てくるが、直接的な描写は抑えられている。
〇主人公ピップは、イギリスの小さな町リトル・キルトンのグラマースクール最上級生の、17歳女性。再婚した母、ナイジェリア人の陽気な義父、やんちゃな弟、犬の4人1匹で仲良く暮らしている。
一、概略
〇ネタバレにならない範囲で、あらすじを書くと、ピップは夏休みの自由研究(自由研究で得られる資格)のタイトルを「2012年、リトル・キルトンにおける行方不明者(アンディ・ベル)の捜索に関する研究」とし、内容を「アンディの事件で、メディア及びソーシャルメディアが警察の捜査においていかに重要な役割を果たすようになったか」「そして、サル・シンおよび彼が有罪と目される件についてのメディアの報道のあり方」として、担当教師の許可を得た。
〇事件は5年前に17歳のアンディが失踪し、恋人のサル・シンが容疑者とされたが、サルは自殺してしまった。失踪事件は、サルを犯人と仮定した「違法な殺人」として、捜査は終了していた。アンディの死体は発見されなかった。
ピップの情報取得方法は、専門家インタビュー、地元ジャーナリストインタビュー、新聞記事とされ、事件当事者の家族には連絡しないことが研究許可条件となっていた。
しかし、サルの無実を信じるピップは突き進む。サルの弟のラヴィが相棒役になってくれ・・。
二、私的感想
〇「高校生の自由研究としての捜査」という切り口がよく考えられていた。先例があるかどうかは知らない。
〇警察に法に基づき聴取記録の情報開示請求したり、SNSで実在の人物になり済まして、その友人とメールでやりとりしたり、警察の公聴会に出たりと、あの手この手の情報取得努力が楽しい。麻薬密売人の家を訪問したり、ついに、家宅侵入までしてしまい・・・。
〇知り合いの警官、新聞記者等から情報をもらうというずるい手を使っていないのが好ましい。真相究明はあくまでも自由研究、つまり、ピップの可能な範囲の情報取得と、論理的思考と行動によっている。
〇事件の構造はなかなか複雑で、ラストの二段捻りの真相到達は素晴らしい。アンディ失踪事件の経過の一部にちょっと現実味の薄い部分があるが、二段捻りにするためにやむを得なかったと思われる。
三、私的結論
〇大変面白い、高校生自由研究ミステリー。
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No.1:
(5pt)

高校生が失踪ミステリに挑む

主人公ピッパ(ピップ)は17歳の女子高生。夏休みの自由研究として “失踪事件の捜査とメディアの果たした役割” をテーマに挙げ、5年前に町で起きた女子高生殺人(失踪)事件の真相を探ることを計画する。
倫理的な問題があることから、あらかじめ担当教師からは「あなたはあっさり引き下がる生徒ではないが、デリケートすぎる事件なので、どちらの家族にも一切連絡をとらないように」とクギをさされる。しかしそんなことはなんのそのと、序盤から加害者側の家族に面談に行く。
自殺した加害者とされる少年を生前知っており「あれは冤罪」という信念をもって―。
とにかくこの少女は賢くて、すごい勇気と根気をもっている。途中からは心強く魅力的な協力者もつき、ぐんぐん調査を進めていく。イギリスの小さな町なので、住民には偏見、人種差別、いじめ、思い込み、こだわり、不寛容さなどがあり、警察はいいかげん、タウン誌記者も視野が狭いが、彼女はものおじしない。自由研究であることと表向きのテーマで相手を構えさせないようにし(時には偽装もして)インタビューすることで当時の情報を微細に収集し、丁寧にしっかり分析していくところは見事だ。
彼女を取り巻く家族や友人も魅力的で、そこも見せ場になっている。会話がユーモアとウィットに富んでいて明るく楽しい。
主人公たちがスマホのアプリやパソコンを駆使し活用しているところには、小説も新たな文明の利器の時代だとオバさん(私)は感心してしまった。
事件はなかなか難解複雑な人間関係が絡んでおり、予想もしなかったことがどんどん判明していく。犯人は想定内、と思っていたら、そう簡単には終わらない。
ラストはじーんときた。
全般に渡って不自然なできすぎ感をほとんど感じさせず(全くないとは言えないが)、こちらも素直に共感しつつ読み進めることができ、期待以上におもしろい内容だった。
解説によると、本作は作者にとってデビュー作とのこと。そして関連作が3作目まであるそうだ。
(余談だが、ラストシーンのセリフにあった「typewriter」の豆知識には感心し、思わずPCのキーボードを見てしまった)
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