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手/ヴァランダーの世界
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手/ヴァランダーの世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「刑事ヴァランダー」シリーズの拾遺という感じ。中編1つ(時間的には「苦悩する男」の前の事件)と、シリーズの事件、登場人物、場所などの索引的な一覧。 とても興味深かったのは著者がこのシリーズのそもそもの成り立ちを書いた文章で、拾い上げると 「帰国してすぐに私は、留守にしていた半年の間に人種差別が不気味に広まっていることに気づいた。」「数ヶ月後に、私はレイシズムについて書く決心をした。」「どのような物語にしようかと考えているうちに、犯罪小説が自然だろうということに行き着いた。単純に、私の考えでは人種差別は犯罪であるからだ。」 とある。いままでヴァランダー・シリーズには人種差別をはじめ種々の社会問題が取り上げられていて「この作家は社会的な意識が強いな」とは思っていたのだけれど、順番が逆で、社会問題が先で、ヴァランダーは後に生まれたのだ。もう一度、そういうことを踏まえてシリーズを読み返してみようかとも思う。 ひとつ残念なのは、索引的な一覧に「ヴァランダーが飲んだ酒」が紹介されていないこと。あんなに飲んで、しばしば酔っ払っているのに。 | ||||
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