花嫁殺し
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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スペインでベストセラーを記録した匿名女性作家のデビュー作。猟奇殺人事件の驚天動地の真相を描いた警察サスペンス・ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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頭に穴を開けられ蛆で殺害?模倣犯? 読んでいくとゾッとしたけど、読む手が止まらない。 読みやすく、ストーリーが二転三転して警察が翻弄される場面もあり。ただ、グロテスク表現は所々にあります。 内容は面白いですがグロテスク苦手な方は遠慮したほうがいいです。 三部作の一作目で残りの二作目三作目が待ち遠しいです。(個人的に) | ||||
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およそこれほどにおぞましい方法はないという手法による殺人事件をテーマとする、スペインの作家によるサスペンス。しかも被害者はロマ人(すなわちいわゆるジプシー)であり、定住したロマ人という、あまり馴染みのない社会もまた舞台となっていて、その意味でも希少な作品。物語としても真犯人は誰なのか、ということが捜査が進んでいくごとに二転三転し、まったく飽きるということがない。さらにまた、主人公の女性警部は過去に大きな傷を負っているのだが、物語の終わりでその傷が突拍子もない形で抉られることとなる。著者はすでに本書の続編を二冊書いているらしく、その翻訳が待ち遠しい傑作。固有名詞がことごとく耳慣れないスペイン語であることに慣れれば、後は一気に読み進められる。 | ||||
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女性主人公がエネルギッシュ。男性が同じことやったら絶対パワハラ・セクハラっていわれそう・・・。 犯人以上に話の結末のほうに驚愕して、映像化を意識した作品と思いました。 読み終わってすぐに、覆面作家カルメン・モラさんの文学賞受賞がニュースになっていました。 (正体がまさに予想通りで、そのほうが驚きました。) | ||||
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「よくもここまで」というほどのおぞましい猟奇的殺人。ただ死に至らしめるだけではなく「長い時間苦しませる」という点においてもあまりにも凄惨だ。 私はスペインについては大雑把な知識しかなかったのだが、本書を読んでいて随所に異国情緒を感じた。警察組織に属していてもマリファナ、飲酒運転、スリ、奔放なセックス等を堂々と行う。警官の目前でコカインを吸っても、それで逮捕されるわけでもない。ネット上で公然とはびこるアブノーマルなポルノや小児虐待の映像…。わが国でも皆無というわけではないが、異国風情に感心しながら読んだ。街や農村部の風景もよく描かれている。 中盤から後半にかけて進展が滞っている時には少し中だるみを感じたが、全般に渡って退屈しない。 犯人については早々にヒントが記載されているが、…ただ、そう単純には済まないひねりがあった。 警察特殊分析班(BAC)5人+臨時加入1人のチームメンバーは全員有能で、それぞれの個性がしっかり紹介されている。ただ、エレナ(リーダー)やチェスカの「~だよ」とかいう話し方には違和感があった。女性っぽさがないように邦訳したのだろうけど、わざわざそのような不自然な口語にしなくても問題なかったと思うのだが。 ラストまで驚愕の展開で、本作は3部作の1作目とのこと。続刊の日本での出版を心待ちにしています。 | ||||
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スペインのミステリが読めるとはいい時代になったなあと思う。 タイトルはアレだが中身が凄い。物語が二転三転し結末が予想できず、ラストは驚かされるし納得できる。 最初は読みにくく、世界観を掴むのに苦労したが、花嫁が殺されてからはもう止まらない。徹夜して読んでしまった。 日本のミステリは技巧に偏る傾向があるが、海外ミステリは物語や人物描写に格別な旨味がある。 好みもあるが、スペインの価値観・世界観を知ることができ、好奇心や探求心も掻き立てられる。 三部作らしく、謎がまだ残っている。読了した人は皆、続編を希望するのではないか。楽しみに待ちたい。 | ||||
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