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件 もの言う牛



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【この小説が収録されている参考書籍】
件 もの言う牛 (講談社文庫)

件 もの言う牛の評価: 3.36/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

先の展開が気になって、気になって、しかたない。

怖い、色々な種類の怖さが詰まってます。
それでいて、全くありえない、とも言い切れない現実感のある内容であり
どう話に決着がつくのか、先が気になって、気になって、ページを繰る手が止まらず
知らず知らずに、話に没頭してしまいました。
伏線や登場人物達を、思い出すのに、時々振り返る事が要ったので、一気読みか、読破の余勢をかって2周目再読が御薦めです。
サスペンス伝記サイエンスホラー怪異ミステリー秘密結社スリル冒険譚。とにかく手に汗を握ります。
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4065215552
No.5:
(5pt)

読む人を選ぶかもしれないが、良質なエンターテイメント作品

私は楽しく読みましたが、グロテスクな描写も多く、エンターテイメントとして割り切って偶然や無理やりなことを押し切って書いている面もあるので、好みに合わない人も少なからずいるか知れません。
しかし、同時期に読んだ高田大介氏の「まほり」と比べると、本書のほうが圧倒的に面白く読めました。「まほり」が冗長なわりにメリハリがなく退屈だったことに対して、本書は登場人物たちの逃避行、「件」や日本を裏面から操る教団の進める計画の探索など、いくつもの見せ場を盛り込みながら、一気呵成に読ませる力を本書は持っていると思います。
田中啓文氏は器用貧乏な面があるのか、なかなか代表作というものを上げにくいですが、本書も水準以上のエンターテイメント作品なので、読んでみてはいかがでしょうか。
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4065215552
No.4:
(4pt)

パニック小説としての壮大なスケールと、駄洒落の切れ味を買う。

件と言うホラー小説にピッタリな題材を、作者風に調理した作品で、後半の無駄に壮大なスケールで、人々のパニックを描いている。大量生産された「件」が暴走する展開は、想像以上に迫力を感じた。又、誰も書かないだろうから指摘しておくと、まさかの駄洒落の切れ味が抜群。読んでいて、思わず声が出そうになる衝撃で、さすが駄洒落小説の大家である。

  もっとも、ホラー小説としてはイマイチで、キャラの書き込みが不足してるためか、人がたくさん死んでるのに、あまり恐怖が伝わって来なかった。ヒロインである、ボウガン少女の行動が無鉄砲なのを初め、どのキャラにも共感出来ず。難を避けるどころか、自ら危地に飛び込んで、殺されてる人達ばかりと感じてしまった。

  パニック小説としての壮大なスケールと、駄洒落の切れ味を買って、4評価とする。良くも悪くも、この作家らしい作品であった。
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4065215552
No.3:
(4pt)

久しぶり一気読みしました

実在の地名や官僚の名前がもじった表現で話の中に登場するので、妙にリアルに感じられました。
謎がページをめくる手を進ませましたが、解決してしまうと何とも言えない気持ちでした。
個人的な感想としてはラストは少しがっかりでした。
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4065215552
No.2:
(4pt)

しばらくはステーキを食えなくなるほどのホラー

マスコミは言うに及ばず警察に圧力をかけたり、一国の首相人事も左右する力を有する「みさき教」と
は。犬や人間の臓物を喰らう牛、産まれて予言を告げた後にすぐに死んでしまうもの言う牛「件」の謎。

 岡山県に伝わる鬼伝説や一言主神社の由来を紐解きながら、未知のものに対する恐怖心をあおる著者の
筆力は流石である。そのホラー度は”仍如件”、430ページのボリュームも一気に読んでしまった。終盤ち
ょっと遊び過ぎたかな~?
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4065215552
No.1:
(4pt)

伝奇ホラーというよりは、伝奇ロマンというかんじかな。なにがロマンなのと言われても困りますが。

伝奇ホラーというよりは、伝奇ロマンというかんじかな。なにがロマンなのと言われても困りますが。
 実在の人物、地名等とは一切関係ありませんとことわっていますが、実在の地名などがばんばん出てくるので、関西在住の人間としては、それなりにこたえます。
 一応小説として破綻していないところが、よかったかな。
 ダジャレもあるでよ。
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4065215552

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