猿猴
- 伝奇小説 (33)
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なんだか、よくわからないストーリーだった。最後の方は結構無理あるかも・・・?でした。 | ||||
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某書店の大々的?な販促で「諸星大二郎が好きな」人にはお勧めとあったので、著者の予備知識もなかったけれど購入した。 というわけで「諸星大二郎」と聞くと反応してしまうファンの一人としては、やはりお気に入りの作家であった半村良や高橋克彦あたりの、史実ないまぜの「大嘘」を期待したわけであります。もしかして、蠱惑的な伝奇小説の書き手を見逃していたかもしれないからね。 結果としては・・残念というよりも、そもそも作り話を人に読ませるための構成力や想像力、”もしかしたら・・”と思わせる挿話のリアリティ、感情移入を誘う登場人物の造形、などなど・・あまりにも粗雑でお粗末な印象でした。 例えば半村良は「神統捨遺」を、諸星大二郎は「世界開始の科のお伝え」を史実とし思わせる圧倒的な創造性があったけれど、巻末に列記された参考文献が、実際に、この物語の信じ込ませるために。どれほど効果的に説明され、他の史実と体系化され、大きな『嘘』を作っていたかというと、はっきりいってスカスカでした。 脈略もなく出てくる秘密結社、為政者・独裁者とのつながりの希薄さ、UMAに地球空洞説といった、それこそ学研の某雑誌でくりかえされる検証もされていないようなエピソードの数々・・・ ないものをあると思わせる話の妙も、あるものが大きな『嘘』を形作るといった実証性もなく、なんとなく知ってるものを集めてみたけどとっちらかっただけの話に終わった気がします。 かなり厳しい言い方なのは、やっぱりもう一度、ワクワクドキドキするような「伝奇」物語を待ち望んでいるからでもありますが、この著者には期待できないかなと思いました。 しかしなんだね・・これを読んで、半村良のストーリーテリングの圧倒的力量を、あらためて思い返した次第です。 | ||||
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文庫書き下ろし。 聖徳太子、サル、偽書、発掘、雪山などを詰め込んだ伝奇小説である。グロテスクな描写が多く、ばんばんひとが死ぬ。まあ、いつもの田中調だ。いや、むしろ抑えめだったかも。 アイデアはおもしろいが、なんだか突き詰められなかったような気がする。前半で飛ばしすぎたわりには、結末が弱かったというか。 登場人物は誰一人として幸せにはなれないのだが、不思議な爽快感が残る。 | ||||
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「異形家の食卓 」「忘却の船に流れは光」「銀河帝国の弘法も筆の誤り」が大好きです。 作者のファンですが、断言します。 これはハズレです。 気に入らない部分は多々ありますが、一番酷いと思ったのはセリフの不自然さですね(次点は、無理やりすぎる展開です)。 たとえば 「これからどうする」 「とりあえずあたふたとここまで来たが、なんのあてがあるわけでもない。やつらの足取りを追うにしても、今のところ手がかりゼロだ。武漢空港に来たということは、湖北省のどこかに用があることにまちがいはなかろうが、ひとくちに湖北省といっても広いぞ。日本の面積の約半分だ」 「そんなに広いのか」 「ああ。人口も七千万近い。そんななかで、あいつらを見つけるのは、湖に落とした針を探すようなもんだ。ここ武漢は省都で名高い華中では最大の工業都市だし、文教都市としても知られとる」 こんな感じです。 このやり取りにむず痒さを感じないなら、もしかすると最後まで楽しく読めるかもしれません。この調子で最初から最後まで展開していきますから。 今作はやっつけ仕事なんでしょうか、せっかくの長編だと思って楽しみにしていたので残念でなりません。 | ||||
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作者は知らなかったけどタイトルが面白そうなので買ってみました。 読んでこれほどお粗末な小説は久しぶりでがっかりしました。 人物設定に無理があり、行動も理解できない。登場人物の心理描写も変な言葉使いで違和感があります。 主人公の女性の名前と古代の神の名前が、かぶるところは、別れた旦那の苗字の設定で作者は気づかないのでしょうか。 また、悪役らしき邪宗の教祖やそのしもべの難しい漢字の名前を小説とは言え主人公たちがすらすら言う違和感を感じないで文章にしているところが凄い。さらに古文書に書かれた葦原中国が、現代の中国というところは呆れて開いた口が塞がらないくらいです。 今後、この作者の著作は二度と読みません。 | ||||
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