(短編集)
宇宙探偵ノーグレイ
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宇宙探偵と言いながら、主人公の造形はよくある三流ハードボイルドの探偵役そのまま。 外宇宙の遠い惑星までも、人類が住める環境に開発されている、はるかな未来の物語のはずだが、絵に描いたようなダサいコート姿で登場する。 多額の借金を抱え、ヤバイ筋からの依頼を受けざるを得ず、引き受けなければ妻子がどんな目に遭わされるかわからない。 そうした意味からは、これはSFではなく、不条理な世界を舞台にした探偵小説であり、この作家にとっては毎度のことながらの変な小説である。 しかし、これも毎度のことながら、その変な事をやり通し、それなりに辻褄が合うようになっている作者の異能には感心させられる。 読む人を選ぶ小説だが、この作家のファンなら「今回も期待を裏切られなかった」と思うことだろう。 | ||||
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『名探偵は五度死ぬ』のコピー通り,どの篇でも彼を待つ結末は…となるわけですが, 次の篇になるとまた当たり前のように星へと降り立ち,それでもやはり…の繰り返しに, それぞれが独立した話かと思っていたら,「んん?」と一つの可能性を示唆する最後の篇. この多くが戸惑い,そして浮かべるであろう疑問と仮説に答え合わせはありませんが, そう考えれば納得がいき,思わず「フフッ」となる,驚きとは違う読後感が印象的です. また,どの篇もオチだけでなく,やり取りにもブラックでシニカルな雰囲気がありますが, どこかバカらしさもあり,なかなかクセは強いものの,こちらは「ニヤリ」とさせられます. 一方,怪獣や幽霊,タイムマシンまで,特殊環境下で展開されるミステリの部分は, 実は…と,最後に出てくる情報が多く,読む側が真相にたどり着くのは難しそうです. このほか,宇宙探偵とは,背景や設定など,細かいことにはほとんど触れられないため, 特に始まりの内は,シリーズ作を途中から読んでしまったような感覚がつきまといました. | ||||
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