警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子
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警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子の総合評価:
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2013-14年に出た『オニマル-異界犯罪捜査班』シリーズの続編である。 ただ、前シリーズとは異なり、実質的にベニー芳垣が主人公となっている。オニマルの活躍を期待していると、肩すかしを食らうかも。 「土俵の鬼」「人形は見ていた」の2話が収められている。ミステリ+伝奇で、いかにもな田中作品だ。 「土俵の鬼」のとんでもない事件がたのしい。 | ||||
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陰陽師の警部・ベニーと、陰陽師の敵である異形という素性を隠し刑事をしている、「鬼刑事」鬼丸三郎太のコンビが、怪奇事件の真相に迫る、新感覚警察エンタテインメント第1弾! とありますが、「第1弾」ではありません。「第4弾」です。1~3までを読んだ方はこいつらにまた会える喜びでページをめくる手が嬉しくて震えることでしょう。私もそうでした。 妖怪なんていない!と断言する陰陽師の相棒が「鬼」ってところが実に面白い設定であり、この二人と紅一点の婦警の活躍がとにかく楽しみですね。物語の進行上、事件は後8つしか残っていませんが、それらが繋がって最後の謎と敵との激闘に繋がっていくであろう展開が、今から期待二重丸です。 | ||||
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とても面白くて読み易く、3時間くらいで読了。ホラー文庫ではあるが、ホラー要素はほとんどなく、陰陽師と鬼と言う本来仇同士みたいなコンビが事件解決に乗り出す意外性がキモ。この2人のキャラが濃くて全編を通じて活躍するキャラミスであるが、何しろ「陰陽師」と「鬼」であるからオカルト風味のミステリーであり、マジメに推理なんてしようものなら肩透かしを食う。ナーンダ、と言うしょうもないのも多いが、次から次へと奇妙な謎が出て来て飽きずに読めるエンタメ作だ。特に立場的にもスペックも上で優秀だが、大マジメに空振りを繰り返すベニーが笑わせてくれる憎めないキャラ。実在した?「明智小五郎」が出て来たり、現実の政治ネタを風刺したり、作者のサービス精神に拍手。 | ||||
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本シリーズの前段にあたる「オニマル 異界犯罪捜査班」三部作は、あわよくば続編を・・・との含みを持たせて終わっていた。 予想通り続編が書かれたわけだが、本作に限っては、この著者にしては珍しくダジャレの要素が控えめで、意外にマトモな展開。 >大相撲巡業中の土俵の中から「溺死した死体」が発見されるという怪事件。ありえない殺人事件 がキチンと(?)解決される。 よくこんなことを思いつけるものだと、感心させられる。 ホラーではない。 昔の島田荘司の作品にはこんなユーモアミステリもあったなぁ、と思い出させる「奇妙な味」のミステリである。 | ||||
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このシリーズを初めて読んだが予想外に面白かった。 メインストーリーとしては相撲の土俵の中になぜか溺死した力士が埋まっていたという事件なのだが、それに河童の目撃情報と他の力士が河童に襲われたとするゴシップネタが絡む物語。事件解決後の後半は大阪に陰陽師としてお祓いに行ったりと警察とは思えない展開。 読む前は怪異に対し陰陽道で立ち向かう『孔雀王』的なものを想像していたのだが中身は全く違った。 主人公の芳垣警部は陰陽師であるのだがオカルトをなんでも信じているわけではなく、「河童なんてものはいない!」と言い張る。だが身近にいるもう一人の主人公である部下の鬼丸巡査部長が実はモノノケだと気づいていない微妙にポンコツな陰陽師。 本人はいたって真面目で陰陽道による捜査を科学捜査のようなものと考えており、占い等々を捜査に導入するよう上司に進言。だが上司は主人公たちを色物扱いで明らかに馬鹿にしている。 私が特に面白かったシーンは鬼丸にはバーテンダーをしている本物の河童の知り合いがおり、その河童が河童の蘊蓄と好物のキュウリについて熱く語る部分。 読んでるうちに推理要素やホラー要素などはどうでもよくなった。アホな内容にもかかわらず真面目で正直な主人公の痛々しさ。上司や他の刑事たちとの温度差。シュールな会話。 思わず笑ってしまう所が多々あるので電車やバスの中で読むのはお勧めしない。 | ||||
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