■スポンサードリンク
件 もの言う牛
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
件 もの言う牛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怖い、色々な種類の怖さが詰まってます。 それでいて、全くありえない、とも言い切れない現実感のある内容であり どう話に決着がつくのか、先が気になって、気になって、ページを繰る手が止まらず 知らず知らずに、話に没頭してしまいました。 伏線や登場人物達を、思い出すのに、時々振り返る事が要ったので、一気読みか、読破の余勢をかって2周目再読が御薦めです。 サスペンス伝記サイエンスホラー怪異ミステリー秘密結社スリル冒険譚。とにかく手に汗を握ります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は楽しく読みましたが、グロテスクな描写も多く、エンターテイメントとして割り切って偶然や無理やりなことを押し切って書いている面もあるので、好みに合わない人も少なからずいるか知れません。 しかし、同時期に読んだ高田大介氏の「まほり」と比べると、本書のほうが圧倒的に面白く読めました。「まほり」が冗長なわりにメリハリがなく退屈だったことに対して、本書は登場人物たちの逃避行、「件」や日本を裏面から操る教団の進める計画の探索など、いくつもの見せ場を盛り込みながら、一気呵成に読ませる力を本書は持っていると思います。 田中啓文氏は器用貧乏な面があるのか、なかなか代表作というものを上げにくいですが、本書も水準以上のエンターテイメント作品なので、読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
件と言うホラー小説にピッタリな題材を、作者風に調理した作品で、後半の無駄に壮大なスケールで、人々のパニックを描いている。大量生産された「件」が暴走する展開は、想像以上に迫力を感じた。又、誰も書かないだろうから指摘しておくと、まさかの駄洒落の切れ味が抜群。読んでいて、思わず声が出そうになる衝撃で、さすが駄洒落小説の大家である。 もっとも、ホラー小説としてはイマイチで、キャラの書き込みが不足してるためか、人がたくさん死んでるのに、あまり恐怖が伝わって来なかった。ヒロインである、ボウガン少女の行動が無鉄砲なのを初め、どのキャラにも共感出来ず。難を避けるどころか、自ら危地に飛び込んで、殺されてる人達ばかりと感じてしまった。 パニック小説としての壮大なスケールと、駄洒落の切れ味を買って、4評価とする。良くも悪くも、この作家らしい作品であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
”件”ということで期待大であったが、岡山県と葛城、そして東京を舞台の中心としており、 あの中山市朗先生の怪談でも語られた、尼崎~西宮一帯が全く登場しておらず本当にガッカリした。 ”件”自体の目撃談がこの一帯で語られることも多く、そこを絡めていないのは片手落ち、取材不足ではと思われる。 歴史の細かい考察がなされ、それらの推察から”件”に集約していく辺りのストーリーテリングは、スリリングで本当に面白いのだが、田中氏の著作ファンであるがゆえに、この一帯のエピソードが漏れているのは、”件”という怪異に興味を持ち、とある理由からこの一帯での目撃談に、親近感さえ持っている私としては無視されたようで、極めて残念だったと言わざるを得ない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
民俗学をちょこっと絡めた、SFチックな予言を喋る牛のお話。個人的な感想としては、今はSFとしてしか捉えられていないけれど、もしかしたら現実世界にもあり得るんじゃないか?という恐怖感は全くなかったです。 で、政治的な背景から喋る牛を巡って結構な人数の登場人物が死んでしまいますが、これまた特に怖い、という感じはしなかったですかね、、。というのも、基本、積極的にそこへは関わっていかないだろうなぁというところへ首を突っ込んでいった人たちの結果なので、少なくとも私には共感は出来ませんでした。 なので、読みやすい文章だし、魅力的なあらすじなんだとは思うのですが、先へ先へと読みたい欲が特に湧いてこず、少し読んでは眠気に勝てず寝てしまいの繰り返しで、なんと読み終えるのに一週間もかかってしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極堂や稗田礼二郎に見られる蘊蓄とハッタリの効いた渋い内容を期待したのですが痛い目を見ました。巨大権力の割にamamなセキュリティ、前世紀の米産アクション映画ばりに不死身で行動理念がハッキリしない主要人物像たち... 肝心なクダンについても、少しばかり古代史や民俗学に興味あるなら誰でも知ってそうな内容を並べただけ。正直、無駄をしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物の掘り下げがまるで無いため、読み進めても彼らに頑張れと言いたくなれないのが最も辛かった。 こういう印象を受ける作品はホラー映画などでよく見るけれど、基本的に登場人物が彼らの人格によって動いているのではなく、シナリオの都合でそう動いている。つまり、人格自体作り込まれていない人たちが、お話を動かすためにその場の雰囲気と都合でコロコロと行動を変えるから、この人たちどんな人なの?となってしまう現象。 感情移入もできずに戸惑いつつ読み進めるにつれ、核心に迫っていくわけですが、展開も文章も支離滅裂、雑になっていく。想像力を働かせろ。相手はすごく強そうだぞ。一人でなんとかなるわけ無いだろ。なぜ肩を撃たれて血を吐くのだ。 一番期待していた件に関する内容も、学問的に深く掘り下げ・考察した内容に少しの"嘘"を加えて「本当にありそうだ」というワクワク感を演出して欲しかったのだが、全体的に表層的な字面や雰囲気で様々な伝承を結びつけているようにしか見えず。ぽっと思いついたアナグラムを持ち出していかにも「真相にたどり着いたぞ!」な雰囲気出されても困る。…あとその思いつきはなんの役にも立っていない…せめてミステリなら… 気に入ったところが私には見つけられなかったため、読む本としては、率直に、おすすめできません。 でも映像化してみたらB級映画としていい感じになりそうだなとは思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実在の地名や官僚の名前がもじった表現で話の中に登場するので、妙にリアルに感じられました。 謎がページをめくる手を進ませましたが、解決してしまうと何とも言えない気持ちでした。 個人的な感想としてはラストは少しがっかりでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マスコミは言うに及ばず警察に圧力をかけたり、一国の首相人事も左右する力を有する「みさき教」と は。犬や人間の臓物を喰らう牛、産まれて予言を告げた後にすぐに死んでしまうもの言う牛「件」の謎。 岡山県に伝わる鬼伝説や一言主神社の由来を紐解きながら、未知のものに対する恐怖心をあおる著者の 筆力は流石である。そのホラー度は”仍如件”、430ページのボリュームも一気に読んでしまった。終盤ち ょっと遊び過ぎたかな~? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伝奇ホラーというよりは、伝奇ロマンというかんじかな。なにがロマンなのと言われても困りますが。 実在の人物、地名等とは一切関係ありませんとことわっていますが、実在の地名などがばんばん出てくるので、関西在住の人間としては、それなりにこたえます。 一応小説として破綻していないところが、よかったかな。 ダジャレもあるでよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怖かったですし、ストーリー設定も良かったです。が、若干膨らませ過ぎでは?と思いました | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!