敵手
評判
敵手の評価:
3.83/5点 レビュー 12件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21〜26 2/2ページ
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敵手の評価:
3.83/5点 レビュー 12件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
元花形ジョッキーがSid Halleyが主人公となるシリーズ第3作だ。このシリーズは単なるミステリー小説ではなく、第1、第2作共に左腕の負傷で引退を余儀なくされた元ジョッキーが、自由に動かない左腕に対するトラウマや、前妻のジェニーからの容赦ない仕打ち、そして更に加えられる肉体的な苦痛に対して、信じられないほどの精神力を発揮して冷静沈着に立ち向かう姿が描かれていた。
従って前2作とも決して明るい作品とは言えなかったが、第3作となる本書はタイトルがGriefとなっている通り、親友が犯した犯罪を暴くことからもたらされる悲嘆や苦しみが全編に亘って描かれており、何故この主人公はここまでの苦難に遭わねばならないのかと思うほどだ。
特に新聞から全人格を否定されるようなネガティブ・キャンペーンを浴びるのはかなり酷い。しかしそのような中で唯一の救いは、前妻の父親のチャールズや、今回新たに登城するアーチー・カークとの抑制の取れた男通しの交流だ。高い知性と鋭い観察眼を有する似た者通しが相手を認めて信頼をよせる様は羨ましくなる。
今回も事件は無事解決され、シッドの社会的な名誉も守られるのだが、彼に家庭的な幸せは訪れるのだろうか。終盤にそれを予感させるような部分も少しあるのだが。第4作もあるようなのでそれに期待したいところだ。